Firewood Collection 2025 — Part 35

伐倒師匠と共に雑木林に入るのは先週金曜以来です。午前中の作業を終えた時点で一枚、写真を撮っておきました。敷地の内側から伐倒していますが、手前に見えるのは葉が付いた小枝。この敷地に生える木で最も多いのは常緑のシラカシ。

お昼の休憩の後、午後3時頃まで伐倒伐採作業を続けました。去年、一昨年と比べると下爺(伐倒師匠)の体力が急激に衰えたというか、普通の人の体力になったように思います。このペースなら私は問題なく着いていけるのでちょうど良い感じ。河川敷で作業していたこれまでのように伐倒した太くて重い木を土手上に引き揚げる必要もないし、重労働はほとんどないに等しい。一つ、面倒と思うのは常緑樹が多いので、葉が付いた状態の木を扱わなければならないことです。

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Toji Garakuta Flea Market — Part 11

いつものようにminority318さん宅に車を停めさせていただき、今年最後の東寺ガラクタ市に出かけました。今回はパイプレンチと南京鉋を探す具体的な目的がありました。

同行者が選んだこのコーヒーカップはソーサーとスプーン付きで500円でした。

このカップも500円均一テーブルから。

蝶番はサイズに関わらず1点100円。ステンレス製の小ぶりなものを2個購入。扉に取り付ける蝶番なので、少なくともセットで2個必要。

いつものおじさんの店で状態が良さそうな鑿2点と、

カレンダー、気温、湿度の表示が可能な液晶電波時計を持って、価格を聞いたら、鑿2点と合計して僅か500円。状態が良い銘入りの鑿は他店で買えば、一本2,000円ぐらいが相場です。

一輪挿しで使う長めの試験管4本は合計200円也。

帰り間際に勝手に名付けた又吉さんの露店で予期せずに南京鉋を見つけました。近くにいた詳しそうなお客さんが言うには鉋台が真っ直ぐに削ってあるということでした。千円ぐらいは言ってくるのと違うかと言われていました。

今回の目的であった南京鉋が又吉さんの店で見つかるとは!

新品で買えば1万円はしそうな代物です。詳しそうなお客さんが言っていた通り、言い値は一千円でしたが、削ってあるなと言ったらお釣りの200円を用意してくれました。

今回の戦利品。合計2,700円也。「早苗効果」の影響か、中国本土からやって来たと思われる外国人観光客は減ったような気がしました。

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Firewood Collection 2025 — Part 34

当地に引っ越して来た24年近く前から親しくしているご近所さんに玉切りされた広葉樹(コナラ等)をいただきました。庭木を伐採したものだそうで、薪割りができない状況ということでした。

後部座席を倒したSuzuki HUSTLERの荷台一杯半ぐらいの量があり、大津市が毎年2月に試験的に薪として配布している一人分の量と大体同じ。

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Firewood Collection 2025 — Part 33

火曜日に地鎮祭もどきのような儀式を実施し、翌日の水曜日はお休み、昨日の木曜日は初雪で積雪があったために中止、本日の午前中、今季初となる伐倒伐採作業を伐倒師匠と共に行いました。

今季の伐倒伐採場所は伐倒師匠及び木工師匠自宅のすぐ近くで、広い道路に面しています。Apple Mapsの双眼鏡画面に写っていたのでスクリーンキャプチャーしました。盛り土をしたような土地に見えますが、実際は20年以上前に山を切り開いて掘り下げて道路を通したようです。この辺りのことは土木の現場監督をしていた伐倒師匠が詳しい。

今日は隣地との境界をわかりやすくするために細めの木を十数本、伐倒しました。この土地に生えている木のほとんどが細めのシイと樫。共にどんぐりがなる常緑樹なので、葉がついた状態で伐倒しなければなりません。太いコナラと松が何本か生えている程度で、杉はないようです。

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Making A Small Bench — Part 3

枘穴の位置を墨入れしました。こちらは裏側。

こちらは表側ですが、長辺方向が長過ぎました。木工師匠によるとこれでは楔が二枚必要になるかもしれません。

師匠が言う通り、長辺方向の隙間が多過ぎます。

枘穴を二方向に斜めに彫るのは容易なことではありません。

この部分は平面になっていなかったので、片側を少し彫って平面を出しました。このままでは一本だけ脚の長さが2、3ミリ短くなるので、他の三本を最も短くなるこの脚の長さに合わせて切断しました。

4本の脚を座面に貫通させました。

枘は10ミリほど突き出ています。楔を打ち込んで脚が動かなかったらこの状態のデザインが良いのですが、師匠によると、幕板(桟)はやはり必要とのことです。しかも、枘組みすべきとか。どんどん難易度が上がります。

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Firewood Collection 2025 — Part 32

河川敷での伐倒伐採作業が終了し、今季の薪集めは伐倒師匠宅のすぐ近くで行うことになりました。本人は信心深くはないと言ってますが、今日は地鎮祭のような儀式を実行しました。春の伐倒作業で大きな失敗を経験しているので、神をまつり、作業の無事を祈るこのような儀式が必要と考えておられるのでしょう。

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Making A Small Bench — Part 2

許容誤差1ミリ未満の家具などを製作する際には老眼鏡ではなく、普段はパソコン用として使っている近々レンズの眼鏡が必要になりました。遠近レンズでは手元近くのものが少しぼやけていて、こんなもんかなと切断すると精度が1ミリを超えることがあります。

ベンチの脚部は二方向に傾斜を持たせた仕様にすることにしたので、複合切断が可能な日立卓上スライド丸鋸(C 8FB2)が必須となります。2ºの傾斜では傾いているかどうかわかりにくく、5ºでは傾きすぎなので、傾斜角度は3ºにしました。

この目盛を読むにも近々レンズがあった方が良い。

横方向に長いベンチなので、長辺側は傾斜がなくても良いと木工師匠が言われていました。その助言を聞いたのは脚部の加工を終えてからです。次回があれば傾斜は短辺側だけにしよう。二方向に傾斜を持たせると、製作難易度と手間が全く違ってきます。

枘も複合切断により、二方向に傾斜を持たせた切り込みを入れる必要があります。当然ながら枘穴も二方向で斜めに彫らなければなりません。

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Making A Small Bench — Part 1

義父母宅の玄関に置く小さなベンチを製作することになりました。デザインはこんな感じ。義母が阪急百貨店で撮影したこのベンチ、価格は3万5千円ほどだそうです。樹種はナラのように思います。

早速、大きく反った桜の無垢一枚板の平面出し作業に取り掛かりました。トリマーを使った平面出し専用治具で少しずつ削る作業に半日ほど要しました。作業場と化したガレージ内は桜の香りが充満中。

裏も表も両面の平面出し作業を終えると、座面となる板の厚みがおよそ20ミリになりました。

脚部の材も同じ無垢の桜。角材4本の一辺はおよそ26ミリで、貫通枘採用で座面高が420ミリになるよう、長めに切断しました。阪急百貨店で売られているベンチの脚は真っ直ぐ直立しているように見えますが、それでは面白くないので、二方向に斜めの脚にしよう。

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Making A Cupboard — Part 22

全体に建築用荏油を塗布して、3面が磨りガラスで囲まれた食器棚がほぼ完成しました。

手元にあった紫檀の端材を加工して把手にしました。似合いそうにないマグネットキャッチは使用せずに、天板との接触面に薄板を貼って、勝手に扉が開かないように調整しました。

Cat ISONによる検品も終わりました。まだ食器は入れていません。

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Flea Market at Adogawa Toju-No-Sato Roadside Station — Part 16

11月第4日曜は安曇川藤樹の里道の駅で開催されるがらくた市へ。意外なことにこまそうさんによると、売り上げは豊国神社よりもこちらの安曇川道の駅の方が多いそうです。安曇川での固定客が増えたのでしょう。

最近は珍しい古道具に目が留まるようになりました。私が手にしている鑿は英語の銘が入っていて、柄の部分に修理痕があります。柄の部分に割れがあったので、1センチほど短くして、釘を打ったそうです。

同行者は骨董の器を数点、入手しました。

左は刃渡が3ミリぐらいの細い追い入れ鑿。溝切りした後の微調整に使えそうです。

鑿に刻まれた銘、MARPLES & SONSを調べました。個人が運営すると思われるサイトによると正式メーカー名はWilliam Marples and Sons, Ltd.であり、EnglandのSheffieldで200年以上も前に創業した工具メーカーだそうです。

メーカー名の刻印以外にトレードマークとCAST STEEL(鋳鋼)の文字が判別できます。一般的にはCAST IRON(鋳鉄)製だと思うのですが、Wikipediaで調べると、「鋳鋼とは鋼の一種で、鋳造によって製品を製造するのだが、鋳造において一般的な鉄(鋳鉄)ではなく、「鋼」にあたる鉄系材料を用い、鋳鉄と比較して鋼としての特徴を持つ」とあります。

“MARPLES & SONS Chisel”で検索すると、eBayのサイトがヒットしました。私はこまそうさんから1,000円で入手しましたが、eBayではヴィンテージ品としてセット品がどれも1万円以上の価格で売買されているようです。