Dec 112018
 
ISO 1250, 25mm, f/2, 60s x 5 Stacked with StarStaX, Tracked on iOptron SkyTracker

二日前と比べて若干、増光した彗星46P/Wirtanenがプレアデス星団に接近しています。今回は25mm(換算50mm)のレンズで、プレアデス星団とアルデバラン、46P/Wirtanenを同じ視野に入れることができました。制限はありますが、何とかStarStaxがMojaveでも機能しているようなので、5枚の画像をスタックして補正しました。尚、StarStaxはダーク引きがMojaveで機能しないようです。

彗星の光度は4等星ぐらいだと思われますが、加齢と共に瞳孔が開いても小さくなった私の肉眼では確認できませんでした。慣れた人なら双眼鏡では容易に確認できます。

Comet 46/P Wirtanen — Part 3へと進む。
Comet 46/P Wirtanen — Part 1に戻る。

Aug 112018
 

今年のペルセウス座流星群極大時刻はJST8月13日午前10時頃なので、12日深夜から13日夜明けまでが観察するには最適の時間帯になります。新月なので、天候以外の条件は揃っています。

8月12日に予定されていた、西はりま天文台のスターダスト2018は天文台での開催が中止になったそうです。西日本豪雨の影響で、天文台へのアクセス道路が未だ、一部通行止になっているそうです。

上の画像は2013年に撮影したペルセウス座流星群の合成写真。比較明合成が可能なMac用フリーウェア、StarStaxを使用しています。最新バージョンはこちらからダウンロード可能。

Perseids 2018 — Part 2へと続く。

Aug 122016
 
P8120184

今年のペルセウス座流星群は例年の極大(JST 8月12日午後9時〜8月13日午前0時半頃)とは別に突発出現(JST 8月12日午前9時過ぎ頃)が予想されていました。今朝、輝度62%の月が午前0時頃に沈む頃から自宅近くで三脚固定によるインターバル撮影を行いました。Olympus PEN E-P5のインターバル撮影で設定できる最大撮影枚数は99枚。撮影間隔が2秒で、露光時間20秒ならおよそ36分間の連続撮影になります。

全天で雲がほとんどない快晴でしたが、例年の極大一日前でZHR 5~10個ぐらいだったように思います。突発出現予想時刻よりも6時間以上前なので、例年よりも多い印象はありませんでした。IMOが集計したデータによると突発出現が確認されているようです。

P8120381

目視でも確認したイリジウムフレア(太陽の光を反射する人工衛星)。

StarStaX_P8120274-P8120372_lighten

StarStax比較明合成を用いて星の軌跡を記録するグルグルも作成しました。97枚の画像をスタックしてあります。合成する元画像にDxO OpticsPro for Photosで補正した画像が含まれていると、円弧を描く光跡からずれるので、スタックする前にチェックを外してあります。

P8120329

今夜0時頃から明日の天文薄明までの極大時間帯も月齢と天候条件が3年ぶりに良さそうで、期待できます。今夜はポータブル赤道儀を用いた追尾撮影を予定しています。

Part 2へと続く。

Aug 052016
 
M31

Olympus PEN E-P5にM.Zuiko Digital 45mm F1.8を装着し、iOptron SkyTrackerで追尾しながら軒先からM31(アンドロメダ銀河)を撮影してみました。

このレンズで星を撮影するのは初めてのこともあり、ピント合わせに苦労しました。PEN E-P1の頃は17mm F2.8ならレンズリセットONでほぼ無限遠に焦点が合いましたが、PEN E-P5と45mm F1.8の組み合わせではそう簡単には無限遠にピントが合いません。レンズリセットはOFFにして、マニュアルでピント合わせしなければなりません。

このレンズに距離指標はなく、フォーカスリングはどこまでも回転するタイプであり、実際に星が見えてピントが合う幅が狭いので、ある程度の明るさがある星を基準にピントを合わせなければなりません。今回のように目的とする星が暗い場合、ポータブル赤道儀を載せた三脚とは別の三脚にカメラを載せて、より明るい星をフレーム内に導入した方がピントが合わせやすい。カメラの電源をオフにした時に、苦労して合わせた無限遠がリセットされないよう、レンズリセットはOFFにすべきです。(スリープの場合は、合わせたピントは維持されるようです。)

夜でも周囲の気温が高い今の季節、赤や緑の輝点ノイズがファインダーを覗けば見えます。緑の星は彗星以外にはあり得ないけれど、赤い星はいくらでも存在するので、赤い輝点ノイズを星であると勘違いしてピント合わせをしていました。尚、この輝点ノイズのほとんどは現像時に除去することができます。

このカメラで初めてインターバル撮影の機能を使用しました。一眼レフのNikon D7000にも同じ機能が搭載されていますが、使い方がちょっと違います。30秒の露光(シャッタースピード)で、5秒間隔で連続撮影する場合、Nikon D7000では撮影間隔は露光時間を足して35秒に設定しなければなりませんが、Olympus PEN E-P5の場合は撮影間隔は5秒に設定します。また、Olympus機では「撮影開始待ち時間」で1枚目を撮影するまでの時間を設定できます。撮影はシャッターボタンを押せば開始になるのに対し、Nikon機ではインターバル撮影をONにした時に撮影開始となります。

P8020019

長時間の撮影で気になるのはバッテリー残量ですが、三脚固定での通常撮影の場合はFnボタンを押してバックライトをオフにして電力消費を節約する設定にしていますが、インターバル撮影時はVF-4を取り外してもバックライトがオフにならないようです。但し、撮影開始待ち時間、撮影間隔を1分31秒以上に設定すると1分でモニターを消灯してカメラの電源が切れるそうです。撮影10秒前に自動的に復帰。撮影間隔が1分31秒以上となれば、流星撮影には向かないので、バックライトを最も暗くなるように設定して節電する以外に方法はないようです。

上の一枚目の画像はISO 1000、露光30秒、f/2.0で追尾撮影した24枚のRAWファイルをPhotosの機能拡張であるDxO OpticsPro for Photosを用いて高感度、熱ノイズをPRIMEノイズ除去し、JPEGで書き出した24枚のファイルとダーク減算処理用のファイル1枚をStarStaxで比較明合成し、さらに仕上がったファイルをPhotosで読み込んで、レベル補正、ホワイトバランス、露出などの調整をしてあります。

35mm換算で90mmのレンズを使用して、合計12分間、追尾したことになりますが、極軸がぴったり合っているのか、星は流れていません。ISOとシャッタースピードが控えめだったため、露出不足になりました。右下に目視でも確認済みの流れ星の光跡が一本、写っています。小さな粒子状に写っているもののほとんどは、ノイズではなく、微光星です。

Oct 182015
 
Orion and Pampas Grass

 22日(木)の午前8時頃に極大となるオリオン座流星群の観察にはまだ少し早いけれど、連日、天候条件が良く、月明かりの影響もないので、午後11時過ぎから1時間ほど撮影を試みました。

DSC_1887

天頂付近から続くうっすらとした天の川が西の空に沈んで行き、南東の空には全天で最も明るい恒星、シリウスが昇ってきました。

StarStaX_DSC_1895-DSC_1986_lighten

25秒の露光で撮影した92枚の画像をStarStaxで合成したグルグル写真。オリオン座が昇ってくる様子を撮影しましたが、牡牛座アルデバランの方が目立っています。放射点がまだ低い時間帯だったので、流星は一つも流れていません。

グルグル写真撮影時はカメラを三脚に固定し、インターバルタイマーを使って自動連続撮影します。カメラが自動で撮影する間、私はリクライニングチェアに腰掛けて星を眺めるか、手元のiPhoneを触っているかのどちらか。この日は高さ2メートルぐらいの超低空をこちらの方に向かって滑空する鳥を二回目撃しました。一回目はコウモリかと思いました。しかし、コウモリならもう少し高いところで蝶のように羽を常に動かせながら、複数で飛行することが多いので、コウモリではないと考えました。立っていたら当たりそうな勢いで滑空したので、夜行性猛禽類のフクロウではないかと思います。

Orion and Pampas Grass

ちょうど日付が変わった頃にApple Store Appから一週間後のGenius Barを予約することができました。購入後、もう直ぐ二年になるiPad mini with Retina Wi-Fi + CellularのAppleCare+の保証期限が迫っています。しばらく前から音量ボタンが時々機能しない問題が発生しており、延長保証期限が切れる前にGenius Barで診てもらおうということになりました。特に週末は予約がいっぱいで、一週間前の午前零時過ぎでないと希望する時刻で予約が取れない状況になっているようです。

May 222015
 
NGC 7000 The North America Nebula

昨晩も月没後に天候条件に恵まれたので、軒下から天の川デネブ周辺を単焦点レンズ(AF Nikkor 35mm f/2D)で追尾撮影してみました。iOptron SkyTracker™を使用した軒下追尾撮影でどこまで撮れるかの限界を探っています。極軸望遠鏡を標準装備しないVixen POLARIEでは35mm(換算53mm)の標準レンズで10分も追尾すれば、星が流れましたが、極軸望遠鏡が付属するiOptron SkyTrackerなら星は点像のままで流れることはありません。露出時間が伸ばせると、暗い星雲を写すことが可能になります。上の画像はISO 1600、f/2.5、30秒露光の20枚(およそ10分の露光)をStarStaXでスタック(Increase Exposure by 0.8)し、周辺部のコマ収差をカットするため、アスペクト比16:9でクロップしてあります。

NGC 7000 The North America Nebula

ISOを2000に上げて、他は同条件で30枚(およそ15分の露光)をスタックしました。スタック時にIncrease Exposure by 0.4に設定したら露出不足気味になりました。が、画像中央下の白鳥座デネブのさらに下に捉えた北アメリカ星雲(赤っぽいところ)がよりくっきりと写っています。

NGC 7000 The North America Nebula

二枚目と同じ30枚をIncrease Exposure by 0.8に増光してスタックし、その後にPhotosで、レベル補正による光量調整を実施すると、北アメリカ星雲がよりくっきりと浮かび上がりました。街灯の影響を直に受ける自宅軒下でここまでくっきりと暗い星雲が撮影可能であることに驚きました。次回は50mm(換算75mm)の中望遠で15分以上の追尾撮影にチャレンジしてみようと考えています。

Dec 162014
 
9225:9324

ふたご座流星群極大日に撮影した画像をStarStaXで合成しました。北極星が真の北極から西の方にずれている様子がよくわかります。北極星も天の北極を中心に円周運動しています。

9075:9220

火球クラスの明るい流星を含め、ふたご座流星群に属する複数の流星が写っています。

12月14日午後9時から12月15日午前1時までの4時間の間にインターバル連続撮影した20秒x520枚のスティル画像を用いて、iMovieでタイムラプス動画を制作しました。前半は低空に厚い雲がありましたが、次第に雲の量が減少し、抜群の流星観察条件になりました。

Oct 192014
 
DSC_7366

1P/Halley彗星を母彗星とするオリオン座流星群の出現が極大となるのは10月22日午前1時頃。今年は月明かりの影響がほとんどなく、極大時刻には放射点が比較的高い位置にあるので、観察条件が整っています。しかし、残念なことに当地では21日夜の天気予報は曇り夜雨。オリオン座流星群はピーク時に集中する流星群ではないので、晴れていた昨夜、月が昇るまで観察+撮影を試みました。放射点は上の画像で中央少し下辺りですが、目視で2、3個確認したのみで、画像には写っていません。

The Milky Way in Autumn

北の方にカメラを向けて秋の天の川を撮影。この日は雲一つない晴天に恵まれました。

Orion is Rising

Yosemiteでも問題なく使えるStarStax experimental 10.9で32枚の画像を合成すると、オリオン座が昇る様子が良くわかります。左上から右下にかけてうっすらと見える太い帯は天の川。

次回の観察+撮影は10月23日〜24日頃になりそうです。

Oct 082014
 

3年ぶりの皆既月食が見れるのは今夜。当地では月の出が17:22、部分食の開始が18:15、皆既月食の開始が19:25、皆既月食の終わりが20:23、部分食の終わりが21:33となっています。

皆既月食開始時刻の午後7時半ごろの月の高度はおよそ24ºと、前回の皆既月食開始時刻の高度と比べると、低い位置にあるので撮影する場合、背景となる景色が選びやすくなります。カメラの向きを合わせるのも容易です。(カメラのディスプレイが固定式のため、前回は手鏡を使用しました。)部分食開始15分後の18:30頃なら高度はおよそ13ºと低く、前景に琵琶湖の湖面を配置できるような撮影場所なら面白い写真が撮れるかもしれません。これから撮影場所を探しに行きます。

DSC_6721

湖岸までやって来るとバス釣りをしている人が数名。イブニングライズ狙いでしょうが、障害物が何もないこんな遠浅の砂浜で釣れるのか?と思いながら、月が昇る東の方角を確認していると、根元の方からロッドを曲げている人がいました。

IMG_1647

釣り人に近づいてみると、40cmオーバーの大きなバスを見事にキャッチされていました。満月の日は魚が釣れるというのは迷信ではないのかもしれません。ちょうど上の画像の中央にまだ欠けていない満月が昇るはずです。撮影地の下見をしたこの時は三脚を用意していなかったので一旦、自宅に戻りました。

DSC_6732

三脚と共に湖岸に戻ると部分食が始まろうとしており、湖面に反射する様子が撮影できないほど、月はすでに高い位置に昇っていました。残念ながら前景がない、月だけの画像になってしまいました。

Total Lunar Eclipse

StarStaxで合成すれば面白い写真になるかもしれないと思い、iPhoneのストップウォッチで時間を計測しながら、一定間隔でシャッターを切りました。10分ほどの間に13回、シャッターを切り、2分間隔になるように5枚の画像を選んで合成してあります。月は左下から右上に向かって少しずつ欠けながら昇っています。元の画像はすべて換算450mm、ISO 200、f/16で、シャッタースピードのみ1/60秒から1/50秒へと月の明るさに合わせて露出を調整しています。

DSC_6797

夕食の後、今度は赤い月を撮影しようと、自宅近くの撮影地に向かいました。3年前の前回と同様、赤い月の撮影は非常に難しいと感じました。部分食の時とは明らかに色が違いますが、シャープさにかける露出不足の画像になりました。双眼鏡で赤い月を観察すると普段よりもくっきりと見えました。通常の満月は明るすぎて白飛びしたように見えます。

DSC_6818

皆既食進行中に広角レンズに交換して流星を狙いましたが、飛行機の軌跡ばかりで流星は一つも捉えることができませんでした。中央下の明るい星は、皆既月食進行中の赤い月。広角レンズならこんなに小さくなります。

Dec 142013
 
Comet Lovejoy (C/2013 R1) and A Geminid Meteor - Cropped Version

彗星Lovejoy (C/2013 R1) と流星、そして地上の風景を同じフレームに収めたいと希望しながら、凍てつくいつもの流星観察地で観察と撮影を続けると、その希望が叶いました。時刻は12月14日午前5時過ぎ。画像の中央少し左下に尾が長くなっている彗星Lovejoy。ヘルクレス座にある球状星団M13も左端に写っています。レンズ焦点距離50mm(換算75mm)では年間三大流星群とは言え、同じフレーム内に収めるのは奇跡的。使用したレンズは彗星ISONを撮影することを意図して購入したAF Nikkor 50mm f/1.8D。絞り開放ではコマ収差が現れるので、2.8まで絞っています。

Comet Lovejoy (C/2013 R1) on December 14, 2013

Vixen POLARIEで追尾しながらインターバル撮影した6枚の元画像をStarStaXを用いてスタック(合成)すると、彗星の尻尾が判別しやすくなります。実はこの観察地から北東の低空がこんなに見渡せるとは思いもしなかったので、彗星の撮影を開始するのが少し遅れました。画像に写っている星を元にSkySafariでシミュレートしてみると、北東の空は高度6ºぐらいまで見えています。

Geminid Meteor and Orion - Cropped Version

この日の主な被写体はふたご座流星群に属する流れ星。冬を象徴する星座、オリオン座が山の向こうに沈む前にカメラを南西の空に向けました。この時、ふたご座流星群の放射点は天頂付近にあります。狩人オリオンに突き刺さるように天頂付近から明るい流れ星が降ってきました。

Geminids 2013

オリオン座が沈むと今度は北斗七星に平行して流れる流星を狙おうと、北の空にカメラを向けてインターバル撮影すると、何枚かに流星を捉えることができました。

A Bright Geminid Meteor - Cropped Version

これは間違いなく火球クラスの明るい流星ですが、残念ながら眼視で確認していません。ぼちぼちLovejoyが昇って来る頃だから双眼鏡を取りに行こうと車に戻っている時に流れたものと思われます。

Geminids 2013

放射点が山の稜線に近付いて来たので再びカメラを南西の空に向けました。眩しく感じるほど明るい星は木星。15秒露光のこの一枚の画像には放射点の左右に流星が二つ写っています。長い線は人工衛星。

今年もふたご座流星群は安定して多くの流星を見ることができました。次回の主な流星群、しぶんぎ座流星群は天候条件以外は最高の条件です。極大が日本時間で来年1月4日午前4時頃。月明かりはほとんど無視できるレベルです。