八坂神社で行われたminority318さんの神前結婚式に傍観者兼写真撮影班として参加しました。撮影した画像は非公開でFlickrにアップロードしましたが、人物写真を大の苦手とする私が撮影した画像は、ピンボケに黒つぶれと白とびと酷い有様で、期待されていたとしたら申し訳なく思うほどでした。プロのカメラマンが複数おられたので、まあ良いか。
夕方にSuzukiディーラーに向かうまで少し、時間があったので、北山通りのVolksで昼食を取ってから、真夏に一度行った大将軍八神社を再訪問することにしました。
天球儀など陰陽道阿部家に関わる古天文暦道関係資料(京都府指定文化財)が収められている方徳殿(宝物庫)は、一般公開が春の5月1日〜5日と秋の11月1日から5日と決められています。夏に来た時も方徳殿には入れなかったのですが、今回は偶然にも東京からお見えの方が見学を予約されていて、見たければご一緒にどうぞということになり、幸いにも中に入ることができました。
方徳殿一階には10世紀〜13世紀にかけて奉造された木像の大将軍神像群(重要文化財)80体が安置されていますが、我々が合流した時はその大将軍神像群を案内されているところでした。信仰心がない私は神像群にはさほど興味がなく、静かに解説を聞いていました。(後から知ったことですが、この大将軍神像群も星の神様を表したものだそうです。)
二階に上がると古天文暦道関係資料を中心に展示されていました。日本の古い暦学や天文関係資料には興味津々の私は、案内されていた神主ではない方にいくつか質問しました。専門的な質問に対しても即座に返答されていたその解説員の方は何者だろう?ひょっとして天文同好者なのか?とふと思いました。
宝物を見せていただいて、外の喫煙所でタバコを吸っていると、先ほどの解説員の方が同じようにタバコを吸いに来られました。今夜頃からふたご座流星群が見れますねという話になりました。やはり、同好者でした。主要流星群の夜は光害が少ない広沢池に行って、アナログの大判カメラで写真撮影すると言われていました。
天球儀には南半球から見える星も記録されていることや、天の川らしき剥がれかけた塗料も確認できました。この和製天球儀は国内で3か所に展示されているそうです。国立科学博物館と伊勢神宮、そして大将軍八神社。星図には西洋の星座が描かれていて、当時から西洋との交流があったことを窺い知ることができました。そんな話は天文同好者でしかわからないことです。