Comet Leonard (C/2021 A1) — Part 2

OLYMPUS M.60mm F2.8 Macro ISO 800, f/2.8, 6.0s.

薄明前の早朝に自宅からComet Leonard (C/2021 A1)を観察+撮影できる最後の機会はやはり昨日だったようです。今朝は無理かなと思っていましたが、午前5時頃に目が覚めたので、ポーチに出て空を見上げると天候条件は良好。Arcturusと北斗七星が見えていたので、三脚とカメラ(Olympus Pen E-P5)を準備して撮影してみることにしました。一昨日は45mm F1.8を使ったらピント合わせに苦労したので今日は60mm Macro F2.8を装着しました。三脚固定でインターバル撮影に試みましたが、今日も撮影に失敗しました。双眼鏡で確認できる頃には薄明が始まり、双眼鏡でも目視確認できずに終わりました。

この彗星はこれまでのところ、肉眼彗星とは言えないように思います。近地点の12月12日(UT)頃は明け方の東の空に見えるはずですが、2022年1月3日の近日点に向けて太陽の方向に進むので、光度が増して肉眼で確認できる頃には超低空となり、薄明と干渉して残念ながら肉眼では見えない。

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Comet Leonard (C/2021 A1) — Part 1

今年最後の肉眼彗星?と言われているComet Leonard (C/2021 A1)を観察+撮影しようと早起きしました。予定では午前4時頃起床で近くの山で写真撮影でしたが、目覚めたのは午前5時頃。遅すぎる。近くの山は諦めて、ポーチから東の空を見ると、北斗七星にArcturusが見えている。

SkySafariで確認すると、12月9日午前5時30分で彗星の高度は+26ºぐらい。この高度なら自宅のポーチから見えるはず。Kenkoの双眼鏡(7×32)で淡い星雲状の彗星をArcturusの左下に捉えることができました。太陽と反対方向の左上に伸びる尻尾は思っていたよりも長い。天体観察歴半世紀の私でも辛うじて双眼鏡で確認可能な程度の明るさです。

写真撮影しようと慌てて機材を準備し、ピント合わせに手間取っている間に薄明が始まり、撮影に失敗しました。明日、12月10日の同時刻では、高度が20ºぐらいなので、自宅軒下から撮影可能な最後の機会になりそうです。

2021年12月10日追記:早起きしましたが天候条件に恵まれず、観察+撮影は断念しました。

Comet Leonard (C/2021 A1) — Part 2へと続く。