Anhydrous Ethanol and Dusper®

Anhydrous Ethanol

カメラレンズやフィルターのクリーニング液として無水エタノールが適していると、カメラの師匠から聞き、京都駅前のドラッグストアで買ってきました。健栄製薬株式会社が製造した製品のラベルには「エタノール99.5 vol%以上を含有する、無色透明の液である。」と書かれています。500mLで¥1,000と少しでした。店員の方にエタノールはどこにあるのか尋ねると、最初、消毒液売場に案内されました。そこには置いていなくて無水エタノールは奥まった所にありました。

Dusper®

ついでにマルチメディア京都でクリーニングペーパーもまとめ買い。”dusper”の登録商標があるニコンのシルボン紙、2束セット。「レーヨン短糸を紙と同様の製法でシート状にし、クレープ加工を施したもので、表面が柔らかく拭き取りの良いクリーニングペーパー」とのことです。FUJIFILMのレンズクリーニングペーパーと比べると、繊維が柔らかく、無水エタノールを繊維の隙間に一旦保持するので、余分なエタノールがレンズ表面に移らず、速乾性が増すと思います。速乾性が増すと言うことは拭きムラが残りにくいことを意味します。

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手先が器用な師匠に即席に竹製割り箸から作ってもらったへら。このへらにクリーニングペーパーを巻いて、無水エタノールを一滴、ペーパーに付け、中心部から円を描くようにしてレンズを拭きます。一度使ったクリーニングペーパーは再利用せずに捨てることが肝要とか。(勿体ないと思うのなら眼鏡のレンズを拭いておけば良いです。)大口径レンズの場合はもっと大きなへらを用意した方がクリーニングしやすくなるそうです。

マルチメディア京都ではクリーニングペーパーと同じ売場に堀内カラー(HCL)のレンズクリーナーが売っていましたが、300mLで3,000円近くもします。成分は異なるのでしょうけれど、薬局で入手できる無水エタノールの方がずっとお得なので、しばらくダスパーと無水エタノールの組み合わせでレンズをクリーニングしようと考えています。

8 thoughts on “Anhydrous Ethanol and Dusper®

  1. これは良いですね!
    今のクリーニング液が無くなれば使ってみようと思います。
    OM-Dですが、来週大阪のOLYMPUSプラザに持ち込んでみようと思います。

    1. この組み合わせでローパスフィルターのクリーニングをする人もいるそうです。詳しくない人はメーカーのサービスステーションに持って行った方が無難です。来週ならPEN E-P5が展示されているかもしれません。

  2. 筆者 様

     初めて聞きました、無水エタノールが献ずクリーナーに適しているとは・・。実は、私、レンズはメガネ拭きで(細かい繊維が突起しているモノ)でしか拭いた事がなく、クリーニング液がある事も知りませんでした。昔、カメラ屋さんに「レンズを拭くのはなでる程度で、レンズ上の埃を払う気持ちで拭くだけで良い。余りこすると細かい傷が入るのでレンズに良くない」と教わってから、ずっとクロスでの軽いから拭きをしていました(笑)。

     あ、話が違いまして恐縮ですが、iPhone5はいOSが5月3日からD/Load出来る様になっていたのですね。私知りませんでしたので、今日D/Loadしてアップデートを完了させました。サウンド関連のシステムのUpdateだそうです。

    Jim,

    1. 普通の使い方をしていてレンズに気を遣う人ならレンズはそれほど汚れないと思います。私のようにレンズに付いた夜露をその場でクロスで拭き取ったり、モータースポーツ観戦、撮影時に汗が付着したりするような場合は、頻繁にレンズのクリーニングが必要になります。

      汗や指紋などのオイリーな汚れの場合は、界面活性剤入りの一般的なレンズクリーニング液できれいにしてからその拭きムラを無水エタノールで取るのが最適かと思います。

      1. 筆者 様

         あ!成る程。そうですね、夜露に濡れたり雨が掛かったりするとそうなりますね。完全にその状況での使用は私の頭の中にありませんでした(笑)。それにしても、今回のこの記事内容と筆者様の具体的なクリーニングしなければならない状況は「勉強」になりました。ありがとうございました。

        Jim,

  3. レンズ拭き取りには「キムワイプ」もおすすめです。恐らく専門マニアック商品よりも硬い紙かもしれませんが、一応ムービーの撮影現場で使っていましたから・・・・機会があればお試しください

    1. wakatake 様

       キムワイプ、懐かしいですね。キムワイプは存じております。これの同類でキムタオルと言うのがありますが、これは精密機械切削加工や研削加工でお使用しており、測定時にはキムワイプも、アルコールを使用しての精密部品の測定表面清掃に使用しておりました(随分と昔の話ですが)。そうですか、これがレンズ清掃に使用出来るとは気付きませんでした。海外に居りますので、現地での入手は困難とは思いますが、日本に帰った折りに、一度、何処で購入出来るか調べてみたいと思います。多分「S」サイズなら、持って帰れる様な気がしますので(笑)。

       情報ありがとうございました。

      Jim,

    2. お久しぶりです。キムワイプ、調べてみたらAmazonで売っています。200枚入りが1箱151円と送料よりも安いです。精密機器など光学製品以外にも気軽に使えるようですので今度、入手して使ってみます。

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