Sawing Japanese Cherry — Part 2

用途は考えずにフリーマーケットで買って来た一枚500円の桜。厚み100ミリの板の中央部分で大きな割れがあり、このままの状態で天板にはできないだろうと思い、鉈を使って取り敢えず、二つに割りました。その片割れがこれ。耳付きでしたが樹皮はできる限り取り除きました。

当初、自作のテーブルソーで二回に分けて縦挽きしようかと思いましたが、片割れでも重くて材を動かすのに難儀しそうだったので、丸鋸を使って縦挽きすることにしました。

丸鋸で縦挽きする場合は裏表合計4回で切削。丸鋸で切削すると桜の甘い香りが漂います。これまでに伐倒したヤマザクラはチェンソーで何本も玉切りして、斧で薪割りもしています。また、薪としてストーブで燃やしていますが、こんな香りを嗅ぐのは初めて。

ヤマザクラは気乾比重が0.60のまあまあ硬い木のためか、切削した部分が摩擦熱で焦げている。

100 x 120ミリ、長さがおよそ910ミリの角材になりました。ここまで製材すれば、いろんな用途に加工しやすくなるので、木材としての価値は跳ね上がるでしょう。

耳付きの部分をテーブルソーでさらに細く、縦挽きした後、平鉋(五郎謹製の寸八)で削ってみました。鉋は天然砥石を含む三種の砥石で研いだばかり。

手前はまだ鉋を掛けていない部分。適正に研いだ鉋刃はよく切れる。

サンドペーパーを使わなくてもこんなにすべすべの綺麗な木目。鉋が良いのか木材が良いのか?角材の寸法は34 x 31 x 900ミリ。テーブルや椅子の脚や桟に使えそう。

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