Making A Lightbox for Product Photography — Part 7

木工師匠が御山杉の端材で製作したブレスレットを持参してくださいました。球体に加工するビットを使って、珠を半分ずつ切削し、サンドペーパーで研磨してから亜麻仁油を塗布したそうです。珠の数は合計24個。かなりの労力です。

ライトボックス用に上と斜め左横からLED照明を照らしたら、影が写りました。斜め右横からも照明を当てた方が良いかもしれません。

ついでにパオロサで製作した箸も試写してみました。材の色が濃いので、Photos appでレベルとカラー、露出などを調整しました。

細長い箸の形状は撮影が難しい。

鉋で削った時に逆目になって凸凹になった部分が少し残っているのが写せれば良いかなと考えています。

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Making A Lightbox for Product Photography — Part 6

光を反射させるカレンダーを取り外して模造紙を背景幕としました。クロスも用意していますが、模造紙でどんな感じになるのか試してみることに。小刀で模造紙を切断し、背板と底板に両面テープで留めてあるだけ。背景幕は少し垂れ下がるようにしました。

背後から見るとこんな感じ。

天板には半透明のプラダンを使い、照明器具の光が透過するように。

模造紙を貼る際に使用した道具を試写してみました。光沢紙のカレンダーとは違い、光が反射していない。

模造紙を切断するのに使った手作りの切り出し小刀を落下させてしまい、柄の部分が折れました。私の心も折れました。専用の照明は使わず、自然光のみの撮影であるためか、影の出方は調整が必要です。

御山杉の端材を使って加工した一輪挿し、細かな木目が綺麗に写っています。

Photos appから書き出したJPEGファイルをPreview appで読み込んで、ToolsメニューのRemove Backgroundを実行すると背景を透明にすることができます。この時、保存するファイル形式がJPEGからPNGに変換され、ファイルサイズが大きくなるというデメリットがあります。

撮影した画像にもよりますが、無地の背景幕なら被写体のみを無色の背景で際立たせることも可能。背景にいろんなものが写っていると狙った被写体だけを切り取るのが困難で、輪郭が滑らかになりません。無地の背景幕を使って撮影し、背景を透明にした上の画像も拡大してよく見ると、輪郭がギザギザしています。まるで製品自体の外縁部がギザギザしているようにも見えるので、製品画像としては使えない。

しばらくは模造紙の背景幕を使って、試行錯誤してみます。

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Making A Lightbox for Product Photography — Part 5

底板と背板がベニヤの状態で、試しにZippoライターを試写してみました。専用の照明は使わず、ガレージのLED照明だけですが、これはこれで良いかな。木目が綺麗な薄い板をベニヤの上から張ればもっと良くなるかもしれません。

模造紙はまだ入手していないので、手元にあったカレンダーを両面テープで貼って試写してみたのが上の画像。カレンダーの裏面は光沢紙なので、光を反射していてこれは行けない。

御山杉の端材で製作した一輪挿し、これも光の反射が気になるので却下。

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Making A Lightbox for Product Photography — Part 4

木工接着剤と釘を使って二枚の側板に天板を固定しました。そして背板となるベニアを背面に釘で固定。

直角であることを確認後、底板を取り付けるための木枠を釘で固定しました。この後に底板となるベニアを木枠に釘で固定して本日の作業を終えました。後は内側の木枠をマスキングテープで隠して、バックドロップ(背景幕)を取り付ければ完成ですが、バックドロップを模造紙などの紙にするか、クロスにするか思案中。

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Making A Lightbox for Product Photography — Part 3

側板となるプラダンの寸法を調整し、フレームの溝に入れて木工接着剤で固定中。木枠の寸法は外側で450 x 300ミリ。側板は二枚、作りました。

続いて天板となるフレームに6ミリのストレートビットを装着したトリマーテーブルで、深さ5ミリの溝を切りました。天板のフレームは端から端まで溝を切りました。

切断したプラダンが溝にピタリと収まるのを確認後、天板も木工接着剤で固定しました。天板の寸法は300 x 500ミリとしました。半透明のプラダンが必要な面は天板と二枚の側板のみ。この三面の外からLED照明を投射する計画です。

ここまでの作業では釘やビスは使っていませんが、天板と側板、背板と側板や底板の接合には木工接着剤に加えて釘を使用する予定です。

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Making A Lightbox for Product Photography — Part 2

脳内図面の寸法を変更し、側板となるフレーム用18ミリ角の角材に幅6ミリ、深さ5ミリの溝を切りました。

この溝に4ミリ厚のプラダンを入れる計画です。

溝を切った側板のフレームが2個、できました。

切り出し小刀で切断したプラダンを溝に入れてみましたがサイズの微調整が必要です。

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Making A Lightbox for Product Photography — Part 1

先日、いただいた廃材と入手したプラダンを使って製品撮影用のライトボックスを製作します。想定している被写体は、箸、一輪挿し、コースター、猫用食卓テーブルなどの工作物で、ネット販売を計画する小物製品をプロっぽく撮影したいと考えています。

ネットで動画検索したら作り方を解説するYouTube動画が多数、ヒットしましたが、ダラーストア(アメリカ版100円ショップ?)で入手可能な部材を使ったものとか、古い段ボール箱を再利用したものが大半。上の方は木製フレームを使っていて本格的なライトボックスを作っています。この動画を参考にすることにしました。

斜めに穴を空ける治具、あれ前から欲しいなあと思っていますが、最近はビスを使わない枘組みや相欠きに拘っているので今回もビスを使わず木工接着剤のみで木製フレームを作ろうと考えています。

脳内図面と寸法を示す略図をもとに角材を加工しました。

フレームには18ミリの角材を使用することにしました。

実際に側面部分のフレームを床に並べてみると、長辺側(奥行き)が長すぎることがわかったので、短辺側(高さ)をもっと高くして奥行きを短くする必要がありそうです。

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Biwako Great Fireworks 2025 — Part 4

土砂降りの雨の中、三脚固定のiPhone 12 miniで、対岸の湖岸緑地公園山田-2から撮影した映像をYouTubeにアップロードしました。およそ2分の動画です。すでに旬は過ぎておりますが、来年以降の撮影時に参考になるかもしれません。

今回はiMovie編集時に選択したクリップをクロップ(切り取り)して拡大しました。動画をクロップして拡大するのは初めて。

反省点を以下にまとめておきます。

  • 出発時は晴れていても夕立や局地的豪雨の恐れがあるので、雨具は持参すべき。
  • 場所取りをする大きなブルーシートの側は避けるべき。
  • 徒歩での移動が多い場合は、車輪が付いたキャリーバッグなどを用意すべき。
  • 打ち上げ地点の確認ができるよう、双眼鏡を持参すべき。

今年、長等山テラスから撮影された方のブログサイトにリンクを張っておきます。

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Biwako Great Fireworks 2025 — Part 3

7:21

花火大会当日の朝、一年間で最も多くの人が集まる大津駅前は準備万端のようです。私も機材を準備中です。撮影地に持参する予定のカメラ機材は以下の通り。

  • Nikon D7000
  • NIKON DX AF-S NIKKOR 18-105 mm
  • NIKON ED AF-S NIKKOR 70-300 mm
  • Tokina AT-X PRO SD 11-16 mm
  • Manfrotto 3脚2台

重い70-300は要らないかもしれませんが、念の為。カメラ機材以外には折り畳みの椅子2脚と食料、飲料、シート、フラッシュライト、虫除けスプレーなど。

16:12

同居人同僚ご自宅で入手したスイカは車載したクーラーボックスに入れて冷蔵保管。

16:18

同居人同僚が所有するビニールハウスに隣接する駐車場に車を停めさせていただきました。ここに来る前に重くて大きな荷物だけ先に、車から下ろして置いておく場所がないか、山田漁港周辺を彷徨きましたが、漁港周辺ではパトカーが巡回していて路駐しないよう、警告していました。今日はそんなに暑くはないし、荷物を一時的に車から下ろすのは諦めました。

16:40

機材一式を複数のバッグに入れ、三脚と椅子を携えて、Apple Mapsのナビを半ば無視しながら山田漁港方面へと徒歩で向かいました。20分少しで目的地が目の前に見えて来ました。東の空は晴れていましたが、花火が打ち上げられる西の空は嫌な雲で覆われています。

16:47

湖岸緑地公園北山田2の南よりに陣取ることにしました。浜大津が正面に見えるので、この辺りが二等辺三角形の頂点かと思いましたが、少し南にずれている。

16:59

三脚二台を湖岸に設置し、少し離れた木の下で待機中。打ち上げ開始までまだ2時間以上はあります。

18:01

一時間後、湖岸緑地公園北山田2の北の方に移動しました。本来は一昨日、下見した湖岸緑地公園北山田3の方が二等辺三角形頂点に近いのですが、そこはすでに場所取りする人がいたので、この辺りで妥協。

18:25

花火打上開始一時間前ですが、対岸と比べるとこんなに人出が少ない。近くの湖岸緑地公園の駐車場を閉鎖しており、周辺の道路も路駐禁止なので、ここまでやって来ようとすると、徒歩か自転車での移動に限られるというのがその大きな原因だと思われます。来年もこの辺りに陣取るとすれば、車輪が付いたスーツケースのようなものを用意した方が良さそうです。

18:33

雲行きが怪しくなって来たので、雨が降り出す前に夕食を。

18:50

対岸の浜大津から大津京辺りはすでに雨が降っていそう。左の南の方と右の北の方は対岸が見えるけれど、正面だけ土砂降りかもしれません。誰かがピンポイントで花火の邪魔をしているとしか思えないような天候。

20:17 ISO 200, 99 mm, f7.1, 8.0 s

花火打ち上げ開始直前からこちら側も厚い雨雲に覆われ、あれよあれよという間に土砂降り。三脚雲台に載せたカメラを取り外して、DOMKEの防水カメラバッグに片付けて、その上にシートを被せました。少し雨足が弱まってから撮影した一枚目のExifを確認すると、午後8時過ぎ。

20:18 ISO 200, 67 mm, f7.1, 8.0 s

二カ所から打ち上げられる花火の全貌が写るよう、焦点距離を広角よりの67ミリに変更しました。座面が水溜まりのようになった椅子は使えず、ずっと立ったままリモコンでシャッターを切り続けました。

20:19 ISO 200, 67 mm, f7.1, 8.0 s

レンズが濡れないよう、カメラの上方に日傘をさして。

20:22 ISO 200, 67 mm, f7.1, 8.0 s

アロハシャツが濡れて体に張り付いている。下着まで濡れてお漏らししたかのような嫌な感触。露天風呂でシャワーに入りながら花火を鑑賞していると思えば良いのかと開き直る。しかし、実際はシャワーというより、服を着たまま琵琶湖で泳いだのかと思うほど、財布の中の紙幣まで浸水していました。ポケットのタバコは全滅。

20:25 ISO 200, 67 mm, f7.1, 8.0 s

青い花火は作るのが難しいとテレビで言ってました。滋賀県内の花火製作所でしか作れないそうです。

20:29 ISO 200, 67 mm, f7.1, 8.0 s

雨の中、f値とシャッタースピードは変更できなかったので、すべて同じf7.1と8.0秒。Photos appで大幅に補正しました。Light、Curves、Levelsなど、星空写真の如く、触っています。

21:05

駐車場所への帰路はApple Mapsのナビ通りに歩きました。途中で出会った警備の方が一言、「これから先、何十年も忘れない思い出になるで!」って。私は確実にこの世にいませんが、死ぬまで記憶に残るかもしれません。

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Biwako Great Fireworks 2025 — Part 2

皇子が丘公園駐車場

昨日の夕方、花火撮影場所候補を下見して来ました。先ずは、大津京駅から近い皇子が丘公園。花火当日に駐車場を閉鎖する案内板は見当たらなかったので、当日も利用可だと思われますが、琵琶湖方面は建物や樹木が邪魔になって花火は一部しか見えないでしょう。湖西側は湖岸まで行くか、高台や山に登らない限り、全体を見渡すことができないと思います。2014年の撮影場所、大津市歴史博物館は当日は敷地内立入禁止のようです。

早めの夕食の後、対岸の湖岸緑地公園を下見して来ました。北山田1と北山田3駐車場は前日である今日の午後1時から閉鎖されるようですが、幸いにもこの辺りから徒歩圏内にお住まいの方(同居人同僚)のご自宅若しくは所有される施設に車を停めさせていただけることになりました。

maps.apple.com(ベータ版)の衛星画像スクリーンキャプチャー

去年の支那1駐車場よりも北山田湖岸緑地公園の方が打ち上げ地点により近く、この辺りは二等辺三角形のほぼ頂点に近い理想的な撮影場所です。北山田-1はタイムズ有料駐車場になっていました。

北山田-3駐車場、南の方から見た打上地点

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Biwako Great Fireworks 2025 — Part 1

ガレージ内はあまりにも高温なので、エアコンが効いた母屋の屋根裏部屋でびわ湖大花火大会撮影候補地をネットでロケハンしています。条件は近くに駐車場とトイレがあり、人が比較的少なく、気兼ねすることなく複数の三脚が立てられること。また、二つの打ち上げ地点から遠すぎず、近すぎないことで、理想は二等辺三角形の頂点。

f/13, 8s, 165mm, ISO 200 2019

過去に撮影した花火の画像を見ていて、条件が良かったのはやはり去年と2019年の撮影地ではないかと思うようになりました。上の画像は2019年に支那1湖岸緑地公園から撮影したもの。湖面に反射する様子は写っていませんが、背景に夜景が見えるのが尚良い。

72 mm, f9, 5.0s, 2024

こちらはほぼ同じ撮影場所でAF-S DX VR Zoom-Nikkor 18-105mm ƒ3.5-5を装着したNikon D7000で2024年に撮影した画像。夜景はほとんど写っていませんが、2019年の教訓を生かして湖面に反射させています。

大会当日の交通規制内容が毎年のように変更になるので、調べてみました。滋賀県営都市公園湖岸緑地のサイトによると、2025年8月7日13時〜8月8日終日は、帰帆島2・3、北山田1・3、支那1南駐車場は入口にバリケードが設置され、駐車場が閉鎖されるとあります。尚、帰帆島の一部を除き、公園内は利用できるようです。(つまり、花火が見たければ、歩いて行けっていうこと?)

2019年と2024年の撮影地は支那1南ですが、去年も支那1南は閉鎖されていたので、隣の支那1中?に駐車しました。

去年と異なる点は、連休前の今年4月25日からゲート式有料駐車場が暫定的に導入されていること。これにより、北山田1と支那1南、支那1中、支那2が有料になっている。支那1中か支那2は大会当日に閉鎖されないようなので、利用できるかもしれない。最初の30分が無料で、以降60分毎に200円、平日当日最大800円、休日当日最大1,000円。

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Otsu-Shiga Fireworks 2025 — Part 2

およそ2週間が経過しましたが、第23回大津志賀花火大会で撮影した動画の編集が終わったので、YouTubeにアップしました。

至近距離で撮影しているので、それなりに大きな音が録音されています。

3日後に迫ったびわ湖大花火大会は現在、撮影候補地を探しているところです。比較的、人が少ない撮影地を探していますが、駐車場が近くにあるところで写真、動画撮影に適した場所はなかなか見つかりません。

上の動画は「長等山テラス」と呼ばれる、大津市街地が見渡せる絶景スポットに2023年びわ湖大花火大会当日の早朝から登って撮影されたもの。2023年は我々はマレーシア、シンガポール旅行の準備で忙しくしており、びわ湖大花火大会には行っておりません。

比叡山ドライブウェイの夢見が丘駐車場と比べると、ずっと標高が低くて打ち上げ地点からより近い展望場所のようです。穴場だそうですが、当日の午前5時半に到着して待機している先行者がすでにいたそうです。体力を考えるとこの猛暑の中をまあまあ重い機材を担いで登山する気力はありません。

過去のポストを調べた、これまでの撮影地を以下にまとめておきます。

2012年 皇子が丘公園近く
2013年 比叡山ドライブウェイ夢見が丘
2014年 大津市歴史博物館
2015年 大津京駅前パチンコ店屋上駐車場
2016年 浜大津アーカス2階バルコニー
2017年 陸上自衛隊大津駐屯地
2018年 競艇場駐車場(茶が﨑)
2019年 湖岸緑地駐車場(支那-1)
2024年 湖岸緑地駐車場(支那-1)

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Otsu-Shiga Fireworks 2025 — Part 1

第23回大津志賀花火大会は平日の7月24日(木)に開催されました。5時半頃に夏祭り開催中のThe Park 956に立ち寄り、焼きそばを調達しました。

駅前の月極駐車場に車を停めて、徒歩で去年の撮影地に近い場所にやって来ました。去年はもう少し南側の砂浜に陣取りましたが、今年は折り畳み椅子持参で、石垣の護岸上に陣取ることにしました。

花火が打ち上げられる台船はほぼ中央にありますが、ここからは少し斜めからの撮影になります。松の木が視界に入りそうですが、三脚を低めに設定すれば問題ないでしょう。

956の焼きそば、これぞ屋台の焼きそばって感じでボリュームもあります。経営者は静かに拘る方なので、普通の焼きそばではなく、「屋台の焼きそぼ」に拘っておられるのでしょう。別途用意したおにぎりも二個、食べたのでお腹いっぱい。

7時過ぎの時点ではまだ人出はそれほど多くはなかったのですが、打ち上げ花火開始の直前に急に多くなりました。少子化はどこに行ったのかと思うほど、幼い子供が多く、外国人も目立って増えているように感じました。

NIKON D7000 Tokina AT-X 116 PRO DX (AF 11-16mm ƒ2.8)
ISO 200, 24mm, f7.1, 8.0 s

持参したカメラはNikon D7000、レンズは超広角のTokina AT-X 116。流星や天の川などの星空撮影に使う組み合わせです。

NIKON D7000 Tokina AT-X 116 PRO DX (AF 11-16mm ƒ2.8)
ISO 200, 24mm, f7.1, 8.0 s

北の高島方面と対岸の東近江、彦根辺りの空がどんよりしていて時々、稲妻が見えていました。もくもくと立ち昇る積乱雲を背景に。

NIKON D7000 Tokina AT-X 116 PRO DX (AF 11-16mm ƒ2.8)
ISO 200, 24mm, f7.1, 8.0 s

珍しい写真が撮れました。稲妻と打ち上げ花火。流れ星の写真と同様、狙って撮れるものではありませんが、露出8.0秒で何枚も連続して撮っていたので偶然に視野に入りました。

NIKON D7000 Tokina AT-X 116 PRO DX (AF 11-16mm ƒ2.8)
ISO 200, 19mm, f7.1, 8.0 s

今にも雨が降り出しそうでしたが、なんとか最後まで雨は降らずに花火を楽しむことができました。

NIKON D7000 Tokina AT-X 116 PRO DX (AF 11-16mm ƒ2.8)
ISO 200, 19mm, f7.1, 8.0 s

これも稲妻と花火。

NIKON D7000 Tokina AT-X 116 PRO DX (AF 11-16mm ƒ2.8)
ISO 200, 24mm, f7.1, 8.0 s

最後に斜めから撮影している様子がよくわかる写真を一枚。Part 2では動画をアップする予定です。

Otsu-Shiga Fireworks 2025 — Part 2へと続く。

A New Photos Library For 2025

今年も新しいPhotos Libraryを作りました。過去5年間のライブラリーの容量を記録しておきます。

Photos 2024: 160.2GB
Photos 2023: 57.56GB
Photos 2022: 64.23GB
Photos 2021: 41.54GB
Photos 2020: 50.23GB

過去のライブラリーはすべて外付けHDDに保存しています。去年の容量が一昨年と比べて2.8倍と大きいのは、大津祭で撮影した4K動画ファイルが大量にあることと、C/2023 A3 (Tsuchinshan-ATLAS) 関連のRAWファイルが多く含まれることが原因だと思われます。

ライブラリーが大きくなると、画像編集時の動作が遅くなります。私は毎年、1月1日に新たにライブラリーを作成し、Macの内蔵SSDに置いています。古いライブラリーは外付けHDDに移動。このようにした方がPhotos Appを立ち上げた時の動作が軽くなります。

October 2024

Rakuten Mobile Data Usage

2024年10月は大津祭と彗星C/2023 A3 (Tuchinshan-ATLAS) 撮影三昧の忙しい一ヶ月でした。伊吹山から淡路島まで遠征もしたので、今月の楽天モバイルデータ消費量は1.91GBと多め。久しぶりに二台のデジタルカメラ(Nikon D7000とOlympus PEN E-P5)が活躍しました。怒涛の一ヶ月を下にまとめておきます。

October 1
彗星撮影の前半戦は日の出前の東の空が低い位置から見渡せる琵琶湖畔へ。日の出前なので早朝4時頃に起床。1日は低空の雲が邪魔になって彗星の姿は見えず。

OLYMPUS M.60mm F2.8 Macro, ISO 500, 120mm, f2.8, 15.0s. Shot at 04:59:25 on Oct. 2, 2024.

October 2
天候条件が悪くはなかったので、二日連続で同じ琵琶湖畔へ出撃。換算120ミリの望遠レンズで初めてこの彗星を捉えることに成功しました。

October 6
大津祭山建ての日。この日も早朝6時過ぎから旧玉屋町自治会館前で湯立山が建てられる様子をインターバル撮影。硬い赤樫で造られた玉3輪から組み立てられる様子を見たのは初めて。午後に行われた曳初めにも参加。

October 11
天狗杉と呼ばれる大きな杉がある所で彗星撮影の後半戦を開始。山の稜線が思っていたよりも高くて日没後に見えるはずの彗星は見えず。撮影場所の選択に失敗しました。

October 12
標高1260m地点にある伊吹山ドライブウェイ山頂駐車場で彗星観察の特別イベントが12日〜14日までの3日間、開催されるという情報を得て、その初日である12日に大津祭宵宮をお休みして滋賀県最高峰の伊吹山に登りました。山登りに興味がない私は滅多にこんなに標高が高いところに来ることはありません。山頂付近から見る景色に圧倒される。近くの山よりも飛び抜けて標高が高いと、地平線高度がマイナスの位置にある星が見える。

Nikon D7000 AF Nikkor 50mm ƒ1.8D, ISO 125, 75mm, f2.2, 2.5s shot at 18:21:46 on Oct. 12, 2024

彗星撮影を念頭に置いて入手した明るい50ミリ単焦点レンズを装着したNikon D7000は、ISOの設定ミスで露出不足となり、RAWで撮影したにも関わらず、残念なことにこれ以上の補正ができなくなりました。

OLYMPUS M.60mm F2.8 Macro, ISO 800, 120mm, f2.8, 4.0s. Shot at 18:24:04 on Oct. 12, 2024.

60ミリマクロレンズを装着したOlympus PEN E-P5は適正な露出設定ですが、薄雲がちょっと邪魔。彗星の地平線高度がマイナス高度であっても雲がなければまだ写ったはずですが、翌日の大津祭本祭に備えて、早めに撤収しました。

October 13
大津祭本祭も早朝6時頃から、湯立山でからくり人形を曳山に載せるシーンを撮影。

Nikon D7000 AF Nikkor 50mm ƒ1.8D, ISO 560, 75mm, f2, 1/10s shot at 17:55:55 on Oct. 13, 2024

大津祭本祭の撮影は午前中に済ませて、早めに帰宅して夕方に近所の大きな杉の木の下へ。ここは後半戦初日に撮影を試みた場所。二日が経ち、彗星は地球に最も接近する近地点にあるはず。天候条件も悪くはなかったので、彗星は写るだろうと高を括っていましたが、見えない。上の画像を撮影したのは17:56頃。彗星の高度はこの時、+11ºぐらいなのでやはり、山の稜線が高過ぎて彗星はすでに稜線の下だったのでしょう。翌日14日は淡路島に遠出する計画を立てていたので、前日の13日はお手軽撮影に済ませようとしたことがそもそもの誤りでした。

October 14
西の空が見渡せる最適な撮影地を求めて淡路島に一泊旅行。地元の人に聞いてやって来たのが五色夕日が丘公園。輝度86%の月が邪魔になることを除けば、撮影条件は概ね良好。

Apple iPhone 12 mini, ISO 800, 26mm, f1.6, 3.2s shot at 18:13:12 on Oct. 14

彗星の頭が雲の中ですが、iPhone 12 miniでも長い尻尾が写りました。ISOが低めの800なので、高感度ノイズがそれほど目立たない。後日、入手した星空撮影に特化したiOS用App、AstroShaderがあればマニュアル設定での撮影が可能なので、もっと綺麗な写真が撮れたかもしれません。

OLYMPUS M.60mm F2.8 Macro, ISO 640, 120mm, f2.8, 6.0s. Shot at 18:47:17 on Oct. 14, 2024.

この日も周囲にいた若いお兄さんがいち早く彗星を捉えました。雲と雲の間に彗星が頭を出した。

OLYMPUS M.60mm F2.8 Macro, ISO 640, 120mm, f2.8, 6.0s. Shot at 19:02:34 on Oct. 14, 2024.

また別の雲に沈みそうな彗星。尻尾が長くて換算120ミリの望遠レンズには収まらないほど。この頃には北極星が見えていて、赤道儀の極軸を合わせているので、露出をもっと長くすれば良かった。

October 17
淡路島から帰って次の日は琵琶湖対岸の湖岸緑地公園に行き、機材は準備万端でしたが突然現れた雲が空全体を覆い、月すら見えない悪条件となりました。撮れた彗星の写真は一枚だけ。


October 20
17日に行った湖岸緑地公園から少し南下した別の緑地公園で撮影に挑みましたが、この日も日没後に突然、空全体が厚い雲に覆われて撮影できず。

OLYMPUS M.60mm F2.8 Macro, ISO 1250, 120mm, f2.8, 8.0s. Shot at 18:29:40 on Oct. 21, 2024.

October 21
伊吹山と淡路島で撮影してから1週間以上が経ち、彗星は急激に減光していたはずですが、21日に近くの山の中腹で彗星の全体像を初めて捉えることができました。恐らくこういうことだと思います。上の画像を撮影したのは18時30分頃で彗星の高度は27ºでした。撮影地から見える山の稜線はおよそ高度20º。日没後、1時間以上が経過して月明かりの影響もなく、十分に空が暗かったので、4等星ぐらいまで暗くなっていた彗星が目視でも確認できるほど、明るく見えた。前方散乱のおかげで長い尻尾も写ったということでしょう。

Nikon D7000, Tokina AT-X 116 PRO DX, ISO 1250, 24mm, f2.8, 8.0s shot at 18:33:36 on Oct. 21, 2024

周囲が十分に暗い環境だと、ISOを高くして長めの露出に設定できます。画質はRAWに設定しているので、もっと大幅な補正が可能ですが、派手な写真は私の好みではないので補正は控えめに。

OLYMPUS M.60mm F2.8 Macro, ISO 1250, 120mm, f2.8, 8.0s. Shot at 18:54:13 on Oct. 21, 2024.

地上の景色が少しでも視野に入ると、星景写真って感じになります。

October 25
25日もBBさんをお誘いして山の中腹で撮影を試みましたが、生憎の天候となりました。結局、10月21日の撮影が最後となったようです。