RICOH SOFT CASE GC-4

2011年8月に入手して以来、ほとんど使用することがなかったRICOH純正本革速写ケースをメルカリに出品しました。

GR Digital III以外にGR Digital、GR Digital II、GR Digital IVにも装着できるそうです。二点吊りネックストラップ(GS-1)は別売ですが、同梱して出品しました。

速写ケースを装着した状態で、三脚雲台に固定することも可能。本革製で高級感が漂っています。

画像はすべて、梱包直前にiPhone 11で撮影しました。1枚目は背景をぼかすためにポートレートモードで撮影しましたが、最近のiOSアップデート後に輪郭部分の認識精度が向上したように思います。

A Bright Shooting Star

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夏の流星群の季節が終わろうとしている8月26日未明に撮影した明るい流星。西の空に沈もうとしている夏の大三角形中心付近からこと座の方へと流れました。この日はカメラ3台体勢で撮影中でしたが、流星を捉えたのは三脚固定のSony DSC-RX100。20秒間の露光の間に運良く撮れていました。

stackedImage

Ricoh GR Digital IIIは得意のインターバル撮影。この日、山から下りて来た子鹿がカメラ機材に接近し、破壊されそうになるハプニングがありました。イノシシでなくて良かった。

Star Trail Photography

Star Trail 081912

天体写真を趣味にする人は誰もがいつかは撮る星の軌跡を記録した写真。デジタルに移行してから私にとっては記念すべき初めての一枚です。この種の写真は天文少年だった頃にAsahi Pentaxのフィルムカメラで撮り飽きてしまい、星がぐるぐる弧を描くだけでつまらない写真だと決めつけていました。と言うのは自分を納得させるための口実であり、実際はデジタルカメラの時代になり、長時間の露光は熱ノイズの原因となるので、一回のシャッターリリースで数分程度しか露光できず、撮影したくてもできない状況でした。また、短時間露光させた複数の画像ファイルを合成するMac用のソフトウェアも手元になかったのです。

Mac OSで容易に利用できるフリーの天体写真用合成ソフトウェアは存在しないと思い込んでいたら、ありました。二つも。一つはApertureのプラグインとしても使用できるonOne SoftwareのPerfect Layers 2。もう一つはマルチプラットフォームで動くStarStaxという個人が製作された星の軌跡を画像にすることを主な目的としたソフトウェア。前者(Perfect Layers 2)は星の写真を加工することを主目的としたものではなく、動作が重いのが欠点のようであり、出来上がった合成画像ファイルはAdobe Photoshopの拡張子(.psd)が付きます。後者(StarStax)はUIが非常にシンプルでわかりやすく、動作が軽快なので、試行錯誤しながら簡単に使い方を習得することができます。

上の画像は換算28mmの単焦点レンズを搭載したRicoh GR Digital IIIを三脚に固定し、f/1.9、ISO 400、SS: 30秒間でインターバル撮影した合計130枚の画像を、StarStaxを用いてLighten(比較明合成)の設定でコンポジットした画像ファイルです。およそ2時間半の星の軌跡を記録したことになります。弧の角度は約38度。この時間帯(午後10時半頃から午前1時頃)は北極星が天の北極から少し東側にずれているのがわかります。右上を反時計回りに回転する比較的明るい星座はカシオペア座。

次回は前景となる景色の品定めを十分に行ってから撮影してみたいと考えています。

RICOH GR Digital III Macro Shot

Eastern Pale Clouded Yellow

車での移動が多い私は電車を利用するのは数ヶ月に一度ですが、晴れていたので散歩がてらに電車を利用しようと駅まで歩いていると、こんな光景に出くわしました。首からRicoh GR Digital IIIをぶら下げていたので、そっと近付いてマクロモードに設定し、お食事中のモンキチョウを一枚。絞りの値を変更する時間がなかったので、若干絞り過ぎになっています。

Photography Equipment and Observation Tools for Annular Solar Eclipse and Baily's Beads

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計画通り、和邇川河口の公園に午前6時頃に到着。こんなに朝早くから行動するのは空港に向かう時ぐらい。河口には釣り人と日食の観察、撮影を目的とした人の車がすでに数台。この後、どんどん車の数は増えて行きます。今回の金環日食でほぼ完全なドーナツ状に漏れた太陽光が見えるのは、金環日食帯の中心線上に位置する九州最南端、潮岬、静岡県太平洋岸、箱根、東京、千葉県北部辺り。金環は1分も見えない、北限界線に近いこの場所を敢えて選んでやって来る他府県の人は、ベイリービーズの撮影と観察を狙っていると思われます。それとこのブログを見た人?

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観察、撮影機材を準備しているところ。太陽の進行方向には雲はほとんどありません。直前の天気予報に反してほぼ快晴。雲の合間から撮影しなければならないだろうから、ND400フィルターを入手しようと昨日、家電量販店に在庫を尋ねてみると、太陽撮影用NDフィルターはどこも完売状態でした。こんなに晴れているので結局、ND400フィルターは不要でした。

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慌てて準備した観察、撮影用機材はManfrotto 190CX3+Manfrotto 484 Mini Ball Head(脚部100%カーボンファイバー製三脚とボール雲台)、Nikon D90(迷った挙げ句、より自然な発色で写るD90をメインボディーに)、Nikkor 75-300mm f/4.5-5.6、Manfrotto 7322YB(ボール雲台付きアルミ製小型四段の三脚)とNikon製7×50 7.3° IF WP HP Tropical双眼鏡、それとコリメート法を用いた撮影で使用するNikon Coolpix P300。望遠レンズと双眼鏡に星ナビ付録の下敷きを加工した簡易減光フィルターを装着してあります。

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目視観察用としてNikon 8×40 6.3° TALONとKenkoブランドの太陽観察専用サングラス、宝島社の「超高級ガラス製金環日食グラスBOOK」に付属する日食グラスを用意。観察場所の状況を撮影するカメラとして、Ricoh GR Digital IIIと予備のコンデジRicoh PXも待機。倍率8倍のTALON双眼鏡の対物レンズにも工作した簡易減光フィルターを装着しています。

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慌てて自宅を出た私はベルトの着用を忘れました。

The Taurids 2011

The Taurids 2011

おうし座流星群に属すると思われる超低速の流れ星をインターバル撮影していたRicoh GR Digital IIIが捕らえました。軌跡から推定すると、北群の方だと思います。この流星で2秒以上、見えていました。この他にもおうし座流星群ではない低速の非常に明るい流星を目視で確認しています。

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Ricoh GRDは露出30秒間、シャッター間隔1分に設定したまま自宅軒下に放置。三脚に載せたNikon D90を持って、徒歩で近くの工事現場へと向かい、数枚、星景写真を撮影。こちらの写真にはおうし座の一部とオリオン座をフレーム内に入れましたが、流星は写っていません。レンズフィルターが曇ったので、クロスで拭きながらの撮影になりました。

Ricoh GR Digital IV

コンデジに拘るRicohがGR Digital III後継機、GR Digital IVを昨日発表しました。1万台の限定カラーモデルである「ホワイトエディション」も同時発表。ボタン類やグリップもボディーカラーに合わせてあるそうです。ブラックの標準モデルではオプションになっている、電源ボタンロック機能付き専用色のメタルレンズキャップGL-1と本革製ハンドストラップGS-2が同梱。その分、ホワイトモデルの販売価格が高くなっています。(カメラのキタムラ「ネットショップ」ではブラックモデルが¥71,820に対し、ホワイトエディションは¥76,320)

IIIとの主な違いは、シャッタースピード換算で3.2段分の効果がある手ブレ補正機構をGR Digitalシリーズで初めて搭載したこと。開放F1.9の換算28mmの明るい単焦点レンズと、有効1,000万画素のコンデジとしては大きな1/1.7型CCDセンサーは2年前に発売されたGR Digital IIIと同じものを引き続き採用。

外観はIIIとほとんど同じ。前面グリップ幅と背面の親指スペースが少し大きくなり、十時ボタンが一体型に変更。オートフォーカスは、外部AFと従来のコントラストAFを併用したハイブリッドAFシステムが採用され、IIIと比べてAF合焦時間が最大約1/2に短縮。画像処理エンジンがGR ENGINE IVとなり高感度撮影時の色ノイズを低減したとか。さらに3.0型のVGA液晶は、約92万ドットから約123万ドットに。

6sec, F2.8, ISO100, EV±0, WB:MANUAL, 262枚

シーンモードに新たに追加された「インターバル合成」モードで撮影したという上のサンプル、これは何か凄い処理が施されてあるように思います。Ricoh公式サイトによれば、「インターバル合成は夜空を一定の間隔で連続撮影。それぞれの画像の高輝度画素データのみを抽出し、合成します。星や月の光跡を、風景と一緒に記録したいときなどに有効です。また、合成前の画像を、素材として保存しておくことも可能です。」こちらにある原寸大(3344K)の画像サンプルを見ておやっと思ったのは、ノイズがほとんどないこと。ISO100、6秒間の露出でインターバル撮影したもの262枚(47分間)合成してあるとのこと。ISO100なので高感度ノイズが現れないのは当然のことですが、それでもこの地上の夜景と星の光跡を捕らえた星景写真の画質は素晴らしいと思います。シャッター速度6秒間なので、ノイズ処理する必要もないのでしょう。星の光跡が途切れていません。

GR Digital IVの発売は10月中旬、これに合わせてGR Digital III用の機能拡張ファームウェア Ver2.50が公開されます。IVで新たに採用される新しい機能の一部がIIIでも使用できるようになります。既存ユーザーを大切にするRicohらしい措置ですが、残念ながらきれいな星景写真が撮れる「インターバル合成」はこの機能拡張ファームウェアには含まれていないようです。GR Digital IIIにもインターバル撮影の機能はあるので、同じ設定にして262枚の写真を撮影し、画像処理ソフトを用いて後から自分で合成すれば同じ結果になるかもしれません。

Ricohが買収したPentaxが開発したアストロトレーサーと「インターバル合成」の技術を組み合わせれば、どんなことになるのか興味深いところです。星を点像にすることが可能かと思いますが、それを実現するにはPentaxの手ブレ補正機構をレンズではなくボディーに搭載する必要があるでしょうから、デザインが大幅に変わってしまうのかもしれません。

RICOH Soft Case GC-4 for GR Digital

RICOH SOFT CASE GC-4

速写ケースタイプのRICOH純正本革製カメラケースをAmazonで入手しました。これまでは、同じRICOH純正の革製ソフトケースGC-3を利用していましたが、ケース底部を付けたまま撮影できる速写ケースタイプのものが格好良いと思い、着せ替えることにした次第です。

RICOH SOFT CASE GC-4

撮影時はトップカバーを外してこの状態でカメラを操作します。カメラ底面にある三脚用穴を使って固定する昔ながらの速写ケース。ボルトが大きく、三脚穴がカメラ底面のほぼ中央にあるので、トップカバーを外せばカメラを自立させることができます。

RICOH SOFT CASE GC-4

背面操作ボタンやダイヤルと干渉することはありません。

RICOH SOFT CASE GC-4

グリップがより大きくなった感じがして持ち易いと思います。

RICOH SOFT CASE GC-4

別売の二点吊りネックストラップもRICOH純正のGS-1ですが、このネックストラップはケースではなく、カメラボディーに取り付けるタイプのもので、細い紐の部分を使っていないのでその分、短くなってしまいました。

RICOH SOFT CASE GC-4

ケースを付けたままフラッシュオープンスイッチにアクセスできるようにするため、ケース左側側面に開口部があります。

RICOH SOFT CASE GC-4

外部ミニファインダーGV-2を装着した状態でカメラを入れることも可能。

Kyoto Gion and Kiyomizu Temple

8月16日の京都と言えば、五山の送り火ですが、偏固な私は祇園を経由して「清水寺千日詣り」へ。と言ってもお詣りすることなく、ライトアップされた清水寺を二台のコンデジで撮影することが目的です。

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Nikon COOLPIX P300 ISO 160, Focal Length (35mm): 45.0mm, f/8, Shutter Speed: 1/50

P300は主に「絞り優先オート」と「夜景」(手持ち撮影と三脚撮影)モードで撮影しました。

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Ricoh GR Digital III ISO 64, Focal Length (35mm): 28mm, f/2.5, Shutter Speed: 1/133

Ricoh GR Digital IIIはカメラまかせの「オート撮影モード」と夜景は「絞り優先モード」でRAW撮影。上の2枚、補正していませんが、色合いが随分と異なります。実際の色合いはこれら2枚の写真の中間で、どちらかといえばGRよりだったように思います。

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Nikon COOLPIX P300 ISO 160, Focal Length (35mm): 24.0mm, f/2.8 Shutter Speed: 1/200

少し早めの夕食は京都銀閣寺名代おめん高台寺店。おめんは四条御幸町店が5月31日に閉店し、ここ清水二寧坂に移転したそうです。

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Ricoh GR Digital III ISO 64, Focal Length (35mm): 28mm, f/2.5, Shutter Speed: 1/133

GR Digital IIIの方がより自然な発色になっています。発売時の価格を比較すると、GR Digital IIIはP300の二倍以上の価格です。画質も二倍以上の差があるかと言えば、そんなことはなく、光量が十分にある状況では性質が異なるだけのような気がします。

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Nikon COOLPIX P300 ISO 160, Focal Length (35mm): 24.0mm, f/1.8 Shutter Speed: 1/30

広角端24mm、F1.8開放、マクロモードで撮影。香辛料が好きな私は順に全種類の香辛料を試しながら、いつものように冷たい「名物料理おめん」と「青じそごはん」を頂きました。

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Nikon COOLPIX P300 ISO 160, Focal Length (35mm): 24.0mm, f/1.8 Shutter Speed: 1/40

おめんを出ると夕暮れ。カメラの設定はまだ絞り優先モードのまま。

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Ricoh GR Digital III ISO 154, Focal Length (35mm): 28mm, f/1.9 Shutter Speed: 1/23

GR Digital IIIも絞りが開放の1.9になっています。広角の24mmと28mmは大きな違いがありますが、単焦点レンズはやはり28mmぐらいが適しているのだと思います。ホワイトバランスは二台共にオートに設定してありますが、Ricoh GR Digital IIIは寒色系でNikon COOLPIX P300は暖色系だと感じました。

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Nikon COOLPIX P300 ISO 160, Focal Length (35mm): 50.0mm, f/5.9 Shutter Speed: 1/60

撮影時刻が前後しますが、上の写真はロータリーマルチセレクターでマクロモードを選んでいます。

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Ricoh GR Digital III ISO 154, Focal Length (35mm): 28mm, f/1.9 Shutter Speed: 1/7

Ricoh GR Digital IIIには手ブレ補正機構がないので光量不足の状況ではマクロ撮影は不利。シャッター速度が1/7秒で、ピントが甘いというより、手ブレしています。

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Ricoh GR Digital III ISO 154, Focal Length (35mm): 28mm, f/1.9 Shutter Speed: 1/6

清水寺千日詣りにやって来ました。一日の参拝だけで千日分のお詣りの功徳があるとのことですが、私はお詣りせずに写真を撮っていたので一日分の功徳もご利益が授けられることもありません。この辺りから本格的な夜景撮影になります。上の写真、シャッター速度1/6秒で手ブレしていないのが不思議。

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Nikon COOLPIX P300 ISO 160, Focal Length (35mm): 45.0mm, f/3.5 Shutter Speed: 0.6s

こちらはお詣り後に撮影した写真。モードダイヤルで「夜景」を選びました。COOLPIX P300の「夜景」には「手持ち撮影」と「三脚撮影」があります。上の写真のように「三脚撮影」を選ぶと、セットアップメニューの設定に関わらず、自動で「手ブレ補正」がオフになるようです。(使用説明書p44参照)これは便利な機能だと思います。同じ場所で撮影した上の二枚は。撮影時刻が異なるので、色合いの比較はできません。

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Ricoh GR Digital III ISO 154, Focal Length (35mm): 28mm, f/1.9 Shutter Speed: 0.5s

カメラをオート撮影モードで撮影。手ブレ補正がないGRを手摺において撮影したと思われます。

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Nikon COOLPIX P300 ISO 280, Focal Length (35mm): 77.0mm, f/4.7 Shutter Speed: 2.0s

P300で「三脚撮影」を選んだ場合、自動的にスローシャッターになり、ISOの値も控えめに設定されます。

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Nikon COOLPIX P300 ISO 160, Focal Length (35mm): 24.0mm, f/2.8 Shutter Speed: 1.3s

この日は外国人観光客を多く見かけました。上の写真撮影時に私のすぐ近くで、ある外国人観光客が一眼レフのカメラで手持ち撮影されていました。水面に反射する樹木の様子を撮影されていたようです。私も見倣って三脚固定のコンデジで一枚。

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Nikon COOLPIX P300 ISO 800, Focal Length (35mm): 24.0mm, f/2.5 Shutter Speed: 1/30

行きと帰りに一回ずつ、スターバックスで休憩しながら、車を停めた駐車場に戻ってきました。四条大橋で、「手持ち撮影」を試してみました。ISOは800になりましたが、ノイズ処理は非常に優秀です。裏面照射型CMOSセンサーの性能がすぐれているのか、手持ち撮影による夜景モードの連写合成機構が良いのか、あるいは高感度対応の画像処理エンジンEXPEED C2のノイズ処理能力が優秀なのか、私は大いに驚きました。手持ちでこんなにきれいに夜景が撮れるのなら、重い三脚は不要ではないかと思いました。シャッター速度がぶれない程度に速いので、露光時間が短く、解像度を上げるために絞る必要がないということでしょうか。

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Nikon COOLPIX P300 ISO 800, Focal Length (35mm): 45.0mm, f/3.5 Shutter Speed: 1/60

大文字の夜に京都に出かけておきながら、本当に五山の送り火を一つも見ていないのか?私はそこまで偏屈な訳ではなく、清水寺から東大路通り方面に向かって少し下った所で偶然にも左大文字と船形を遠くに見ました。

RICOH GX200 w/VF-1

RICOH GX200

2008年7月に発売されたRICOH GX200 with VF-1(ちょんまげキット)と自動開閉式のレンズキャップ(LC-1)をPC Guyの兄から譲り受けました。手持ちで夜景が撮れて、暗い室内でもフラッシュなしで使えるらしいNikon CoolPix P300を買うので下取りに出そうとしていたGX200を私が買い取った次第です。

RICOH GR DIGITAL III, GX200, and PX

比較的明るいズームレンズ搭載のコンデジがもう一台欲しいと思っていたのでちょうど渡りに船。防水カメラのPXと合わせてリコー3兄弟。どれもちょっとマニアックな機種ですが。

RICOH GR DIGITAL III and GX200

GR Digital IIIと並べてみると、外観がよく似ているのがわかります。モードダイヤル、シャッターボタン、電源ボタン、アップダウンダイヤルなど操作用ボタン類は共通部品が使われているようです。但し、トップ部分の部品は、GX200が艶ありであるのに対し、GR Digital IIIはマットフィニッシュになっています。液晶モニターも大きさと解像度が異なります。GX200は2.7インチ、約46万ドットに対し、GR Digital IIIは3.2インチ、約92万ドット。

好みの設定に変えようと設定内容を調べてみると、どうやらほとんど初期設定のまま、バカチョンモードで使っていたようです。何と勿体ない使い方でしょう。

Fireworks on the Lake

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Nikon D90 w/Tokina AT-X 116 PRO DX

昨日はたいへん忙しい一日でした。ライオン→仕事→もう一つの仕事→F1 Germany P3→花火撮影→F1 Germany予選→また仕事… 花火の写真は三脚固定のNikon D90 w/Tokina AT-X 116 PRO DXと手持ちのRicoh PX「打ち上げ花火」モードで撮影しました。

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Nikon D90 w/Tokina AT-X 116 PRO DX

三脚固定一眼レフでの花火撮影は初体験。星景写真を撮影する要領でカメラを設定しましたが、なかなか手強い。上の写真はf/10.0、露出8秒。ちょっと絞り過ぎかもしれません。湖面から打ち上げられる様子を光の軌跡として撮影するには、打ち上げられた瞬間にシャッターを切らないと間に合いません。何発も同時に打ち上げられる大きな花火大会なら、そんなことは気にしなくても良いのですが…

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RICOH PX

上の写真はRicoh PX、「打ち上げ花火」モードで露出4秒の手持ち撮影。

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Nikon D90 w/Tokina AT-X 116 PRO DX

広角レンズにも収まり切らない湖面すれすれの花火。焦点距離は13mmになっていました。広角端11mmにしておけば良かった。

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Nikon D90 w/Tokina AT-X 116 PRO DX

急いで広角端の11mmにセットしましたが、それでもフレームに収めることはできません。花火職人がいる中央から左右の横方向に向けて打ち上げられている様子がわかります。数年前に同じ砂浜で見た時は、このような打ち上げ花火はなかったように記憶しています。

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Nikon D90 w/Tokina AT-X 116 PRO DX

湖面に反射する様子を狙いましたがタイミングが難しい。

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Nikon D90 w/Tokina AT-X 116 PRO DX

単色の花火も美しいと思います。

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RICOH PX

こちらもRicoh PXで手持ち撮影。f/10.6、4秒間の露出。強力な手ブレ補正が効いていると思われます。三脚に載せればもっときれいに撮れていたかもしれません。

Kyoto Gion Matsuri 2011

Kyoto Gion Matsuri 2011
RICOH PX

お昼前に烏丸御池で地下鉄を降りるとかんかん照りの山鉾巡行真っ最中。大津祭とは違い、お昼の休憩がないようです。隣の町に住んでいながら、祇園祭山鉾巡行に来たのは初めて。

Kyoto Gion Matsuri 2011
RICOH PX

広い御池通を西へと進む山と鉾。

Kyoto Gion Matsuri 2011
Nikon D90 w/AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5 – 5.6G IF-ED

鶏鉾をNikkor望遠レンズ(換算247mm)で一枚。

Kyoto Gion Matsuri 2011
RICOH PX

沿道にはたいへん多くの人が。宵山は若者が集まりますが、本祭りの特に有料観覧席は年齢層がずっと高くなるようです。

Kyoto Gion Matsuri 2011
RICOH PX

新町通に移動して待ち構えることにしました。後頭部も強い日差しから守ることができるバケツハットが今日は役に立ちました。

Kyoto Gion Matsuri 2011
RICOH PX

狭い新町通を南下する函谷鉾。

Kyoto Gion Matsuri 2011
Nikon D90 w/AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5 – 5.6G IF-ED

電線に接触しそうな月鉾大工方。

Kyoto Gion Matsuri 2011
RICOH PX

昼間は通常撮影モードで失敗しようがない、RICOH PXで撮影。ちょっと色が派手?

Kyoto Gion Matsuri 2011
Nikon D90 w/Tokina AT-X 116 PRO DX

近くから超広角レンズで撮影するのも面白い。

Kyoto Gion Matsuri 2011
Nikon D90 w/Tokina AT-X 116 PRO DX

美しい見送り。

Kyoto Gion Matsuri 2011
RICOH PX

蟷螂山がやって来た時、Nikon D90のモードダイヤルはなぜかManualモードになっていて、それに気付かずにシャッターを切ると、25秒間の露出にノイズ処理25秒間で合計50秒間ほど、シャッターが切れない状態に。(マニュアルモードで星を撮影していたときの設定が残っていました。)上の写真はRICOH PXで撮影。蟷螂が羽を広げています。

Kyoto Gion Matsuri 2011
Nikon D90 w/AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5 – 5.6G IF-ED

人気の船鉾も見れました。

Kyoto Gion Matsuri 2011
Nikon D90 w/AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5 – 5.6G IF-ED

40人ぐらいが鉾に乗っているそうです。


Kyoto Gion Matsuri 2011 from Monomaniac Garage on Vimeo.

最後にRICOH PXで試し撮りした動画。画質は今一つ。初めての試みなので設定がおかしくなっていたのかもしれません。

Kyoto Gion Matsuri 2011

Kyoto Gion Matsuri 2011

夏の恒例となりつつある京都祇園祭に今年も夜間撮影の練習を兼ねて行って来ました。先ずはRICOH GR Digital IIIで四条通の長刀鉾。

Kyoto Gion Matsuri 2011

時刻は前後しますが、午後6時から四条通は歩行者天国。上の写真はNikon D90 w/Nikkor 18-105mm F3.5-5.6G ED VRを祇園方向に向けて撮影しています。梅雨が明けた後の祇園祭も珍しい。

Kyoto Gion Matsuri 2011

放下鉾の傘?

Kyoto Gion Matsuri 2011

単焦点レンズのGR Digital IIIはできるだけ寄って絞り開放f/1.9

Kyoto Gion Matsuri 2011

月鉾。ISOは上限1600に設定したNikon D90。上の写真はISO1000になっています。

Kyoto Gion Matsuri 2011

豚饅を買うのに列をなす人たち。レンズが暗いNikon D90は上限に設定したISO1600。

Kyoto Gion Matsuri 2011

同じ場所でGR Digital IIIは絞り開放f/1.9でISOは154、露出は1/9秒。手ブレ補正がなくても何とか撮れています。センサーの大きさと性能、画像処理エンジンの効果も大事だけれど、夜間撮影はレンズの明るさが最も重要であるように感じました。

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最後にRICOH PXのプレミアムショット「料理」モードを使って撮影した高島屋鼎泰豊(ディンタイフォン)の小龍包。PXでも夜の祇園祭を撮影しましたが、設定ミスで残念ながら公開できる写真はありません。複数のカメラをぶら下げて一般車両の通行規制がされた、混み合った夜の街を汗かきながら行ったり来たり。すでにシンガポールGPモードに入っております。

RICOH PX Protective Jacket and Straps

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WordPress 3.2にアップデート後、ブログポスト編集画面が新しくなり、少々戸惑いながらこのポストを書いています。RICOH PX用着せ替えジャケット(ホワイト)が到着しました。ジャケットを着せるとトイカメラ風になります。

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材質はTPU(軟質ウレタン)で、耐衝撃性能が向上し、滑り止めとしても機能します。

RICOH PX Protective Jacket (White)

三脚のネジ穴以外、すべての操作部にジャケットを装着した状態でアクセス可能です。

RICOH PX Neck Strap

オプションで購入したネックストラップにはハンドストラップも付属します。

RICOH PX Hand Strap

ストラップのカラーは5色から選べますが、ボディーカラーに合わせてブラックを選択。ジャケットはない方が良い?ストラップを付けた状態でジャケットを脱ぐことができないのが少々不便。

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PREMIUMの「拡大鏡」モードを試してみました。

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使用説明書によると、拡大鏡モードは「ズーム位置を自動的に最適化し、通常の接写よりも被写体をより大きく撮影できます。光学ズームは使用できません。」とのことです。上の二枚が拡大鏡モードを使用した試写ですが、いずれも焦点距離は換算56mm。(下の方は少し引いて撮っています。)Aperture 3.0には対応していないので、Exifデータが誤って記録されています。

暗所で撮影しようとすると、ISOをそれほど上げていなくても液晶モニターに写し出されるライブビューはノイズだらけになりますが、実際に撮影して保存された画像を再生するとさっきのノイズは脅迫か?と思うほど、きれいに写っています。液晶モニターの品質が悪いというより、ライブビューでの見せ方に問題があるのかもしれません。ファームアップで改善できそうに思います。

RICOH PX Trial Shots

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RICOH PX 5mm, f/3.9, SS: 1/73, ISO 100

先ずは裏庭で満開の紫陽花を通常のマクロで一枚。

RIMG0003
RICOH PX 6.7mm, f/4.3, SS: 1/310, ISO 100 (Miniaturized)

先日星空を写した近くの工事現場に移動し、以前から試してみたいと思っていた「ミニチュアライズ」で一枚。本来は車や街の様子を斜め上から撮影すると効果的だそうです。見方によっては大きなユンボがおもちゃに見えます。

RIMG0011
RICOH PX 5mm, f/3.9, SS: 1/32, ISO 154 (Soft Focus)

今度は「ソフトフォーカス」にチャレンジ。約23万ドットの画像モニターで撮影直後に確認したとき、ピントが合ってないと思っていたけれど、これでピントは合っているようです。「ソフトフォーカス」であることとカメラのモニターが小さいということもあり、合焦しているかどうかがわかり辛い。

Lake Biwa Museum
RICOH PX 5mm, f/3.9, SS: 1/32, ISO 100 (Miniaturized)

開館15周年記念で無料開放されていた琵琶湖博物館へ移動。公園内に造られた小川を斜め上方向から「ミニチュアライズ」で撮影。同様の機能(例えばアートフィルター)があったとしても、レンズ交換式の高級なカメラ使用時は、せっかくの画質を劣化させてしまうのは勿体ないと思い、そうした機能は使わないけれどもコンデジなら積極的に遊ぶことができます。

Lake Biwa Museum
RICOH PX 5mm, f/3.9, SS: 1/11, ISO 400

博物館には昭和時代の生活の様子が体験できる展示があります。今は亡き祖母がこのような洗濯機を使っていたのを覚えています。写真撮影時に子どもがローラーをぐるぐる回転させて遊んでいました。私も幼い頃、ぐるぐると手で回していました。ISO Auto上限設定を400にしてみました。シャッタースピードとの兼ね合いもありますが、上限400が何とか許容レベル。

Lake Biwa Museum
Lake Biwa Museum

上がRICOH GR Digital III、下がRICOH PXで撮影。

Lake Biwa Museum
RICOH GR Digital III 6mm, f/4, SS: 1/48, ISO 64

GR Digital IIIとの撮り比べ。

Lake Biwa Museum
RICOH PX 5mm, f/3.9, SS: 1/32, ISO 114

こちらがPX、レンズの明るさと発売時の価格、センサーの大きさも全然違うけれど、このような風景写真なら私には区別がつかない。

Lake Biwa Museum
RICOH PX 5mm, f/3.9, SS: 1/32, ISO 228

広角端では歪曲が結構ありますが、それほど気になりません。

Lake Biwa Museum
RICOH GR Digital III 6mm, f/4, SS: 1/32, ISO 74

35mm換算でGR Digital IIIは28mm単焦点に対し、PXの広角端も28mmですが、歪曲はGR Digital IIIの方が少ないようです。

撮れる写真の画質は価格差ほど大きくはないと思いますが、写真を撮影する過程がまるで異なります。PXはカメラ任せが基本でプレミアムショットでいろいろと遊べるのに対し、GR Digital IIIは設定を変えながら試行錯誤しつつ好みの一枚を撮る楽しみがあるように思います。

次回は釣行時にPXを持参して水面の様子や釣れた魚のマクロ撮影を試みたいと考えています。