Tri VP-MINI 88 Mark II

私は真空管アンプを音が出るヒーターのように使用しているので(半分冗談)、真空管アンプに火入れするのはちょうど暖房器具の準備を始める今頃の季節。春に寄付のつもりで購入したSongs for Japanに収められた曲をこのアンプで聴くのは初めてです。これまでは車の中や星を見ている時に聴いていました。改めて収録曲を調べると、本当に良い曲ばかりで何度聴いても飽きることがありません。Imagine (John Lennon)、Walk On (U2)、Shelter from the Storm (Bob Dylan)、Miles Away (Madonna)、Sunrise (Norah Jones)などは特にSteve Jobsの選曲ではないのかと思います。震災後、いち早くSteve Jobs自らがアーティストに声をかけて、Songs for Japanの趣旨を説明し、楽曲を提供してもらったのではないかと想像します。(伝記にはその辺りの事情は書いてありません。)

Tri VP-MINI 88 Mark II

友人に手伝ってもらいながらハーフビルドしたこの真空管アンプはトライオードのVP-Mini 88 Mark II、真空管はKT88を使用しています。製作したのは確か長野オリンピックの頃。1998年2月だったと記憶しています。柔らかな音色なので、Songs for Japan収録曲の中ではNorah JonesのSunriseが最もこのアンプに合っていると思います。

ミュージックプレイヤーと化したiPhone 3Gをドックに立てて、オーディオケーブルを繋げてみました。最初に繋いだケーブルは断線していたようで、ケーブルを別のものに交換すると音質と音量が改善されました。スピーカーはFOSTEXのバックロードホーン(これも自分で組み立てたキット)を使っています。

Red Bull Energy for Japan Charity T-Shirts

Red Bull Energy for Japan - Motomachi

一週間前にWebで注文しておいたRed Bull Energy for JapanチャリティーTシャツが代引きで届きました。横浜元町で多くの人が長蛇の列に並んで寄付していたあのTシャツです。

Red Bull Energy for Japan - Motomachi

一枚¥2,500以上ですが、シャツの品質から察すると大半が寄付金だと思います。

Red Bull Energy for Japan - Motomachi

F1フリークには、こちらの付属ステッカーの方が価値があるように思います。

Save Japan Official Charity T-Shirt

こちらはRed Bullのシャツではなく、レーシングドライバーの脇阪寿一氏のメッセージが書かれた、Save JapanオフィシャルTシャツ。

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元町のABC-Martで3枚、購入しました。このシャツは販売価格1,000円、全収益金がSave Japanを通じて日本赤十字社より被災地の方々に届けられるそうです。

A Trip to Gotemba and Yokohama

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横浜元町で開催されるイベント、Red Bull Energy for Japan – Motomachiに行ってみようということで、土曜の午前1時前に自宅を出発。終了間近の高速道路休日上限¥1,000の料金制度を活用すべく、名神、東名高速道路を利用。途中で何度か仮眠と休憩を繰り返し、御殿場ICに到着したのは午前9時すぎ。Ricoh GR Digital IIIで撮影した上の写真、富士山が小さく写っています。

Gotemba Premium Outlets

最初の経由地は本場アメリカのチェルシー系ファクトリーアウトレットである御殿場プレミアム・アウトレット。遠くに見える観覧車がこのアウトレットモールのランドマーク。アメリカのファクトリーアウトレットでもこんなに巨大な敷地にある施設は珍しいと思います。店舗数210で国内最大規模、世界でも二番目に大きいとか。

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買い物を終えて駐車場に戻ると午後3時前。御殿場ICに戻り、東名を横浜方向へと向かっていればそんなに疲れることなく一時間ほどで宿泊先に到着していたはずですが、箱根を経由することにしたのが判断ミスでした。

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箱根からの下りが大渋滞、海岸沿いの小田原、平塚、茅ヶ崎、藤沢も渋滞。新横浜のホテルに到着したのは午後8時頃。クラッチ操作とギアシフトの繰り返しで体力を消耗しました。

Red Bull Energy for Japan - Motomachi

翌日は早起きしてできるだけ朝早く、元町に着くはずでしたが、石川町で電車を降りると駅員さんがこんな看板を持って出遅れた人を待っていました。私はすでに諦め(いつもの開き直り)モード突入。

Red Bull Energy for Japan - Motomachi

レッドブルのマシンが日本で初めて公道をデモ走行する元町商店街の一本、隣の筋をやむを得ず進むことにしました。人混みが極度に苦手な私はさらに離れて、坂道の途中にあるマンションの階段を上り、踊り場から眺めることにしました。

Red Bull Energy for Japan - Motomachi

下から見るとこんな感じ。この時、私はマンションの上から甲高いエンジン音と共に低速で通過するマシンの一部を確認しました。

Red Bull Energy for Japan - Motomachi

この石畳の狭い道をToro RossoのSébastien Buemiが一往復しました。(予定では二往復)前日、幕張で行われたデモ走行でスタントマンのようなイベントスタッフ?が崖を駆け下りて来て、低速で走行中のマシンをなぜか飛び越えようとして接触事故を起こしています。頭上を飛び越されたスイス人ドライバーはさぞかし、驚いたことでしょう。スタントマン?は軽傷ですんだそうですが、この珍しい事故は翌日のスケジュールが変更になった原因の一つになったのかもしれません。

Red Bull Energy for Japan - Motomachi

デモ走行終了後、Red Bull Energy for JapanのTシャツを一枚¥2,500以上で購入(寄付)しようと並ぶ人。人の列は数百メートルは続いていたと思います。この日に用意されたシャツは3千枚。

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マシンが展示されることもなく、いつの間にかどこかに行ってしまったようなので、最近、購入したNikon AF-S VR Zoom-Nikkor  70-300mm f/4.5-5.6G IF-EDでのF1マシンの撮影は早々と諦めて、Tokinaの超広角レンズに交換し、中華街の方へと向かいました。

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目的地は中華街の外れにある慶福楼。ここで早目のランチをとろうと、超広角レンズで中華街の街並を撮影しながら歩いていると、見れなかったRed Bull Racingのショーカーが、突然目の前に現れました。

Red Bull Racing Showcar on its way to Shinjuku

11,000人の観客はいません。周囲にいたのはたまたま近くを歩いていた数人だけ。私は最もトラックに近い位置にいました。

Yokohama China Town

こんな写真を撮っている時に門の下にトラックに載せられたRed Bullのショーカーがやって来たのです。

Red Bull Racing Showcar on its way to Shinjuku

前田橋の信号でF1マシンを載せたトラックが目の前で停車。上の写真は換算24mmの超広角レンズで撮影しています。手を伸ばせばマシンに触れることもできるほど近い距離。ショーカーは2011年の仕様のようです。INFINITYのスポンサーロゴにPIRELLIのタイヤ。

Red Bull Racing Showcar on its way to Shinjuku

一歩、下がって興奮気味の他のF1好きの人が写真撮影している様子を一枚。

Red Bull Racing Showcar on its way to Shinjuku

スクーターの人も交差点の真ん中で記念撮影。F1マシンを載せたトラックは首都高の方に向かいました。

Shin Yokohama Prince Hotel

この後、電車で新横浜の宿泊先ホテル駐車場に戻り、横浜町田ICから東名に入り、豊田JCTから伊勢湾岸自動車道、新名神経由で帰宅。

BREE Japan Charity Bag

BREEマニアとしてはこれは買っておかないと… 日本とドイツで同時販売、東日本大震災に対する義援金として売上を日本赤十字社に寄付するそうです。BREEが企画したSongs for Japanという感じでしょうか。

BREE Japan Charity Bag

サイズW34 x H40 x D0.5cm、素材はコットン。BREEのタブはヌメ革。北山にある京都店で購入。

iPhone Tracker

iPhoneやiPad Wi-Fi+3Gがユーザーの移動状況を記録しているそうで、iOS機器を母艦と同期する度に/Users/<your user name>/Library/Application Support/MobileSync/Backups/に新しいフォルダが作成されて、移動歴が保存されるとか。私の場合はどうなっているのか調べてみると、Backupの下に3つのフォルダがあり、それぞれのフォルダの中にアルファベットと数字を羅列したファイルがたくさんありました。3つのフォルダはこのiMacを母艦にしているiPhone 3GとiPad Wi-Fi、そしてiPhone 4用のフォルダです。それぞれのフォルダに含まれる、info.plistをテキストエディターで開くとiOS機器の名称がわかります。

オープンソースのiPhone Trackerは、このデータを地図上に表現するアプリケーションだそうです。iPhone Trackerをダウンロードしてアプリケーションを立ち上げると、世界地図が現れ、私がiPhone 4と共にこれまでに訪れた地点が時系列で赤や黒のドットで表示されました。訪問していない地点も表示されますが、これは位置情報の取得をGPSではなく、最寄りの3G携帯電話電波塔の位置を元に三角法で行っているためだそうです。(三角測量の方が精度が低いものの電力消費が少なくて済む。)上の画像にある大きな黒いドットは鈴鹿サーキットがある辺り。確かに去年、iPhone 4を携えて何度も通いました。

iPhone Trackerの開発者が、このようなデータが母艦に蓄積されているのを見つけたきっかけは、位置データ視覚化プロジェクト(たとえば、日本の放射線レベルを示す地図)に参加したことであり、移動歴データの視覚化について検討している時に、偶然、このファイルを見つけたそうです。放射線レベルを示す地図は、ヨーロッパのF1関係者の方には見せない方が良いかもしれません。日本グランプリ中止とか言い出しそうで…

Appleが何を目的にこのようなデータを記録して母艦にファイルを保存させているのか不明ですが、Appleも含めて第三者にデータが送信されることはないようです。

Flight To Singapore Cancelled

シンガポール航空西日本地区営業部から突然のメールが…
「お詫び」シンガポール航空より、予約便運行キャンセルのお知らせという内容でした。関西国際空港発シンガポール行きの予約していた便が「東日本大地震の影響によりこの度急遽運航中止となりました」とのことです。関空発の便はこの春から毎日二便運航とのことでしたが、深夜便の一部が削除されて月曜、木曜、金曜の週に3日だけ二便になったそうです。地震とどういう関係があるのか、説明が不透明でしたが(採算が合わなくなった?)予約していた往路深夜便(SQ615)が運行キャンセルとなったので、同じ水曜日の昼前出発の便(SQ619)に変更となりました。昼前出発の便はスイートディールが設定されていないので深夜便と比べて割高ですが、予約便変更による追加料金やキャンセル料金は発生しないとのこと。復路に変更はありません。

翌日木曜の昼前出発に変更することも可能でしたが、シンガポール滞在時間が半日減ることになります。もともと水曜は仕事を休むつもりだったので、水曜深夜発から水曜昼前発に変更することにしたという次第です。結果、水曜は機内泊ではなく、現地ホテルでの宿泊となります。水曜なら宿泊先ホテルは選びやすいので、また楽しみが一つ増えたと思うようにします。ホテル一泊分の出費は増えますが、何か得をしたような…

地震と津波、原発事故の後、外国人出国者数が増え、入国者数が激減していること、そして原発事故の国際評価尺度レベル7に引き上げられたことと飛行機の運航便数を減らしたことは何か関係がありそうに思います。

SONGS FOR JAPAN—A Very Apple Way of Giving A Helping Hand

As an English speaking fanatic user of Apple and Macintosh products in the land of the rising sun, I feel very grateful for all your thoughtfulness and compassion expressed through intentional or unintentional participation in the “Songs for Japan” relief effort. The album is currently the Number 1 top selling album in 18 iTunes Stores in the world.

寄付をするつもりは毛頭ありませんが、好みの曲が何曲か含まれていたので、¥1,500で38曲をダウンロードしました。アメリカでは税抜き$9.99なので、日本のiTunes Storeから購入すればなぜか割高ですが。

購入する人も、復興を支援するアーティストも、これを企画したAppleも、すべての人が何か良いことをしている気持ちにさせる、素晴らしい企画だと思います。赤十字社に直接寄付するよりも、私はこのような形で間接的に結果として支援することになる企画の方が好みです。1曲目がJohn LennonのImagineから察すると、この企画はSteve Jobsの発案でしょうか。

現在、UKとDenmark、Finland、Greeceを除き、18カ国のiTunes StoreのTop 10 Albumsで”Songs for Japan”が堂々1位です。

Apple、レーベル各社、アーティストが受け取る収益金はすべて日本赤十字社へ寄付されるそうです。

Don't give up, Japan! Don't give up, Tohoku!

Jarno Trulli

メルボルンで開幕したFormula One 2011シーズンで、それぞれのチームがマシンやヘルメットに日本を応援するメッセージを掲載していました。中でもTeam Lotusのイタリア人ドライバー、Jarno Trulliのヘルメットは最も際立っていたと思います。ヘルメットの一部ではなく、ヘルメット全体が日の丸と日本列島ですから。McLarenのJenson Buttonも漢字で書かれたメッセージを記した特別仕様のヘルメットを着用していました。FerrariのFelipe Massaを追いかけるシーンで何度も漢字のメッセージがオンボードカメラで撮影した映像に映っていました。

2週間遅れのF1開幕戦をフジテレビNEXTで、初めてハイビジョンで観戦しました。金曜の練習走行P1とP2、土曜のP3は生中継、予選は録画、そして日曜の決勝を生中継で観戦。音声はホームシアターのアンプをオン。特に予選と決勝はたいへん、迫力がありました。現地観戦でもピットの様子などは関係者でもない限り、間近で観ることはできないので、鮮明な映像は感動的です。

MapFan for iPhone

INCREMENT P CORPORATIONがオフライン地図、ナビゲーションアプリケーション、MapFan for iPhone(¥2,300)をiTunes Storeで期間限定(2011年3月18日〜2011年3月31日)で無償配布されています。「災害時における通信不通の際に、帰宅支援および地図確認などでお役立てください。」とのことです。私が住む地域は被災地、計画停電地域ではありませんが、常時、iPhone 4を3Gデータ通信不通に設定しているので、試用させてもらおうと思い、1.49GBのMapFan for iPhoneをダウンロードしました。

3Gデータ通信遮断時でもナビゲーションが可能かどうか、試してみました。結果、リルートはできないけれど目的地までナビゲーション可能でした。出発前に自宅ガレージでiPhoneのGPSとWi-Fiを使って、出発地点とキーワード検索で目的地を探し出し、ルートを設定。車専用のカーナビとは異なり、徒歩/自転車を指定することもできるので、自転車で通行可能なルートも設定可能。

音声案内がわかり易く、これなら道に迷うこともないと思います。交差点は700m、300mと、間もなく(100mぐらい)の案内があります。3Gデータ通信不通時はリルート不可ということだったので、途中で意図的にルートを外れてみました。「ルートから外れました。リルートを行います」の案内後、確かに現在地追尾機能だけが働き、案内は終了したかのようでした。再び、出発時に設定したルートに戻ると、「ルートに復帰しました」の案内があり、少々驚きました。後は、目的地まで確実に案内がありました。

UIがわかり易く、地点検索時の入力も簡単です。(車で使っているSonyのカーナビは未だにカタカナ入力のやり方がわかりません。)アドレスブックから即座に目的地を選ぶこともできます。地図の向きは二本指で回転させれば進行方向を上にすることも可能。現在地ボタンを何回かタップすると、地図の自動スクロールとヘディングアップ(進行方向が上)で案内するようです。iPadにも対応していますが、二倍表示で文字が若干、読み辛くなります。

無償で提供されているINCREMENT P CORPORATIONに感謝します。

4月1日追記:「ルート探索等のオンライン機能については、ご購入後最低1年間はご利用いただけます。」とのことで、カーナビとして使用する場合は、来年、たぶん有料で更新しなければならないようです。

Super Moon

月が明日、18年ぶりに地球に最接近(Perigee)するそうです。最も遠い位置にある時(Apogee)と比べて14%も大きく、30%明るく見えるそうです。自然災害と関連づける人もいますが、NASAによれば、何の因果関係もないので心配することはないとのことです。繰り返し、心配無用と言われると、かえって心配になります。

満月の3月20日、Super Moonの大潮だから潮位が通常よりも高くなると思われるので、地震で地盤沈下した沿岸部は注意が必要です。

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(3月20日追記)19日、月の出を狙いましたが、東の地平線周辺には雲が広がっていてスーパームーンの撮影に失敗。通常の満月よりも大きく見えたかと言うと、そう言われればそんな気がする程度でしょうか。大きさよりも普段より明るいことには気付きました。

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換算450mmでリサイズしたのが上の写真。月が明る過ぎて露出オーバーだったので、補正しています。

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ついでに換算600mmでリサイズしたものをもう一枚。こちらは同じレンズですがボディーを変えています。(Olympus PEN E-P1)

Fukushima Daiichi Satellite Images

福島第一原子力発電所の様子がFlickr®で公開されています。衛星写真はDigitalGlobe©が提供。上の画像はDigitalGlobe-Imageryのphotostreamにリンクを張っています。MOX(Mixed Oxide)燃料を使用するプルサーマル方式の3号機周辺から水蒸気と思われる白煙が上がっているのを確認することができます。別の写真でよく見ると2号機建物側面からも白煙が出ています。

Rolling Blackouts

I have copied the above message from the top page of the Apple Japanese website.

The Japanese government and TEPCO (Tokyo Electric Power Company) are planning to conduct rolling blackouts in the Kanto region starting this morning. This blog site is on a value-domain.com server, which is physically  located in Tokyo and Osaka, but this site is expected to have no effect caused by the temporary power outage.

For detailed information on the rolling blackouts and current status of the nuclear power plants in Fukushima Pref., go to TEPCO.

(17:00) TEPCO made an announcement late last evening that they would conduct rolling blackouts in the Kanto region (Tokyo, Gunma, Tochigi, Ibaraki, Saitama, Chiba, Kanagawa, Yamanashi, and the eastern half of Shizuoka), which was divided into a total of five groups, but they didn’t conduct rolling blackouts this morning as the electricity demand was lower than expected. However, they seem to be planning to carry out temporary power outages in the selected region (Group 5 and Group 2) this evening as the electricity demand increases.

2011 Motor Sport Fan Thanks Day Event Cancelled

鈴鹿サーキットで今週末、開催される予定であった「2011モータースポーツファン感謝デー」が中止になったようです。東北地方太平洋沖地震の被害状況を鑑み、中止としたとのことです。私は、明日、このイベントに参加しようと計画していましたが、計画変更します。

McLaren-MercedesのF1ドライバー、Jenson Buttonも地震で被災した人に対し、Twitterでメッセージを送っています。

Devastating news from Tokyo and Sendai in Japan. My thoughts go out to everyone effected.. Try and be strong and pull together..