A Trip To Hokkaido — Part 1

世界的な新コロ騒動のため、今年はF1シンガポールGPが中止となり、シンガポール旅行の代わりにGo To Travelを活用して北海道に旅行することになりました。午前6時過ぎに自宅を出て、名神京都東 > 京都南 > 第二京阪 > 近畿自動車道 > 堺泉北有料道路 > 阪神高速4号湾岸線 > 関西国際空港第2ターミナルへと向かいました。

予定通りに関空第2ターミナルに到着してから遅めの朝食。

我々が搭乗するのは釧路行きのPeach MM125便。機内持ち込み荷物、預ける荷物共に厳しい重量チェックがありました。

雲がほとんどない快晴。今夜ぐらいからオリオン座流星群がピークを迎えます。夕方の西の空に細い三日月がありますが、オリオン座が東の空に昇る頃には三日月は山の下で、天候条件さえ良ければ今年は流星群の観察に適しています。

久しぶりのアップダウンクイズ。今回は私にとっては星空撮影が主な目的なので、三脚とミラーレス一眼カメラ(Olympus PEN E-P5)を持参しました。屈斜路湖とオリオン座が撮れれば良いかと考えていました。運が良ければ流星の写真も。

定刻通りに正午前に釧路空港に到着。

空港の近くにある日産レンタカーへ。

Marchクラスの普通自動車を予約していたら、色鮮やかなNOTEになりました。

最終目的地とは逆方向の釧路市内へと向かう途中に「なごやか亭」があったので、遅めの昼食は回転寿司に。

本州にある「なごやか亭」は滋賀県内の二店のみだそうです。

安くて美味しい回転寿司でした。

最近まで国内で最もシアトル本店に近いとされていたStarbucks Kushiro Tsurumibashiを訪問。

A Trip To Hokkaido — Part 2へと続く。

Perseids 2020 — Part 2

11mm (16.5mm) f/2.8 20s Single Exposure

ペルセウス座流星群、極大時刻からおよそ48時間経過した昨夜、雲一つない快晴だったので、いつもの観察+撮影地に出かけました。若い頃のように瞳孔が開かない年になりましたが、まだ天の川が肉眼でも見えました。およそ2時間ほどで、流星を捉えた写真は上の一枚のみでしたが、目視では10分に一個程度は確認できました。

同行したahiruさん、流星を見たのは人生初体験だそうです。

11mm (16.5mm) f/2.8 30s x 17 Stacked with StarStaX

肉眼ではこんなにくっきりと天の川は見えません。スタックした画像をPhotos Appで加工しています。自作のレンズヒーターが写ってしまいましたが、これも味があって良いか。

木星のガリレオ衛星、カリストとイオ、ガニメデも双眼鏡で確認することができました。イオは火山活動が確認された、地球以外の唯一の天体だそうです。

11mm (16.5mm) f/2.8 20s x 45 Stacked with StarStaX

iOptron SkyTrackerで追尾しているので、樹木がぶれているように見えます。

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C/2020 F3 (NEOWISE) — Part 5

ISO 800 f/2.8 15.0s x 20 Stacked

昨夜、ポーラーメーターを使った簡易的な極軸合わせで、露出10秒でも大きく流れたので、天候条件が良い今夜、追尾撮影を再度試みました。昨夜とは違い、北の空に雲がなかったので、北極星を赤道儀の極軸望遠鏡の視界に入れて、極軸を合わせました。

北斗七星が北西の空に沈む前にOlympus M.17mm F1.8を装着したOlympus PEN E-P5を縦にしてインターバル撮影しました。露出15秒で撮影した20枚の画像ファイルをStarStaXでスタッキング(Average + Increase Exposure by 0.8EV)してあります。レンズの焦点距離が換算34ミリと広角寄りではありますが、合計5分間の露出でも星は点像に写っています。

最近、minority318さんがこの単焦点レンズを購入されたそうです。私はカメラボディーと同時に入手したので、レンズ単体での価格はすっかり忘れていましたが、調べると安くても4万円代。安価なキットレンズのように思っていたので、少々驚きましたが、画質は価格に見合って確かに良いです。星の撮影をすれば、レンズの品質は一目瞭然です。周辺部の減光がありません。星座や流星の撮影に適しています。

ISO 1,000 f/2.8 10.0s x 21 Stacked and Cropped

C/2020 F3 (NEOWISE) は昨夜と比べて明るさはさほど変わりませんが、南の方にかなり移動しています。太陽からそして地球からも急速に遠ざかる様子が見て取れます。7 x 50のNikon双眼鏡ではダストテールの確認は困難になりました。双眼鏡ではボヤッとした星雲状に見えます。

上の画像は周辺部の減光を目立たなくさせるために、Apple純正Photos Appでクロップした後、レベル補正してあります。

ISO 250 f/3.5 2.5s

M.Zuiko 17ミリF1.8で南東の空に輝く月と木星、土星を視野に入れました。満月近くの明るい月と惑星を同じ構図で撮影するのは難易度高いです。すぐ近くに月があるのに双眼鏡では木星の衛星も確認できました。+5等星のGanymedeと+6.0等星のCallistoが木星の右に。木星と土星の間には冥王星もあるはずですが、+14.3等星なので、見えるはずがありません。

StarStaXについて
macOS 10.15.6 Catalinaにも対応するMarkus Enzeiler氏開発のStarStaXを今回、久しぶりに利用しました。Photos Appで書き出したJPEGファイルを、StarStaXで読み込もうとしたところ、画像ファイルがグレイアウトしていて読み込めない事態に陥りました。過去にPhotos Appで書き出してStarStaXで読み込んだ画像ファイルは拡張子が.jpegではなく.jpgになっていることが判明しました。原因は拡張子の違い。拡張子を.jpgに変更したら、StarStaX 0.71で問題なく読み込むことが可能になりました。

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C/2020 F3 (NEOWISE) — Part 4

近畿地方でも本日、漸く梅雨明けが発表されました。久しぶりに見る青空ですが、果たして彗星、C/2020 F3 (NEOWISE)はまだ見えるのだろうか。

SkySafariによると、今夜20:31に西北西の空、高度30º32’の位置に見え、光度は5.8等級。肉眼では確実に見えないでしょうけれど、双眼鏡なら確認できるかもしれません。

南の空に輝度88%の月があるので、追尾撮影するとしても、露出は短めにしないと露出オーバーになります。

条件良く観察+撮影できたのは結局、7月19日のみでした。23年ぶりの肉眼彗星だっただけに残念。大彗星が肉眼で見れたのはあの日が人生最後の機会だったかもしれないと思うと無念。

ISO 800 f/2.8 10.0s

今夜、持参したレンズはOLYMPUS M.60mm F2.8 Macroのみ。北の空は雲が多くて北極星が見え隠れしていたので、赤道儀の極軸はポーラーメーターを使って、簡易的に合わせました。露出10秒でも少し、流れています。あの日(7月19日)から2週間近くも経過すると、大彗星が普通の彗星になりました。近くの髪毛座にある星と比較すると、光度はおよそ5等級。

複数枚の画像ファイルをStarStaXを使って、比較明合成しようとしましたが、やはり極軸が合ってないのでスタックすると、公開できないほど流れます。

iPhone 11 ISO 1250 f/1.8 0.5s

南の空に輝く月と木星、土星をiPhone 11が捉えました。

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C/2020 F3 (NEOWISE) — Part 3

北極星が見えない状況で、iOptron SkyTrackerで簡易的に極軸合わせを行う方法を試行中です。Vixen POLARIE使用時はポーラーメーターをポラリエのアクセサリーシューに取り付けて極軸を簡易的に合わせていました。iOptron SkyTrackerにはアクセサリーシューがないので、ポーラーメーターを赤道儀本体に取り付けることができません。

そこで考えたのが、カメラボディー(Olympus PEN E-P5)のアクセサリーシューにポーラーメーターを取り付ける方法です。普段つけっぱなしになっているOlympus VF-4(電子ビューファインダー)を取り外して、代わりにポーラーメーターを取り付けてみました。カメラは赤道儀と平行(極軸に対して直角)になるように固定。

三脚上の自由雲台と赤道儀の間に挟んだレベリングプレート(SUNWAYFOTO LP-76)で水平を出して、赤道儀の仰角は撮影地の緯度に合わせてあります。

磁気偏角が東に7ºで真北に向くかどうかは、北極星が見えている時に確認する必要があります。

この方法で簡易的な極軸合わせができれば、北極星が見えない時間帯、あるいは雲で隠れていても、望遠レンズで彗星の追尾撮影が可能と思われます。明るい時間帯に準備できるという大きなメリットもあります。

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C/2020 F3 (NEOWISE) — Part 2

昨日は午後から埃まみれになっていたポータブル赤道義(iOptron SkyTracker™)を手入れしながら日没後の彗星撮影に備えました。一昨日よりも早めにいつもの撮影地に到着しました。C/2020 F3 (NEOWISE) が近日点を通過して以来、毎日のように雨か曇り空だったので、彗星が肉眼でも見える明るい頃に観察+撮影は無理かもしれないと半ば諦めていました。

一昨日よりも確実に天候条件が良さそうなので、観察+撮影機材一式を北西の空に向けてセットアップしました。

但し、赤道儀は北極星が見えるまで極軸合わせができません。極軸合わせができれば、雲台に載せたOlympus PEN E-P5は60mm f/2.8マクロを装着して追尾しながら複数の写真を撮影して合成する予定でした。(北極星が見えなくても簡易的に極軸合わせができるポーラーメーターを持参すべきでした。)

iPhone 11

運よく北西の空は雲が比較的少ない。Nikon 7 x 50双眼鏡で、山の向こうに沈んだばかりの太陽から逆方向に伸びる、尻尾が長い彗星を捉えました。気付いた頃には稜線の少し上。山の向こうに沈むまで10分もないだろう。北に目を向けると厚い雲、北極星は見えないので赤道儀の極軸合わせは断念しました。稜線の上に彗星を見るのは、2013年春のC/2011 L4 (Pan-STARRS) 以来ですが、減光中とは言え、Pan-STARRSよりもずっと明るい。人生最後かもしれない明るい彗星かと思うと感動ものです。無防備な足首を蚊に刺されながらそんな風に思っていました。

AF Nikkor 50mm f/1.8D ISO 200, f/2.2, 8.0s

三脚固定、APS-C 50mm、露出8秒で捉えたC/2020 F3 (NEOWISE)。Photos Appで補正済み。AF Nikkor 50mm f/1.8Dは2013年11月に太陽に突っ込んで消滅したComet ISON (C/2012 S1) 撮影用に購入したレンズです。

AF Nikkor 50mm f/1.8D ISO 200, f/2.2, 8.0s

クロップして拡大するとイオンテールも微かに確認できます。スタッキング(複数画像の合成)なしなので、補正はこの程度が限界。

OLYMPUS M.17mm F1.8 ISO 1000, f/2.0, 8.0s

Olympus PEN E-P5、17mm F1.8の広角寄りレンズで撮影した画像も追加しておきます。瞳孔が十分に開く若い人なら肉眼でも確認できるかもしれません。

OLYMPUS M.45mm F1.8 ISO 1000, f/2.0, 8.0s

追尾できなかったPEN E-P5のレンズを45mm/F1.8に交換した頃には彗星は稜線の下。時刻は7月19日、20時19分。SkySafariによると、この時の彗星の高度はおよそ17º。この撮影地では稜線が高度17ºぐらいだということを覚えておこう。

C/2020 F3 (NEOWISE) — Part 3へと続く。
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C/2020 F3 (NEOWISE) — Part 1

SkySafari

北半球の住人にとっては1997年のHale-Bopp (C/1995 O1) 以来の肉眼彗星、C/2020 F3 (NEOWISE) を一目見ようと、7月3日の近日点通過以来、観察+撮影チャンスを待っていました。現在は日の出前よりも日没後の北西の空に見えるようになりましたが、まだ梅雨明け前なのですべては天候次第。昨夕は雲が多いものの、雲の切れ間があれば撮影チャンスとなるので、Nikon双眼鏡とOlympus PEN E-P5持参でいつもの近くの山に出かけました。

iPhone 11 Night Mode

雲さえなければ、この辺りに見えるはず。星を被写体としては久しぶりに使うOlympus PEN E-P5を三脚に載せて、カメラを設定しました。マニュアルフォーカスに設定し、無限遠でピント合わせしようとしても付近に明るい被写体がない。仕方なく、稜線でピントを合わせて、雲が切れるのを待機。

SkySafari

数分待っても雲が切れず、カメラの電源が自動的に切れました。再び、電源を入れると無限遠にピントが合ってない。私としたことが、レンズリセットがオンになっていました。また、ピント合わせしながら雲が切れるのを待っていたら、そのうちに雨粒がカメラの上に。

午後9時前には止むを得ず、退散しました。今夕の方が、天候条件が良さそうなので、観察と撮影に再挑戦します。今夜はポータブル赤道義、持参予定です。97年のHale-Boppはデトロイト郊外で飽きるほど見たけれど、写真撮影していないので、今回は何としても撮影したいと考えています。これだけ尻尾が長い彗星を観察できるのは人生最後の機会かもしれない。

世界各地で撮影された彗星の画像はSpaceweather.comで閲覧できます。

C/2020 F3 (NEOWISE) — Part 2へと続く。

Embed Google Photos (Bryan)

ブログ投稿時にしばらく使っていたBYTENBIT Embed Google Photos Into Websiteで障害が発生したらしく、埋め込み用のURLコードを生成できなくなりました。(現在は復旧しているようです。)そこで、急遽、同様のURLコードを生成してくれるプログラムを公開されているサイトを探したら見つかりました。サイトの名称は、タイトルのEmbed Google Photos (Bryan)。以下にこれまでに使用したサイトの特徴をまとめた後、Embed Google Photos (Bryan) の使い方を説明します。

Embed Google Photos (Digital Inspiration)
URLコードを生成するには毎回、”I’m not a robot”を証明しなければならなくなり、複数のコードを生成するのが非実用的になった。

BYTENBIT Embed Google Photos Into Website
障害から復旧したが、生成したコードをブログポスト内に埋め込んでリンクを張っても、ポスト内の画像と同じ大きさの画像が新しいページに表示される。これではリンクを張る意味がない。(これを理由にこれまで、リンクを張っていなかった。)

Embed Google Photos (Bryan)
Drag & Dropでリンクを生成でき、コード生成前にリサイズが可能。また、複数の画像ファイルへのリンクを一度に生成することができる。

上のスクリーンキャプチャーのようにポストを書く時にSafariで3つのウィンドウを開きます。左上:Google Photosの共有アルバム(サムネール表示画面)、左下:Embed Google Photos (Bryan)、右:WordPressポスト編集画面。

左上のサムネール画像を左下のEmbeddable URL:にDrag & Dropして、URL右の四角いボタンをクリックすると、URLがクリップボードにコピーされます。

画像を埋め込んだ後に、WordPressのリンクボタンをクリックして生成したURLをペーストすれば、リンク先の新しいページには大きな画像が表示されます。コード生成前にリサイズしていない場合、埋め込んだ画像の表示サイズはWordPress側で幅を指定する必要があります。

iPhone Photography

ブランチ大津京でTOMOMIちゃん家族と食事しました。ランチはいつものCrown Curry & Kebab。ネパール人の店員さん、店長さんとも親しくなり、私は辛さの指定が激辛一歩前の4番に落ち着きました。

激辛の5番はカリー本来の風味がなくなるので、4番がちょうど良い。

生後10ヶ月になるアオイ君をiPhone 11のポートレートモードで撮影。

同じブランチ大津京にあるStarbucksで離乳食を完食して満足そう。

シンガポール渡航前にBCGワクチンを接種したそうです。生菌数が多い日本株なので、オフターゲットのCOVID-19に対しても自然免疫強化による効果があると思われます。

Joruriji Temple — Part 2

昼食は浄瑠璃寺門前にある「あ志び乃店」を予定していました。

茅葺の屋根が際立つ「あ志びの店」は食事をしない人も庭が拝観できるというので、食事の前に散策してみると…

浄瑠璃寺境内よりも紫陽花が多い。

面白い被写体もあります。

近付くと古い木樽であることがわかりますが、用途は何だろう?

ポートレート撮影機能でここまで撮れると、デジカメを持参しなかったことに後悔はない。

古木と紫陽花。

浄瑠璃寺境内の紫陽花は岩船寺と比べて株数がずっと少なく、その分、参拝客も少ない。

アザミも開花の時期が紫陽花と大体同じ。

浄瑠璃寺の三重塔。

猫の写真は浄瑠璃寺。

昼食は予定を変更して猫が店番をするこちらで…

昭和の香りが漂うお店で注文したのはざるそばととろろ定食。

京都というより奈良の文化圏にあるこの辺りでいただくのは奈良の家庭料理?

帰宅後すぐに日食グラスを加工したフィルターを取り付けた双眼鏡を用意しました。部分日食は目視では確認できましたが、雲が途切れて撮影可能な頃には欠けた太陽は山の向こう。

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Gansenji Temple — Part 3

満開の紫陽花を前景に三重塔。

この角度から撮影した写真は岩船寺のパンフレット表紙にも使われています。

今回は本堂に入って、欅の一本造りとされる重要文化財の阿弥陀如来坐像などを拝見しました。本堂内での写真撮影は禁止されているので、画像はありません。

2週間前と比べて人が多いとはいえ、待っているとこんな写真も撮れます。

撮影後も被写界深度を調整することができるiPhoneのポートレート撮影機能、iOSのアップデートを重ねながら輪郭を認識する精度が高くなったように思います。

近接撮影でもポートレートが使えれば、特殊な撮影環境を除いてデジカメは本当に不要になります。

この後、浄瑠璃寺を再訪問しました。

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Gansenji Temple — Part 2

夕方に日本全国で部分日食が観察できる夏至の日、2週間ぶりに岩船寺+浄瑠璃寺を訪問しました。

岩船寺参道で塩っぱい漬物と紅生姜を買って、車載したクーラーボックスに入れた後、獣道のような坂道を登り、三体地蔵を目指しました。

右手に岩船寺と竹藪を見ながら、10分ほど進むと三体地蔵がありました。

この大きな岩の右上の方に三体地蔵は刻まれています。

近くに寄って拡大。過去、現在、未来を表す三体地蔵は鎌倉時代の作だそうです。

草餅を食べてから、紫陽花が満開の岩船寺境内へ。こんなに人が多いのはお店を始めて40年で初めてのことだと言われてました。

2週間前はガラガラでした。例年なら紫陽花が満開になるのは6月下旬から7月上旬にかけての時期だそうですが、今年は開花が早かったようです。

この日も持参したカメラはiPhone 8とiPhone 11のみ。

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Joruriji Temple — Part 1

岩船寺から浄瑠璃寺に移動しました。30年前も同じように二つの寺を行き来したものです。

浄瑠璃寺はこの長い参道が特徴で、30年ぶりに訪れて当時の記憶が蘇りました。

いつの間にか、浄瑠璃寺は猫の寺としても名が知れ渡るようになったそうです。

人が近づいても逃げるどころか、こちらに寄って来る。

Wikipediaによれば、浄瑠璃寺本堂が建立されたのは永承2年(1047年)だそうで、岩船寺創立よりも318年、後になります。

こちらがその本堂。建立当時は薬師如来を本尊としたそうですが、建て替えられた嘉承2年(1107年)以降は9体の阿弥陀如来像が安置されているそうです。

境内にも猫が…

興福寺の恵信という僧が掘ったという池の向こうに三重塔が見えます。

撮影中にすり寄ってくる猫。

この人工池には小島もあります。

紅葉時も良い写真、撮れそうです。

こちらにも立派な鐘。

猫としばし戯れてから帰路につきました。

帰路は往路とは違い、ラリー車が通過しそうな峠道を案内されました。

Joruriji Temple — Part 2へと続く。

Gansenji Temple — Part 1

大津市から瀬田川沿いを南下し、和束町を経由して奈良に向かったのは実におよそ30ぶりのことでした。奈良町からの帰路はお気に入りの岩船寺、浄瑠璃寺に立ち寄ることにしました。

岩船寺があるのは奈良市内から車で20分ぐらいの、京都と奈良の県境に位置する木津川市賀茂町の山村。この辺りは日本の原風景が今なお残っていると私は思います。これから行く岩船寺と浄瑠璃寺とを結ぶハイキングコース周辺には鎌倉時代から室町時代にかけて造られた石仏が散在します。この当尾(とうの)地区は、「美しい日本の歴史的風土百選」に選ばれているそうです。

京都府内とはいえ、バスは奈良交通が運営。店自慢の石焼き芋は関西テレビが36年前の1984年2月19日に放映したと、古い看板に書いてあります。私が幾度となく訪れたのもちょうどその頃です。

当時の主な目的はこのような無人販売所で近くの畑で採れた農産物を入手することでした。塩っぱいものを好む父が、塩分多めの紅生姜を大量に買っていたのを覚えています。年末に訪れたときは黒豆も買っていた記憶があります。

岩船寺の名の由来はこの石風呂かと思っていましたが… 修行僧が身を清めるために使ったこの石風呂は鎌倉時代からあるそうで、岩船寺創立の天平元年(729年)よりもずっと後に造られたものになります。

山門から先の境内に入るには、大人500円の入山拝観志納料が必要です。正面に三重塔が見えています。

境内に入って斜め右手にある本堂。

紫陽花の名所としても知られる花の寺、岩船寺は境内全域が緑に覆われています。

我々が訪れた6月7日の時点で開花していた紫陽花はごく一部。

重要文化財の三重塔は、阿字池の背後にあります。建立は室町時代と考えられているそうです。

被写体自体が美しいのでどんなカメラで撮影してもそれなりに美しく撮れます。

鐘を鳴らしてみました。

街中のお寺とは違い、アクセスが決して良いとは言えないので空いています。

手前の池が阿字池。

超広角レンズ、迫力あります。

公式サイトが格好良い岩船寺、英語の案内表示も間違いがない。

参道沿いにあるお店で漬物を買ってから、車を浄瑠璃寺に移動させました。

Gansenji Temple — Part 2へと続く。

Japanese White-Eye’s Nest

1週間ほど前から木製カーポートすぐ近くにある金木犀に、カラスが来ていることに気付きました。何があるのだろうと思い、密集する葉の隙間から観察すると、テニスボールぐらいの大きさの鳥の巣があることがわかりました。

クロップして拡大すると、目の周囲が白いのが特徴的なメジロが抱卵している。

しかし、残念なことにカラスによる襲撃を幾度となく受け、雛がかえる前に卵がカラスに持ち去られたようです。