Broken Hatchet Handle — Part 1

昨日は早朝から雪が降り、今季初の積雪となりました。例年と比べて3週間ほど遅いように思います。今回の積雪は10センチぐらいであり、この程度では除雪車は来ない。

河川敷での伐倒伐採作業は中止になったので、焚き付け用の細くて薄い薪を手斧で割っていたら、去年の春に製作した1944年American Fork & Hoe Co.用の柄が破損しました。材は欅ですが、縦方向に割れました。新たに柄を製作する用件ができました。今度は丸い楔を使ってみよう。

Broken Hatchet Handle — Part 2へと続く。

Kitano Tenmangu Tenjin Flea Market — Part 7

今日は北野天満宮終い天神へ。いつもの駐車場に車を停めて、少し歩き始めた時、最近、久しぶりに履くようになったTimberlandの革靴がこんなことに。右側のラバー製ソールが外れました。30年近くも前にアメリカのプレミアムアウトレットで購入したものなので、接着剤の経年劣化が原因だろう。駐車場に引き返しても履き替える靴はないので、このまま終い天神へと向かいました。

古道具から調理器具まで何でも格安で売ってくれるいつものおじさんの店で、目に留まったのは天然砥石と思われる、小さめの砥石。

そして銘が入っていない花鋏。

同行者が手にしているのはLobster(エビ印)のモンキレンチ。

別の店で見つけた掘り出し物はすぐにも使えそうな500円の小刀。

小さめの花鋏も500円。こちらは銘が入っているので高価なものかもしれない。

終い弘法と比べて、外国人観光客が多い印象でした。

ランチはいつもの傳七で。

帰宅後、ツツジの小枝を試し切り。まあまあ切れますが、研げばもっと切れそう。

本日、入手したもの。合計で3,000円でした。

Kitano Tenmangu Tenjin Flea Market — Part 8へと続く。
Kitano Tenmangu Tenjin Flea Market — Part 6に戻る。

Toji Kobo Flea Market — Part 5

本日の東寺は終い弘法、前進するのも容易ではないほど多くの人で賑わっています。外国人観光客の比率が少ない。

久しぶりに紅生姜を買ってからいつものように主に古道具を見て回りました。土牛(DOGYU)というブランドの工具メーカーは、KOMASOさんに教えてもらうまで意識してなかったのですが、この会社も三木市に本社があるようです。

調理器具からハンドツール、電動工具など、品揃えが物凄く豊富ないつものお店で今回、目に付いたのがこの石頭。

石頭の部分だけで3.5キロほど。

今日は久しぶりにBarbourのBedaleワックスジャケットにショルダーバッグ。

金継ぎの技法を利用して、陶器の破片を加工したアクセサリーを販売する店に目が留まりました。ピアスやイアリング、ペンダントなど、セットで三千円台。ステンドグラスの技法を利用したアクセサリーを20台の頃に製作した経験がありますが、似たものがあります。

一千円で入手したこの両口ハンマー、ヘッド部の重さと肢の長さが釣り合わない。

使用しているうちに柄が折れたのでしょう。

ヘッド部に漢字で「土牛」の刻印があります。短い柄では使いにくいので、堅木で柄を新調しよう。

Toji Kobo Flea Market — Part 6へと続く。
Toji Kobo Flea Market — Part 4に戻る。

A Short Straight-Bladed Knife

東寺ガラクタ市で400円で入手した、錆だらけの切り出し小刀を磨き倒しました。先ずはサンドペーパーで錆を落とした後、金属磨きのピカールを小刀全体に塗布してミニルーターで磨きました。

その後、荒砥で刃を研ぎましたが、なかなか刃が付かないので、砥石は諦めて、両頭グラインダーで半ば強引に刃を付けました。

グラインダーで削った際にできる返りを取り除いてから、荒砥、中砥、合砥の順に、指から出血するまでひたすら研いだらやっと鋭い刃が付きました。

銘が入っていますが、残念ながら判読不可能。良く切れる切り出し小刀に化けました。

Making Beehive Boxes for Japanese Honey Bees — Part 6

ニホンミツバチの重箱式巣箱を持ち上げて、重箱を下から一段追加する際に使う道具をお隣さんが購入されました。購入されたのは使用荷重300kgのHELIX製ロープホイスト。薪割り台として使っている玉切りした丸太を重箱に見立てて、ホイストをガレージの梁にぶら下げて、リフトアップを試してみました。滑車が上下で4個ずつあり、1/4の力で持ち上げることができるそうです。単独で作業するにはこのような道具が必需品になります。

Making Beehive Boxes for Japanese Honey Bees — Part 7へと続く。
Making Beehive Boxes for Japanese Honey Bees — Part 5に戻る。

Flea Market at Adogawa Toju-No-Sato Roadside Station — Part 7

今月も第4日曜日は安曇川藤樹の里道の駅で開催される、がらくた市に朝早くに出かけました。

古物とふしぎなガレージ」さんの露店で見つけた年代物のトイレットペーパーホルダー。真鍮製と思われるこのホルダーは、ペーパーを交換する際にネジを緩めて外す必要があり、トイレで使うと面倒そう。予備専用のホルダーなら頻繁にペーパーを取り換えることはないので、そうした用途なら使えるかもしれない。

いつもの店(こまそう)では珍しい鉋を見せていただきました。多分、私が関心を持つだろうと思って、用意していたようです。

如何にも切れ味が良さそうな刃。両際鉋というか、作里鉋の一種だと思います。

伊勢海老マークのC型クランプ、これも珍しい。造りがしっかりとしている。当初、アメリカのブランドだと思っていましたが、LOBSTER(エビ印)のこの工具は130年の歴史がある日本のブランドだそうです。このクランプはB型シャコ万力スタンダードタイプB-Aだそうで、高級工具であることがわかりました。

同行者は金継ぎ用の骨董の皿や茶碗、湯呑みを入手。

来月は第4日曜の12月22日に開催されるようです。

Flea Market at Adogawa Toju-No-Sato Roadside Station — Part 8へと続く。
Flea Market at Adogawa Toju-No-Sato Roadside Station — Part 6に戻る。

Miki City Hardware Exhibition

金物の町、三木市では主要メーカーが集う大規模な展示販売会が年に二回あるそうです。春に行った「鍛冶でっせ!」が開かれた「道の駅みき」の駐車場に車を停めて、無料巡回バスに乗り、「三木金物まつり」の会場へと向かいました。

屋外で展示販売されていたのは多分、金物の卸売業者による出展。「鍛冶でっせ!」と比べると屋外出展者がずっと多く、規模が大きいのがわかります。来場者は一般客が大多数。

どういうものが売られているのか、見て行きます。興味がある店のみ写真撮影しました。

最近、特に興味がある椿油は複数の店で販売されていました。自分で油を抽出しようと、椿の実を集めていますが、この量(240㎖)で700円は格安なのだと思います。これだけの量を抽出しようとしたら、恐らく1キロ以上の実が必要になるだろう。

鉋や鑿はほぼすべてが職人用なので、それなりの値がします。

天然砥石合砥は1万円以上のものが多い。

中国産の天然砥石を販売する人がおられました。メルカリに出品している人かもしれません。日本産の合砥と比べて価格が安く、実物が見たいと思っていました。

#10,000相当だとされる砥石に触れてみましたが、私には細かくても#5,000ぐらいにしか思えなかった。

赤樫でできた玄能の柄。白樫よりも高価。

高級な柄は自作するとして、100円で販売されていたこの柄をお手本にします。

本革製の布袋。

上下逆になった切り株に3本の脚が取り付けられた作業台、これも参考にできそう。この台はナイフの試し切りをするためのもので非売品。

ランチは三木市に本店がある珈集のカレーライス。トッピングなしでいただきました。程よいスパイシーなカレーでした。見た目よりもずっと美味しい。

午後は建物内に入りました。中と小の楔が110円。

親しくなった職人さんの会社、ヒシカ工業のブースへ。別所二郎作の210ミリ硬木用片刃鋸を使って、高級な硬木、黒檀を試し切り。片刃ではありますが、硬木の場合は縦挽きにも使えるとのことでした。用途は黒檀・紫檀・樫・広葉樹などの硬木。製品ページには特徴としてこんな風に記載されています。「木目の詰まった硬木に負けないような目立て加工をしており、難なくご使用になれます。竹細工にもご使用いただけます。」

春の「鍛冶でっせ!」で入手した同じ別所二郎作の210ミリ両刃鋸と同様、感動的とも言える、切れ味でした。両刃鋸の用途は杉や桧などの針葉樹、一般木材ですが、同様の切れ味で硬木にも使えるというのがこの硬木用片刃鋸。いずれも本職用なので、慣れていない人が必要以上に力を入れて切削作業をすると、刃が折れる可能性があります。

Sawing Japanese Cherry — Part 2

用途は考えずにフリーマーケットで買って来た一枚500円の桜。厚み100ミリの板の中央部分で大きな割れがあり、このままの状態で天板にはできないだろうと思い、鉈を使って取り敢えず、二つに割りました。その片割れがこれ。耳付きでしたが樹皮はできる限り取り除きました。

当初、自作のテーブルソーで二回に分けて縦挽きしようかと思いましたが、片割れでも重くて材を動かすのに難儀しそうだったので、丸鋸を使って縦挽きすることにしました。

丸鋸で縦挽きする場合は裏表合計4回で切削。丸鋸で切削すると桜の甘い香りが漂います。これまでに伐倒したヤマザクラはチェンソーで何本も玉切りして、斧で薪割りもしています。また、薪としてストーブで燃やしていますが、こんな香りを嗅ぐのは初めて。

ヤマザクラは気乾比重が0.60のまあまあ硬い木のためか、切削した部分が摩擦熱で焦げている。

100 x 120ミリ、長さがおよそ910ミリの角材になりました。ここまで製材すれば、いろんな用途に加工しやすくなるので、木材としての価値は跳ね上がるでしょう。

耳付きの部分をテーブルソーでさらに細く、縦挽きした後、平鉋(五郎謹製の寸八)で削ってみました。鉋は天然砥石を含む三種の砥石で研いだばかり。

手前はまだ鉋を掛けていない部分。適正に研いだ鉋刃はよく切れる。

サンドペーパーを使わなくてもこんなにすべすべの綺麗な木目。鉋が良いのか木材が良いのか?角材の寸法は34 x 31 x 900ミリ。テーブルや椅子の脚や桟に使えそう。

Sawing Japanese Cherry — Part 1に戻る。

Flea Market at Adogawa Toju-No-Sato Roadside Station — Part 6

2ヶ月ぶりに安曇川藤樹の里道の駅で第4日曜に開催されるがらくた市に出かけました。冬季(1月から2月まで)はお休みとなるので、今年の開催は再来月が最終回です。

刃物研ぎの師匠でもある、豊国神社フリーマーケットに出店する店主(こまそう)から細い突き鑿を入手。元は3分だったものを少し削ってあり、先端部の幅は6ミリぐらい。

この前、豊国神社で聞いていた黒檀の切り株。石のように重い。

樹齢は軽く百年以上はありそうです。ワシントン条約の附属書IIに登録されているこの銘木はカキノキ科カキノキ属の熱帯性常緑高木だそうです。そういえば、店主は黒柿の話をされていました。

左手に持つヤスリも入手しました。

出店されるのは今回でまだ二回目だと思いますが、手入れが行き届いた良品を良心的な価格で販売するという噂が流れているのか、今回は目利きのお客さん数人が古道具を多数、購入されていました。

今回、入手したもの。左の猫は箸置き。

Flea Market at Adogawa Toju-No-Sato Roadside Station — Part 7へと続く。
Flea Market at Adogawa Toju-No-Sato Roadside Station — Part 5に戻る。

A Vintage Lubricator

高島市新旭町饗庭にある「古物とふしぎなガレージ」を初訪問した際にその記念として入手した油差し。流行りの「昭和レトロ」な古道具です。昔は一家に一つはあったような気がします。

底の部分を押すと油が出る仕掛け。幼い頃の実家には、祖母か母が使っていた足踏み式ミシンの近くにこれとよく似た油差しが常駐していた記憶があります。

Flea Market at Adogawa Toju-No-Sato Roadside Station — Part 5

第4日曜日は安曇川藤樹の里道の駅で開催されるがらくた市へ。先月のがらくた市で丸鋸を安く入手した、軽トラックの荷台で古道具などを販売するお店に一直線。今月も教授はお休み。教授は現在、カザフスタンに旅行中であることをインスタを見て知っていました。

今回も新品未開封のエアードリル(AIRREX TL9006)をあり得ないような価格で購入させていただきました。

軽トラック荷台の店主としばらく話している時に、すぐ前で出店している方が気になっていました。京都、豊国神社で8の付く日に毎回、出店されているあの方(こまそう)にそっくり。販売されているものを見てようやく確証を得ることができました。似ているのではなく、ご本人でした。

道の駅の駐車場に入って来た時に我々に気付いて手を振っていたらしいのですが、まさか安曇川で出店されるとは思っていなかったので、気付かなかったのです。我々としてはこちらのがらくた市は開催が月に一度の日曜なので、買い物ついでに寄りやすい。

今回、入手したもの。二点で1,500円でした。右は金属用のホールソー。

Flea Market at Adogawa Toju-No-Sato Roadside Station — Part 6へと続く。
Flea Market at Adogawa Toju-No-Sato Roadside Station — Part 4に戻る。

Making Chopsticks — Part 12

一日一膳でお箸を作っていたらいつの間にかこんなにも。これでも周囲の人にお配りした箸の方が多いはず。最近は使用する材は専らウリンとチーク。まだ貰ってないぞと思っている方、そのうちにお届けします。すでに受け取った方、使用後に水洗いしたらすぐに乾いたクロスで水分を拭き取るようにしてください。蜜蝋ワックスを塗布した天然木は水に濡れた状態で放置するとほぼ確実に反ります。

あちこちのフリーマーケットで入手した平鉋が箸を削る際に役立っている。左の「眞作」のラベルがある方は鉋台に傷があったので、これまで使ってなかったのですが、この平鉋も立鉋で削って表面を滑らかにしました。

台が滑らかになったので、刃を研いで箸の製作に使用することにしました。箸を削るようになって、ちょっとは和鉋の調整や使い方に慣れて来ました。

Making Chopsticks — Part 13へと続く。
Making Chopsticks — Part 11に戻る。

Extending The Porch Deck — Part 22

長めの状態で垂木に固定した屋根下地の角材を別所二郎作の鋸で切断しました。以前なら角材は取り付ける前に卓上スライド丸鋸で切断していましたが、鋸が気持ちよく真っ直ぐに切れるので今はこんなこともできるようになりました。

仮置きしていた一枚目のガルバリウム波板を専用の釘で固定。一枚目を張る作業は直角を確認しながら慎重に行わないと、後で取り付ける波板が全部、ずれてしまうので注意。

二連梯子に登って二枚目を固定中。

破風板を取り付けて木口を隠さないと不恰好。

北側に破風板を取り付けました。

Extending The Porch Deck — Part 23へと続く。
Extending The Porch Deck — Part 21に戻る。

Tachikanna(立鉋)

鉋台を修正する立鉋を初めて使いました。バイスに挟んだ鉋台は入手時から傷があり、表面が凸凹の状態でした。それは砂利の上に載せた状態で大きな力が加わった時にできたような傷でした。鉋台の繊維の向きと直交するような向きで立鉋を前後に動かすと粉状の削りカスが出て、1ミリ以上削って表面をほぼ平らにしました。

台表面が平滑になりました。試しに端材に鉋を掛けると綺麗に削れました。このくらいの大きさが細い箸を削るのに使いやすい。