Single Dish Dining Table for Cat ISON — Part 1

平面出し治具を使って削った桜の一枚板は厚みが13ミリとなり、スツールの座面としては薄すぎて使えないので、Cat ISON用食卓テーブルに加工することにしました。今回は皿が一枚だけのテーブルとします。

脚は20ミリ角に加工した桜の端材を使用。

前回と同様に神沢製の自由錐を使って桜の板に穴を貫通させました。今回は皿の径に合わせて縁まで十分に沈む穴を空けました。桧よりも材が硬い。

こんなに小さい通し枘を加工するのは久しぶりというか初めてかもしれません。脚は適切な高さになるよう、後で短く切断する予定です。

Single Dish Dining Table for Cat ISON — Part 2へと続く。

Leveling Jig — Part 3

ある程度の平面が出たと思っていましたが、よく見るとまだまだ反っている。こんなんでは満足できないのでさらに桜一枚板の平面出し作業を続けます。

二日も要してやっと満足できる程度の平面が出ました。元々、厚みが30ミリあった板がほぼ平面になる頃には厚みが13ミリになりました。スツールの座面にしようかと考えていましたが、これは薄すぎる。

治具自体はこれで良しとします。幅450ミリぐらいまでの板を削ることができます。

Leveling Jig — Part 2に戻る。
Leveling Jig — Part 1に戻る。

Leveling Jig — Part 2

平面出し治具の足とレールを木工接着剤とビスで固定しました。

手元にあるストレートビットで最も幅が広い12.7ミリのビットが通るような深めの切り欠きを足に入れました。切り込みの深さは足が折れない程度に。

中央部分が盛り上がる面(木裏)から削り始めました。

最初は削る対象である捻れた桜の一枚板を簡易作業台に固定し、治具を10ミリずつぐらい移動させて削っていましたが、切削深さが3ミリを超えるような使い方をすると、治具が動いてこんなことに。

こちらは木表で、周辺部分が盛り上がっている。

治具を簡易作業台に固定し、切削対象の捻れた一枚板を少しずつ移動させる方法に変更しました。

手前にある切削前の一枚板は厚みがおよそ30ミリでしたが、かなり削ってやっとほぼ平面になりました。ここまで削るのに一日は要しています。桜の甘い香りと同時に大量の大鋸屑が出ました。

Leveling Jig — Part 3へと続く。
Leveling Jig — Part 1に戻る。

Leveling Jig — Part 1

トリマーを使って板の平面出しをするための治具を製作します。先日、製作したナイトテーブルの脚部に使った材は主に桜であり、その出来栄えに満足して、今度は同様の桜材を使ってスツールか小さなテーブルを製作しようかと考えています。手元にある桜の一枚板はどれも反りがひどくて大抵の場合、捻れている。そのような材をトリマーを使って平らな座面や天板にするには治具が必須となります

治具はこのような形状のものを考えています。一辺が90ミリのトリマー(KYOCERA MTR-42)の四角いベースプレートをレールの溝に入れて、前後に動かせて板が一定の高さになるように削るための治具です。

溝を切削する材は0.1ミリ単位の精度で加工できる桧の端材。足の部分はSPFの端材を使用。

溝の高さ(幅)は9ミリ、深さは4ミリ。溝の下端から床までの高さは53ミリになるよう、足に切り欠きを入れました。

レールと足はまだ固定していません。

トリマーのベースプレートの一辺が90ミリに対し、レールの幅は93ミリとしましたが、ちょっと遊びが大きすぎるので92ミリが良いだろう。

Leveling Jig — Part 2へと続く。

Dining Table for Cat ISON — Part 3

同居人と共に木工師匠宅を訪問した時に、猫用の木製食卓テーブルが置いてありました。自宅にあるCat ISON用のものは必要以上に大きくて、手作り感満載。師匠が製作したものは正に作品であり、コンパクトで良い感じ。

同居人に作り直せとの指令を受けました。手作り感ができるだけないコンパクトで軽量な食卓テーブルを製作することになりました。

がらくた市で入手した神沢製の自由錐をMakitaの電動ドリルに取り付けて、桧の端材に大きな穴を貫通させました。

神沢製の自由錐、綺麗に切れる。

コロ付きボーズ面のビットを装着したトリマーで内周側面を面取り。

脚部も桧の端材を使って加工しました。ビスや釘は使わずに枘組みする予定です。

Dining Table for Cat ISON — Part 4へと続く。
Dining Table for Cat ISON — Part 2に戻る。

Broken Hatchet Handle — Part 2

折れた斧(柄)の修復に使用する材は樫の原木を予定していましたが、丸い原木から加工するのは困難なので、代わりに年末に入手した碁盤を加工することにしました。

Kelly Axe & Tool Co.製の柄を参考にして切り出します。

分厚い碁盤から切り出すのに一苦労。上下から丸鋸で切り込みを入れてから、届かなかった30ミリほどを手鋸で縦挽きしました。碁盤の材は硬い榧であると思われますが、ヒシカ工業(別所次郎作)の鋸、良く切れます。

曲線はジグソーで。

ここまで半日は要しました。

Broken Hatchet Handle — Part 3へと続く。
Broken Hatchet Handle — Part 1に戻る。

Fixing A Pruning Saw

大きな刃こぼれができた、ヒシカ工業の剪定用鋸の刃を職人さんの助言に従い、短くして修正します。

ディスクグラインダーで先端部分を簡単に切削できました。

尖った部分をサンディングして先端を丸くしました。

錆びる間もないぐらい使っていますが、錆止めに椿油を塗布。

170ミリぐらいの鋸になりました。元は210ミリの鋸ですが、180ミリの短いものも販売されているぐらいですからこの長さでも特に問題はありません。

RYOBI W-652APS Fixed?

夏に安曇川藤樹の里「がらくた市」で僅か1,000円で入手した丸鋸(RYOBI W-652APS)を自作テーブルソーとして使っていますが、最近、スイッチをオンにしてもチップソーが回転しないという症状が現れました。チップソーを手で少し回すと、スイッチオンになることもありました。それが、今日、全く動かなくなりました。

お隣さんに手伝ってもらいながら、重いテーブルを上下逆にして丸鋸を天板から取り外しました。接触不良として先ず、疑うべきはカーボンブラシかスイッチでしょう。カーボンブラシの片方が固着していて引っ張り出すのに少し力を入れる必要がありました。エアブローでカーボンブラシ周辺のホコリを吹き飛ばして、KURE 5-56を(浸透潤滑剤)を吹き付けたところ、スイッチが入るようになりました。

カーボンブラシはまだ使えるようだったので交換はしていません。必要となれば、交換します。

Kawasaki TF22 Engine Failure Fixed

お隣さんが畑で農機具を洗う高圧洗浄機として使用している2ストロークエンジン、Kawasaki TF22を持参されました。エンジンがかからないという症状です。

私の手に負えないのは明らかだったので、エンジンの構造や修理に詳しいBBさんに、仕事帰りに二日連続で来ていただきました。初日はキャブレターを分解クリーニングしたところで作業を終えました。

翌日の午前中にお隣さんと二人でキャブレターを組み立てましたが、エンジンは一向にかからない。古い点火プラグが原因かもしれないと思い、新しいプラグをお隣さんが調達されましたが…

BBさんが昨日と同じように仕事帰りに寄ってくれました。キャブレターを再度、分解し、ガソリンを供給するスロットル周辺のパーツに詰まったゴミを徹底的に取り除いて綺麗にクリーニングしたら、エンジンがかかりました。

エンジンが始動しなかった原因は、燃料のガソリンが点火プラグまで供給されずにスロットル周辺で詰まっていたことです。

取扱説明書が手元になく、サイトからダウンロードもできない状態で、修理を完了するBBさん。機械修理の先生と呼ぼう。

Sawing Japanese Cherry — Part 2

用途は考えずにフリーマーケットで買って来た一枚500円の桜。厚み100ミリの板の中央部分で大きな割れがあり、このままの状態で天板にはできないだろうと思い、鉈を使って取り敢えず、二つに割りました。その片割れがこれ。耳付きでしたが樹皮はできる限り取り除きました。

当初、自作のテーブルソーで二回に分けて縦挽きしようかと思いましたが、片割れでも重くて材を動かすのに難儀しそうだったので、丸鋸を使って縦挽きすることにしました。

丸鋸で縦挽きする場合は裏表合計4回で切削。丸鋸で切削すると桜の甘い香りが漂います。これまでに伐倒したヤマザクラはチェンソーで何本も玉切りして、斧で薪割りもしています。また、薪としてストーブで燃やしていますが、こんな香りを嗅ぐのは初めて。

ヤマザクラは気乾比重が0.60のまあまあ硬い木のためか、切削した部分が摩擦熱で焦げている。

100 x 120ミリ、長さがおよそ910ミリの角材になりました。ここまで製材すれば、いろんな用途に加工しやすくなるので、木材としての価値は跳ね上がるでしょう。

耳付きの部分をテーブルソーでさらに細く、縦挽きした後、平鉋(五郎謹製の寸八)で削ってみました。鉋は天然砥石を含む三種の砥石で研いだばかり。

手前はまだ鉋を掛けていない部分。適正に研いだ鉋刃はよく切れる。

サンドペーパーを使わなくてもこんなにすべすべの綺麗な木目。鉋が良いのか木材が良いのか?角材の寸法は34 x 31 x 900ミリ。テーブルや椅子の脚や桟に使えそう。

Sawing Japanese Cherry — Part 1に戻る。

Drill Bit Holders

トリマーのビットを収納するホルダーに引き続き、今度はドリル用のビットを収納するホルダーをラワンの端材を使って製作しました。

径が小さい穴を貫通させるには先日、入手したAIRREX TL-9006がやはり便利。

トリマー用ビットホルダーを置いた同じ棚の上に設置しました。

Replacing The Circular Saw

Makita M565RYOBI W-652APS
電圧単相交流100V単相交流100V
電流11A11A
周波数50 – 60Hz50 – 60Hz
消費電力1,050W1,050W
回転数(回転/分)5,500 min4,500 min
刃物寸法外径165 x 内径20mm外径190 x 内径20mm
最大切り込み深さ57mm (0º)、38mm (45º)68mm (0º)、46mm (45º)
傾斜切断0º~45º0º~45º
本機寸法長さ282 x 幅221 x 高さ227mm
質量3.0kg3.6kg

自作テーブルソーに取り付けた丸鋸(Makita M565)を先日、がらくた市で僅か1,000円で入手した丸鋸(RYOBI W-652APS)に換装します。Makita M565と大きく異なるのは取り付ける刃物(チップソー)の外径と最大切り込み深さ。仕様書から判断すると、モーターの性能差はそれほどないと思われます。

ベースプレートの大きさがMakita M565とほぼ同じだったので、インサートの大きさを変えることなく、そのままRYOBI W-652APSを上下逆に取り付けることができそうです。

チップソーの外径が165ミリから190ミリへと大きくなるので、丸鋸を使ってインサートの溝をより長くしました。

白い矢印の部分は上下逆にした時に丸鋸が落下しないように取り付けた木片。合計3ヶ所。

165ミリのチップソーと比べると、テーブル天板から突き出たチップソーが大きく見えます。

インサートの厚みを差し引いたこの状態で最大切り込み深さはおよそ58ミリになります。これだけあれば十分。

丸鋸を上下逆に取り付けたテーブルソーの状態でも物凄くよく切れるのはこのチップソーのおかげではないかと思い、調べてみました。漢道(おとこみち)組刃、造作用190 x 1.6 x 60pでヒットしたのは株式会社三共コーポレーションのサイト。サイトの説明によると、交互刃4枚+平刃1枚の組刃であり、ブラックフッ素コーティングを施していることが特長だそうです。眼鏡を外して刃の先端をよく見ると、交互に角度がある刃4枚とチップソー表面に対して直角の刃1枚が12セットあり、刃の数は合計60枚。用途は造作用であり、切断対象材は集成材、合板となっています。試し切りしたのは無垢の薄い杉板ですが、切断面が綺麗に切れました。

Flea Market at Adogawa Toju-No-Sato Roadside Station — Part 4

安曇川藤樹の里で開催される「がらくた市」、先月は雨で中止になったので2ヶ月ぶりになります。いつもの教授は地元のお祭りに出店されているそうで、今回はお休み。掘り出し物は諦めていたのですが、軽トラの荷台で販売されている古道具に目が行きました。

3,000円から5,000円ぐらいかなと思いながら丸鋸の価格を尋ねると、なんと1,000円らしい。

バッテリー式の丸鋸を入手してからコード式の古い電動工具は不要になったとのことです。私のような素人には良い時代になりました。コード式の電動工具が安く入手できる。

年代物ではありますが、190ミリのチップソーが装着できるものを探していたので、私にはちょうど良い。品番を調べると、RYOBI W-652APSであることがわかりました。比較的新しいと言われていたチップソーは漢道組刃、造作用190 x 1.6 x 60pの刻印があります。試しに薄い板を縦挽きしてみたら、よく切れることがわかりました。切断面も綺麗。

Flea Market at Adogawa Toju-No-Sato Roadside Station — Part 5へと続く。
Flea Market at Adogawa Toju-No-Sato Roadside Station — Part 3に戻る。

Doors For The Shoe Rack — Part 4

フレームの溝切りは12ミリのストレートビットを取り付けた自作のトリマーテーブルで。ビットは9ミリのストレートビットでも良かったかもしれない。

2枚の扉がほぼ完成しました。後は面取りと塗装、把手と蝶番の取り付け作業が残っています。

Doors For The Shoe Rack — Part 5へと続く。
Doors For The Shoe Rack — Part 3に戻る。

Doors For The Shoe Rack — Part 2

自作のテーブルソーを使い、ラワン材を加工中。ここでお役立ち情報を一つ。上の画像では手前からラワン材を押して切断しますが、途中で材が左のフェンスと丸鋸の刃に挟まれて前に進まないことがあります。向こう側に少し隙間が出るようにフェンスの位置を調整すれば挟まれて前進しないことはなくなります。

6/27

例えば、手前の定規で80.0ミリに設定した場合なら、向こう側の定規は80.5〜81.0に設定します。手前の定規で設定した値が有効幅となるので、切断した材は80.0ミリの幅になります。

短冊状にした厚み8ミリの材が5ミリ間隔で35〜36枚は必要になりそうです。扉は観音開きにする予定なので、短冊状の板は合計、70〜72枚は加工しなければなりません。

自作のトリマーテーブルを使い、左右のフレームに幅10ミリ、深さ8ミリの溝を切りました。短冊状の薄い板をどのようにしてフレームに固定するか、思案中。

Doors For The Shoe Rack — Part 3へと続く。
Doors For The Shoe Rack — Part 1に戻る。