C/2023 A3 (Tsuchinshan–ATLAS) — Part 14

10月20日(日)は義父母宅で水道屋さんになって、ウォッシュレットの給水を止める作業をした後、平安神宮前岡崎公園で開催されたフリーマーケットに立ち寄ってから、琵琶湖東側の湖岸緑地公園に行き、彗星撮影を試みました。昼間はこんなに晴れていても、夕方になると雲が広がる、残念な天候条件だったため、期待していたような写真が撮れずじまいでした。

今日、10月21日(月)は朝から晴れている。カメラやLED赤色灯、赤道儀のバッテリーを充電して、SDカードの残量を確認し、必要に応じてカードを初期化。今夜は流星群や天の川の撮影をする自宅近くのいつもの撮影地で彗星撮影に再チャレンジすることにしました。

この地は空が比較的開けていて、西の山は稜線の高度がおよそ20º。日没後の彗星を撮影するには決して最適な場所ではありませんが、19時過ぎ頃までなら彗星の頭が稜線の上なので、天候条件さえ良ければ、長い立派な尻尾をなびかせるこの大彗星の全体像が撮れるかもしれない。輝度およそ80%の月が東の空から昇るのは19:56であり、太陽が17:13に沈んで空が完全に暗くなってから30分ぐらいの時間はあるだろう。

18:24:21, OLYMPUS E-P5 M.60mm F2.8 Macro, ISO 1250, 120mm, f2.8, 4.0s

北極星が目視で確認できるようになってから急いで赤道儀の極軸を合わせて、iOptron SkyTrackerに取り付けた雲台に、M.60mm F2.8 Macroを装着したOlympus PEN E-P5を載せて、明るい星でピント合わせ。iPhoneの方位磁石を頼りに西の空(経度250ºぐらい)、高度30ºぐらいにレンズを向けて、試し撮りした一枚に彗星C/2023 A3 (Tuchinshan-ATLAS) が写りました。全体像が捉えられないほどまだ、尻尾がこんなに長い!

18:24:41, OLYMPUS E-P5 M.60mm F2.8 Macro, ISO 1250, 120mm, f2.8, 4.0s

彗星のコマが中央に来るようにレンズの向きを調整しましたが、長い尻尾は全部収まらない。赤道儀で追尾しているのだからシャッタースピードをもっと長くすべき。

18:27:21, OLYMPUS E-P5 M.60mm F2.8 Macro, ISO 1250, 120mm, f2.8, 8.0s

立派な尻尾の全体像が捉えられるように、レンズの向きをさらに上方向に修正しました。そして、ISO設定値は変更せずにそのままで、露光時間を二倍の8.0秒としました。これでインターバル撮影ができる状態に。仕事から帰宅しているはずの同居人も呼び寄せた方が後悔しなくて良いだろう。

18:33:36 Nikon D7000, Tokina AT-X 116 PRO DX (AF 11-16mm ƒ2.8), ISO 1250, 24mm, f2.8, 8.0s

放ったらかしになっていた三脚固定のNikon D7000でもインターバル撮影を開始。タイムラプス動画にする予定だったので、Nikon D7000には超広角ズームレンズ、Tokina AT-X 116 PRO DXを装着。左の方にうっすらと天の川が見えていたので、レンズはもっと左に振れば良かったとちょっと後悔。

こちらが広角レンズで撮影し、YouTubeにアップロードした47秒の動画。

18:51:37, OLYMPUS E-P5 M.60mm F2.8 Macro, ISO 1250, 120mm, f2.8, 8.0s

流星が写っているこの画像を撮影した頃、Nikon双眼鏡(7×50 7.3º IF WP Tropical) でも容易く彗星が目視で確認できたので、ご近所のBBさんをお誘いすることに。

最近、買ったばかりのNikon製双眼鏡持参で来られました。10分後には山の稜線に差し掛かって見えなくなると急かしたものだから、なぜか仕事に行く時の靴を履いて。

OLYMPUS E-P5 M.60mm F2.8 Macro, ISO 1250, 120mm, f2.8, 8.0s x 25

StarStaxで25枚の画像を比較明合成(露出+0.8)したのが上の画像。

18:55:41 OLYMPUS E-P5 M.60mm F2.8 Macro, ISO 1250, 120mm, f2.8, 8.0s

全体像を捉えたこんな大彗星の写真が撮れるのは人生で最初で最後のような気がします。今後は急激に減光するので、迫力がある写真を撮影するには望遠レンズが必須になるかもしれません。

追記:

18:51:15 Apple iPhone 12 mini, ISO 8000, 26mm, f1.6 3.2

iPhone 12 miniで撮影した画像にも彗星が写っていました。中央のもっこりしたのは私の頭、そのすぐ右に沈もうとしている。

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C/2023 A3 (Tsuchinshan–ATLAS) — Part 6

珍しく予報通りに今朝も晴れたので、東の地平線が見渡せる、昨日と同じ場所に彗星撮影に出かけました。昨日と比べて低空に居座る雲が少なく、絶好の撮影日和です。明日からしばらく天候条件が悪くなり、また近日点を通過した彗星(C/2023 A3)がまるで直線上を地球に向かって真っ直ぐに進むような軌道なので、地上から彗星を見ると背後に太陽があって眩しくてどこからも見えない状態になります。地球に最も近づく近地点の10月12日を過ぎる頃から今度は日没時に西の空で見えるようになります。早朝の東の空で彗星観察ができるのは恐らく、今朝が最後の機会。

ISO 1600, 60mm, f2.8, 15.0s Shot at 04:19:44 on Oct. 2, 2024.

今朝の撮影機材はOLYMPUS M.60mm F2.8 Macroを装着したOlympus PEN E-P5のみ。(サブ機としてNikon D7000が車内で待機)昨日はOLYMPUS M.45mm F1.8をE-P5に装着していましたが、もう少し望遠寄りの方が良いだろうと判断しました。今朝は北極星がずっと見えていたので、ポータブル赤道儀(iOptron SkyTracker)の極軸合わせは素早く済ませることができました。

カメラを赤道儀に載せた状態でピント合わせをするのはちょっと無理があるので、三脚固定でシリウスを標的にピントを合わせました。拡大すると星が流れているのがわかります。

ISO 1600, 60mm, f2.8, 20.0s. Shot at 04:22:01 on Oct. 2, 2024.

極軸を合わせた赤道儀にカメラを載せて、ちょっと長めの露光で試写。拡大しても星が点像になっている。雲や霧がないくっきりした画像が撮れたので、今日は期待できそうと感じました。この時点では彗星の高度は-4ºぐらいで、まだ地平線の下。ひょっとしたら先に尻尾が見えているかもしれない。(明け方に見える彗星は尻尾から先に昇る。)

ISO 800, 60mm, f2.8, 15.0s. Shot at 04:56:02 on Oct. 2, 2024.

彗星を捉えた感動の一枚目が上の画像。この時の彗星の高度は+3.10º。今朝もNikonの双眼鏡(7×50 7.3º IF WP Tropical)を三脚に固定して地平線近くを探しましたが、目視確認はできず。

ISO 500, 60mm, f2.8, 15.0s. Shot at 04:59:07 on Oct. 2, 2024.

彗星は何処?という方のためにクロップして少し拡大したのが上の画像。長い尻尾をなびかせています。太陽は地平線の左下にあります。

ISO 500, 60mm, f2.8, 15.0s. Shot at 04:59:25 on Oct. 2, 2024.

この後、彗星は雲の中に隠れて、雲から出てくる頃には日の出が迫って夜明けとなりました。

今、見えているC/2023 A3 (Tsuchinshan–ATLAS)が人生最後の肉眼彗星かと思い、今回はC/2012 S1 (ISON) 接近時以来の気合を入れて準備を進めて来ました。嬉しいことに先週、ハワイのATLAS (Asteroid Terrestrial-impact Last Alert System) により発見されたサングレーザー、A11bP7I(仮称)が今月末にも金星の明るさを超える肉眼彗星になるかもしれないというニュースが流れました。追記:彗星としての正式名がC/2024 S1 (ATLAS)になったそうです。

クロイツ群に属する、太陽を掠めるサングレーザーと言えば、2011年のLovejoyや1965年の池谷・関彗星が思い起こされます。C/2012 S1 (ISON) のように太陽接近時に消滅せずに生き残れば、物凄く明るい彗星になる可能性が大きいのでこちらも期待できます。

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C/2023 A3 (Tsuchinshan–ATLAS) — Part 5

今朝は午前3時半頃に起床、3日前の土曜に行った場所より少し南に行った別の水泳場の駐車場に車を停めました。今朝は予報通りに晴れている。北極星が見えていたのでポータブル赤道儀(iOptron SkyTracker)の極軸合わせをしようと機材を準備している間に北の空が厚い雲に覆われました。これでは極軸合わせができないので、雲が切れるのを待ちながら、Nikon D7000で三脚固定撮影を始めました。

上の画像が今朝の一枚目。時刻は午前4時37分。輝度3.45%の薄い三日月が雲の上に昇ってきました。この時の月の高度は+4º31’。彗星(C/2023 A3 Tsuchinshan–ATLAS)の高度は+0º38’。琵琶湖西岸のこの地は東の空の地平線がほぼ見えているということになります。

Stellarium

同時刻のStellariumスクリーンショット。

東の低空にずっと雲が居座っていたので、結局、カメラ撮影は出来ずじまいでした。雲の上に昇ってきた頃には月も見えない明るさ。残念ながら双眼鏡での目視確認もできていません。

本日のカメラ機材:OLYMPUS E-P5、OLYMPUS M.45mm F1.8
NIKON D7000、AF Nikkor 50mm ƒ1.8D

明朝も晴れる予報なので、日の出前の東の空でもう一度、カメラ撮影に挑戦する予定です。明後日以降の数日は天候条件が悪くなりそうなので、早朝の前半戦は明日が最後になりそうです。この場所、気に入りました。

10月2日追記:

昨日は暗闇の中で機材を準備していたら、私がいる方に向かって水辺から何か大きなものが近づく気配を感じ、心臓が飛び出そうなほど驚くことがありました。私が陣取っていたところは水辺から駐車場へと通じる階段を登ってすぐの場所。暗闇の中、初めて来た場所なので、周囲の状況がまるでわからない。そんなところに階段があることなど、思いもしないことでした。1メートルぐらいの至近距離に闇の中をやって来たのはウェイダーを着用した釣り人でした。午前4時過ぎの暗闇の中で釣りをするのか?まだ天文薄明が始まったばかりの暗闇の中で、まさか釣りをする人などいないだろうと思っていました。

話しかけるとこれから朝ごはんをどこかに食べに行って、また戻りますと言われていました。30年前の私に似たイケメンのお兄さん。思い起こせば当時の私も琵琶湖で夜釣りをすることがたまにありました。

私は星を見るために夜中に一人で山に出かけることがあります。熊や猪、鹿などの動物やお化けが怖くはないのかと聞かれることがありますが、私の返事はいつも同じ。頭の中は星と宇宙のことで満たされていて、地上の出来事には関心がない。予期しない場所や時刻に人間を見ることの方がずっと怖いし、この世に生きて存在すること自体が恐怖以外の何者でもない。

当地は比良山から琵琶湖に向かって急な下り坂になっていて、水泳場は遠浅ではないので、すぐに足が届かない水深になっています。そうした状態をわからずに比良山が間近に見える湖岸の水泳場で毎年のように、不幸にも溺死する人がいます。湖西に彷徨う亡霊が接近して来たのかと無意識に感じたのかもしれません。

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C/2022 E3 (ZTF) — Part 3

Stellarium 1.2

天気予報によると、C/2022 E3 (ZTF)の近地点通過時は曇りか雪となっているので、当地で条件が良い今夜が撮影のラストチャンスかもしれないと思い、屋根裏部屋からのお手軽撮影に挑みました。前回撮影時の2日前から比べると、移動速度が速くて、午後10時過ぎで北極星よりも高い位置にあるのがわかります。前回と比べると月明かりの影響もより大きく、双眼鏡で辛うじて確認できる程度でした。

PEN E-P5, OLYMPUS M.60mm F2.8 Macro, f/2.8, 20.0s x 13 frames, ISO 1250
Tracked with iOptron SkyTracker, Stacked with StarStaX

輝度72%の月明かりの影響を考慮して、ISOを1600から1250に落としました。ISO以外の設定値は前回と同じ。合計で露出20秒 x 30コマを撮影しましたが、前半は薄い雲の影響を受けたので、その部分を除いて、StarStaXで比較明合成後、Photosで調整してあります。

屋根裏部屋からのお手軽撮影で注意すべきことが一点あります。前回撮影時に気付いたことですが、撮影中に室内をうろうろすると、床からカメラを固定した三脚へと振動が伝わり、高い精度で追尾していても星が点像にならずに二重星のように写ってしまうということです。

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Perseids 2020 — Part 2

11mm (16.5mm) f/2.8 20s Single Exposure

ペルセウス座流星群、極大時刻からおよそ48時間経過した昨夜、雲一つない快晴だったので、いつもの観察+撮影地に出かけました。若い頃のように瞳孔が開かない年になりましたが、まだ天の川が肉眼でも見えました。およそ2時間ほどで、流星を捉えた写真は上の一枚のみでしたが、目視では10分に一個程度は確認できました。

同行したahiruさん、流星を見たのは人生初体験だそうです。

11mm (16.5mm) f/2.8 30s x 17 Stacked with StarStaX

肉眼ではこんなにくっきりと天の川は見えません。スタックした画像をPhotos Appで加工しています。自作のレンズヒーターが写ってしまいましたが、これも味があって良いか。

木星のガリレオ衛星、カリストとイオ、ガニメデも双眼鏡で確認することができました。イオは火山活動が確認された、地球以外の唯一の天体だそうです。

11mm (16.5mm) f/2.8 20s x 45 Stacked with StarStaX

iOptron SkyTrackerで追尾しているので、樹木がぶれているように見えます。

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C/2020 F3 (NEOWISE) — Part 5

ISO 800 f/2.8 15.0s x 20 Stacked

昨夜、ポーラーメーターを使った簡易的な極軸合わせで、露出10秒でも大きく流れたので、天候条件が良い今夜、追尾撮影を再度試みました。昨夜とは違い、北の空に雲がなかったので、北極星を赤道儀の極軸望遠鏡の視界に入れて、極軸を合わせました。

北斗七星が北西の空に沈む前にOlympus M.17mm F1.8を装着したOlympus PEN E-P5を縦にしてインターバル撮影しました。露出15秒で撮影した20枚の画像ファイルをStarStaXでスタッキング(Average + Increase Exposure by 0.8EV)してあります。レンズの焦点距離が換算34ミリと広角寄りではありますが、合計5分間の露出でも星は点像に写っています。

最近、minority318さんがこの単焦点レンズを購入されたそうです。私はカメラボディーと同時に入手したので、レンズ単体での価格はすっかり忘れていましたが、調べると安くても4万円代。安価なキットレンズのように思っていたので、少々驚きましたが、画質は価格に見合って確かに良いです。星の撮影をすれば、レンズの品質は一目瞭然です。周辺部の減光がありません。星座や流星の撮影に適しています。

ISO 1,000 f/2.8 10.0s x 21 Stacked and Cropped

C/2020 F3 (NEOWISE) は昨夜と比べて明るさはさほど変わりませんが、南の方にかなり移動しています。太陽からそして地球からも急速に遠ざかる様子が見て取れます。7 x 50のNikon双眼鏡ではダストテールの確認は困難になりました。双眼鏡ではボヤッとした星雲状に見えます。

上の画像は周辺部の減光を目立たなくさせるために、Apple純正Photos Appでクロップした後、レベル補正してあります。

ISO 250 f/3.5 2.5s

M.Zuiko 17ミリF1.8で南東の空に輝く月と木星、土星を視野に入れました。満月近くの明るい月と惑星を同じ構図で撮影するのは難易度高いです。すぐ近くに月があるのに双眼鏡では木星の衛星も確認できました。+5等星のGanymedeと+6.0等星のCallistoが木星の右に。木星と土星の間には冥王星もあるはずですが、+14.3等星なので、見えるはずがありません。

StarStaXについて
macOS 10.15.6 Catalinaにも対応するMarkus Enzeiler氏開発のStarStaXを今回、久しぶりに利用しました。Photos Appで書き出したJPEGファイルを、StarStaXで読み込もうとしたところ、画像ファイルがグレイアウトしていて読み込めない事態に陥りました。過去にPhotos Appで書き出してStarStaXで読み込んだ画像ファイルは拡張子が.jpegではなく.jpgになっていることが判明しました。原因は拡張子の違い。拡張子を.jpgに変更したら、StarStaX 0.71で問題なく読み込むことが可能になりました。

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C/2020 F3 (NEOWISE) — Part 3

北極星が見えない状況で、iOptron SkyTrackerで簡易的に極軸合わせを行う方法を試行中です。Vixen POLARIE使用時はポーラーメーターをポラリエのアクセサリーシューに取り付けて極軸を簡易的に合わせていました。iOptron SkyTrackerにはアクセサリーシューがないので、ポーラーメーターを赤道儀本体に取り付けることができません。

そこで考えたのが、カメラボディー(Olympus PEN E-P5)のアクセサリーシューにポーラーメーターを取り付ける方法です。普段つけっぱなしになっているOlympus VF-4(電子ビューファインダー)を取り外して、代わりにポーラーメーターを取り付けてみました。カメラは赤道儀と平行(極軸に対して直角)になるように固定。

三脚上の自由雲台と赤道儀の間に挟んだレベリングプレート(SUNWAYFOTO LP-76)で水平を出して、赤道儀の仰角は撮影地の緯度に合わせてあります。

磁気偏角が東に7ºで真北に向くかどうかは、北極星が見えている時に確認する必要があります。

この方法で簡易的な極軸合わせができれば、北極星が見えない時間帯、あるいは雲で隠れていても、望遠レンズで彗星の追尾撮影が可能と思われます。明るい時間帯に準備できるという大きなメリットもあります。

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Comet 46/P Wirtanen — Part 4

Single Exposure f/2.8, 50s, 60mm, ISO 1600

彗星46/P Wirtanenが近地点を通過する16日は天候条件が芳しくないので、15日夜におうし座のプレアデス星団とアルデバランに近づく彗星を撮影しました。ふたご座流星群の撮影も同時進行で継続しましたが、極大日を過ぎると流星の数が激減して広角レンズの視野に捉えることはできませんでした。

f/2.8, 60mm ISO 1600, 50s x 20, Stacked with StarStaX, Tracked on iOptron SkyTracker

60ミリ(換算120ミリ)のマクロレンズでちょうど二つの明るい星団と彗星を同じ視野に配置することができました。露出50秒の画像ファイルを20枚、比較明合成(Lighten)でスタックすると、彗星が際立ちます。この日は月明かりの影響か、肉眼では確認できませんでした。

f/2.8, 60mm ISO 1600, 50s x 20, Stacked with StarStaX, Tracked on iOptron SkyTracker

同じ20枚の画像ファイルをAverage, +0.7EVの露出で合成すると、プレアデス星団の雲もはっきりと見えるようになります。

f/2.8, 60mm ISO 1600, 60s x 5, Stacked with StarStaX, Tracked on iOptron SkyTracker

ついでにオリオン大星雲も。こちらは露出60秒の画像ファイルを5枚、スタックしてあります。

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Comet 46/P Wirtanen — Part 3

Single Exposure f/2.5, 45mm ISO 1600, 40s

Nikon D7000とTokinaの超広角ズームレンズでふたご座流星群の三脚固定撮影中に、Olympus PEN E-P5はiOptron SkyTrackerに載せて、45mm(換算90mm)のレンズで彗星46/P Wirtanenを追尾撮影しました。この画角で思惑通りにプレアデス星団とアルデバラン、そして増光中の彗星を捉えることができました。露出40秒でインターバル撮影している時に、運良く、ふたご座流星群に属すると思われる流星が写りました。

f/2.5, 45mm ISO 1600, 40s x 20, Stacked with StarStaX, Tracked on iOptron SkyTracker

iOptron Polar Scopeを参考にした極軸合わせが成功し、換算90ミリのレンズで20枚の画像(およそ14分)を比較明合成しても星はほぼ点像に写っています。Photosで編集して緑に輝く彗星がより際立つようにしました。この日は肉眼でも位置さえ把握していれば、彗星を確認することができました。肉眼ではぼんやりとした白っぽい雲状に見えます。

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Comet 46/P Wirtanen — Part 2

ISO 1250, 25mm, f/2, 60s x 5 Stacked with StarStaX, Tracked on iOptron SkyTracker

二日前と比べて若干、増光した彗星46P/Wirtanenがプレアデス星団に接近しています。今回は25mm(換算50mm)のレンズで、プレアデス星団とアルデバラン、46P/Wirtanenを同じ視野に入れることができました。制限はありますが、何とかStarStaxがMojaveでも機能しているようなので、5枚の画像をスタックして補正しました。尚、StarStaxはダーク引きがMojaveで機能しないようです。

彗星の光度は4等星ぐらいだと思われますが、加齢と共に瞳孔が開いても小さくなった私の肉眼では確認できませんでした。慣れた人なら双眼鏡では容易に確認できます。

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Comet 46/P Wirtanen — Part 1に戻る。

Comet 46/P Wirtanen — Part 1

滅多に見れない肉眼彗星が北半球の各地で観察、撮影されています。彗星の名は46P/Wirtanen。SkySafariの予想では今夜の光度は+4.2等。光害が少ない場所なら肉眼でも辛うじて見える光度です。12月16日の近地点では地球との距離が0.0775AUとなるそうですが、この距離は科学的に記録されている彗星の中では10番目に近い。地球に接近する彗星で肉眼等級まで明るくなった彗星はたった二つしかないので、46P/Wirtanenは三つ目ということになります。次に肉眼等級まで明るくなることが予想されているのは、2061年の104P/Kowal 2。詳しくはこちら

いつもの撮影地で私も彗星46P/Wirtanenの撮影に挑戦しました。オリオン座と同じ視野に彗星を入れようとすると、17mm(換算34mm)のレンズでぎりぎりでした。Kenkoの双眼鏡(Pro Field 7×32)を使えば目視で確認できましたが、慣れた人でないと困難かもしれません。SkySafariを参考に、リゲルとアルデバランと共に三角形を形成する辺りに淡い星雲のような彗星を捉えました。写真撮影すれば、緑に写るのですぐにわかります。

近地点を通過する16日頃はプレアデスに接近するので、60ミリ(換算120ミリ)の明るい望遠レンズで、同じ視野に彗星と星団を収めることができそうです。

Comet 46/P Wirtanen — Part 2へと続く。

M.Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro

P8085350

Olympus M.Zuiko Digital ED 12-50mm F3.5-6.3 EZと同時にM.Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macroも京都駅前家電量販店で入手しました。私が考えるこのレンズの主な被写体は、星雲、星団、彗星などの天体と、F1ナイトレース流し撮り、それと夜間に離着陸する飛行機です。換算120mmの単焦点でF2.8のスペックは、暗い被写体や動体を撮影する場合に威力を発揮しそうで魅力的に感じます。等倍マクロ機能を生かして、このレンズの本来の主な被写体であるだろう植物や昆虫も撮影したいと考えています。

M31 (The Andromeda Galaxy)

早速、レンズの性能試験としてアンドロメダ銀河を撮影してみました。iOptron SkyTrackerにPEN E-P5を載せて追尾しながら、絞り開放f/2.8、ISO 2000、50秒間の露光で撮影した画像1枚をDxO OpticsPro for PhotosでPRIMEノイズ除去し、Photosで補正しました。周辺部で減光があったので少し、クロップしてあります。周辺部光量落ちを補正するにはフラットフレームを用意しなければならないかと思います。しかし、フラットフレームを用意したとしても、どのようなMac用ソフトウェアを使って処理すれば良いのか、現時点で不明です。画像の左上の辺りで収差なのか、星が流れているのかよくわからないズレがあります。色収差はほとんどないと思います。

アンドロメダ銀河をこんなに大きく撮影できたのはデジタルに移行してから初めてかもしれません。M110も判別可能です。レンズの視野は20ºとかなり狭いので、目的とする被写体を中央に導入するのに手子摺りました。

このレンズの主な仕様を以下に記しておきます。


Focal Length60mm (35mm Equivalent Focal Length: 120mm)
Maximum / Minimum ApertureF2.8 / F22
Lens Construction13 Elements in 10 Groups (1 ED Lens, 2 HR Lenses, 1 E-HR Lens)
Splash ProofingDust and Splash Proof Mechanism
Angle of View20º
AF ModeHigh-Speed Image AF (MSC Mechanism)
Closest Focus Distance0.19m
Maximum Image Magnification1.0x (35mm Equivalent Maximum Image Magnification: 2.0x)
Minimum Field Size17 x 13mm
Number of Diaphragm Blades7 (Circular Aperture Diaphragm)
Filter Sizeø46mm
Size: Maximum Diameter x Lengthø56 x 82mm
Weight185g

M.Zuiko Digital ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ — Part 1

M. Zuiko ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ

Olympus M.Zuiko Digital ED 12-50mm F3.5-6.3 EZが先月初めから異常に安く販売されていたので、京都駅前の家電量販店(ヨドバシ)で入手しました。ネットで調べると、店内在庫がなかったので、予約して取り置きしてもらいました。このレンズは去年のシンガポールGP観戦旅行時にOM-D E-M5 Mark IIと共に兄から借りたレンズ一式の中の一本でしたが、当時は3万5千円ぐらいの値が付いていました。それが、現在、ほぼ半値の1万円代前半の叩き売り状態です。マイクロフォーサーズ規格のキットレンズとしては大きくて(最大径57mm、長さ83mm)少し重く(212g )、望遠端50mmでの開放絞り値がF6.3と暗いことが人気がなかった原因かと思われます。しかし、この価格はまるで在庫一掃セールのようであり、在庫が捌けると新しいモデルが発売されるのかもしれません。

M. Zuiko ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ

私としては12mm(換算24mm)の広角端でF3.5から使える点が、この防塵防滴、電動ズームレンズの最大の魅力です。マイクロフォーサーズ規格に準拠した広角ズームといえば、M.Zuiko Digital ED 9-18mm F4.0-5.6がありますが、広角端の9mm(換算18mm)で開放絞り値が4.0とどちらかといえば暗い。

M. Zuiko ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ

最近の他のオリンパス製レンズと同様に、このレンズも専用の花形レンズフード(LH-55C)が別売になっており、Amazonで価格が¥3,485と、叩き売り状態のレンズ本体の価格(¥13,440)と比べると高すぎます。そこで、フィルター径52mmのHakubaのねじ込み式ワイドメタルレンズフードをレンズ本体と同時に入手しましたが、このレンズに装着すると、広角端でケラれる(干渉する)ことがわかりました。質感とデザインが気に入っているので、返品せずにフィルター径52mmの他のレンズで使用する予定です。

Olympus PEN E-P5 with M. Zuiko ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ

ケラれるフードを付けたままPEN E-P5に装着してみました。広角端12mm、F3.5をこのレンズの最大の魅力と考える私は、干渉するレンズフードを取り外して、天の川を被写体に試写してみました。点像である星を撮影するということは、レンズ性能試験をしているようなものですが、その結果は下の通り。

ISO 2500, 12mm, f/3.5, 50s x 20 stacked with StarStaX上の試写画像はiOptron SkyTrackerにカメラを載せて、広角端12mm、絞り開放f/3.5、50秒の露出で追尾撮影したRAW画像をJPEGで書き出して、StarStaXに読み込み、Average + Increase Exposure by 0.9の設定でスタックし、Photosで補正してあります。周辺部での減光と歪み(コマ収差)は思っていたよりも少なく、許容範囲内ですが、それよりも白鳥座を構成するDeneb以外の明るい星が赤く写っているのが気になります。これは色収差だと思われます。この色収差はOlympus Viewer 3で補正できそうですが、macOS Sierra PB4との互換性に問題があり、確認できません。

Mac用の星空画像編集AppであるStarStaXには日本語の説明がなく、使い方を調べようと当ブログサイトに来られる方が多くおられます。夏の大三角形を撮影した上の画像は、Average + Increase Exposureのモードを使用しています。ピクセル単位で画像を比較して明るい方を採用するLighten(比較明合成)と何が違うのか、StarStaX Help Browserによると、「Average(加算平均合成)とは個々の画像を平均化することであり、同じシーンを撮影した一連の写真からランダムノイズを取り除くことができ、結果としてよりなめらかな画像を得ることができる。特に暗くて色の変化がある部分に対して効果がある。」と書いてあります。このモードでは同時に露出を補正することもできます。上の天の川では露出を+0.9に設定してあります。

しかし、思っていたよりもずっと綺麗に天の川が写っています。Fotopusの「星空写真キャンペーン」でこのレンズが紹介されているのにも頷けます。

このレンズの主な仕様を以下に記しておきます。


Maximum / Minimum ApertureF3.5 (12mm) to F6.3 (50mm) / F22
Lens Construction10 Elements in 9 Groups (DSA lens, 2 Aspherical Lenses, HR Lens, ED Lens)
Splash ProofingDust and Splash Proof Mechanism
Angle of View84º~24º
AF ModeHigh-Speed Image AF (MSC) – Linear Motor Drive
Zooming TypeElectronic Zoom / Manual Zoom
Closest Focus Distance0.35m (Normal Shooting) / 0.2m (Macro Shooting)
Maximum Image Magnification0.36x (Macro Mode) (35mm Equivalent Maximum Image Magnification: 0.72x)
Minimum Field Size48 x 36mm (Macro Mode)
Number of Diaphragm Blades5 (Circular Aperture Diaphragm)
Filter Sizeø52mm
Size: Maximum Diameter x Lengthø57 x 83mm
Weight212g

Part 2へと続く。

M31 (Andromeda Galaxy) with M.Zuiko Digital 45mm F1.8

M31

Olympus PEN E-P5にM.Zuiko Digital 45mm F1.8を装着し、iOptron SkyTrackerで追尾しながら軒先からM31(アンドロメダ銀河)を撮影してみました。

このレンズで星を撮影するのは初めてのこともあり、ピント合わせに苦労しました。PEN E-P1の頃は17mm F2.8ならレンズリセットONでほぼ無限遠に焦点が合いましたが、PEN E-P5と45mm F1.8の組み合わせではそう簡単には無限遠にピントが合いません。レンズリセットはOFFにして、マニュアルでピント合わせしなければなりません。

このレンズに距離指標はなく、フォーカスリングはどこまでも回転するタイプであり、実際に星が見えてピントが合う幅が狭いので、ある程度の明るさがある星を基準にピントを合わせなければなりません。今回のように目的とする星が暗い場合、ポータブル赤道儀を載せた三脚とは別の三脚にカメラを載せて、より明るい星をフレーム内に導入した方がピントが合わせやすい。カメラの電源をオフにした時に、苦労して合わせた無限遠がリセットされないよう、レンズリセットはOFFにすべきです。(スリープの場合は、合わせたピントは維持されるようです。)

夜でも周囲の気温が高い今の季節、赤や緑の輝点ノイズがファインダーを覗けば見えます。緑の星は彗星以外にはあり得ないけれど、赤い星はいくらでも存在するので、赤い輝点ノイズを星であると勘違いしてピント合わせをしていました。尚、この輝点ノイズのほとんどは現像時に除去することができます。

このカメラで初めてインターバル撮影の機能を使用しました。一眼レフのNikon D7000にも同じ機能が搭載されていますが、使い方がちょっと違います。30秒の露光(シャッタースピード)で、5秒間隔で連続撮影する場合、Nikon D7000では撮影間隔は露光時間を足して35秒に設定しなければなりませんが、Olympus PEN E-P5の場合は撮影間隔は5秒に設定します。また、Olympus機では「撮影開始待ち時間」で1枚目を撮影するまでの時間を設定できます。撮影はシャッターボタンを押せば開始になるのに対し、Nikon機ではインターバル撮影をONにした時に撮影開始となります。

P8020019

長時間の撮影で気になるのはバッテリー残量ですが、三脚固定での通常撮影の場合はFnボタンを押してバックライトをオフにして電力消費を節約する設定にしていますが、インターバル撮影時はVF-4を取り外してもバックライトがオフにならないようです。但し、撮影開始待ち時間、撮影間隔を1分31秒以上に設定すると1分でモニターを消灯してカメラの電源が切れるそうです。撮影10秒前に自動的に復帰。撮影間隔が1分31秒以上となれば、流星撮影には向かないので、バックライトを最も暗くなるように設定して節電する以外に方法はないようです。

上の一枚目の画像はISO 1000、露光30秒、f/2.0で追尾撮影した24枚のRAWファイルをPhotosの機能拡張であるDxO OpticsPro for Photosを用いて高感度、熱ノイズをPRIMEノイズ除去し、JPEGで書き出した24枚のファイルとダーク減算処理用のファイル1枚をStarStaxで比較明合成し、さらに仕上がったファイルをPhotosで読み込んで、レベル補正、ホワイトバランス、露出などの調整をしてあります。

35mm換算で90mmのレンズを使用して、合計12分間、追尾したことになりますが、極軸がぴったり合っているのか、星は流れていません。ISOとシャッタースピードが控えめだったため、露出不足になりました。右下に目視でも確認済みの流れ星の光跡が一本、写っています。小さな粒子状に写っているもののほとんどは、ノイズではなく、微光星です。

DIY Lens Heater — Part 3

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先日、Olympus PEN E-P5とOLYMPUS M.17mm F1.8、Kenkoメタルフード(KMH-46SV)の組み合わせで星空の試写を行った際、ダークフレーム撮影時にUN製レンズキャップの紐を通す穴から光が漏れていた件に関し、応急処置として穴を埋めるために貼ったガムテープを取り外し、恒久的な処置として穴を円筒状に打ち抜いたゴムで埋めました。円筒状のゴムは、厚みおよそ6mmのラバープレートを穴よりも少し大きな直径の差替式パンチキットを用いて打ち抜きました。

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材料が余っていたので、OLYMPUS M.17mm F1.8専用のレンズヒーター2号機を製作しました。今回はkurarayのマジックストラップではなく、自由な長さで簡単に結束できる、幅25mm、長さ1000mmのボアバンドを適当な長さで切断の上、使用しました。マジックストラップと比べてこのボアバンドは厚みが薄い。そのボアバンドの内側に幅19mmのScotch超強力耐熱用両面テープを貼りました。

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そして、太さ0.45mmの発熱線補修用300Wのニクロム線を両面テープに貼り、A端子を残したUSBケーブルをニクロム線に半田付け。ニクロム線は抵抗値がおよそ9Ωとなるよう、マルチテスターで計測しました。もう少し、長めに切断して10Ωにした方が良かったかもしれません。

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今回はUSBケーブルの赤と黒のリード線をニクロム線に直結させました。使わない白と緑のリード線は接触しないよう、段違いになるようにして切断。ニクロム線も接触しないように要注意。この上からさらに耐熱用両面テープとボアバンドを貼れば、ヒーター部が完成します。

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完成した結露防止用レンズヒーター2号機をOLYMPUS M.17mm F1.8のレンズフードに巻いてみました。白のUSBケーブルがカメラボディーにマッチしています。

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カメラをポータブル赤道儀(iOptron SkyTracker)に載せて星を追尾撮影する際は、このようになります。VF-4(電子ビューファインダー)でも拡大表示させればピント合わせが可能ですが、角度が調節できるので、天頂付近の星をターゲットにする場合は利便性が向上します。電子ビューファインダーを拡大表示させて星を見ると、まるで屈折望遠鏡の接眼レンズを覗いているような感じになります。

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電源とするJust Mobile Gum Plusは専用の袋が付属します。その袋にモバイルバッテリーを入れて自由雲台のノブの部分からぶら下げると、USBケーブルは1mの長さで十分です。

作業の難易度:5段階で2

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