Firewood Collection 2024 — Part 17

腰痛が治ったと思い、浄化槽上に仮置きした細めの幹と長めの枝を切断していたら腰痛が再発しました。それでも卓上スライド丸鋸を使って薪切断作業を続けていると、今度は左手の小指を怪我する事態に。

18年ぐらい前に義父から譲り受けたこの日立卓上スライド丸鋸(C 8FB2)は、最近では木工作業で毎日のように使っており、薪にする細めの幹や小枝の切断にも活躍しています。これまでに天然木を切断していて幾度か左手に怪我をした経験があり、天然木の切断時は慎重になっています。

今回は一度で切断できないほど口径が太い(多分、90ミリぐらい)の幹を、向きを変えて切断しようとしたところ、幹が跳ねて左手小指がフェンスに取り付けたバイスと幹の間に挟まれ、小指の第一関節の辺りを強打する事態になりました。革製手袋を着用していたので、皮膚は保護されており、出血はないものの、内出血している様子がわかるほど。骨がどうなっているのかはわかりませんが、そんなに痛くはなかったので、マスキングテープでテーピングして、作業を続けました。

さらに慎重に切断作業を続けていると、同様の事態がもう一度、起こりました。二回目も同じ左手の小指を強打。冷や汗は出るし、長年使い慣れたはずの卓上スライド丸鋸が凶器に見える。天然木を切断する際は、古い刃を使うようにしているのが丸太や枝が跳ねる原因かと思い、比較的新しい刃に交換しました。それでも木は跳ねる。

今後の対策を考えました。太めの天然木はチェンソーで、細い枝は鋸で切断しよう。平面がないのでバイスで固定できない天然木の切断には卓上スライド丸鋸は使用すべきではないという結論に達しました。

細めの丸太をチェンソーで安全且つ効率的に切断するにはやはり、こういうのが必要になりそうなので、画像を参考にしながら製作する予定です。

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Firewood Collection 2024 — Part 16

予定通りに本日、河川敷で伐倒伐採した立木を自宅に持ち帰りました。伐倒師匠と家具製作師匠は一足早く、昨日から運搬作業を始めたそうです。軽トラを借りて効率よく運搬するのは今日が初めて。私が伐倒伐採した木は、お借りした軽トラを自宅まで4往復(キャタピラー式の運搬車は土手上から軽トラ駐車位置まで8往復)して午前中に運搬作業が終了しました。Suzuki HUSTELRで運搬していれば、6〜8往復は必要だったでしょう。

伐倒師匠はこれまでに軽トラを所有したことがないそうですが、荷台に積んだロープの縛り方を熟知している。荷台の後方部分に横に積んだ小枝の束が落下しないよう、ロープは斜めにクロスさせて縛っている。

薪割りが必要な太めの幹は、木製カーポート内の薪置き場に。

長さが40センチの倍数に現場で切断済みの薪割り不要な枝は、プロパンガスのボンベ交換時に通れる通路を確保した上で、木製カーポート西側の現在は使用していない浄化槽上に積み上げました。

束にした小枝は道路を挟んだお向かいさん別荘宅敷地内に一時的に置かせてもらいました。

私が伐倒伐採した分を持ち帰った時点で昼休みとなり、午後から家具製作師匠が伐倒伐採した分を運搬するお手伝いを始めてすぐに腰痛!その後、腰を使う作業ができなくなり、二人の師匠に迷惑をかけてしまうことになりました。「ちょうど自分の分が終わった絶妙なタイミングでうまいこと、腰痛になったな!」と伐倒師匠にお褒めいただきました。仰せのとおりです。

今回の腰痛は突然やってくるぎっくり腰ではなく、じわじわと症状が現れる腰痛なので、腰に湿布を貼って冷やせばすぐに治りそうです。前回は不覚にも発症後、直後に温泉に行って腰を温めてしまい、激痛になって兄の鍼治療が必要になりました。炎症が起こっているのだから患部は冷やさないといけないのに温めると逆効果になります。

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Another Firewood Shelf

山から持ち帰る薪をできるだけ多く、自宅敷地内に保管できるよう、新たに薪棚を製作します。フレームは2×4の廃材と単管パイプを使用した完全オリジナル仕様。

単管パイプを通すにはAstro Products製44ミリのバイメタルホールソーを装着した震動ドリルで貫通させた穴がちょうどのサイズでした。

長さ2メートルの単管パイプを4本使用。2×4の柱は1×4材の端材を使ってビス留め。柱の底が直接地面に接しないよう、コンクリートブロックの上に柱を載せました。

屋根は厚み10ミリの板ガラス。柱は勾配3ºとなるように斜めにカットしてあります。柱を垂直に立てるには筋交が必要となりました。

薪を置くと安定しました。

2x4材と単管パイプ、板ガラスを用いた薪棚製作作業の難易度:5段階で2

Felling A Slanted Oak (Kashi)

素人には手に負えない、縦方向に大きく裂けた樫をご近所さん敷地内で伐倒のプロが伐倒するという情報を聞き、現場に立ち会わせていただくことになりました。こんな機会は滅多にないので、動画撮影して記録として残しておくことにしました。

ご近所さんの離れとお隣の別荘宅の境界近くに大きく傾いた樫は立っています。伐倒プロの話によると、樫は縦に裂けやすい木だそうです。常緑広葉樹なので、強風や積雪による荷重に弱いことが裂けやすい原因の一つではないかと推測します。この傾いた樫の幹は地面から2メートルぐらいの高さから5メートルぐらいの高さまで裂けており、樹冠の先端部が隣の立木に当たって辛うじて倒れていないという状況です。

樹冠部分にロープをかける伐倒プロ。

危険な立木を伐倒する際に使われるチルホールが準備されている。

チルホールの操作を担当するのはMさん。

思いもしなかった方法で裂けて傾いた樫を伐倒し、根元に近い方から接地させて徐々に幹を太い方から切断されました。

これが樫の葉。大きくて光沢がある鋸葉が特徴。

Firewood Collection 2024 — Part 15

今年の大津市廃棄物減量推進課が実施する伐採木配布事業は昨年に引き続き、応募多数の場合は抽選方式となり、運良く今年も当選して参加することができました。我々に指定された配布時間は午前11:15〜11:30の15分間。

太めの株や長めの幹はこの辺りに残っていました。

所定の時間内に後部座席を倒したSuzuki HUSTLERの荷台に効率よくこれだけの伐採木を積み込むことができました。直前に狙っていた太めの株は松だったようです。だから残っていたのでしょう。

帰路の途中に立ち寄った輝良里(きらり)で昼食。本格熟成うどんのお店ですが、うどんよりも天ぷらが美味しい。効率的に「しが割」が使えるよう、追加でちくわの天ぷらも注文。

持ち帰った伐採木はすべて桜や楠などの広葉樹。今回、気づいたことは長さ1メートルほどの幹なら荷台に積み重ねることができるHUSTLERは意外と積載能力があるということ。軽トラの場合、落下防止のコンパネなどで荷台に壁を作らない限り、積み重ねることができないので、製材していない不規則な形状の伐採木はそんなに載せられないはず。

卓上スライド丸鋸で切断できそうな太さの材はガレージに。

チェンソーで切断すべき、太めの材は自宅敷地の西側に。

この楠と思われる材は長さがおよそ100センチ。以前なら取り敢えず、二等分していましたが、そうすれば10センチの端材が二本できます。今では薪ストーブに入る長さ40センチの薪を二本と10センチの端材、一本になるように切断するようにしています。

この太さの材はチェンソーで玉切りしてから、斧で薪割りします。

薪割り不要な材を薪棚に積み上げました。これだけの量の薪をHUSTLERの荷台に載せて帰ったことになります。薪割りすべき太めの材は、木製カーポート屋根下に仮置きしたので、まだ一段ぐらいはあります。

玉切りした時期を記録しておかないと、いつのものかわからなくなります。

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Firewood Collection 2024 — Part 14

伐倒師匠の指示に従い、現場から持ち帰る細い枝を運搬車に載せやすいようにロープで束ねます。

習得したばかりのもやい結びが役立ちます。

後は運搬車に載せて、土手上の通路を登り、車に載せ換えて自宅に持ち帰るだけ。今季の山での作業も終盤となりました。伐倒師匠は河川敷での伐倒伐採作業の最も効率的な全手順と長年の経験で培われた技を家具製作師匠と私に伝授しようとされているように思えてなりません。私より一回り年上の伐倒師匠は二、三年前から来年が最後と繰り返し言っていますが、来年こそ本当に最後にするつもりなのかもしれません。

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Firewood Collection 2024 — Part 13

昨日に引き続き、今日も土手上に引き揚げた幹と枝を所定の長さに切断します。

卓上スライド丸鋸で一回で切断できない太さ(直径85ミリ以上)の幹は現場で玉切りすることにしました。従って、自宅では基本的にチェンソーを使わないことになります。

40センチの長さに揃えた太めの幹。

伐倒師匠から連絡がありました。自宅に持ち帰る細い枝は、運搬車に効率よく載せられるよう、ロープで縛って束にしておけとのこと。

輪っかを先端に作った短いロープが不足するので、追加で5本ほど用意する必要があります。

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Firewood Collection 2024 — Part 12

私が伐倒伐採した堰堤区間の下流側は、河川敷から土手上にすべて引き揚げたので、綺麗になっています。立木が残る上流側の作業は来季を予定しています。

後方に見える小枝を短く切って束にして、奥の方に分散します。

同じ作業を続けると飽きてくるし、身体の同じところを連続して使うと疲れるので、太めの幹をチェンソーで玉切りする作業も並行して行いました。

当初の計画では持ち運び可能な太さの幹は、自宅に持ち帰ってから玉切りしようとしていましたが、予定を変更して、卓上スライド丸鋸で切断できない太さのものはすべて現場で玉切りすることにしました。

今日はこのぐらいで。

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Firewood Collection 2024 — Part 11

河川敷の伐倒伐採作業を続行します。この日も3名が揃ったので、河川敷に仮置きした枝や幹をすべて土手上に引き揚げました。今年はチェンブロックや手動ウィンチは使わず、ロープとカムラー、シャックルのみで、伐倒伐採したすべての樹木を土手上に引き揚げることができました。

次の過程は土手上に引き揚げた枝や幹を太さに応じて現場で適切な長さに玉切りする作業です。それと現場に置いて行く細い小枝は束にしたものを分散する作業が少し残っています。

左利きの家具製作師匠がチェンソーを扱う様子。調べると、右利き用のチェンソーは存在しないそうです。したがって、左利きの人もチェンソーを扱う際は右利きの人と同じ持ち方をするのが一般的だそうです。家具製作師匠は持ち方が逆(アクセルハンドルを左手で持っている)になっていて使いにくそう。左右どちらも使える私は、右手でアクセルハンドルを持ちます。

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Firewood Collection 2024 — Part 10

昨日に引き続き、今日も河川敷での作業を続行します。今日は河川敷に仮置きした太めの枝や幹を滑車を使って土手上に引き揚げます。

家具製作師匠と私は土手上からロープを引っ張る重労働、病み上がりの伐倒師匠は太めの枝や幹をロープで束ねる比較的楽な作業を担当。午前も午後も3人で作業を実施したので、伐倒伐採した河川敷の立木は8割ほど土手上に引き揚げることができました。

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Firewood Collection 2024 — Part 9

macOS Sonoma Beta 14.4 (23E5180j)、 Safari Version 17.4(19618.1.11.11.3)で日本語入力時(具体的には漢字変換しようとしてスペースバーで候補を選択しようとする時)にSafariが予期せず終了する致命的不具合があるので、WordPress.com appを使用してポストを投稿します。

伐倒師匠が現場作業に復帰された本日、家具製作師匠と共に、河川敷で伐倒伐採した立木を土手上に引き揚げる作業を3名で実施しました。

私は土手上のさらに高い位置に陣取り、伐倒師匠と家具製作師匠が束ねた小枝をロープを使って引き揚げます。

引き揚げた小枝は、伐倒師匠が見つけたこの大きな窪みにばら撒きます。直径5メートルはあるこの窪みは伐倒師匠によると、自然にできたものではなく、人工的なものだろうとのことです。恐らく第二次世界大戦の戦中若しくは戦前に練習用の爆弾が戦闘機から投下された際にできたものではないかと伐倒師匠は考えています。確かに不自然な窪みではありますが、似たような窪みは釣行時に山中で見かけることもあり、そうした窪みがすべて人工的なものなのかはよくわかりません。

窪みの近くでは絵画作品のような写真が撮れます。

作業に復帰した伐倒師匠が我々にロープワーク(もやい結び)を伝授してくれました。以前は「見て覚えろ」が基本で、ここまで丁寧に指導してくれることはなかったように思います。動画の最後の方では、滑車を吊るしたロープを立木に縛る方法も指導。しかし、私が撮影した動画を一時停止しながら習得しようとしても今ひとつわかりにくい。

もやい結びについては、YouTubeで検索して見つけた「下・下・下・上」で覚えるこちらの方の解説動画が非常にわかりやすいのでリンクを張っておきます。

Safariの致命的不具合が解消されるまで、一時的に使っているWordPress.com app、この専用appの方がブラウザーのSafariよりも使いやすいかもしれません。

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Firewood Collection 2024 — Part 8

先日、メルカリで購入したカムラーを作業現場で試しました。

太めの幹を土手上に引き揚げました。長い方のロープはもっと太い方が楽です。

雨が降ったり止んだりの天候なので、この数本をカムラーと2本のロープを使った仕組みで高低差3メートルを引き揚げて、今日は30分ほどで作業終了。土手上に放り投げることは不可能な重さでもロープを使えば楽々と引き揚げることができました。

体調不良だった伐倒師匠は明日から作業に復帰するそうです。私が伐倒伐採した堰堤区間は、半日もあれば土手上にすべて引き揚げることができそうです。

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Firewood Collection 2024 — Part 7

今日も単独での作業となりました。土手上の道を下ると、雪の重みで根元付近から倒れたカエデが道を塞いでいました。小型クローラ運搬車が通れるように倒れたカエデを剪定用鋸とチェンソーを使い、伐採しました。

高低差が3メートルほどある土手上に放り投げることが可能な枝を一日がかりで一本ずつ、土手上にアンダースローで放り下げました。少なくとも数百回も腕を酷使すると、右膝の内側など、普段はあまり使わない変なところが痛くなる。

土手上に放り投げた枝。

まだ雪が融けずに残っているので、作業用手袋が濡れてびしょびしょ。

土手上に放り投げた枝は運搬車に載せやすいように、綺麗に積み上げました。長さも40センチの倍数で揃えてあります。

私が伐倒伐採した堰堤区間で比較的細い枝はほぼすべて土手上に引き揚げたことになります。残った太い枝や幹を土手上に引き揚げるにはロープとカムラーが必要になりそうです。

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Heavy Snow

3日前から断続的に降った大雪による積雪は、湖西よりも湖東の方が多かったようで、当地での積雪は30センチ程度。

上の画像はちょうど一年前の積雪被害で薪ストーブの煙突が倒れた様子。この時の積雪は50センチはあったと記憶しています。

去年の春に新調した煙突は、振れ防止ブラケットと自作の雪割が機能しているように見えます。積雪が50センチを超えるような場合はどうなるかわかりませんが、もし倒れそうな状況になれば、ドーマー屋根に雪止を取り付けようと考えています。

Firewood Collection 2024 — Part 6

伐倒師匠と家具製作師匠が伐倒伐採する堰堤区間の小枝を土手上に引き揚げる作業を手伝いました。

この堰堤区間にあった小枝は3時間ほどの作業で、ほぼすべて土手上に引き揚げることができました。河川敷で小枝を束ねる作業を家具製作師匠が行い、私は土手上に小枝の束を引き揚げる作業を担当しました。

小枝を束ねて土手上に引き揚げる作業に必要なものは、二人の体力以外に細くて短いロープ数本と太くて長いロープが一本、そしてこの特殊工具。

細くて短いロープは小枝を束ねるのに使い、太くて長いロープ(13メートル)はシャックルを経由してこの特殊工具に繋がっている。シャックルを使うのは恐らく、太くて長いロープを別の工具に連結させるためだろう。

上の画像のようにレバーを操作して滑り止めの歯が付いている、開いた溝部分に細い方のロープを入れて挟むことにより、径の異なる二本のロープを結ぶ必要がないという、優れ物。この特殊工具は伐倒師匠に借りたものですが、工具収集癖がある私は何としても手に入れたいと思い、複数の大型ホームセンターや特殊工具を取り扱う金物屋などで尋ねましたが、見つからない。そもそも工具の名称がわからず、画像もなかったので、探しようがない。

作業現場で画像を撮影し、画像検索したら見つかりました。NGK(永木精機)製SDカムラーという商品がヒットしました。Amazonでの販売価格は15,215円也。商品名は「カムラー」のようです。

特殊工具だから高価なことは理解できますが、私には手が出ない。調べると、この工具は電設工事などでワイヤーを挟んで固定し、ワイヤーを引っ張る張線器として使用するらしい。河川敷で束ねた小枝をロープを使って3メートルほど土手上に引き揚げるという本来の用途とは異なる使い方をしているので、説明しても見つからなかったのでしょう。いずれにしてもこのような特殊工具は個人が所有するものではなく、会社や個人事業主が所有するものではないかと思います。

さらに調べると仕様が同等の類似品が安価で販売されているのがわかりました。命綱を挟むわけではないので安価な輸入品でも良いだろう。

これ、シャックルと言うそうです。

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