AP Wireless Charger Station

先ずは神沢製の自由錐を使って、直径およそ100ミリの円をWRCの端材に刻みました。切り込み深さはおよそ4ミリ。その後、6ミリのストレートビットを装着したトリマー(RYOBI MTR-42)を使い、4ミリの深さで円全体を掘り下げました。WRCは柔らかい材なので、深さ4ミリなら一気に掘り下げることが可能。

自由錐を使った際に円の中心に穴が空きましたが気にしない。

切り出したWRC台座のサイズをさらに調整し、コロ付き45ºのビットを装着したトリマーで面取りしました。

AP製チャージャーはしばらく使っていなかったら表面が加水分解してベトベト。手元にあったジェル状の重曹を何度も塗ってクロスで拭き取ったらベトベトは8割ぐらいは消えました。残ったベトベトは#300ぐらいのサンディングペーパーで削り落としました。

亜麻仁油を側面と上部に塗布。このAP製ワイヤレスチャージャーは電源オンで下品な光を放ちます。充電中も目障りな光が色を変えながら点灯状態になり、これが嫌で使用を停止していました。

2年前にシンガポールのApple Storeで交換したiPhone 12 miniのバッテリー最大容量が85%になり、バッテリーの減り具合が速くなりました。このチャージャーはガレージ内ワークベンチの隅っこに常設しよう。

Ise Jingu Miyama Cedar — Part 8

昨日、手元にある未加工の御山杉一枚板、二枚をメルカリに出品しました。その説明文を書いている時にこの御山杉の原木についてさらに調査したら気になる新聞記事がWikipedia経由で見つかりました。

@大西製材所

原木を製材した伊賀市の大西製材所で、製材時期は2017年の台風21号の頃かと尋ねたらもっと前と言われていたので、いつ頃なのか気になっていました。神宮敷地内の杉が風倒木などにより、「神宮杉」から「御山杉」に名を変えて市場に出ることは滅多にないことです。原木を特定できないか、調べていてヒットしたのが下の新聞記事。

伊勢神宮「樹齢数百年」巨木倒れ、参拝停止
asahi.com 2009年10月8日10時55分

三重県伊勢市の伊勢神宮内宮と外宮は8日、倒木などの影響で参拝を停止し、職員らが撤去作業に追われた。

内宮の正殿近くでは、幹の直径約2.5メートル、高さ約50メートルもある杉の巨木が、台風の強い風で根元近くから折れ、参道をふさいだ。職員らは「樹齢200~300年はあるのではないか」といい、チェーンソーなどを使い、撤去していた。

また、20年に一度の式年遷宮に先駆けて架け替え工事が進められている新しい宇治橋には大きな被害はなかったため、工事関係者も安堵(あんど)の表情を浮かべていた。

内宮近くの月読宮と倭(やまと)姫宮も倒木などにより参拝ができなくなっている。

上の朝日新聞の記事によると内宮の正殿近くで倒れた巨木以外に月読宮と倭(やまと)姫宮でも倒木被害があり、複数の立木が倒れていることがわかります。

伊勢神宮の内宮参拝再開に安堵 外宮は10日にも可能
中日新聞2009年10月10日

台風18号の影響で、正宮前での参拝を停止していた伊勢市の伊勢神宮内宮。参拝を再開した9日、朝から参拝者でにぎわい、関係者は安堵(あんど)の表情を浮かべた。

内宮では8日、倒木やちぎれた枝葉が参道に散乱。正宮前付近の樹齢約800年のスギの巨木(高さ約40メートル、根元近くの直径約3メートル)が根元から折れ、参道をふさいだ。

安全性を考慮して正宮手前にある神楽殿からの遙拝(ようはい)にとどめていたが、撤去作業も進行。正宮隣の新御敷地前に設置した正月用の仮参道を通って参拝できるようにした。

内宮前のおかげ横丁関係者は「伊勢に来る人が神宮を参拝できるようになってよかった。ほっとしています」と喜んだ。

神宮司庁によると、同様に参拝を一部制限してきた外宮も10日には、正宮に参拝できる見込みだという。

朝日新聞と中日新聞の記事では倒れた杉の巨木に関する詳細が異なります。新聞記者が倒れた巨木の大きさや樹齢を自ら計測したわけではなく、撤去作業していた人から聞いた内容を記事にしているだろうから、同一の巨木である可能性が高いと思います。

「2017年のもっと前」が2009年10月のことであれば、2009年の台風18号による被害で風倒木した神宮杉である可能性が現実味を帯びてくる。

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Ise Jingu Miyama Cedar — Part 7

左:御山杉一枚板(B) 右:御山杉一枚板(A)

8月17日(日)、猛暑の中、ガレージ内に保管中の御山杉一枚板二枚をメルカリに出品するため、ガレージ外に出して写真撮影することにしました。幅およそ60〜70センチ、厚み6〜7センチ、長さが2メートルを超えているため、移動させるだけで一苦労。

重い御山杉一枚板の移動を守山市勝部でかき氷専門店を6月1日に開業されたK氏に手伝ってもらいました。DIYで施工された内装工事で出た廃材や端材を薪ストーブの燃料として譲り受けることになり、朝から搬入作業で一汗、流しています。

新材の端材は薪にするには勿体無い。

とりあえず、合板やベニヤ板は木製カーポートに一時保管。

細い角材はガレージの中で一時保管。

御山杉一枚板を天板に加工したテーブル

開店前の5月に御山杉一枚板のテーブル2点を納品しました。お店は食べログにも掲載されており、来店客が撮影した画像にテーブルが写っている。お店は並ばないと入れないほど繁盛しているそうです。

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Single-Flower Vase Made of Ise Jingu Miyama Cedar — Part 5

木工接着剤で一輪挿し本体と台座を固定した後、余分を別所太郎作工芸用両刃鋸(130ミリ)でカット。この小さな両刃鋸を入手して以来、小物製作時は毎回、使うようになりました。素早く切ることよりも正確に切ることを心がけています。

ちょっと切り過ぎて台座に傷が入りましたが、サンドペーパーを掛ければ傷は消えます。切り過ぎを防ぐには、最後に鑿を使うべきでした。

台座の底面を除く全面に亜麻仁油を塗布。

本体と台座を接合するこの部分が唯一無二の特徴になりました。

目が詰まった年輪と冬目の油の出方はやはり御山杉ならではのもの。

「御山杉」の刻印がなくても見る人が見ればわかる。

御山杉の本体とクリの台座を用いたこの一輪挿しはメルカリに出品予定です。

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Single-Flower Vase Made of Ise Jingu Miyama Cedar — Part 4

一輪挿し本体を台座に取り付ける前に、材の樹種を示す「御山杉」と製作年を記す”MG 2025″を本体底面に水性サインペンで書き記しました。木工接着剤で固定するので、製品完成後は破壊しない限り見ることはありません。目に見える位置に「御山杉」の刻印はしたくはなかったという、モノマニアックな拘りです。

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Single-Flower Vase Made of Ise Jingu Miyama Cedar — Part 3

御山杉の端材を使って製作中の一輪挿しの欠点二点を隠すために台座を取り付けることにしました。大幅なデザイン変更になりますが、同じやるならこの変更したデザインをユニークで特徴的なものにしよう。

台座として使用するのはクリの端材。クリ以外に台座の材として桜や欅、御山杉を考えました。欅は硬過ぎて加工に難ありで、御山杉よりも木目が際立つかもしれないので却下。御山杉はちょっと勿体無い気がしました。桜は平面出しをした材がなく、これから平面出しをするとなるとちょっと面倒。それよりも平面が出ているクリの端材を使おうということになりました。

6ミリのストレートビットをトリマーに装着し、深さ7ミリの溝を台座となるクリの板に彫りました。

同じサイズの溝を一輪挿し本体の底面に彫りました。やはり杉は柔らかいので、容易に彫れますが、端部が潰れる恐れがあるので慎重に。

台座に彫った溝にウリンの端材を入れて木工接着剤で固定中。

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iOS 26.0 Public Beta 3 (23A5318f)

本日、iOS 26.0 Public Beta 3 (23A5318f)がApple Beta Software Program参加者に公開されたので、iPhone 12 miniにインストールしました。

  • PB 2以降、動きがカクカクする。PB 3で酷くなったので、ダウングレードしてiOS 18に戻すべきかもしれない。
  • バッテリーの減りが激しかったのが直っている。

Single-Flower Vase Made of Ise Jingu Miyama Cedar — Part 2

試験管の口径に合わせて穴を空けたつもりなのですが、ビットの径が大きくてガサガサに。以前はテープを試験管に巻いて調整していましたが、テープだとかなり分厚く巻かなければならないので別の方法を考えました。鉋で削った際に出る分厚目の鉋屑を木工接着剤で穴の内側に貼る方法です。

うまく行きました。サンドペーパーで内側表面を整えた後に、着色しました。御山杉特有の詰まった年輪が内側に見えるよう、鉋屑は少し、下に貼りました。ピンセット必須。

穴の口径はうまく調整できましたが、もう一つの失敗が底面にあります。この小さな穴はドリルの先端を貫通させてしまってできたものです。これでは満足できる製品にはならないので、何とかして穴は隠さなければなりません。

底面の欠点は穴だけではなく、短い割れが数カ所にあります。この欠点を同時に隠しながら完成させるには大幅なデザイン変更が必要です。台座に載せて固定するとか。

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Single-Flower Vase Made of Ise Jingu Miyama Cedar — Part 1

貴重な推定樹齢480年の御山杉端材を使って、一輪挿しを製作します。完成した一輪挿しはそれなりの値を付けて販売する予定です。先ずは卓上スライド丸鋸を用いて大まかな大きさで切断しました。煙が出るのは冬目の油のせいだろうか?杉は柔らかい木なので、切断時にお焦げができてもサンドペーパーで容易に落とすことができます。

自作のテーブルソーでサイズを微調整しました。端材を加工すればさらに小さな端材が出ますが、希少性が極めて高い貴重な木なので、小さな端材も取っておきます。

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Kaya (Japanese Torreya) — Part 4

池田市久安寺に隣接する手打ちうどんとそばの店、「かやの木」を訪問。今日は蒸し暑いけれど比較的、涼しいと感じる気候だったので、久しぶりにカレーうどんを注文しました。昔ながらの関西和風のカレーうどん。最近は三代目が調理されているようですが、味は変わらずに安定している。

支払いを済ませた後、来店の目的でもあった、榧の木で製作した一輪挿しを置いて来ました。

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Biwako Great Fireworks 2025 — Part 4

土砂降りの雨の中、三脚固定のiPhone 12 miniで、対岸の湖岸緑地公園山田-2から撮影した映像をYouTubeにアップロードしました。およそ2分の動画です。すでに旬は過ぎておりますが、来年以降の撮影時に参考になるかもしれません。

今回はiMovie編集時に選択したクリップをクロップ(切り取り)して拡大しました。動画をクロップして拡大するのは初めて。

反省点を以下にまとめておきます。

  • 出発時は晴れていても夕立や局地的豪雨の恐れがあるので、雨具は持参すべき。
  • 場所取りをする大きなブルーシートの側は避けるべき。
  • 徒歩での移動が多い場合は、車輪が付いたキャリーバッグなどを用意すべき。
  • 打ち上げ地点の確認ができるよう、双眼鏡を持参すべき。

今年、長等山テラスから撮影された方のブログサイトにリンクを張っておきます。

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Biwako Great Fireworks 2025 — Part 1に戻る。

Ise Jingu Miyama Cedar — Part 6

ネット検索してヒットした御山杉の画像が非常に気になっていました。この画像は彦根にある馬場銘木(有限会社馬場木材)で撮影されたもの。長さ4メートルの一枚板が1,000,000円で販売されていました。

直径は軽く1メートルを超えていそうです。御神木の上に乗ってチェンソーで縦挽きされている貴重な画像。

こちらで製材されたようです。上の画像3点は馬場銘木のサイトからダウンロードしました。製材時期は10年ぐらい前で、一枚板が7、8枚は取れたそうです。伊賀の大西製材所で製材した御山杉はもっと前と言われていたので、別の御山杉かもしれません。

同じ県内にある銘木販売店(兼製材所)なので、これは実際に出かけてみて御山杉のことについて情報収集せねばということで、馬場銘木を初訪問しました。創業時から建材よりも銘木を中心に取り扱われていたそうで、亡父の取引先ではなかったようです。

ランチを済ませた後で良かった。馬場銘木で2時間半ほど大きな倉庫を見て回ることになります。

正にここで製材したようです。

榧の端材が多数あります。古い碁盤が榧であることに確証を得ました。

端材の箱売りコーナー。

高級な玄能や、鑿、鉋台などに使われる赤樫。大津祭の車輪も赤樫。

実家にあった衝立の樹種が判明しました。全く同じような杢で強烈な香りも同じ。楠で間違いありません。多分、瘤の部分を切り取ったものです。

当時は何の木か分からず、単にバール(瘤)材であると記しました。このコーヒーテーブル、不評だったので、屋根裏部屋でナイトテーブルとして使っています。

8月9日と8月30日、31日は銘木の端材が30%オフのスーパーサマーセール中。

長さ4メートル、153ミリ角の御山杉を同行者が見つけました。一枚板が先に売れて、同じ原木から取れたこの角材が売れ残っていたそうです。

購入した人はどうやら業者の方で、切り刻んで小物に加工して販売するようです。

価格は42万円!

二代目と思われる方と御山杉のことについて色々とお話しさせていただきました。

この辺りの端材はすべて御山杉。同じ原木から取れたものだと思われます。

記念に赤樫と紫檀、パオロサの端材を入手しました。気になる気乾比重を調べると赤樫が0.87、紫檀0.82〜1.09、パオロサ0.82。堅木は黒檀よりも紫檀が好みです。赤樫は虫食いの跡があります。

事務所で支払いを済ませました。そこに御山杉を球状に加工したものが飾ってありました。

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