Making A Glass Top Coffee Table — Part 4

天板フレームのウレタン塗装は最初、オービタルサンダーで削り落とそうとしたら、極めて非効率的だったので、ディスク型のサンドペーパーを装着したディスクグラインダーを使用しました。

オービタルサンダーでは歯が立たなかったウレタン塗装を容易に削り落とすことができました。しかし、

高速回転のディスクグラインダーで塗膜を削り落とせば、焦げた痕や削り痕が残り、ノギスで削った面の厚みを測定すると、表面が凸凹。ノギスを使わなくても指先で表面に触れると凸凹した状態がわかります。表面が均一でなくても無垢材の自然な感じがして、却ってこちらの方が良いと考えました。

トリマーで溝加工したフレームに板硝子を載せてみると、ガタガタする。原因はコーナー部分の処理が均一ではないことです。

トリマーがオーバーランした部分は、端まで深さ5ミリの溝切り加工を施して埋め木することにしました。

表面に隙間が出ないよう、埋め木を斜めに削ったら当然ではありますが、木口側で隙間が… 許容できない隙間だったので、やり直しました。

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Making A Glass Top Coffee Table — Part 3

長辺側はフレームを組んでから内周の時計回りで切削加工すればオーバーランは避けられたかもしれません。

フレームは100円ショップで売ってる6ミリの木ダボ、合計8本と木工接着剤で接合させました。追加で自作したクランプ2セットがなければどうにもならない状況でした。

この時点ではフレームと板硝子の上面が面一になっています。

天板はApple Storeのテーブルに似た感じになりそうですが、せっかくの無垢オーク材がウレタン塗装で台無しになっているので、この塗料は削り落とします。

Apple StoreのApple Watch展示テーブルは、天板まで達する4本の脚と天板のフレームをどのようにして接合しているのだろうか?私の現在の技量と所有する工具ではあのような加工は不可能のように思う。調べてみると、Apple Storeのテーブルに使用されている木材は、Steve Jobsがカナダまで行って自ら選定したそうです。

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Making A Glass Top Coffee Table — Part 2

欅の脚は2本しか木取りできなかったので、米松の板からで長めの脚を製材加工しました。米松は加工しやすいですが、精度が0.1ミリ単位で製作する家具には不向きです。柔らかい針葉樹はやはり1ミリ単位の精度になります。

天板はこんな感じになります。

板硝子の厚み分をオーク集成材のフレームに溝切り加工します。

自作したトリマーテーブルの出番です。硬い広葉樹なので、2ミリずつ徐々にビットを出しながら切削します。

長辺側は途中で切削を停止する必要があり、印を付けましたが…

オーバーランしました。トリマーでの切削はもっと手前で止めて、後は鑿で直角になるように加工すべきでした。この大きな隙間は許容できないので、どのように処理するか考えます。

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Making A Glass Top Coffee Table — Part 1

長さおよそ3メートル、120ミリ角の欅古材からテーブルの脚4本を加工します。この欅は古民家の納屋に使われていた古材を薪用の廃材として譲っていただいたものの中に紛れ込んでいたものです。あちこちに枘穴があり、コーヒーテーブルの脚として使えそうな部位は限られています。

丸鋸で4回に分けて、縦挽きしてみると、使えそうだと思っていた部位が虫に食われています。こんな硬い木も虫に食われる。Apple Storeのテーブルデザインを参考にした脳内図面に従うと、テーブルの脚は天板表面まで達するので、長めに木取りしたら脚は2本しか取れない。

年輪が細かく、木目が美しい。45ミリ角に加工してもずしっとしていて重い。

残り2本は20年近く前に製作した薪ストーブ置き場用の框に使った欅の端材を使おうと考えています。

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Making Wood Cabinets — Part 11

コロ付き45ºのビットを取り付けたRYOBIのトリマーで前後フレームの角を落としました。

塗料はOSMO COLOR 3101ノーマルクリアーを使用。

小さな棺桶?

扉と棚板を取り付けるとキャビネットらしくなりました。

蝶番は米国GRASS製のものを使用。

これで完成にしたいところですが、塗装済みの扉の色合いとキャビネット本体の色との格差が大きすぎて、これでは満足できなず、扉を外してサンダーで既存の塗装を削り落としました。その後、OSMOのノーマルクリアーを塗装。ウッドパテで埋めた傷は目立たなくなりました。

小さい方のキャビネットはセントラルエアコンのダクトがあったログウォールに取り付けました。

Cat ISONによる検品に合格したようです。

棚板の位置を調整して完成。

完成した小さい方のキャビネットは、IKEAの端材を使用したことにより、大きい方と比べると製材や矯正の必要がないので容易に直角、水平が出せました。

木製キャビネット製作の難易度:5段階で4

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Making Wood Cabinets — Part 10

棚板を取り付ける位置を確認するために、スパゲティー用の容器を実際に側板の上に置いて、墨線を引きました。

墨線の上に下穴を空けてからダイソーで入手した棚受け用のビスを取り付けました。棚板は二枚、左右の側板に取り付けるので、ビスは合計8本、必要。

穴に挿入するタイプではなく、プラスドライバーでねじ込むタイプなので、使い勝手良いです。

背面フレームの溝に左右の側板と底板、天板を挿し込んで木工ボンドで接着し、自作のバークランプで固定。

隙間なく接着させるにはバークランプ必須です。

前面フレームも溝に挿し込んで木工ボンドで接着。ここまでの作業で棚受け用のビス以外は金物を一つも使っていません。

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Making Wood Cabinets — Part 9

IKEA端材のパイン材にあった穴を木ダボで埋めます。木ダボの直径が若干不足気味で、緩かったので、養生テープを木ダボに巻いて直径を調整しました。

木ダボは鋸と鑿で不要な部分を切断し、サンディングしました。

パイン材2枚をダボ継ぎした左右の側板をフレームの溝に入れてサイズを確認。この時点で背板はすでに取り付けてあります。

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Making Wood Cabinets — Part 8

背面側のフレームを加工、固定すると同時に側板を製作します。

側板は二枚のIKEAパイン材の端材を木ダボ3本と木工ボンドで貼り合わせて固定。

固着した背面側フレームの内側に溝を切って、天板と底板を仮りに置いて、板サイズと溝の深さ、幅を微調整。

底板は合板、天板はラワン無垢材を使用。

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Making Wood Cabinets — Part 7

引き続き、右の小さい方の扉を使って、小型キャビネットを製作します。

オーク無垢材と思われるこちらの扉には目立つ傷があるので、まずはこの傷を目立たなくさせる必要があります。

ウッドパテで凹んでいる部分を埋めた状態で、キャビネットが完成するまでしばらく放置します。

側板にはSPF 1×4材を2枚貼り合わせる予定でしたが、訪れたIKEA鶴浜店のアウトレットコーナーにパインの無垢集成材が大きさに関わらず、端材一点100円で販売されていたので、この端材を加工して側板やフレームに使用することにしました。

長さ2メートルまでの長尺ものであれば、Suzuki HUSTLERに積載可能なので、同じ100円ならできるだけ大きい端材を買って自宅で加工すればお得。

これだけ買っても数百円。このコーナーに置いてある無垢材の端材は全部欲しいぐらい。

加工済みの端材なので、穴や溝があちこちにありますが、工夫すれば何とでもなります。

この溝も有効利用できそうです。

ホワイトウッドやSPFとは明らかに違い、挽き屑が細かいけれど、松系の香りがします。

ダイソーで買ってきたF型クランプ、これは使えます。

加工済み端材をさらに加工してキャビネットのフレームを製作します。

無垢材とは言え、反りや捩れがほとんどない加工済み端材なので、容易に直角、水平が出ます。

各コーナーに木ダボ1本ずつでほぼ完璧な長方形のフレームが仕上がります。新たに自作したバークランプが活躍中。

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Making Wood Cabinets — Part 6

プリント合板の天板を取り外し、無垢のラワン材に変更しました。同時に直角になるように自作したクランプで矯正しました。

蝶番を取り付けてキャビネットが完成しました。この自閉式の蝶番、MADE IN USAと刻まれているので、調べると米国GRASS社製であることがわかりました。扉の内側に半円形の切削加工ができれば、使い勝手が良い蝶番だと思います。

完成したキャビネットをキッチンの壁面に取り付けます。

Cat ISONが棚の上に乗っても板の撓みはありません。

取り付け位置は冷蔵庫横の壁面。

オーク無垢材の木目が美しい。

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Making Wood Cabinets — Part 5

1×4材3枚を貼り合わせた2枚の側板をフレームに取り付け、さらに合板を加工した背板を接着させました。

底板と天板を取り付けて、直角を確認したら、微妙に直角ではないのでやり直すことにしました。やはり、箱物は難易度が高い。

天板にはプリント合板を使用しましたが、一枚ものではなく、見栄えに満足できないので、この天板もやり直します。

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Making Wood Cabinets — Part 4

3枚の1×4材を貼り合わせてから長さを揃えました。

幅5ミリ、深さ9ミリの溝をトリマーで長辺側に刻みます。3回に分けて徐々に深さが9ミリになるように。

トリマー付属のガイドを使用しましたが、3回に分けたことで、思っていたよりも綺麗な溝が切れました。

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Making Wood Cabinets — Part 3

縁の丸みを落とした1×4材3枚を貼り合わせて側板を製作します。

板の長さ763ミリに対し、木ダボは3ヶ所に。

自作クランプがもう一つ必要なので、この時点でキャビネット製作作業を中断し、バークランプ自作に必要な金具を調達しました。

大型ホームセンター、ムサシは品揃えが豊富。1メートルの全ネジ2本と、

バラ売りのナットとワッシャーを必要なだけ入手。

ついでに長さ35ミリの仕上げ釘も入手しました。

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Making Wood Cabinets — Part 2

背面のフレームは杉材を使用しました。木ダボ用の穴を空ける際はDowl-it Model 1000が活躍します。30ミリの木ダボを使用するので、穴の深さは半分の15ミリプラス少し。

木ダボは木工ボンドを併用すれば、ホゾ組みと同様の接着効果があると思います。左右で複数の穴を狙った位置に空けるのは難易度高いです。無垢材は反りや捩れもあるので、自作バークランプで固定する際に木材の補正も必要になります。

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Making Wood Cabinets — Part 1

Merillat製と思われる、木目が美しいキッチンキャビネットの扉を頂いたので先ずは、大きい方を使って、キャビネットを製作します。

前面のフレームは浴室リフォームで、ドア枠と壁の下地材として使われたホワイトウッドの端材を有効利用します。木ダボと木工ボンドで角材を接合しました。

頂いた米国製の蝶番を仮りに付けてみました。

蝶番を埋め込む部分は加工済みなので、フレームにビス留めするだけで固定できます。

フレームを隙間なく接着するには大きな力がかけられる自作バークランプが必要になります。市販品の端金では大きな力がかけれない。

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