Aug 202012
 
Star Trail 081912

天体写真を趣味にする人は誰もがいつかは撮る星の軌跡を記録した写真。デジタルに移行してから私にとっては記念すべき初めての一枚です。この種の写真は天文少年だった頃にAsahi Pentaxのフィルムカメラで撮り飽きてしまい、星がぐるぐる弧を描くだけでつまらない写真だと決めつけていました。と言うのは自分を納得させるための口実であり、実際はデジタルカメラの時代になり、長時間の露光は熱ノイズの原因となるので、一回のシャッターリリースで数分程度しか露光できず、撮影したくてもできない状況でした。また、短時間露光させた複数の画像ファイルを合成するMac用のソフトウェアも手元になかったのです。

Mac OSで容易に利用できるフリーの天体写真用合成ソフトウェアは存在しないと思い込んでいたら、ありました。二つも。一つはApertureのプラグインとしても使用できるonOne SoftwareのPerfect Layers 2。もう一つはマルチプラットフォームで動くStarStaxという個人が製作された星の軌跡を画像にすることを主な目的としたソフトウェア。前者(Perfect Layers 2)は星の写真を加工することを主目的としたものではなく、動作が重いのが欠点のようであり、出来上がった合成画像ファイルはAdobe Photoshopの拡張子(.psd)が付きます。後者(StarStax)はUIが非常にシンプルでわかりやすく、動作が軽快なので、試行錯誤しながら簡単に使い方を習得することができます。

上の画像は換算28mmの単焦点レンズを搭載したRicoh GR Digital IIIを三脚に固定し、f/1.9、ISO 400、SS: 30秒間でインターバル撮影した合計130枚の画像を、StarStaxを用いてLighten(比較明合成)の設定でコンポジットした画像ファイルです。およそ2時間半の星の軌跡を記録したことになります。弧の角度は約38度。この時間帯(午後10時半頃から午前1時頃)は北極星が天の北極から少し東側にずれているのがわかります。右上を反時計回りに回転する比較的明るい星座はカシオペア座。

次回は前景となる景色の品定めを十分に行ってから撮影してみたいと考えています。

Jul 032011
 
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RICOH PX 5mm, f/3.9, SS: 1/73, ISO 100

先ずは裏庭で満開の紫陽花を通常のマクロで一枚。

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RICOH PX 6.7mm, f/4.3, SS: 1/310, ISO 100 (Miniaturized)

先日星空を写した近くの工事現場に移動し、以前から試してみたいと思っていた「ミニチュアライズ」で一枚。本来は車や街の様子を斜め上から撮影すると効果的だそうです。見方によっては大きなユンボがおもちゃに見えます。

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RICOH PX 5mm, f/3.9, SS: 1/32, ISO 154 (Soft Focus)

今度は「ソフトフォーカス」にチャレンジ。約23万ドットの画像モニターで撮影直後に確認したとき、ピントが合ってないと思っていたけれど、これでピントは合っているようです。「ソフトフォーカス」であることとカメラのモニターが小さいということもあり、合焦しているかどうかがわかり辛い。

Lake Biwa Museum
RICOH PX 5mm, f/3.9, SS: 1/32, ISO 100 (Miniaturized)

開館15周年記念で無料開放されていた琵琶湖博物館へ移動。公園内に造られた小川を斜め上方向から「ミニチュアライズ」で撮影。同様の機能(例えばアートフィルター)があったとしても、レンズ交換式の高級なカメラ使用時は、せっかくの画質を劣化させてしまうのは勿体ないと思い、そうした機能は使わないけれどもコンデジなら積極的に遊ぶことができます。

Lake Biwa Museum
RICOH PX 5mm, f/3.9, SS: 1/11, ISO 400

博物館には昭和時代の生活の様子が体験できる展示があります。今は亡き祖母がこのような洗濯機を使っていたのを覚えています。写真撮影時に子どもがローラーをぐるぐる回転させて遊んでいました。私も幼い頃、ぐるぐると手で回していました。ISO Auto上限設定を400にしてみました。シャッタースピードとの兼ね合いもありますが、上限400が何とか許容レベル。

Lake Biwa Museum
Lake Biwa Museum

上がRICOH GR Digital III、下がRICOH PXで撮影。

Lake Biwa Museum
RICOH GR Digital III 6mm, f/4, SS: 1/48, ISO 64

GR Digital IIIとの撮り比べ。

Lake Biwa Museum
RICOH PX 5mm, f/3.9, SS: 1/32, ISO 114

こちらがPX、レンズの明るさと発売時の価格、センサーの大きさも全然違うけれど、このような風景写真なら私には区別がつかない。

Lake Biwa Museum
RICOH PX 5mm, f/3.9, SS: 1/32, ISO 228

広角端では歪曲が結構ありますが、それほど気になりません。

Lake Biwa Museum
RICOH GR Digital III 6mm, f/4, SS: 1/32, ISO 74

35mm換算でGR Digital IIIは28mm単焦点に対し、PXの広角端も28mmですが、歪曲はGR Digital IIIの方が少ないようです。

撮れる写真の画質は価格差ほど大きくはないと思いますが、写真を撮影する過程がまるで異なります。PXはカメラ任せが基本でプレミアムショットでいろいろと遊べるのに対し、GR Digital IIIは設定を変えながら試行錯誤しつつ好みの一枚を撮る楽しみがあるように思います。

次回は釣行時にPXを持参して水面の様子や釣れた魚のマクロ撮影を試みたいと考えています。

RICOH PX

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Jul 022011
 
RICOH PX

実際に手にした時の質感が気に入ったRICOHの防水、防塵、耐衝撃設計のコンデジ、PXを入手しました。

RICOH PX

直線的なシンプルデザイン、どこから見ても防水カメラには見えません。本当に浸水させても大丈夫なのか?と思わせる外観です。F3.9~5.4、5.0倍光学ズーム(換算28mm~140mm)のレンズは繰り出し式ではないので電源オンにした時もフラットなデザイン。このレンズが高速起動(1.4秒)を可能にしているのでしょうか。

RICOH PX

フラッシュの切替レバーが特徴的。素早く切り替えることができます。

RICOH PX

小さなズームレバーがシャッターボタンのすぐ横に配置されています。

RICOH PX

シーン別に撮影ができる「プレミアムショット」が楽しそう。オリンパスでいえば、アートフィルター。

RICOH PX

2.7″、約23万ドット、傷のつきにくいハードコート仕様を採用した画像モニターは背面パネルとの段差がありません。液晶保護フィルムは浸水させると剥がれるかもしれないので、なしで使おうと思っています。ホワイトの純正ジャケットは発注済みですが、まだ届いていません。

RICOH PX

バッテリーとSDカードを収納する部分のカバーには防水処理が施されているようです。三脚ネジ穴がこんなところに。

RICOH PX

リチャージブルバッテリー(DB-100)はCX3以降のものと同じそうです。但し、バッテリーチャージャー(BJ-10)は別売。付属するのは上のUSB電源アダプターとUSBケーブル。パソコンに接続して充電することも可能です。私はバッテリーチャージャーが付属していないので、少々戸惑いました。コンセントから充電する場合は約160分、パソコンから充電する場合は約240分が充電時間の目安です。

RICOH GR Digital III and RICOH PX

外形寸法は100mm(幅) x 55mm(高さ) x 21.3mm(奥行き)で、GR Digital IIIと比べると二回りほど小さく感じます。アウトドアでの使い勝手や撮れる画像については、後日、レポートします。

RICOH 防水デジタルカメラ PX

RICOH PX

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Jun 262011
 
RICOH PX

防水(水深3m、60分)、防塵設計、耐衝撃仕様(高さ1.5m落下試験に耐える)のカメラには到底見えないことが特徴のRICOH PXを店頭でチェックしてきました。もの凄く商品知識が豊富な店員さん(たぶんリコー社員の方)によると、画質はGR DigitalやCX5には敵わないし、RAW撮りもできないし、絞り優先とかの機能もないけれど、どこでも気軽にカメラまかせで使うには良いということです。イメージセンサーシフト方式の手ブレ補正機能はかなり強力。換算28~140mm(5.0倍光学ズーム)の繰り出し式ではないレンズを搭載したPXでは特に望遠時に手ブレ補正機構が効果を発揮しそうです。

ボディーケースの材質はアルミ製だそうです。フラッシュの切り換えレバーがアナログでわかりやすく、背面の操作ボタンは必要最低限。液晶モニターに段差がなく、背面パネルと一体化しています。

水中ハウジングなどを付けなくても、このままで水深3メートル、60分の防水性能があるそうですから、釣行時に水中の様子を撮影することもできそうです。突然、スコールが降ってきても、これなら安心。

オプションで5色のプロテクションジャケットが用意されています。ホワイト以外は半透明のシリコン素材のジャケット。ホワイトを着せることを前提に、ボディーはライムグリーンが新鮮な感じ。背面パネルはすべてブラックだそうです。

RICOH PX

ブラックボディーも高級感があります。実際に手にしてみた感想は、質感が思っていたよりなかなか良いの一言に尽きます。

RICOH 防水デジタルカメラ PX

Apr 022011
 
RICOH GR DIGITAL III

RICOH GR DIGITAL IIIの機能拡張ファームウェアV2.30をRICOHのサイトからダウンロードし、初期化したSDカードにコピーの上、カメラにインストールしました。このカメラは発売が2009年8月ですから、もうすぐ2年になります。それでもファームウェアを更新することにより、機能を拡張できるのはユーザーにとってはたいへんありがたい措置です。

今回のファームウェア更新による機能拡張は以下の通り。

  • 被写体追尾AF機能を追加しました。
  • Fn.ボタンに「 AF/ 被写体追尾AF 」切り替え機能を追加しました。
  • シーンモード時に ADJ.ボタンで設定変更可能な機能の追加しました。
  • ホワイトバランス手動設定時、取込エリアの選択機能を追加しました。
  • セルフタイマー作動時、電子水準器の表示が可能になりました。
Jan 032011
 

明日の午前10時頃に極大を迎えると予測される、しぶんぎ座流星群の活動状況を示すIMOのグラフにリンクを張っておきます。極大は日本標準時1月4日午前6時から午後3時の間とされているので、明日4日の日の出前か、日没後が観測に適しています。放射点を考慮すると明日早朝の方がより多くの流星を見ることができると思います。

天気予報では、私の住む地域は3日の午後から4日の夜にかけては曇りで、残念ながら星空は期待薄となっています。

日が変わって、4日の午前1時過ぎ、薄い雲が所々にあるものの、天気予報が外れて星が見えているので、撮影機材一式をジムニーに載せてこの前行った工事現場の近くへ。

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“My Setting 3″に登録したはずのインターバル撮影が機能しなかったRicoh GR Digital IIIに一本目が写っていました。後で使用説明書を読めば、インターバル撮影の機能は電源オフで解除されることがわかりました。したがって、My Settingに登録することはできないようです。

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2本目は17mmパンケーキを装着したOlympus PEN E-P1に流れました。ISOは500に下げてJPEGで撮影。

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Olympus PEN E-P1、換算34mmのレンズで撮影した上の流星と、Nikon D90にTokina AT-X 116 Pro(換算18mm)を装着して撮影した下の流星は同じもの。放射点がある右下から左上方向に向かって流れています。かなり明るい流星でした。

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薄い雲の合間に現れた明るい流星、まさか二台のカメラに写っているとは思いませんでした。

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気温がどんどん下がり、氷点下。寒さが度を過ぎると睡魔が現れて危うく命を狙われそうになります。UNIQLO HEATTECHを上下に着て、ポケットにはハクキン懐炉、時々保温ボトルに入れたお茶を飲みに車に戻ったりして身体を温めていましたが限界寸前。ある意味、命がけのしぶんぎ座流星群の観測、撮影でした。

明けの明星(金星)が南東の地平線に現れて来る頃には雲が厚くなってきたので退散。この時期の金星はマイナス4等を超える明るさです。遠くの街灯が見えているのかと勘違いしたほど明るい。極大はこれからなのですが。次の大型流星群は8月のペルセウス座流星群です。

Sep 062010
 

オンラインストアで注文しておいたRICOH GR Digital III専用の本革製のケースをカメラ専門店(カメラのキタムラ)で入手。

ケースに入れると、意外とこのカメラは厚みがあることに気付きます。

この種のケースはカメラをケースから取り出した時に、ケースの収納場所に困ることがあります。ケース裏側にあるD字型のリングにネックストラップなどを通せばケースの置き場所に困ることもありません。ベルトに通すことも可能。速写性を優先させる場合は、ケースなしでカメラ本体にネックストラップを取り付けた方が良いかもしれません。

Sep 012010
 
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月が昇る前に夜空を確認すると、雲がほとんどない晴天。Ricoh GR Digital IIIで天の川の撮影が可能かどうか、試してみました。結果はご覧の通り。上の写真は、換算28mm、F1.9、ISO 400、三脚固定で30秒露出。RAWで撮影し、Aperture 3で現像、補整しています。

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長秒時ノイズが現れていますが、Olympus PEN E-P1の醜いノイズと比べると十分に許容範囲内です。予想はしていたものの、コンデジでここまで撮れるとは、たいへん驚きました。これなら流星写真にも使えます。インターバル撮影の機能もあるので、ノイズ処理に要する時間を考慮して、間隔を設定すれば、自動撮影で火球クラスの明るい流星も狙えるかもしれません。

フォーカスを無限遠に設定できるので、ライブビューでピント合わせをする必要がないのは便利です。

Aug 282010
 

困ったことにAperture 3のRAWフォーマット互換性リストにRicoh GR Digital IIIがないことに気付きました。GRで記録したRAWファイルをAperture 3で現像できないとなると、JPEGで撮影するしかないのかと途方に暮れつつ、RAWで撮影したファイルをAperture 3に読み込ませてみることにしました。

何の問題もなく、Ricoh GR Digital IIIで撮影したRAWフォーマットのファイルを読み込ませることができました。リストにないのになぜだろうと調べてみると、Ricoh GR Digital IIIのRAWフォーマットはAdobeの汎用RAWフォーマットであるDNG (Digital Negative)ファイルであるらしく、Mac OS XがDNGに対応しているそうです。したがって、iPhoto、ApertureでもDNGファイルを処理することができるということです。

GR Digital付属のCD-ROMに収められた画像処理ソフトウェアはWindowsのみに対応し、Mac OSには対応していません。

Aug 262010
 
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去年の夏に発売された時、散々酷いことを書いておきながら、一年が経過し、価格も下がって来たこともあり、今が買い時かということで、入手しました。Ricohのコンデジは3台目です。初代GR Digitalの頃からずっと気になるカメラでした。

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コンデジとしてのこのカメラの際立った特徴は、やはり換算28mm広角単焦点、F1.9、新設計の明るいレンズ、”GR LENS”でしょうか。数値では表現しきれない何かがこのレンズにはあるような気がします。

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モードダイヤルの基本的なレイアウトはRicoh R8、CX1と一部共通部分がありますが、GRのモードダイヤルは文字に立体的な加工が施してあります。シャッタースピード優先モードが新たに搭載されたので、流し撮りにも対応します。ボディー外装には放熱性に優れたマグネシウム合金を採用。

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持った感じが見た目よりも軽いので、価格に見合った高級感ある重厚さが全くありません。しかし、本来、このカメラは常に持ち歩いて、いつでもどこでも撮影したいと思った時にシャッターが切れる機動力が重要な特徴です。軽量であることの原因の一つは、ボディー外装がマグネシウム合金であること。それを知った上で、このカメラを持つと、チープな感じは一掃されます。