Toyokuni Shrine Flea Market — Part 19

豊国神社にやって来るのは3ヶ月ぶり。無料で利用できる駐車場が満車に近い状態でした。

以前、椿油を鉋台に塗って販売されていたお店で珍しい#2のプラスドライバーを見つけました。

KOWA MADE IN JAPANの刻印がある。このドライバー、100円で譲っていただきました。下に楽天市場へのリンクを張っておきます。予想した通りの高級品です。

左手に持っているのはミニサイズのモンキーレンチ。遊びが多すぎて、快適に使えるかどうか不明ですが、二点合わせて400円で入手。この店の店主は古道具を主に販売されている方で、東寺でもお馴染みのお店です。

同行者はこまそうさんのところで骨董のお皿を入手。

別の店でZippo製ライターを多数、販売されているのを見つけました。Zippo製ライターはケースの底を見れば、製造年がわかります。

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Kaji Dessé 2025

今年も金物加工の街、三木市で開かれた「鍛冶でっせ」に行きました。

到着してすぐに会場建物の横に設けられた喫煙所でタバコを吸っていると、同行者が早く来いと。同行者が見つけたのは端材を格安で売るこのお店。大きさに関係なく、欅の板が一律で一枚100円。

片手で持てるだけの板5枚を選びました。

そして同じ店で直径25ミリ、長さ1,050ミリのこの丸棒を6本選びました。外材だそうですが樹種は不明と言われていました。硬そうな木ではありますが、径が細いので手摺や柄には向いていないかもしれません。椅子や小さいテーブルの脚になるかと思い入手しました。後述しますが、私の手元には旋盤がないので直径25ミリの丸棒を角材から加工する術がありません。

丸棒も一本100円だったので、欅の端材と合わせて1,100円のはずですが、小銭が手元にないから車まで取りに行くと言ったら、1,000円にしてくれました。

昨夜、PDFのチラシを見ていて、竹に穴を空けて作るこの照明器具、面白いと思っていました。

鋸の目立て職人さん、床に座って作業されています。有名な方のようです。

チラシを見て体験してみようと思っていたのが「マイまな板 カッティングボード作り」桧の板を選んで平鉋で削ってまな板を仕上げる体験です。昨夜、チラシを見て咄嗟に思ったのは、これはまな板を仕上げる体験というより、平鉋で削る体験だということ。

運が良いのか、全国削ろう会で優勝した経験もある写真の匠がまな板作り体験会を担当されていました。

幅が少し狭い柾目の板が一枚だけ残っていたので、それを選んで削りました。板目の板でも用意された平鉋なら容易に削れたと思います。

鉋の刃が良いのでしょうか、ツルツルに仕上がります。塗装しなくても水を弾く仕上がり。削れていない部分は指で触らないと私にはわかりませんが、匠は光の反射でわかるそうです。

仕上がったまな板は一旦車に。

隣で今年も箸作り体験会をされていました。去年、箸作りを体験してから我流の治具を作って、軽く100膳を超える四角い箸を作りました。親しくしている周囲の人に配り終わってもまだ数十膳が残っています。

去年の人とは違う方がこのブースを担当されていました。今年は四面を削る方法らしい。去年は二面だけ。しかも二本同時に。使用する材はヤマザクラと桧。

マイまな板作りを担当されていた匠が今度は鉋で薄削競技に参加されています。

iPhoneは静止画から動画撮影に変更しました。

これが旋盤の機械。多分、業務用だと思いますが、小型のDIY用のもの、ちょっと興味あり。

これはルーターを使って平に削るための治具でしょうか。同様の治具を作れば天板の平面出しに使えそう。

今回もヒシカ工業のブースに寄りました。

木工用の小さい鋸に興味があり、別所太郎作のものと千年桜のものを比較検討中。130ミリの別所太郎工芸用鋸は楽天市場で11,220円で販売されています。別所次郎作の120ミリ工芸用鋸千年桜は5,440円。この価格差はなんだろうと思い、職人さんに尋ねると、製作時の手間が全然違うということです。

両刃の130ミリ、別所太郎工芸用鋸を買ったらこの厚さ0.1ミリ細工鋸を無償でいただきました。

スクレーパーの研ぎ方を実演されています。両頭グラインダーで研いでも良いそうです。

ランチは去年と同じ鍛冶屋カレー。

Garage Sale (Kanjiru Hira)

今年のかんじる比良では晴耕舎は日曜のみの出店となりました。二日連続で午前10時前に到着。今日は木工師匠同伴です。

大きな一枚板はどうやらこの二枚のみでしょうか。左のセンノキ(栓)が50,000円、右のカエデが32,000円の値札が付いています。自社で製材したものかもしれません。

今年は去年と比べると少ないように思います。沖縄出身の大工さんに案内してもらいました。

今回、入手したもの。左の細長い角材はランディングネット製作時に使えるかと思って選びました。中央の板は木目が綺麗なクリ(栗)、右のギターのような形をした木材はトチ(栃)だそうです。木工師匠は栗の薄い板を何枚か、購入されていました。箱物を製作する際に使うそうです。

今年は出店されていない木工師匠宅に車を停めさせていただき、師匠が週に一度、通う木工教室を初訪問しました。

一輪挿しは流行りなのでしょうか。作品はどれもレベルが高い。

ホットパッドと書かれた丸い鍋敷、気に入りました。厚みは10ミリぐらいだったと記憶しています。輪切りしたものではなく、板を丸く切り抜いたのだろうか?参考にさせてもらおう。節穴を上手くデザインに取り入れている。

Ise Jingu Miyama Cedar — Part 1

天然木の端材や一枚板を去年の秋頃から破格値で購入しているグループホームでは毎月第3土曜にフリーマーケットが開催されます。昨夜から雨が降っていて、フリーマーケットは中止になりました。先日、グループホームを管理する工務店の社長に、御山杉であることがほぼ確実になった杉板を取り置きしてもらっていました。

10時半頃に改装中のグループホームに到着しましたが、社長が不在だったので、先に早めのランチをブランチ大津京に新たに出店したBURKER KINGで!

グループホームに戻ると社長が外出先から戻られていました。取り置きした御山杉の一枚板がこちら。天板に加工した板と同じ木から製材したものだと思われます。社長が集めたほとんどの材木は伊賀上野の製材所から仕入れたと言われていましたが、その製材所の名称がわかりました。

伊賀市の大西製材所とのことです。この杉の一枚板が御山杉であるだろうということを社長に話しました。この前は天然秋田杉かもしれないことを伝えましたが、ちょっと腑に落ちない様子でした。秋田県で伐倒された杉の原木を三重県伊賀市で製材するというのは確かにちょっと無理がある。伊勢神宮敷地内で、台風などの自然災害が原因で倒れた神宮杉が御山杉と名前を変えて、同じ三重県内の製材所に運ばれたと考えた方が納得が行く。

神宮杉が倒れたのは2017年の台風21号による被害が原因ではないだろうか?社長が大西製材所から仕入れたのは5、6年前と言われていました。2019年にも台風21号による大きな被害が関空であったのを覚えています。

こちらの杉板も同じ木ではないかもしれないけれど、木目や樹齢、製材された寸法から判断すると、御山杉だろうと思います。

社長が非売品の切り株のことを思い出されました。なんと、この切り株は伊勢神宮の杉から製材した材木の端材だそうです。ひょっとしたらこの切り株と一枚板は同じ木から取れたものかもしれません。

奥の方にも同じような非売品の切り株がありそうですが、この切り株を見せていただいて、今回、購入した杉の一枚板が御山杉である確証を得たように思います。すでに納品させていただいたあの天板も間違いなく、御山杉なんでしょう。

来週日曜の「暮らしの木工市」の時に御山杉の一枚板二枚を持ち帰る予定です。

Ise Jingu Miyama Cedar — Part 2へと続く。

Jozu Workshop Exhibit

大阪府豊能町にある上手工作所で開催中の「至高の一枚展」へ。この辺りに来るのは去年の3月、義母の誕生日食事会で、すぐ近くにあるJOZU+で食事して以来です。その際は工作所に併設されたショールームは閉店だったので、工作所に立ち寄るのは初めてになります。

工作所外に展示された長い天然木のオリジナルベンチ。金属製の脚部に板というより角材の座面が載せてある。上手工作所は木工所であると同時に鉄工所でもあります。

工作所内に入り、若い職人さんに色々とお話を伺いました。屋久杉を使ったこの天井板は昭和の木挽き職人が大きな手鋸で縦挽きしたものだそうです。

天井が高い大空間に様々な一枚板が展示販売されています。

職人さんに見せていただいたチギリ。材は今では入手困難な黒檀だそうです。

黒檀のチギリはこんな風に使う。深さは20ミリぐらいでしょうか。塗装はドイツ製の植物油だそうです。職人さんに最近、杉の一枚板を加工したことを話していると、上手工作所に所属し、銘木の鑑定をされているという、銘木の匠、西岡宏文氏を紹介していただきました。

ここで我々にとっては衝撃的な事実が判明しました。

樹齢260年以上の天然秋田杉だと思っていたこの一枚板の画像を見ていただいた時のことです。一目見てこれは秋田杉ではないと言われました。これはミヤマ杉だろうと。画像をお見せする前に一枚板の大まかな寸法と入手地(大津市の工務店社長を経由した伊賀上野の材木店?)を伝えました。

ミヤマ杉と聞いて真っ先に思い浮かんだのは「京都の美山で伐採された杉?」ミヤマの漢字を尋ねると、伊勢神宮の「御山杉」だと。この御山杉と春日杉、霧島杉、屋久杉が四大銘木杉だそうです。

この「御山杉」は伊勢神宮周辺の三つの神域で育った「神宮杉」が台風などの自然災害で倒れたものを言い、名称を「神宮杉」から「御山杉」に変えて稀に市場に出ることがあるそうです。

つまり、値が付けれないほどの希少品ということです。

この一枚板は銘木杉の一つ、霧島杉。あまりにも希少な御山杉の一枚板は展示販売されることは稀。

この椅子に使われている材が、私が思っていた秋田杉だそうです。秋田杉とは冬目の油の出方が全く違うそうです。御山杉は油の出方が多く、その分、濃色になり、重くなると言われていました。

工作所で扱われる貴重な材から出る端材を保管する棚。

この木製スツール、座面の曲線と細い脚が格好良い。

木工師匠にお借りした同じモデルの大型電気鉋がある。

エアツールの保管方法は参考になりそうです。

ワークベンチ側面に取り付けられた壁面収納。

工作所に併設されたショールームにも行きました。

一枚板とその加工方法が気になる。

この華奢な木製ベンチもシンプルで格好良い。

車を移動させてすぐ近くにあるJOZU+ 2階のカフェでヨーグルトのデザートを注文。天板は切り株そのもの。

木製のコースターに目が留まりました。

極限まで薄くしてあり、面取り加工が特徴的。

1階のアウトレット売り場で金属製品を入手。

Toji Garakuta Flea Market — Part 7

第一日曜の5月4日、お留守中のminority318さん宅に車を停めさせていただき、徒歩数分の東寺西門からガラクタ市開催中の境内に。すぐにこまそうさん親子を見つけました。鳶口を扱っているかもしれない露店を案内していただきましたが、鳶口は見つからず。

いつものおじさんのところでMAX製エアネイラ(TA-225LU/4J)を見つけました。

ディスクグラインダーに装着するレンガ切削用砥石二点とDOGYUブランドのモンキーレンチと合わせて2,500円でした。内訳としてはエアネイラが2,000円でしょうか。

別の店で細くて短めの試験管を2本100円で販売されていました。これは一輪挿しで使えそうだと思い、

10本を500円で入手。

Toji Garakuta Flea Market — Part 8へと続く。
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Flea Market at Adogawa Toju-No-Sato Roadside Station — Part 10

4月第4日曜の27日、安曇川藤樹の里道の駅で開催されるがらくた市へ。屋根付きの一等地で出店されているこまそうさんとは少しおしゃべりしただけ。

同行者は別のお店でCat ISON用にガラスの器を入手。水を入れるそうです。

Flea Market at Adogawa Toju-No-Sato Roadside Station — Part 11へと続く。
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Kitano Tenmangu Tenjin Flea Market — Part 9

25日は北野天満宮天神さん。平野神社に近い北西側から南東へ。いつものおじさんのお店、今回は古道具が充実している。

DOGYUの刻印入り釘抜き、このサイズが使いやすい。

昭和レトロなNational製電動鉛筆削り。シンプルデザインのこの鉛筆削り、500円だったので迷わず入手。送料込み、3千円で売れるかもしれません。

同行者はCat ISON用のお皿を入手。

フランス製の小ぶりなグラスも。

毎回、出店されるこちらのお店では木製の一輪挿しを販売されている。カクカクとしたシンプルデザインの一輪挿し、参考にできそう。穴の中には試験管が入っています。

ランチはいつもの傳七で。

今回入手したもの。左からNational製電動鉛筆削り、菊義の銘が入った平鉋、スウェーデン製MORAのナイフ、そしてDOGYUの釘抜き。右3点は合計1,500円の破格値でした。

Kitano Tenmangu Tenjin Flea Market — Part 10へと続く。
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Yamanaka Oils Revisited

杉板天板の一回目の塗装が完了し、その報告を兼ねて荏油を購入した山中油を再訪問しました。

この画像を店主に見せながら、杉板の年輪を数えたら260年はあったので、恐らく天然秋田杉だろうという話をしたら納得されました。木目や年輪の幅が京都の北山杉とは全く違うと言われていました。

二度塗りする前にサンドペーパーをかけた方が良いか尋ねたら、不要ですとのことでした。塗膜が劣化して褪せてきたら蜜蝋を塗布すれば良いとも。そういえば、私が自作する蜜蝋は9:1の割合でほぼ荏胡麻油です。

報告がてらに来店したわけですが、私は誕生日祝いに亜麻仁油が欲しいなあと思っていました。

以下に亜麻仁油の特徴を転記しておきます。

「粘度は低く、サラッとしている。紫外線に当たると継時的に茶色く焼けやすい」との記載があります。

300mLの亜麻仁油、お買い上げいただきました。

Yamanaka Oils

京都下立売通の千本通と知恵光院通の間にある油の専門店、「山中油」を初訪問しました。

山中油は店舗が平成19年度(2007年)に登録有形文化財に指定された由緒ある油の専門店。

目的は一枚物の杉天板を塗装するのに適した自然塗装用油を入手すること。店主らしき人に相談すると、そもそも杉板はテーブルの天板には向いていないと言われていました。私もそう思いますが、植林された一般的な杉材ではなさそうなので、天板としても使えると判断しました。

店主が勧めたのは荏油でした。パンフレットをもらったので、下に油の性質や特徴を転記しておきます。

荏油はシソ科荏胡麻の種子を原料とする乾性油であり、桐油や亜麻仁油と共通する性質は、「木の塗装に昔から使われる油。酸化重合により、木の表面に硬い膜を貼る。耐水性が強く、防腐効果を高める。昔から防水のため、提灯、番傘にも塗られた。」

荏油の特徴としては、「粘度は中ぐらい、匂いはやや香ばしく使いやすい。京都では伝統的に最もよく使われる油。」との記載があります。

入手した荏油は500mLで4,675円と価格が桐油や亜麻仁油の二倍以上の高級な油ではありますが、店主一押しでしたので荏油一択のような感じでした。

Flea Market at Adogawa Toju-No-Sato Roadside Station — Part 9

1月と2月はお休みだったので、およそ3ヶ月ぶりに安曇川藤樹の里道の駅がらくた市に出かけました。

今回、目に留まったのはこの折畳式ローチェア。店主に尋ねると、デッドストックの新品未使用品であり、今でも1.5万円ぐらいで販売されているとのこと。

その場で調べると確かにAmazonでは¥16,500で販売されていることがわかりました。それを5,000円で販売中でしたが、さらに10%まけてもらって4,500円で入手することになりました。

KOMASOさんのところではこの鉋を見せてもらっただけ。刃が鏡のように反射している。鳶口のヘッド部分が安く入手できそうなら連絡してくれるそうです。

Flea Market at Adogawa Toju-No-Sato Roadside Station — Part 10へと続く。
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Shitennoji Flea Market — Part 2

2年ぶりに四天王寺で開催される骨董市、太子会を訪れました。今回も警察病院に近い駐車場に車を停めました。前回とは別の三井のリパーク、鳥ヶ辻2丁目駐車場。

京都市内で定期的に開催される骨董市と比べると、価格が安く、掘り出し物が多い印象があります。いきなり、探していた鳶口を見つけました。伐倒師匠所有のものと比べると、全体的に小さくて柄が細長いですが、丸太を転がす用途で使えなくはないなと思い、品定めしていると、「それ、千円や!」とちょっと離れたところから店主の声が聞こえました。これは入手せねば。赤樫のように見える柄だけでも千円は安い。

早めのランチは前回と同様、うどんの前田で。

私は定番のカレーうどん。

同行者はざるうどん。注文したメニューは2年前の前回と同じ。

外国人観光客は少ない。

このサイズの鉋はいくつも所有していますが、1個500円、2個で700円ということでしたので、この一枚刃の鉋を2個入手。

探していた鳶口が見つかったので満足。

鳶の嘴がちょっと曲がっていますが、使えなくはないだろう。

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Toyokuni Shrine Flea Market — Part 18

およそ2ヶ月ぶりに豊国神社に来たら、タッチパネル式のデジタル看板が新たに設置されていました。

いつもの店(こまそーさん)に立ち寄ると、今回の目玉はこの小型ナイフとのことでした。店主はペティナイフだろうと言われてました。銘が入ってますが判読不可能。このペティナイフという言葉が気になりました。アルファベットで書くとフランス語の「小さい」を表す”petit”と英語の”knife”を合わせた変な造語です。eで終わる単語は女性名詞なので、その形容詞は”petite”でないと… フランス語で小さなナイフは”petit couteau”です。

店主が言われていた通り、驚くほど良く切れる。研ぎ代にもならない価格(¥1,000)で譲っていただきました。鞘がないのでキッチンナイフとして使おう。

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Heian Antique Flea Market — Part 4

過去のブログ記事を見ていると、去年は2月11日に平安蚤の市に行っていることがわかり、調べたら今年も建国記念日の2月11日開催でした。

寒い一日でしたが平安神宮前広場は見て回るのに苦労するほど大勢の人で賑わっていました。同行者はこのお皿を買ったようです。平安蚤の市に出店される方は、店舗を所有する業者が多い印象があり、掘り出し物は多くはありません。

先日、太いコナラをいただいた現場に伐倒師匠が丸太を転がす際に使う「鳶口」という道具を持参されました。外材(ロシア、アメリカ、ニュージーランドなどから輸入される原木)の仲買人をしていた私の亡父も車のトランクに鳶口を常時積んでいました。長さが1.5メートルぐらいある長い柄の先端に鳶のくちばしのような形をした鉤が付いた道具です。この鳶口を使って、原木を転がして品定めをしていたのを覚えています。

上の画像のような柄が短いものは丸太を転がすという用途ではなく。火事の際に家屋を壊す「火消し」として使われたようです。丸太を転がす鳶口は実家には見当たらないようで、廃車になった車と一緒に廃棄したようです。

店主は用途がわからないと言っていました。価格は5千円とのことでしたが、鉤がもっと大きな鳶口を探していたのでこれは入手せず。

平安蚤の市は早めに引き上げて、市役所前の広場で開催されていたフリーマーケットへと徒歩で向かいました。途中に立ち寄った、フレスコでツバメの激辛オリソースを入手。

市役所前広場のフリーマーケットではこんな掘り出し物を見つけました。一つ100円と書かれていたこのコーヒーカップは、ソーサー付き二つセットで100円とのことでした。ただ同然の価格ですが、「これ高いか?」と尋ねてくる面白い店主でした。

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