Heian Antique Flea Market Revisited

二度開催予定だった先月の平安蚤の市は二回とも雨天中止になったそうです。そんな平安蚤の市を再訪しました。

洋物雑貨や古道具の出品率が高い平安蚤の市と奈良蚤の市は、1990年代にアメリカ中西部のイリノイ州とミシガン州で毎週末のように訪れた、アンティーク・フリーマーケットと会場の雰囲気が似ている。

この古い金属製の工具箱が3,000円で販売されていましたが、必要か不要かの天秤に掛けると不要だと考えたので入手しなかった。これちょっと後悔しています。

和骨董に加えてヨーロッパ若しくは米国製と思われるお皿も多数、出品されている。割れ物のお皿は手に取って見やすく陳列すると、割れることもあるので、こちらの出店者は工夫しているように見える。

同行者はいつの間にかどこかでミルクピッチャーを買っている。

少なく見積もっても数万点はあると思われる出品物の中から私がこの日、購入したのはGIMBOの刻印がある古いトグルスイッチのみ。スイッチの入手先は偶然にも先日、奈良蚤の市で入手したピアスを販売するお店(k-tools)でした。三重県伊賀市に店舗を構える、店主のお姉さんは我々のことを覚えていてくれました。古道具や雑貨に対する私の価値観と酷似しているのかもしれない。

Nara Antique Flea Market

奈良県コンベンションセンターで開催された奈良蚤の市を初訪問しました。

岡崎公園で開催される平安蚤の市と主催者が同じなのか、雰囲気がよく似ている。

店舗を構える出店者なのか、陳列が綺麗で統一感があります。

1990年代後半にミシガン州で週末に開催されていたアンティーク・フリーマーケットで入手したものと同じ旧東ドイツCarl Zeiss製の双眼鏡(Carl Zeiss Jena Silvarem 6×30)が販売されていました。3万円台の値札が付いていました。

上品な絵柄のお皿も。

入手したのはピアスのみ。一千円なら買ってあげると言ったら、本当に一千円でした。センスが良いと感じた、k-toolsというこのお店は、平安蚤の市にも出店されるようです。

Making A Whetstone Table — Part 5

研ぎ台として使用しない時はテーブルとしても使えるよう、水を入れる容器(オイルパン)の蓋を作ります。オイルパンは正方形ですが、コーナー部分が丸みを帯びていて且つ、底に向かっておよそ15ºの傾斜があります。左右両端の板を弧を描くように切断するにはジグソーが適している。先日、工具市で入手したBLACK + DECKER製コンパクトオービタルジグソー(KS701PE)の出番です。

KS701PEの主な仕様を以下にまとめておきます。

品番KS701PE
電源AC100V 50/60Hz
消費電力520W
ストローク長19mm
ストローク数0~3,000回転/分
能力木材:70mm、軟鋼:5mm、アルミ:15mm
傾斜切断左右45º
本体寸法H195 x W68 x L220 mm
本体重量約1.9kg
コード長3m

傾斜切断が左右45ºの意味を理解せずに、15ºの傾斜切断になるように設定しようとしたら、どうやらできないらしい。直角90ºか左右に45º傾けるかの3つの選択肢から選ばざるを得ないことがわかりました。取扱説明書を読むと、「ベースプレート後方にある3ヶ所の凹部分を本体の凸部分にしっかりと嵌め込む」とあります。つまり、選択肢は3つということです。

TOSHIBA製卓上電気糸鋸盤(SC-60)を使えば傾斜切断できたかもしれません。

コーナー部分はグラインダーで削って、およそ15ºの傾斜にしました。

棚には砥石台に載せた砥石が置けます。

使用時はこんな感じで蓋の一部を外しておきます。棚に待機中の砥石、天板付近には使用中の砥石と水を満たしたオイルパン改。かなりの重量となるので、研ぎ台が安定します。完成した研ぎ台を持ち上げようとしたら、オイルパンを支えるフレームが浮いたので、垂直方向に4ヶ所、ビス留めしました。

椅子の座面高より少しだけ高くなりましたが、この姿勢で研ぐと、均一に力が砥石に伝わります。後方を少し持ち上げるような傾斜を付けると、尚、研ぎやすいかもしれません。

研ぎ台製作作業の難易度:5段階で3

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Making A Whetstone Table — Part 4

研ぎ台の桟としても機能する角材4本を脚部に取り付けます。段違いではなく同じ高さに取り付けるので切り欠いた接合部分に細工が必要です。

C型クランプと自作のクランプを使って固定中。まだビスは使用しておらず、水平方向は木工接着剤で固定できそうです。

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Gone Fly Fishing 2023 — Part 1

今季初の釣行はドライフライ、とりわけカゲロウを模した毛鉤に最適な5月中旬となりました。いつもの渓流に向かう途中の林道で倒木を見つけました。車を停めて近づくと、ヤマザクラのようでした。崖の斜面に立っていたであろうヤマザクラの太い幹が縦方向に裂けるようにして折れている。恐らく、積雪の重みに耐えられずに裂けたのでしょう。自宅の煙突が積雪の重みにより、屋根から落下したのと状況が似ている。

倒れて道を塞ぎそうなヤマザクラの幹を1メートル分ほど剪定用鋸で切断して持ち帰ることにしました。

目的地に向かって少し進んだ三叉路で通行止の看板に出会しました。Uターンして別の危険な渓流に向かうか、今日は諦めて帰ろうか迷っていると、下流方向から人の声が聞こえてきました。通行止看板の前に車を停めて、人の声が聞こえてくる方向に向かって緩い下り坂を歩くと、崖崩れが起きそうな場所で測量をしている人が3名おられました。

歩行者は通行できるとのことで、どうぞお通りくださいと言われました。「車は通行不可ですか?」と尋ねると、自己責任でよければ通行可だという。通行を許可するわけではないと念を押されました。

入渓する前に下流で京都ナンバーの白っぽい新型ジムニーが停車してあるのを見つけて、今日は釣れないかもしれないと覚悟しました。

やはり、魚の反応は良くない。渓流に沿う林道を先行者らしき人が下りてきました。多分、ジムニーの人でしょう。足跡はなかったけれど、釣れそうにない。谷間は日が暮れるのが早く、上の画像を撮影した午後4時半頃にはすでにドリフトさせたドライフライが見え辛い。滑って転倒しそうになるし、今日は早めに引き上げよう。

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Making A Whetstone Table — Part 3

研ぎ台の脚部に砥石を収納するための棚を製作します。棚を受ける4本の角材は桟としても機能します。

新コロ感染による後遺症なのか、最近は嗅覚がすぐれないので木材切断時の香りから樹種を特定できなくなっています。切り欠き部分は卓上スライド丸鋸と鑿を使って切削しました。

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Making A Whetstone Table — Part 2

新潟精機製ステン止型定規目盛付を使って45ºの罫書きをして、墨線に従って掘り下げる必要があります。

Astro Products製の廃油を受ける6Lオイルパンをフレーム内に収められる寸法でフレームを加工しました。

加工精度は1ミリ未満の誤差が目標。水平方向の接着はビスを使わずに木工ボンドのみ使用。

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Making A Whetstone Table — Part 1

DIY Table Saw

理想的な研ぎ台を廃材と端材を使って、一から製作することにしました。自作のテーブルソーを使用するようになってから、幅が小さい木材の縦挽きが便利になりました。

天然砥石館体験コーナーの研ぎ台

デザインは亀岡の天然砥石館体験コーナーで実際に使用されている研ぎ台を参考にします。但し、水を入れる容器はバケツではなく、エンジンオイル交換時に使う廃油用オイルパンを使う予定です。

4本の脚と正方形のAP 6Lオイルパンを支えるフレームを仮り組みしました。接合部は相欠き継ぎ。

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Modifying The Whetstone Table

Cat ISONのトイレ枠を改造した研ぎ台の高さを調整するため、板金処理した天板を撤去し、高さを低くしてから無垢の杉材で新しい天板を取り付けました。そして、砥石を置く棚を合板で取り付けます。

分厚い天板は撥水効果があるウレタンクリアーを20回ほど塗り重ねました。側板と脚、棚板は2、3回塗り重ねました。

塗装を終えて完成と言いたいところですが、使い勝手が今ひとつ。水を入れた容器を置くところがないという大きな欠点がこの研ぎ台にはあります。

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Pruning The Japanese Maple

自宅敷地内にある樹齢30年ほどの紅葉を斜めお向かいさんに剪定していただきました。Silky Mebaeで大胆且つ慎重にバッサリ。大阪で理髪店を経営されており、樹木の剪定もある意味、プロフェッショナルです。

新緑の葉が枝ごとバッサリ、剪定してもらい、すっきりしました。風通しが良くなると、毛虫が寄りつかないそうです。

Making Whetstone Bases — Part 5

和歌山大村砥用の専用砥石台を製作します。

いくつも砥石台を製作しているとだんだん賢くなって、砥石の長さよりも長めの板を使い、トリマーで掘り下げた後に余分を切断しました。このようにすれば、板を固定するクランプが使いやすい。

卓上スライド丸鋸を使って砥石台の裏に深さ5〜8ミリ程度の溝を切ります。

ストッパーとして機能する脚を溝に嵌め込んで、

余分を鋸で切断。

排水用の穴を3つ貫通。

隙間はウッドパテで埋めました。

撥水効果があるウレタン系の塗料で塗装。

砥石台側面に銘を入れましたが、今ひとつ。

砥石が分厚いので、研ぎ台の高さを調整する必要がありそうです。

Modifying The Whetstone Tableへと続く。
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Natural Whetstone Museum

京都亀岡にある天然砥石館を訪れました。

こんなところにやって来る時点で私はすでに底なしの天然砥石沼にどっぷりと嵌っている証でしょう。

亀岡は天然砥石の聖地だそうで、合砥(Awasedo)と呼ばれる高品質な仕上用天然砥石の採掘地は亀岡を含む丹波地方のみとのことです。

天然砥石の性質は産地や採掘した地層により多種多様であり、砥石の用途も異なります。天然砥石の大まかな分類を即座に理解するには上の図が参考になる。

豊国神社のフリーマーケットで入手した天然砥石を鑑定してもらいました。結果、98%の確率で「丹波青砥」で間違いないだろうとのことでした。上の図によると、粒度#1,000〜#3,500ぐらいの中砥であり、用途は家庭用包丁になります。辞書を調べると「青砥」とは「中研ぎ用の青灰色の砥石(といし)。素材は粘板岩・石英粗面岩を用いる。」とあります。

以前から所有する粒度#6,000の仕上用人造砥石と比べて同等以上の粒度と思っていた私は、ちょっとがっかりしましたが、入手価格が3千円であることを考えるとやはり中砥なのでしょう。中砥の中でも粒度が細かい仕上げ砥に近い天然砥石かもしれません。だとしたら、3千円は格安。

指先で粒度を確認している砥石は柔らかめの丹波青砥。こちらの砥石は4,400円。

こちらの籠には1万円近くの値が付けられた合砥が販売されています。公営の施設で展示即売されている砥石の価格なので、他所での価格はもっと高いかもしれません。

研ぎ体験コーナーもあります。

刃物を研ぐ際に均一に体重をかけやすいように、椅子の座面高が研ぎ台の高さとさほど変わらない構造になっている。両脚はどこに置くのだろう。

研ぎ体験で使用する天然砥石。

鹿皮は「返し」(ばり)を処理する際に使用するそうです。

ついでに豊国神社フリーマーケットで買ったばかりの荒砥を鑑定してもらいました。特徴的な白っぽい石の塊を持って、館長に近づいた時点で、数メートル先から「それは和歌山の白浜近くで採掘された大村砥です。」と鑑定されました。上の表によると、粒度は#300ぐらいの荒砥になります。

AP Rubber Pad for Floor Jack (2007000002551)

Astro Products京都山科店で二日間限定全品10%引きのセールが開催されました。

小物ばかり7点をセール品を除き、すべて10%引きで購入。

APラバーパッド(2007000002551)

ラバーパッドの対応製品はAP 2.5TONガレージジャッキとAP 2.0TONエア低床ガレージジャッキとのことですが、COSTCOで入手したARCAN 3.0トン、アルミ/スチール・ハイブリッドジャッキ(HJ3000JP)にも対応するはずです。

本体サイズはø138 x T45ミリ、下部外径:ø103ミリ(1段目)、ø117ミリ(2段目)、ø127ミリ(3段目)となっています。

ARCAN 3.0 TON STEEL/ALUMINUM HYBRID JACK (HJ3000JP)
APジャッキ用ゴムパッド溝付RP206 (2026000012063)

2018年2月にも同様のラバーパッドをAstro Productsで入手しましたが、ガレージ内で行方不明になっています。この溝付きゴムパッドの対応製品はAP 2.0TONアルミレーシングジャッキとAP 3.0TONガレージジャッキGJ142となっており、本体サイズはø125 x T27ミリ。

Toyokuni Shrine Flea Market — Part 3

今月の8の付く日は皆勤となりました。前回から気になっていた豊国神社境内の駐車場に車を停めることにしました。

蚤の市に来る人も参拝者とみなされて、駐車場はなんと無料でした。

訪問する露店は一店のみ。今回はこの「新潟精機製ステン止型定規目盛付」を確保。新潟精機のサイトには標準小売価格が4,000円とありますが、入手価格は数百円でした。45º、90º、135ºのケガキができます。

前回は仕上げ用の天然砥石を購入しましたが、今回は毀れた刃の修正も可能な荒砥石を購入することにしました。こちらも天然砥石ですが、産地は不明とのことでした。

同行者は江戸時代に焼かれたと思われる骨董の皿を1,500円で入手。

連続して3度も同じ露店で古道具などを購入した我々はお得意様扱いとなり、筍ご飯を炊こうと買っておかれた筍を一本、お皿に載せてくれました。

戦利品
江戸時代のお皿と筍

Toyokuni Shrine Flea Market — Part 4へと続く。
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Toyota AQUA — Changing Tires, Engine Oil and Filter

フランスLallemand製のテーブル天板用に去年製作した脚部を屋根裏収納スペースから下ろして組み立てました。

組み立てに要した時間は破損したオリジナルの脚部を組み立てるのと大体同じ。

Toyota AQUAのタイヤとエンジンオイル、フィルターを交換する前にCOSTCO食材を使ったランチを準備。

プルコギを加熱するだけのお手軽バーベキュー。

今日は同居人がインスタで知り合ったKさんにも作業を手伝ってもらいます。

自動車整備工場で働いた経験があるというKさん、手つきがプロそのもの。

作業の大部分は車所有者のahiruさんとKさんが実施されたので、私は椅子に腰掛けて見ているだけ。使用したエンジンオイルはMOLY GREEN 0W-20 SP/GF-6A

総走行距離:75,295km(前回エンジンオイル交換時からの走行距離:3,912km)