SIMMS® Freestone Waders – Stockingfoot — Part 3

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SIMMS® Freestone WadersとSIMMS® Rock Creek Wading Bootsを実地で使用したので、その第一印象をレビューしておきます。Wild-1京都宝ヶ池店で試着した時に最も気になったのが、ウェイダーの足のサイズが大きくて、ブーツの中でだぶついていたことです。ブーツを履いてしまえば、サイズが大きいことに対する違和感はほとんど感じられなかったので、実地でも問題ないだろうと思いました。

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実際に川の中を歩いてみると、フィット感に問題はないことがわかりました。それよりも、フェルトソールのグリップが今一つ。原因は恐らく、ブーツの屈曲性ではないかと思います。ブーツ底の部分が曲がらないと、グリップしません。履きなれると、底が柔らかくなって意図したグリップが達成されるものと期待します。

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この日は中国製バンブーロッドとORVIS BATTENKILL、バンブーラインの組み合わせ。

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ウェイダーから浸水するようなこともなく、快適な釣りができました。グラベルガードはやはりあった方が、足首が引き締まって良い感じになります。

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Welcome To The Fly Fishing World — Part 4

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時の差はあれ、生まれ育った環境や嗜好、価値観が似た、というより、ほぼ同じ建築士兼大工さんの初めてのフライフィッシング釣行に同行しました。お連れした日は晴れてはいましたが、夕方になっても風が治らない日で、初めての釣行としては条件が揃っていたわけではありません。

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PatagoniaのウェイダーとCaravanのウェイディングブーツ、共にお似合いで、何度も山岳渓流での釣行経験がありそうに見えます。ルアーフィッシングは子供の頃から琵琶湖で毎日のようにされていたそうです。フライロッドとリール、フライライン、リーダー、ティペット、毛鉤などは私が所有するものをお貸ししました。

上流から風が吹く中、キャスティングを始めておよそ1時間後にはいつ釣れてもおかしくはないほど、上達のスピードが驚異的。私がルアーフィッシングから転向してフライフィッシングを本格的に始めたのは1995年ごろですが、最初の半年ぐらいはまともにキャスティングできなかったことを思うと、信じ難い光景でした。持って生まれたものが大きいのではないかと思わせる、素晴らしいキャスティングでした。

何回か魚がヒットしましたが、フライ着水後のフライラインの扱い方を教えていなかったため、釣り上げることはできずじまいでした。まさか、初日でここまでキャストできるとは思っていなかったので、「余ったラインは左手で取り込んで、いつでも合わせられるよう、ラインは張った状態を維持する」など、キャスティング後の基本を教える時間的余裕がなかったのです。

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River Guide Wading Boots — Part 5

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フェルトソールを張り替えたRiver Guideウェイディングブーツを実際に着用し、接着強度に問題がないか、実地で試験しました。濡れた大きな岩がゴロゴロしている源流部に近いところを2時間ほどかけて遡行しましたが、フェルトが剥がれそうになることはなく、接着強度に問題がないことがわかりました。ソール交換前と比べて、苔が生えた岩場でのグリップ力が大幅に改善されました。

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この日は張り替えたフェルトソールの実地試験が主な目的なので、釣果は二の次ではありましたが、先行者がおられてコカゲロウの季節が終わっていることもあり、カゲロウを模した毛鉤は見向きもされない状況でした。残念ながら今年のベストシーズンはすでに終わっていると考えた方が良さそうです。

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Gone Fishing 2018 — Part 3

Suzuki HUSTLER A

F1 Monaco GPが開催される5月末はカゲロウの季節。私のフライボックスにはカゲロウを模した毛鉤のみ入れているので、釣行するには最適な季節です。フライフィッシングをする人口が減少し続けているので、きっとこの日もいつもの川に釣り人はいないだろうし、複数の大きなアマゴやイワナが釣れるだろうと考えていました。

Suzuki HUSTLER A

しかし、入渓地点すぐ近くの駐車位置に車を停める頃にはそうした楽観的な予想は的中しないだろうと考え直しました。駐車位置に到着するまでに林道ですれ違った車が2台、路肩に駐車していた車が3台ありました。止めを刺したのが林道を歩いて下りて来た女性二人と男性一人。それぞれがフライリールを取り付けたフライロッドを持っておられるのを見て私の予想は「釣れない」に一変しました。

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イブニングライズが確認できても先行者が通過したスポットでは魚はやはり釣れない。

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この日は久しぶりに自作ロッドとHouse of HardyのFlyweightリールの組み合わせ。カゲロウのハッチはないし、チープな7番のティペットが絡んでいる。これではすでにプレッシャーを感じている魚が毛鉤に食いつくわけがない。

修正した予想が的中し、思い通りの釣果ゼロとなり、おかしな満足感が得られました。坊主でも楽しいと思うのがフライフィッシングです。

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Gone Fishing 2018 — Part 2

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今季初めて釣行した日の翌日は雨、今日(5月3日)は午後から晴れの予報。紛失した大事なAyaのランディングネットを回収にやって来ました。同行者2名を車(Suzuki HUSTELR)に待たせているので、私はMT4のウェイダーとRiver Guideのウェイディングブーツだけ着用して、ロッドとリールは持たずに入渓しました。

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雨が降っていたので他の釣り人は恐らく入渓していないだろうと思われます。写真撮影した場所にネットを置き忘れたのだろうと思い、その場所に行って辺りを探しましたがネットは見つからず。数年前に同じ川の下流で崖から滑落しそうになった時に紛失したOrvisのワックスコットン製バケツハットの二の舞か?

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半分諦めながらもう少し上流に行くと、大きな岩の狭間に自己格納式リール型のキーチェーン、Key-BAK60周年記念モデルに取り付けたAyaのランディングネットが見つかりました。

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こんなところに!確かにこの大きな岩の狭間を通過した記憶はありますが、落とせば気付くはずだろうに。見つかった場所よりもう少し上流で3匹目か4匹目を釣り上げた際に、ランディングネットを用意しようとしました。しかし、小さな魚だったのでやっぱり写真撮影しないでおこうとネットをどこかに置いたような微かな記憶があります。川は雨で増水していたので、そこからこの大きな岩の狭間に流れ落ちて来たのかもしれません。

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紛失したAyaのランディングネットとKey-BAK 60周年記念のキーチェーンを無事に回収して駐車位置に戻りました。紛失した時もこのような出で立ちでした。キーチェーンごとベルトから外れてランディングネットが落下し、そのことに気付かないことは考えにくいので、やはり置き忘れたのでしょう。置き忘れたことを忘れることは十分にあり得ます。

今回のように河原で紛失した釣り道具を大型連休真っ只中の二日後に回収できたこと自体が奇跡的と最初は考えましたが、それほどでもないのかもしれないと思い直しました。日本の釣り人口は下降線を辿っています。中でもフライフィッシングをする人の人口は減少の一途。餌釣りの人が入渓していたとしても、狙うポイントが異なるのであの大きな岩の狭間には足を踏み入れることがなかったのかもしれません。

この日、2WDのSuzuki HUSTLER Aで初めて、未舗装道路を走行しました。上下左右に大きく揺れるサスペンションはJimney譲りなのか?という印象を持ちました。最低地上高が180ミリと比較的高いので、Jimneyほどではありませんが、そこそこの悪路走破性が備わっています。

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Gone Fishing 2018 — Part 1

今シーズン初めて(2年ぶり)の釣行はホームグラウンドとしているいつもの山岳渓流で。午後4時過ぎ頃に入渓し、しばらくして同行者がこの渓流では大きな天然アマゴを釣り上げました。動画は私のiPhone 7で撮影。(6月5日注記:上の動画は個人的な情報が含まれるため、Flickrサイトでの動画公開を停止させていただきました。)

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程なくして私の毛鉤にも大きめのヤマメのようなアマゴがヒットしました。

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朱点がほとんどないので、ヤマメと言っても良いでしょう。Ayaのランディングネットに釣り上げた魚を入れて、iPhone 7で写真撮影しました。魚はすぐにリリース。

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iPhoneはバッテリーの消耗を防ぐために機内モードに設定してありましたが、GPS位置情報は記録されていました。釣行した日の二日後になって、大事なAyaのランディングネットを紛失したことに気付きました。私が1匹目を釣り上げた辺りで紛失したものと思われます。

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