AP Wireless Charger Base

先ずは神沢製の自由錐を使って、直径およそ100ミリの円をWRCの端材に刻みました。切り込み深さはおよそ4ミリ。その後、6ミリのストレートビットを装着したトリマー(RYOBI MTR-42)を使い、4ミリの深さで円全体を掘り下げました。WRCは柔らかい材なので、深さ4ミリなら一気に掘り下げることが可能。

自由錐を使った際に円の中心に穴が空きましたが気にしない。

切り出したWRC台座のサイズをさらに調整し、コロ付き45ºのビットを装着したトリマーで面取りしました。

AP製チャージャーはしばらく使っていなかったら表面が加水分解してベトベト。手元にあったジェル状の重曹を何度も塗ってクロスで拭き取ったらベトベトは8割ぐらいは消えました。残ったベトベトは#300ぐらいのサンディングペーパーで削り落としました。

亜麻仁油を側面と上部に塗布。このAP製ワイヤレスチャージャーは電源オンで下品な光を放ちます。充電中も目障りな光が色を変えながら点灯状態になり、これが嫌で使用を停止していました。

2年前にシンガポールのApple Storeで交換したiPhone 12 miniのバッテリー最大容量が85%になり、バッテリーの減り具合が速くなりました。このチャージャーはガレージ内ワークベンチの隅っこに常設しよう。

Single Dish Dining Table for Cats — Part 9

自由錐を使った穴空け作業で、意図した通りの口径で精確な穴を確実且つ安全に貫通させることに不安を感じるようになったので、トリマーを使用した円切り加工用の治具を製作することにしました。

トリマー(Ryobi MTR-42)の取扱説明書によると、ストレートガイドを用いた円切り加工では半径100ミリ〜200ミリの円を切ることが可能とあります。但し、半径150ミリ〜165ミリの円切り加工は不可。今回製作する猫用一枚皿食卓テーブルに使用するCorell製小皿の場合は穴の半径が64ミリなので、ストレートガイドは使えない。

こうなれば治具を自作するしかありません。

一辺が90ミリの正方形のベースプレートを使用する簡易的な治具を製作します。砥石台を加工する場合と同様に、一辺が90ミリの正方形で深さおよそ6ミリの窪みをルーターで掘り下げました。この窪みにベースプレートを載せます。

正方形の中心にビットを通すための穴をホールソーで貫通させました。中心が少しずれてしまいましたが、円切り加工にそんなに大きなビットは使わないので、使用上、問題はありません。

正方形の右にある小さな穴に回転軸となる釘を打ち込みます。6ミリのストレートビットを使う場合、半径が64ミリになるように穴を貫通させました。

平面出しの途中ではありますが、桜の一枚板に半径64ミリの穴を簡易治具を使って貫通させます。その前にボール盤を使って、回転軸となる釘穴の位置を印しました。貫通はさせていません。

出来たばかりの簡易治具を使って、半径64ミリの穴を平面出し途中の桜一枚板に貫通させます。

およそ3ミリずつぐらい掘り下げました。この簡易治具、改良の余地がありそうです。6ミリほど掘り下げたベースプレートを載せる部分の左側に回転軸となる釘を打っていますが、その周囲に無駄な部分があります。この無駄な部分が邪魔になって、掘り下げ途中に溝に溜まる木屑を取り除くのに難儀します。強度を考慮しながら、回転軸となるラインだけ残して、後は切り落とした方が良さそうです。

回転軸に0.5ミリほどの隙間があったのか、半径64.5ミリの円切り加工となりました。直径が129ミリなので、Corell製の小皿にはぴったりです。

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Leveling Jig — Part 1

トリマーを使って板の平面出しをするための治具を製作します。先日、製作したナイトテーブルの脚部に使った材は主に桜であり、その出来栄えに満足して、今度は同様の桜材を使ってスツールか小さなテーブルを製作しようかと考えています。手元にある桜の一枚板はどれも反りがひどくて大抵の場合、捻れている。そのような材をトリマーを使って平らな座面や天板にするには治具が必須となります

治具はこのような形状のものを考えています。一辺が90ミリのトリマー(KYOCERA MTR-42)の四角いベースプレートをレールの溝に入れて、前後に動かせて板が一定の高さになるように削るための治具です。

溝を切削する材は0.1ミリ単位の精度で加工できる桧の端材。足の部分はSPFの端材を使用。

溝の高さ(幅)は9ミリ、深さは4ミリ。溝の下端から床までの高さは53ミリになるよう、足に切り欠きを入れました。

レールと足はまだ固定していません。

トリマーのベースプレートの一辺が90ミリに対し、レールの幅は93ミリとしましたが、ちょっと遊びが大きすぎるので92ミリが良いだろう。

Leveling Jig — Part 2へと続く。

Cedar Tabletops — Part 3

反りが少ない方の天板から電気鉋で削る作業に取り掛かりました。

割れ止めの蝋が塗ってある中央部分が高くなっている。

以前は刃の出し方が今一つわからず、押し当てる力が強すぎたように思います。ノブを時計回りに回転させると台の前方部分が下がり、結果として刃が出る状態になります。

電気鉋は同じサイズのものを二台所有しています。これまでに二度、ケーブルを挟んでしまって、HITACHI製の一台はまだ修理できていません。同じミスを繰り返さないよう、木工師匠の助言に従い、ケーブルは肩の上を通すようにしています。

刃の出し方を調整しながら何度も繰り返し、行ったり来たり。

木工師匠から連絡があり、大型の電気鉋が倉庫で見つかったとのことで、お借りすることにしました。

この標準サイズの電気鉋も。いずれもマキタ製。

切れ味が良くない鉋の刃を出しすぎると、大きな段差ができます。初めのうちは段差ができても気にしない。

大型の電気鉋に交換しました。押さえる必要がないほどの重さ。効率が飛躍的に向上しました。

ある程度の平面が出た時点で、長辺方向の余分を大型の丸鋸で切り落とします。

加工中の天板は厚みが75ミリほどありますが、この大型丸鋸であれば、一回で切断できます。

丸鋸用の定規、作った方が良いです。

切断面が綺麗。

加工中の板は右側。

天板の長さは2,020ミリになるよう、余分を切り落とします。

師匠のアドバイスに従い、節の部分を切り落とします。

こちらは根本に近い方でしかも節がある。

芯に近い部分は硬くてなかなか前進できない。ガレージ内に煙が立ち込めました。

長さが2,020ミリになりました。

電気鉋でできた段差は平鉋で滑らかにして消します。

目で見て気付かない小さな段差は指先で感知。

平鉋をかけると表面はツルツル。

一目でわかる今日の成果。木屑は一日でこの二、三倍は出ました。反りが少ない方の天板片面をほぼ平面にするのに一日は要しました。しばらく車はガレージ外に駐車。

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Cedar Tabletops — Part 2

収集した薪の処理で忙しくしており、しばらく手がつけられなかった杉の天板加工作業に着手します。改装中の現場からテーブル用の脚4セット(天板二枚分)を持ち帰りました。

刃の直径が260ミリもある大型の丸鋸(マキタ10型マルノコ5201)をお持ちだったので、お借りしました。

天板は一人では移動できないほどの大きさと重さなので、お隣さんの手を借りて、ガレージ内に移動させました。作業用の馬の上に天板を載せると、大きく反っていることが判明。特に左の板。

左の天板を裏返すと中心に割れがあり、両端に鎹が打ってあり、これ以上、割れが進まないようにしてあるのがわかりました。

木工師匠に来ていただき平面の出し方を指導していただきました。私が所有する電気鉋は刃の幅が短くて難儀しそうです。一度も替え刃を交換していないので、切れ味がよろしくないです。木工師匠はこんなにも年輪が詰まった杉は初めて見たと言われていました。寒冷地で育った杉なのでしょうということでした。

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RYOBI W-652APS Fixed?

夏に安曇川藤樹の里「がらくた市」で僅か1,000円で入手した丸鋸(RYOBI W-652APS)を自作テーブルソーとして使っていますが、最近、スイッチをオンにしてもチップソーが回転しないという症状が現れました。チップソーを手で少し回すと、スイッチオンになることもありました。それが、今日、全く動かなくなりました。

お隣さんに手伝ってもらいながら、重いテーブルを上下逆にして丸鋸を天板から取り外しました。接触不良として先ず、疑うべきはカーボンブラシかスイッチでしょう。カーボンブラシの片方が固着していて引っ張り出すのに少し力を入れる必要がありました。エアブローでカーボンブラシ周辺のホコリを吹き飛ばして、KURE 5-56を(浸透潤滑剤)を吹き付けたところ、スイッチが入るようになりました。

カーボンブラシはまだ使えるようだったので交換はしていません。必要となれば、交換します。

Router Bit Holders

トリマーのビットを壁面収納するホルダーを製作しました。

ホルダーは二つ必要。一つ目のホルダーはガレージのスタッド間に水平方向に取り付けた棚にビスで固定しました。ビットのサイズと形状を示すステッカーは製品付属のものを再利用しました。

二つ目もラワンの端材を幅およそ48ミリに加工したものにビットの軸径である6ミリの穴を貫通させました。6ミリの穴を貫通させる際に使用したのはDowl-it Model 1000。この治具を使えば中心に穴を空けることが可能。

二つ目のホルダーは新たに製作した棚の上に載せてあるだけ。ホルダーごと必要な場所に移動できるのでこちらの方が便利。

8月26日追記:

トリマーのビットはまだあったので、三つ目のホルダーをラワンの端材を使って製作しました。このホルダーも棚に置いてあるだけなので、移動可能。

ここはトリマービットのコーナーになりました。

Replacing The Circular Saw

Makita M565RYOBI W-652APS
電圧単相交流100V単相交流100V
電流11A11A
周波数50 – 60Hz50 – 60Hz
消費電力1,050W1,050W
回転数(回転/分)5,500 min4,500 min
刃物寸法外径165 x 内径20mm外径190 x 内径20mm
最大切り込み深さ57mm (0º)、38mm (45º)68mm (0º)、46mm (45º)
傾斜切断0º~45º0º~45º
本機寸法長さ282 x 幅221 x 高さ227mm
質量3.0kg3.6kg

自作テーブルソーに取り付けた丸鋸(Makita M565)を先日、がらくた市で僅か1,000円で入手した丸鋸(RYOBI W-652APS)に換装します。Makita M565と大きく異なるのは取り付ける刃物(チップソー)の外径と最大切り込み深さ。仕様書から判断すると、モーターの性能差はそれほどないと思われます。

ベースプレートの大きさがMakita M565とほぼ同じだったので、インサートの大きさを変えることなく、そのままRYOBI W-652APSを上下逆に取り付けることができそうです。

チップソーの外径が165ミリから190ミリへと大きくなるので、丸鋸を使ってインサートの溝をより長くしました。

白い矢印の部分は上下逆にした時に丸鋸が落下しないように取り付けた木片。合計3ヶ所。

165ミリのチップソーと比べると、テーブル天板から突き出たチップソーが大きく見えます。

インサートの厚みを差し引いたこの状態で最大切り込み深さはおよそ58ミリになります。これだけあれば十分。

丸鋸を上下逆に取り付けたテーブルソーの状態でも物凄くよく切れるのはこのチップソーのおかげではないかと思い、調べてみました。漢道(おとこみち)組刃、造作用190 x 1.6 x 60pでヒットしたのは株式会社三共コーポレーションのサイト。サイトの説明によると、交互刃4枚+平刃1枚の組刃であり、ブラックフッ素コーティングを施していることが特長だそうです。眼鏡を外して刃の先端をよく見ると、交互に角度がある刃4枚とチップソー表面に対して直角の刃1枚が12セットあり、刃の数は合計60枚。用途は造作用であり、切断対象材は集成材、合板となっています。試し切りしたのは無垢の薄い杉板ですが、切断面が綺麗に切れました。

Flea Market at Adogawa Toju-No-Sato Roadside Station — Part 4

安曇川藤樹の里で開催される「がらくた市」、先月は雨で中止になったので2ヶ月ぶりになります。いつもの教授は地元のお祭りに出店されているそうで、今回はお休み。掘り出し物は諦めていたのですが、軽トラの荷台で販売されている古道具に目が行きました。

3,000円から5,000円ぐらいかなと思いながら丸鋸の価格を尋ねると、なんと1,000円らしい。

バッテリー式の丸鋸を入手してからコード式の古い電動工具は不要になったとのことです。私のような素人には良い時代になりました。コード式の電動工具が安く入手できる。

年代物ではありますが、190ミリのチップソーが装着できるものを探していたので、私にはちょうど良い。品番を調べると、RYOBI W-652APSであることがわかりました。比較的新しいと言われていたチップソーは漢道組刃、造作用190 x 1.6 x 60pの刻印があります。試しに薄い板を縦挽きしてみたら、よく切れることがわかりました。切断面も綺麗。

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Making A Hatchet Sheath — Part 1

刃こぼれを修理して新たに刃を付けた年代物の鉈を入れる鞘が見つからないので、自作することにしました。厚み10ミリの杉板端材を使用します。

トリマーを使い、二枚の杉板をおよそ4ミリの深さで切削しました。

木工接着剤で固定。

必要であれば釘またはビスで補強する予定です。

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Ryobi Bench Grinder

荒砥でいくら研いでも返しが出ずに、切れない鑿は刃が付いていないと思われます。目視で刃先を観察しても切れない理由がわからない。そんな時はお借りしている両頭グラインダーで刃を付けるしかない。このグラインダーはお隣さん所有のものですが、滅多に使わないのでここに置かせてと置いて行ったもの。電動工具も使わないと勿体無いし、機嫌が悪くなることもあります。

どこかのフリーマーケットで買って来た、全く切れない追い入れ鑿をこのグラインダーで研ぐと、刃が付いたのか、中砥で研いでも刃に返しが出るようになりました。仕上げ砥石で研ぐと、そこそこの切れ味に。

Making A Sliding Screen Door — Part 12

コーナー部分は5ミリのストレートビットを取り付けたトリマーで溝を加工しました。ガイドは使わずにフリーハンドで。

網戸の張り替えはこれまでに幾度となく経験しているので、取扱説明書を読むことなく、自分が書いた過去のブログ記事を参考に。溝も自分で切削したのは、母屋布基礎の通気口加工時以来です。

あの時と同じように、5.5ミリ径の網押さえゴムを使用。今回はペットディフェンスではなくて標準的なネットを使用したので、容易に溝に押し込むことができました。

余ったネットは天然砥石で刃を付けた小刀で切断。研いだばかりなのでよく切れる。

予定通り、網目が細かいネットは外側に張りました。このようにすれば小さな虫が外側から侵入したとしても二枚のネットの間に止まることは少ないだろう。

一旦、取り外した把手を元の位置に戻して引き戸式の二重網戸が完成。

屋内から外はよく見えますが、屋外から屋内は見えにくい。

出入口に網戸を取り付けてから、ドア周辺がCat ISONのお気に入りの場所になりました。

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Making A Sliding Screen Door — Part 8

網戸延長部の下側に杉板の端材を縦に取り付けます。自作のトリマーテーブルで重なる部分を溝切りして隙間が空いた時に虫が入らないように加工。

こんな感じに固定せずに並べて行きます。

杉板の周囲は当初、ボーズ面のビットで削りました。

左方向に押すようにして。

並べてみるとなんとなく和風な感じがする。

最後の一枚は幅を調整してピッタリと収まるように。

杉板の表面をサンダーで処理。

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Making Another Coffee Table — Part 2

大きくて鋭利な三角形の天板から長方形の天板を切り出し、脚部として使用する4本の材も同じ天板から切り出しました。通し枘の加工は自作のトリマーテーブルで。

香りから杉材だろうと判断しましたが、明らかに一般的な杉材よりも硬くて、節が一つもない高級素材です。これなら精度1ミリ未満の家具用素材としても使える。

長方形に切り出した天板は裏表を逆にする予定です。表側にウレタン塗装がしてあり、それが気に入らない。

Making Another Coffee Table — Part 3へと続く。
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RYOBI MTR-42

近くのホームセンターで8年ぶりにトリマーを新調しました。

本体価格はAmazonの方が安いですが、棚から下ろしてもらった在庫商品は二つあり、片方にはビット6本がセットになっている。価格は同じとのことで、ビットセットの方ならAmazonと同等か安いので、「ここクーポン」を一部利用して購入することにしました。

これがおまけの超硬ビットセット6本組。内容は左からストレート9.5ミリと12.7ミリ、90ºV溝12.7ミリ、コロ付き45º、コロ付きサジ面35ミリ、コロ付きボーズ面R6.35ミリ。それとトリマー本体に超硬ストレートビット6ミリが付属します。

先代のMTR-41は切削深さの調整をノブボルトを緩めてベース部を上下する構造でしたが、MTR-42はクランクレバーを解除し、リングを回転させて微調整できるようになっています。切削深さを±5ミリの範囲で調整できる目盛ダイヤルもありますが、精度が求められる場合は実際にビットの出具合を測定した方が良い。

確証はなかったものの、ベースプレートの大きさと厚みはMTR-41付属のものと同じだろうと思っていましたが、実際に自作のトリマーテーブルにピッタリと収まったので、やはり同じ寸法です。

MTR-41はトグルスイッチでしたが、MTR-42は上下に移動させるスイッチになっています。トグルスイッチの方が私の好みだったので、本体のスイッチはオンの状態にしたままで、丸鋸と併用する別のスイッチを新たに取り付けました。

テーブルソーとトリマーテーブルを同時に使用することはないのでスイッチ併用で問題ありません。

MTR-41と異なる点が他にもありました。無負荷時の回転数がMTR-41で30,000 min-1であるのに対し、MTR-42は32,000 min-1になっています。また、MTR-41の定格電流と消費電力が5.0Aと470Wであるのに対し、MTR-42はそれぞれ4.3Aと400Wになっていて省エネ化されているのがわかります。質量も違います。1.3kgから1.1kgに軽量化。