御山杉の一枚板に関する新たな情報を取得しました。「御山杉 一枚板」をキーワードにネット検索でヒットしたサイトの一つを運営する会社が滋賀県内にあるという情報です。
その会社名は有限会社馬場木材、設立は1956年とあります。現在は馬場銘木という名称で、銘木、木材販売、加工、木製看板の製作やオリジナル家具の販売をされているらしい。会社は彦根市にあるそうで、恐らく嘗ては製材所であったと推測します。
ヒットしたサイトに売約済みとなっている御山杉板二枚が掲載されています。いずれも長さが4,000ミリの長尺物であり、幅が840〜930ミリのものと940〜1,030ミリのものになっている。幅が狭い方の厚みは55ミリ、広い方の厚みは60ミリ。いずれも価格が1,000,000円。
馬場銘木の御山杉専用ページの下の方に製材前後の原木の写真4点が掲載されており、そのうちの一枚に原木の上に人が乗っているものがあります。原木の直径がその人の身長近くあることから察すると、手元にある御山杉一枚板の元となった原木と大体同じ直径であるかもしれません。

我々の手元にある御山杉と比べると、長さがおよそ二倍、幅が150ミリ以上も広い。恐らく、中心により近いところで挽いた材であると思われます。我々の手元にある板は厚みが70ミリ近くありますが、平面出しをすれば10ミリほどは薄くなるので売約済みのものと大体同じだろうと思います。原木が同一の御山杉である可能性もあります。この辺りの情報は実際にお店に行って、確認するしかないだろう。会社名から判断すると、元々は製材所であるだろうと上述しましたが、兄に聞いてみると亡父の元取引先ではなかったようです。
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