Making Chopsticks — Part 13

豊国神社フリーマーケットに出店する店主から貰った、樹種不明の高級そうな銘木の端材を使って試しにお箸を作ってみました。

鉋をかけた時に出る香りから樹種を特定するのは困難。加工する面や部位によって逆目になることもあり、加工性は悪くはないけれど良いとは言えない。黒檀やウリンほど重くはなく、欅に近い比重かなと思い、木材博物館で気乾比重を調べてみました。

樹種気乾比重
ウリン0.92〜1.04
ローズウッド0.75〜0.85
0.69(0.47〜0.84)
ウォルナット0.64

欅と同程度の比重だろうと感じたので、ウォルナットである可能性が極めて高いと思います。

透明な蜜蝋ワックスを塗布しただけですが、塗布する前からウリンよりも濃い暗褐色。欅と比べて耐水性があるように感じました。お箸としては適材かもしれません。

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Spaghetti Measurer

径が異なる3つの穴を空けたWRC木片、表題の通りスパゲティの量を測るものを自作しました。3つの穴は径の異なるドリルで貫通させました。木片と穴の周囲は平鉋とトリマーを使って面取りしてあります。軽くサンディングしてから全体に蜜蝋ワックスを塗布。ミリ単位の数字は穴の直径を示します。

こちらの面にはそれぞれの穴に入るスパゲティの重量をグラムで表示。一人分はおよそ100グラムだそうです。

パスタが好物な私はいつも多めなので、120グラム。

およそ120グラムのスパゲティを茹でて作ったペパロンチーノ。Corelleのお皿は直径が26センチ。

Clogged Toilet Bowl

別荘として使用されている斜めお向かいさん宅の水洗トイレに異物が詰まって困っておられます。その異物とはトイレットペーパーホルダーの芯の部分らしい。1ヶ月ほど前に来られた際に、バネ付きのホルダーの芯を誤って、水洗トイレに流してしまったそうです。直径25ミリぐらい、長さが10〜15センチぐらいのプラスチック製の芯がヘアピンカーブが続く便器の排水管のどこかに詰まっているようです。この詰まった異物が原因で、水の流れが悪くなり、安心して用を足すことができない状態だそうです。

これまでにワイヤーブラシや真空式パイプクリーナーなどを試されたようです。しかし、異物は一向に出てこない。プライバシーに関わることなので、あまり詮索はしないようにしていました。異物は本当にホルダーの芯なのかどうかも疑わしい。

別荘に来られた今回は諦めモード全開で、水洗トイレ一式を新品交換しようとホームセンターで下見までしたそうです。新品交換する場合であっても斜めお向かいさん、お隣さん、そして私が加わる爺版DASH村では業者に頼るのは最後の手段。爺版鉄腕DASHはいろんなことをDIYで製作、修理するのが常です。自分たちで丸ごと新品交換するのであれば、異物が詰まった水洗トイレ一式をひとまず撤去する必要があります。

便器を屋外に移動させても異物を取り除くことができないのであれば、その時に新品交換という選択肢になります。

建物は斜めお向かいさん、お隣さんも我々の自宅と同じ構造の完全輸入ログハウスです。水洗トイレも我々の自宅と同じサイズ違いのKOHLER製。当地に引っ越して来た時に、トイレのリフォームを実施し(この時は業者に依頼)、チーク無垢材の床材を張った際に便器と水洗タンクを取り外したことがあります。8年前には水洗タンク内の部品一式を交換したこともあります。

止水栓と給水管のサイズは米国仕様の3/8″ですが、新しい便器に交換するとなると、止水栓と給水管を国際規格の1/2″のものに交換する必要があります。

オーナーである斜めお向かいさんは、日本仕様の新しいトイレに交換するしかないかと、半ば修理を諦めておられました。そこで私が提案した方法は、便器と水洗タンクを取り外して、屋外のウッドデッキ上に移動させ、高圧洗浄機で洗い流す方法。しかし、高圧の洗浄水はヘアピンの壁に当たるだけでそこから先には高圧の洗浄水は届かない。ここで途方に暮れました。

最初に試した長いワイヤーブラシは、床下の排水管に繋がる排水口まで届くことがわかっていました。そこで、日本仕様の新品便器に交換する前の最終策として、私が提案したのは、屋外の水道蛇口と高圧洗浄機を繋いでいたホースを取り外し、そのホースを便器の排水口側から突っ込む方法。水を流しながらホースを貫通させようと押したり引いたりしていたら、なんと、ぽこっとホルダーの芯が便器の方から出て来ました。恐らくホルダーの芯は、一つ目のヘアピンカーブのところで詰まっていたのでしょう。

取り外した便器と水洗タンクを3人がかりで元に戻して一件落着。次回、来られた際にコーキング処理はしておいた方が良さそうです。斜めお向かいさんご夫婦は数万円分の出費を浮かせることができて大層喜ばれました。

Making Beeswax Again

蜜蝋ワックスが残り少なくなって来たので、また荏胡麻油を混ぜた蜜蝋ワックスを作りました。今回は消費期限が迫って半値で売られていた「有機えごま油」を使用。この荏胡麻油が100%であるかどうかは不明。

ニホンミツバチの蜜蝋10gに対し、荏胡麻油90gを湯煎します。

沸騰させると缶が動いてお湯が混じってしまうのを避けるため、今回は径が少し小さく深い缶を鍋に入れて湯煎。

今回は失敗することなく上手にできました。できた蜜蝋ワックスは、天然木の食器を含め、未塗装のあらゆる木製品に塗布できます。

Extending The Porch Deck — Part 26

取り付けた軒樋とガルバリウム波板の先端との間に隙間があり、雨樋が機能していないことがわかりました。接着剤は使用していなかったので軒樋は容易に取り外すことができました。隙間ができてしまったそもそもの原因は波板を短くしすぎたこと。短く切ってしまった波板の位置を少しぐらいなら外側にずらすことはできなくもありませんが、傘釘をすべて打ち直すのは面倒なので、軒樋を受ける金具を内側にずらすことにしました。

金具には捻りがありますが、捻りを無視してできる限り内側に移動させました。

屋根に散水して人工的な雨を降らせたところ、軒樋に水が流れ落ちることを確認しました。

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Extending The Porch Deck — Part 25

先ずは軒樋を支える金具を垂木に取り付けます。

右手と左手が大体、同じように使えるとこの上なく便利。トラックパッド/マウスは左手のみ、それ以外はどちらの手も。

ポーチからガレージの屋根に登る時にのみ使う、自作の専用木製梯子の踏み板に座って作業できます。左に置いた既製品の二連梯子は座るとお尻が痛くなる。

軒樋の取り付けがほぼ完了しましたが、翌日に取り付け位置を変更することになります。

次は竪樋の取り付け。

ビスは一本だけ。

いつものことですが、竪樋は長さの微調整が必要となるので切断は少しずつ。

自作した専用の木製梯子は手摺に押し当てるようにして使います。

軒樋の勾配には問題ないのですが。

ガレージの屋根上から撮影。

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Extending The Porch Deck — Part 24

雨樋は近くのコメリよりも彦根のカインズの方が安い。iPhoneのNotesを見ながら必要部材を選択。

1,800ミリの軒樋1本と1,800ミリの竪樋2本、

竪継手1個、止り(エンドキャップ)2個、自在エルボ1個、片口エルボ2個、F型集水器1個で合計5,170円。

金具は近くのコメリの方が安い。ドブ横内先曲105幅180足長4個とドブ竪金具L足60径2個で合計1,068円。

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Wagashi Sticks — Part 2

平均すると長さ110ミリぐらいの和菓子用爪楊枝を20本ぐらい製作しました。結局、専用の治具は作らず、箸製作用の治具を流用して削りました。削った楊枝はお箸と同様に蜜蝋ワックスを塗布しました。楊枝に使用した樹種はウリンとチーク。箸製作時に出た端材がたくさんあるので、まだまだ作れそうですが、これで十分と言えば十分です。

手元にちょうど良いサイズの淡竹があったので、楊枝立てになるように加工しました。竹の外側にも蜜蝋ワックスを塗布。

次のDIY一大プロジェクトは30年越しの六角バンブーロッドの製作?

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Wagashi Sticks — Part 1

和菓子用の爪楊枝を試作しました。左から130、110、100ミリの長さが異なる爪楊枝をウリンを使って製作しました。中央の長さ110ミリのものは先端を平たくしてあり、「黒文字」と呼ばれる爪楊枝の形状に似せて削りました。

デザインとしては小さなお箸の形状である四角錐の爪楊枝が私の好み。

試作品は箸製作用の治具を使って平鉋で削りました。適切な長さが決まれば、専用の治具を作った方が良さそうです。

黒文字とはクスノキ科の落葉低木だそうです。お隣さんに試作品を見せながら黒文字の話をしたら、それならお向かいさんの敷地内に植えてあるという情報を得ました。すぐに見に行きましたが、葉の形から判断すると黒文字ではなく、どうやら同じクスノキ科落葉低木の白文字のようでした。シロモジを調べると、「この木は強靭で、杖などに利用された」とあります。さらに「熟した果実の種子を絞ると油が取れ、絞り出された油は行燈などの燃料として使われていた」ともあります。椿と同様、油が取れる木は概して強靭なのか?

Wagashi Sticks — Part 2へと続く。

Router Bit Holders

トリマーのビットを壁面収納するホルダーを製作しました。

ホルダーは二つ必要。一つ目のホルダーはガレージのスタッド間に水平方向に取り付けた棚にビスで固定しました。ビットのサイズと形状を示すステッカーは製品付属のものを再利用しました。

二つ目もラワンの端材を幅およそ48ミリに加工したものにビットの軸径である6ミリの穴を貫通させました。6ミリの穴を貫通させる際に使用したのはDowl-it Model 1000。この治具を使えば中心に穴を空けることが可能。

二つ目のホルダーは新たに製作した棚の上に載せてあるだけ。ホルダーごと必要な場所に移動できるのでこちらの方が便利。

8月26日追記:

トリマーのビットはまだあったので、三つ目のホルダーをラワンの端材を使って製作しました。このホルダーも棚に置いてあるだけなので、移動可能。

ここはトリマービットのコーナーになりました。

Making Chopsticks — Part 12

一日一膳でお箸を作っていたらいつの間にかこんなにも。これでも周囲の人にお配りした箸の方が多いはず。最近は使用する材は専らウリンとチーク。まだ貰ってないぞと思っている方、そのうちにお届けします。すでに受け取った方、使用後に水洗いしたらすぐに乾いたクロスで水分を拭き取るようにしてください。蜜蝋ワックスを塗布した天然木は水に濡れた状態で放置するとほぼ確実に反ります。

あちこちのフリーマーケットで入手した平鉋が箸を削る際に役立っている。左の「眞作」のラベルがある方は鉋台に傷があったので、これまで使ってなかったのですが、この平鉋も立鉋で削って表面を滑らかにしました。

台が滑らかになったので、刃を研いで箸の製作に使用することにしました。箸を削るようになって、ちょっとは和鉋の調整や使い方に慣れて来ました。

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Extending The Porch Deck — Part 23

南側にも木口を隠す破風板を取り付けました。

久しぶりに昨夜は強い雨が降り、ポーチ延長部分に取り付けた屋根が機能しているかどうかを調べる良い機会になりました。昨夜の雨は北または北東から斜めに降ったのか、ご覧の通り、デッキが濡れていて屋根が機能していない。床材として使用したラワン材を雨水から保護する目的で屋根を取り付けたのですが。

今日は昼間も雨が降ったり止んだりの不安定な天気だったので、雨が降っている時に観察すると、どうやら新たに取り付けた勾配4ºの屋根に降った雨水がガレージの屋根と勝手口庇の方に勢いよく流れ落ちている様子がわかりました。勝手口庇に流れ落ちた雨水が今度は延長したポーチの手摺の方に跳ね返っている。

延長部分にも雨樋を取り付けた方が良さそうです。屋根勾配が緩いと、屋根からより外側に雨水が流れ落ちることがわかりました。軒樋もより外側に取り付けた方が良さそうですが、そうなれば今度は積雪時に問題が起こるかもしれません。

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Extending The Porch Deck — Part 22

長めの状態で垂木に固定した屋根下地の角材を別所二郎作の鋸で切断しました。以前なら角材は取り付ける前に卓上スライド丸鋸で切断していましたが、鋸が気持ちよく真っ直ぐに切れるので今はこんなこともできるようになりました。

仮置きしていた一枚目のガルバリウム波板を専用の釘で固定。一枚目を張る作業は直角を確認しながら慎重に行わないと、後で取り付ける波板が全部、ずれてしまうので注意。

二連梯子に登って二枚目を固定中。

破風板を取り付けて木口を隠さないと不恰好。

北側に破風板を取り付けました。

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Extending The Porch Deck — Part 21

一時期と比べて少し安くなったガルバリウム波板(幅632 x 厚み0.27mm、長さ6尺で税込1,380円)を3枚買って来たので、パーゴラ状態のポーチ延長部分に屋根を葺きます。6尺の波板、3枚で足りそう。

垂木に直交する屋根下地の角材4本はすでに加工済み。

4本の角材は長めに加工してあります。

屋根材は風下から順に張っていくのが鉄則。

横方向の幅は重ねることで調整可能ですが、縦方向は余分を切断する必要があります。フリーマーケットで購入した波板専用の鋏が良く切れる。

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