The Moonlit Geminids 2011

Geminids 2011

ふたご座流星群極大時刻のおよそ1時間前から二回目の出陣。気温がどんどん下がり、滅多に曇ることがないOlympus PEN E-P1に装着した17mmパンケーキのレンズフィルターが曇り始めた頃に西の空でゆっくりと流れる明るい流星を一枚、撮影することができました。長い軌跡から察すると、紛れもなくふたご座流星群に属するものです。樹木をフレーム内に収めたかったので、カメラを低い角度で三脚に設置しました。そのため、天頂付近にあった双子座と放射点は写っていません。流星はオリオン座とおうし座の間に降ってきました。

Geminids 2011

こちらはNikon D90 w/Tokina AT-X 116 PRO DX (AF 11-16mm f/2.8)で同じ場所で撮影したもの。広角ズームレンズは換算24mmに設定。ペルセウスに流星が突き刺さるように降ってきました。月明かりの影響か、確認できた流星の数は去年、一昨年と比べて半分ほど。しかしながら、影ができるほど明るい月明かりの下でも予想以上に多くの流星が流れました。ハクキンカイロの燃料も切れて、東の空に薄い雲が広がり始めたので、撤収。

今夜も、ふたご座流星群は見れます。月の出は午後9時20分頃、放射点が昇るのが午後6時半頃なので、晴れていれば月が昇る前の3時間ほどがチャンスです。

Geminids 2011 Before The Moon Rises

Geminids 2011

月が昇るまで、午後7時半頃から1時間半ほど、近くの工事現場でふたご座流星群の観察と撮影を試みました。確認できた流星は5個ほど。雲一つない天候で観察日和ですが、この時間帯は放射点が低くて数は期待できません。上の写真、左下の双子座辺りから牡牛座方向にゆっくり流れる明るい流星をとらえています。ふたご座流星群に属する流星は速度が遅いのが特徴です。

Geminids 2011

オレンジ色の月が見えてきました。朝日のように柔らかい光だったので記念に撮影したら、軌跡が短い流星が双子座カストルの近くに写っていました。画像をクリックすれば流星の位置がわかります。放射点に近い流星は軌跡が短くなる傾向があります。

極大時刻の少し前に、再び観察、撮影に出かける予定です。

Geminids 2011

画像はIMO (International Meteor Organization)のグラフを参照しています。月明かりにも関わらず、ふたご座流星群のZHRがすでに50を超えていますが?、予想される極大時刻は15日早朝(JST午前2時頃)です。極大時刻に放射点は天頂付近にあり、すぐ近くの蟹座に輝度83.1%の明るい月があり、暗い流星が見えなくなります。

(12月14日午後12時50分追記)本日、私が住む地域でふたご座流星群放射点が地平線に見えるのは午後6時半頃、月の出は午後8時17分。月明かりが邪魔になるのはたぶん9時頃からなので、7時から9時頃の時間帯も観察には適しているかもしれません。この時間帯なら北東の空を見ていれば、いくつか流れると予想します。月が高い位置に昇れば、放射点の方角ではなく、できるかぎり月明かりの影響を受けない方を見ていると、多くの流星が観察できると思われます。

The Red Moon and A Shooting Star

Total Lunar Eclipse

換算600mmの超望遠レンズで赤い月を撮影しようと試みましたが、失敗。完全に月が地球の陰に隠れる前のこの程度で精一杯でした。月は天頂近くにあるので、ピントは手鏡を使って合わせてあります。可動式の液晶モニターがなくても少し、工夫すれば手鏡でもピント合わせが可能なことがわかりました。

The Red Moon and A Shooting Star

月が赤いうちに近くの雑木林に移動。今度は超広角レンズで双子座流星群を狙ってみました。運良く、赤い月のすぐ下を左上から右下に流れました。赤い月と流星を同時に捕らえたこのような写真は二度と撮れないような気がします。一時間ほどの間に双子座流星群に属すると思われる流星を目視で5個ほど確認しました。

Total Lunar Eclipse 2011

極僅かですが半影食になると、25秒間の露出ではこんな風に月は明るく写ります。回りの星は暗いものも含めてたくさん写っていますが、三日月ぐらいの状態に戻ると空は青くなり、明るいオリオン座ぐらいしか写らなくなります。

次に日本で観察できる皆既月食は約3年後の2014年10月8日。この時はジャコビニ流星群(りゅう座流星群)といっしょに見れるかもしれません。

SkySafari for Mac OS X

まだ間に合うでしょうか。SkySafari for Mac OS Xは12月8日までMac App Storeで¥85でダウンロードできます。大きなモニターで見れば迫力あります。

普段、私はiOS用のSkySafari 3をiPadとiPhoneで使用しています。(こちらも現在¥85)そのMac版が開発されたことは知っていて、以前から試してみたいと思っていました。

初めてSkySafari for Mac OS Xを立ち上げると、まるでiOS用Appの如く、現在地情報を使用しても良いか尋ねてきます。iMacにGPSは付いていないので、詳しい現在地を特定することはできないだろうと思い、OKをクリックすると、見覚えがある東経と北緯を表す数値が…

念のため、Google Mapsの検索フィールドにSkySafariで特定された北緯と東経をコンマで区切って入力してみました。驚いたことにiMacを設置してある自宅所在地がピンポイントで現れました。観光地でもないのに、ストリートビュー付き。しかも画像が更新されており、撮影されたのは去年の10月上旬。(庭のキンモクセイが開花している。)

そう言えば、去年、Googleストリートビューカーが撮影と同時にWi-Fiネットワーク名であるSSID (Service Set Identifier)と無線LANルーターのMACアドレスを記録していたとするニュースが話題になっていました。問題となったのはストリートビューカーが無線LANアクセスポイント情報だけではなく、通信内容も収集、記録していたことです。私のTime CapsuleのSSIDとMACアドレスが記録されていて、撮影した画像データに関連付けられているのでしょうか。Google Mapsにアクセスした時点でどこからアクセスしたのかを把握し、ストリートビューカーが記録したデータと照合して、現在地を特定しているとすればぞっとします。

正確な現在地を入力して使用すれば、たとえば月が昇る時刻を正しく知ることもできます。星座の見え方もモニター上で正確に再現できるので便利なのですが、ちょっと複雑な気分。

12月9日17時追記:明日の皆既月食を記念して、12月12日まで、SkySafari for Mac OS XとSkySafari 3共に無料になっています。

The Moonlit Leonids

Waning Gibbous

月が昇るまで2時間ほど、しし座流星群の観察を東の空で行いましたが、放射点が昇っていない時間帯ということもあり、成果は今一つ。おうし座流星群北群に属すると思われる赤い流星がふたご座付近にゆっくり落ちてくるのを一つ、目視で確認できただけ。

Nikon AF Nikkor 75-300mm f/4.5-5.6をフォクトレンダーのマウントアダプターを介してOlympus PEN E-P1に装着し、マニュアルモードで月を撮影してみました。画像は望遠端で換算600mm、Shutter Speed 1/125秒、f/8、ISO 200の設定で撮影し、クロップしてからApertureで補正してあります。日本全国で見られる12月10日の皆既月食の撮影練習を兼ねています。天候次第ではありますが、去年12月21日の皆既月食よりも観測条件は良さそうです。皆既食の最大時刻(国立天文台23時31.8分)と南中時刻がほぼ同じで、しかも土曜日です。

The Northern Taurids

The Northern Taurids?

ぼちぼちしし座流星群の季節なので、月が昇る前に昨夜2時間ほど、撮影に出かけました。一枚目に写っていたのが、しし座流星群ではなく、おうし座流星群北群に属すると思われる流星でした。しし座はまだ地平線の下の方なので、目視では一個も確認できず。

DSC_0505

月が昇るまでは撮影を続けるつもりでしたが、あまりの寒さに負けて早々と退散。すすきをフレームに入れてみました。しかし、風にゆられてすすきはつねに動いているので撮影は困難。

しし座流星群の極大時刻は11月18日午前11時40分(JMT)、IMOによれば予想されるZHRは20+、今夜の月の出は午後10時23分、輝度は65.08%、しし座が昇ってくるのが午前零時過ぎ。天気予報によれば今夜は日が変わる頃から曇り。放射点が地平線より上に昇る頃から天気は下り坂なので、残念ながら、観察には適していないかもしれません。

The Taurids 2011

The Taurids 2011

おうし座流星群に属すると思われる超低速の流れ星をインターバル撮影していたRicoh GR Digital IIIが捕らえました。軌跡から推定すると、北群の方だと思います。この流星で2秒以上、見えていました。この他にもおうし座流星群ではない低速の非常に明るい流星を目視で確認しています。

DSC_0433

Ricoh GRDは露出30秒間、シャッター間隔1分に設定したまま自宅軒下に放置。三脚に載せたNikon D90を持って、徒歩で近くの工事現場へと向かい、数枚、星景写真を撮影。こちらの写真にはおうし座の一部とオリオン座をフレーム内に入れましたが、流星は写っていません。レンズフィルターが曇ったので、クロスで拭きながらの撮影になりました。

The Orionids 2011 Maximum ZHR

DSC_0308

今年のオリオン座流星群は予想に反して多くの流れ星が観測できました。IMOが予想したZHR (Zenithal Hourly Rate) 25に対して、10月22日 (UTC) に最大47になっています。(10月31日追記:最大ZHRは47から38に変更されています。)上の画像はJST10月28日午前1時43分頃に撮影したオリオン座流星群に属すると思われる流星。極大時刻から1週間近く経過していましたが、まだZHR20ぐらいで流れていました。

Almost A Fireball

The Orionids 2011?
2011年10月23日午後11時53分頃撮影

昨夜から今朝にかけては満天の星空、極大日時を二日ほど過ぎていたとは言え、オリオン座流星群の絶好の観測日和でした。天の川が見えていたので、急遽撮影機材を用意して午後10時過ぎからいつもの近くの山へ。オリオン座と流星群の輻射点が、ある程度の高度に昇るまでは、西の地平線に落ちる夏の大三角形と北の空に輝くカシオペア座の辺りを主に撮影していました。カメラを天頂付近に向けると、大量の夜露を受けてレンズに塗布した曇り止めも効果なし。レンズをクロスで拭きながらの撮影となりました。

輻射点が携帯電話基地局の上辺りに達した頃から、カメラを東の空に向け、しばらくして撮れたのが上の写真。こんなに明るい流れ星は久しぶり。火球一歩手前の明るさです。目視でも確認できましたが、スピードは極めて遅く、「火の粉が空から降って来る」ような感じでした。この「降って来る」という印象が脳裏に焼き付いてしまい、オリオン座流星群に属するものなのかどうか、特定するのに時間がかかりました。この時期はおうし座流星群(南群)の活動期でもあり、カメラが捕らえたこの非常に明るい流星は、オリオン座流星群輻射点とおうし座流星群(南群)輻射点を結んだ直線上にあります。地平線に向かって本当に降って来たのならおうし座流星群に属するものであり、携帯電話基地局の近くから天頂方向へ流れたのならオリオン座流星群に属する流れ星ということになります。

オリオン座流星群に属するものであるという根拠は、私の曖昧な記憶ではなく、直後に撮影した画像に写っていた流星痕の位置です。火球のように明るいこの流星は緑からオレンジへと色を変化させながら流れています。痕が写っていたのはオレンジの方なので、オリオン座流星群に属すると思われます。

DSC_0185

日が変わる頃に自宅に戻り、軒下から撮影を続けました。近くの山では目視で確認できた流星は5個ほど、自宅に戻ってからは2時間ほどで10個以上。オリオン座流星群に属するものとおうし座流星群(南群)に属すると思われる流星が交互に現れるような状況でした。上の画像に写っているのはおうし座流星群に属するものと思われます。こちらの流星は間違いなく空から降ってきました。

The Orionids 2011

The Orionids 2009
The Orionids 2009(2009年10月23日午前1時50分頃撮影)

先日の10月りゅう座流星群(ジャコビニ流星群)は極大時刻(2011年10月9日午前5時頃)の前後1時間に集中してZHR100~300の流星雨として13年ぶりに主にヨーロッパで出現したそうですが、日本では残念ながら輻射点が低く、夜明け前ということもあり、ほとんど確認できなかったようです。私も当日午前4時半頃に10分ほど観察しましたが、一つも確認することはできませんでした。

次の大きな流星群は10月21日頃に極大となるオリオン座流星群です。ピークに集中する流星群ではないので今夜ぐらいから見られるかもしれません。しかし、今夜の月の出は私が住む地域では午後10時27分、輝度59.7%なので、日没から午後11時頃までが好機かもしれません。月が出てからも、2009年に撮影した上の画像のような火球を狙うのであれば、月明かりの影響はあまり考慮しなくても良いので、輻射点が高くなる11時以降が良いかもしれません。

週末(たとえば10月22日)になると月の出は翌日午前1時39分、輝度34.4%と条件は良くなりますが、天気は下り坂。今夜と明晩ぐらいが観察と写真撮影には適しているかもしれません。

10月20日午前零時追記

DSC_0003

午後9時頃から1時間ほど、近くの山で撮影を試みましたが、流星は一つも確認できませんでした。2時間は観察を続けるつもりでしたが蚊に刺されて退散。帰宅後、再び撮影を試みましたが、ご覧のように空は薄い雲に覆われ、月が昇り始めました。

10月20日午前11時追記

DSC_0002

午前2時頃になると雲が消えて、星空が戻ったので、30分ほど軒先で撮影と観察を再開しました。輝度59.7%の月明かりを視野に入れると、こんな感じで月明かりは眩しいほどに流星観測の邪魔になりますが、それでも暗い星も写っています。半時間ほどの観察で、東の空のみで目視で確認できた流星は5個。その内の4個はオリオン座流星群に属するものと思われます。この時間帯はカメラ一台での撮影だったので、残念ながら流星は写っていません。

IMOでは極大時の予想ZHRは25としていますが、極大日の2日前で30分、東の空だけで4個とすれば、極大時のZHRはもっと多くなるのではないかと私は思います。今晩も晴れていれば、観察と撮影を行います。月明かりが邪魔になるとは言え、やはり輻射点が高い位置になる午後10時以降ぐらいからが観察には適しているかもしれません。

(10月21日午後4時追記)

PA210580

昨夜午後11時頃から本日早朝午前2時過ぎ頃にかけて写真撮影と観察を行いました。東の空が薄い雲に覆われていたこともあり、目視で確認できた流星は0個、写真に写っていた暗い流星が1個でした。IMOでまとめられた観測データでもUTC10月19日16:36でZHR20に対し、UTC10月20日01:49でZHR16と減少しています。極大時刻は日本時間で明日の早朝ですが、なぜかZHRが減少?オリオン座流星群はピークを特定することが困難な流星群なのかもしれません。

上の画像は、Olympus PEN E-P1 w/17mm Pancakeで撮影したもの。(流星は写っていません。左下の明るい天体は輝度44%の月)このカメラはISO500ぐらいから長秒時露出(30秒間)で醜い横縞模様のノイズが現れますが、今回、試しにNoise Filterを”LOW”に設定して撮影した画像はそれほど醜いものではありません。(Apertureで補正はしてあります。)これまでは”STANDARD”の設定でした。横縞ノイズは天体写真には不適切なノイズ処理の結果であるかもしれません。天体写真に最適化したノイズ処理ではないことは確かなので、常識的な判断で設定すると酷いことになる一つの例だと思うことにします。

Perseid Below

Credit: Ron Garan, ISS Expedition 28 Crew, NASA

流星観測や撮影を趣味にする地上の我々はこの日(8月13日夜)、避けようがない満月の明かりに悩まされながら、少しでも月明かりの影響が少ない方角を見上げていました。条件が悪くない年なら一時間に数十個は見れるのに、今年は数個程度。流れ星がほとんど見えないので、代わりにISS (International Space Station)を観察した人も多くいたはずです。そのISSに搭乗する宇宙飛行士Ron Garan氏がペルセウス座流星群に属する明るい流星をNikon D3Sで撮影。

ISSは高度約380kmの軌道を周回。スイフト・タットル彗星が残した塵が、大気圏内で光るのは、より大気の密度が高い、地表からおよそ100kmの高度。(ISS軌道の高度よりもずっと地表に近い。)地球を見下ろすと流星が見える、何か不思議な感じがします。流星は画像中心の少し右、airglow(夜光)が緑に輝き、流星の直ぐ上の方に牛飼座アルクトゥルスが見えます。右上フレームの外、ソーラーパネルの向こう側から太陽光が射しています。この画像は8月13日、北京の北西約400kmの上空で撮影されたそうです。

画像をダウンロードしてApertureのライブラリーに入れてみると、同日の午後8時30分頃に撮影した満月の写真のすぐ前に取り込まれました。Exifを見ると、撮影時刻は8/13/11 7:13:37 PM GMT+09.00、ISO 6400、焦点距離22.0mm、f/2.8、シャッター速度1.0sとなっています。このカメラ設定データから推測すると、流星は偶然に捕らえたものと思われます。

Perseids 2011

P8130131

満月を背にして西の空を撮影している時に不思議な飛行物体を見ました。山のすぐ上の明るい星は牛飼座アークトゥルス。そのアークトゥルスと同じぐらいの光度の星のようなものがゆっくりとした速さで南の方に移動する様子を撮影しました。目視では動いていることがわからないほど遅い速度。上の画像の撮影時刻は、Exifによると8月13日午後10時00分50秒。露出30秒間でこの移動距離ですから、飛行機や人工衛星ではありません。

P8130132

次のコマの撮影時刻は、午後10時02分02秒になっています。露出は同じ30秒。この日はISS(国際宇宙ステーション)が上空を通過するのは知っていましたが、撮影地での通過予想時刻は午後8時15分から午後8時20分(南西から北東)なので、時刻が一致しません。このような奇妙な光る物体が写真に写ったのは、2009年のオリオン座流星群の時以来です。しかし、あの時は目視で確認した訳ではないので撮影機材が原因とも考えられますが、今回は肉眼でも確認しているので実際に光る物体がゆっくりと移動したのは間違いありません。

Perseids 2011

近くの山では目視で確認できた流星は2時間弱で4個。撮影に成功したのはその内の1個。やはり、満月の明かりが強烈すぎて普段なら見える星が見えません。早目に帰宅して一旦、画像ファイルをiMacに取り込んでから、今度は自宅軒下で撮影を再開。上の流星は軌跡から推測するとペルセウス座流星群に属するものです。

そしてこちらが火球クラスの明るい流星!どこに?と言われそうですが、撮影者にとっては大きな収穫です。画像左下の樹木に突き刺さるような感じで右上から左下に。

カシオペア座とペルセウス座、右下の明るいのが木星。構図としては面白い写真ですが、写っている流星はペルセウス座流星群に属するものではないと思われます。自宅軒下では東の空を主に約2時間の観察で確認できた流星は4個ほど。すべて写真に撮影することができました。

次の大きな流星群は10月8日極大日を迎えるジャコビニ流星群(10月りゅう座流星群)ですが、この日も満月に近い月明かりが邪魔になりそうです。しかし、今年はかなりの数が期待できるかもしれないと考える研究者もおられます。

Getting Ready for Perseids 2011

DSC_0011

8月12日午前1時〜2時頃:南の空に明るい月と街灯、空は雲が多いという最悪の状況で、カメラ二台体制でペルセウス座流星群を狙ってみましたが、結果はご覧の通り。上の画像はNikon D90 w/Tokina AT-X 116 PRO DXを用いて、ISOを低めの800でRAW撮影したもの。放射点を枠に入れてみましたが、空が明るいので暗い星が写りません。合計100枚ほど撮影しましたが、写っていた流星は1個、目視で確認できたのも1個でした。

8月13日午前1時40分:昨日よりもさらに条件が悪い極大日当日の早朝。空は雲に覆われ月も見えません。去年も極大日は雲に覆われていました。今夜は天気予報では快晴なので期待できます。

8月13日午後8時30分:

Full Moon

満月の眩しい光が邪魔。これから撮影に出かけます。

Moon and Perseids 2011

月齢と月の出、月の入りがわかるシンプルなiOS Appを探していて、見つけたのがこの”Moon“というネーミングのたいへんわかりやすいアプリケーションです。iPhoneとiPadの両方に対応していますが、画面は横置きのみに対応。

上のiPhoneスクリーンショットは、2011年度ペルセウス座流星群極大の頃の月齢。月の出午後5時39分、月の入り午前4時30分で輝度が95.1%なので、観測条件としては最悪。年間三大流星群の一つでもあり、ZHR100ぐらいが予想されていますが、そのほとんどが月明かりで見えないという残念な状況です。しかしながら、月の位置と逆方向を観測すれば、明るい流星がいくつか見えると思います。

ペルセウス座流星群はすでに活動期に入っており、現在も条件が良ければ一時間に10〜15個ぐらいは見えるかもしれません。IMOのグラフが参考になります。