2年前の秋にFUJIFILM X10が発売された時、そのデザインを絶賛しておきながら、実際に入手することはなかったのですが、その同じXシリーズで去年の秋に発売されたXF1は当ブログのポストで話題にもしなかったのに、発売後およそ一年が経過して買い求めやすくなり、Nikon Coolpix P330と比較検討の結果、XF1を入手することになりました。
パッケージ(特に外箱)がJust MobileやAppleの製品と似たものを感じます。
こういう写真を撮影しておくと、下取りに出す時に何かと役に立ちます。梱包方法についてはApple製品ほどの拘りは感じられません。
バッテリーは専用の充電アダプター(BC-50B)を使用して充電します。USBケーブルで充電するタイプよりもこちらの方が使い勝手が良いと思います。
箱から取り出したカメラボディーをテーブルの上に置き、斜めから撮影するだけでアートになるシンプルデザイン。クラシックだけれどもモダンな感じもします。沈胴式Fujinonレンズは3つのステップで電源をオンにします。上の状態は電源オフの収納モード。このままiPhoneのようにポケットに入れることも不可能ではありません。
そしてこれが電源オフのスタンバイモード。ズームリングを少し左に回してからレンズを引き出した状態。首からぶら下げる時はこの状態で。
さらにズームリングを左に回すと電源オンで撮影可能モード。これで広角端の換算25mmの状態。起動時間は最短で0.55秒、オートフォーカスは最短0.16秒の高速レスポンス。この沈胴式のレンズはフィルム時代の愛機Rollei 35Tを思い出します。
光学機器メーカーとして定評があるFUJINONレンズは広角端でF1.8の明るさ。オールガラス6群7枚だそうです。
光学4倍(25mm~100mm)マニュアルズームレンズ。コンデジでマニュアルズームは珍しい。
液晶モニターは3.0型TFTカラー、約46万ドット(視野率約100%)の固定式。XF1専用のKenko液晶プロテクターが貼ってあります。(ヨドバシカメラの店員さんに無料で貼ってもらいました。)
モードダイヤルが埋め込み式になっている。モードダイヤル左の大きなボタンがシャッターボタン、小さなボタンはファンクションボタン。ストラップ取り付け部は一カ所のみ。
大きさの割にずしっと高級感のある重さを感じます。カメラの心臓部、センサーはコンデジとしては大きな2/3型EXR CMOSセンサーを搭載。有効画素数は約1200万画素。Nikon Coolpix P330やRicoh GR Digital IIIの1/1.7インチよりは大きく、Sony DSC-RX100で採用された1インチよりも小さいセンサー。高感度にもそこそこ強そうです。
購入先はマルチメディア京都ヨドバシカメラ。ポイントなしでちょっと値引きしてもらい、Kenkoの液晶プロテクターと合わせて合計¥28,800でした。最近、ヨドバシカメラではAmazonの最安価格とほぼ同じ価格にしてくれます。おまけにFINEPIX専用カメラケース(非売品)を貰いました。その時、どちらの色が良いか迷っていたら、二つとも差し上げますとのことでしたので貰ってきました。
記録方式としてRAW(RAF独自フォーマット)にも対応していますが、Apple ApertureやiPhotoではRAWは残念ながら未対応のようです。