彗星46/P Wirtanenが近地点を通過する16日は天候条件が芳しくないので、15日夜におうし座のプレアデス星団とアルデバランに近づく彗星を撮影しました。ふたご座流星群の撮影も同時進行で継続しましたが、極大日を過ぎると流星の数が激減して広角レンズの視野に捉えることはできませんでした。
60ミリ(換算120ミリ)のマクロレンズでちょうど二つの明るい星団と彗星を同じ視野に配置することができました。露出50秒の画像ファイルを20枚、比較明合成(Lighten)でスタックすると、彗星が際立ちます。この日は月明かりの影響か、肉眼では確認できませんでした。
同じ20枚の画像ファイルをAverage, +0.7EVの露出で合成すると、プレアデス星団の雲もはっきりと見えるようになります。
ついでにオリオン大星雲も。こちらは露出60秒の画像ファイルを5枚、スタックしてあります。