Perseids 2020 — Part 2

11mm (16.5mm) f/2.8 20s Single Exposure

ペルセウス座流星群、極大時刻からおよそ48時間経過した昨夜、雲一つない快晴だったので、いつもの観察+撮影地に出かけました。若い頃のように瞳孔が開かない年になりましたが、まだ天の川が肉眼でも見えました。およそ2時間ほどで、流星を捉えた写真は上の一枚のみでしたが、目視では10分に一個程度は確認できました。

同行したahiruさん、流星を見たのは人生初体験だそうです。

11mm (16.5mm) f/2.8 30s x 17 Stacked with StarStaX

肉眼ではこんなにくっきりと天の川は見えません。スタックした画像をPhotos Appで加工しています。自作のレンズヒーターが写ってしまいましたが、これも味があって良いか。

木星のガリレオ衛星、カリストとイオ、ガニメデも双眼鏡で確認することができました。イオは火山活動が確認された、地球以外の唯一の天体だそうです。

11mm (16.5mm) f/2.8 20s x 45 Stacked with StarStaX

iOptron SkyTrackerで追尾しているので、樹木がぶれているように見えます。

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Perseids 2020 — Part 1

今年のペルセウス座流星群極大時刻はJST8月12日午後10時頃ですが、輝度42%の下弦の月が、放射点近くにあります。極大時刻に関しては観察に適していますが、ほぼ同時に昇ってくる月明かりが邪魔になります。上のスクリーンキャプチャーは8月13日午前0時35分頃の北東の空。

天気予報によると、西日本は日本海側より太平洋側の方が条件が良さそうです。

Perseids 2020 — Part 2へと続く。

Perseids 2018 — Part 2

P8140034

ペルセウス座流星群極大時刻に近い12日夜から13日未明にかけては、当地では天候条件が芳しくなく、撮影と観察を諦めました。12日午後10時頃は晴れていましたが、仮眠から目覚めた午前2時半頃は星は一つも見えない曇天でした。翌日13日は放射点が昇り始めた午後11時半頃から、久しぶりに空が開けた近くの空き地で撮影を始めました。カメラ機材は、Olympus PEN E-P5とK&F Concept Nikon (G) マウントアダプターを介したTokina AT-X 116 PRO DXの組み合わせで、三脚に固定してインターバル撮影を行いました。絞りはf/2.8開放、ISO 1600固定、露出は20〜25秒。レンズ焦点距離は11mm。(35ミリ換算で22mm)大接近中の火星が南の空で輝いています。写っているのは先客の車。同好者のようで、流星群を撮影されていました。

P8140074

残念ながら流星はカメラで捉えることができなかったのですが、目視ではおよそ1時間半の間に10個ぐらいは確認しました。

P8140060

天頂付近から南の方に下がってきた夏の大三角形を視野に入れると、レンズが夜露で濡れますが、自作のレンズヒーターが活躍してくれました。上の画像はすべてRAWで撮影したファイルをPhotosで現像及び加工しました。レベルとカーブを大胆に補正して初めて、天の川が見えるようになります。以前は肉眼でも天の川が見えていましたが、加齢と共に瞳孔が開かなくなるので、今では目視で天の川を確認するのは困難になりました。カメラに例えれば、若い頃は絞り値が開放1.2だったのが、歳をとると、眼球の経年劣化による暗視能力低下で、開放3.5とかになります。暗視能力の低下は老眼の進行具合とほぼ同時に進むように思います。まだ老眼が始まっていない人は、今のうちに天の川を見ておきましょう。

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Perseids 2016 — Part 1

P8120184

今年のペルセウス座流星群は例年の極大(JST 8月12日午後9時〜8月13日午前0時半頃)とは別に突発出現(JST 8月12日午前9時過ぎ頃)が予想されていました。今朝、輝度62%の月が午前0時頃に沈む頃から自宅近くで三脚固定によるインターバル撮影を行いました。Olympus PEN E-P5のインターバル撮影で設定できる最大撮影枚数は99枚。撮影間隔が2秒で、露光時間20秒ならおよそ36分間の連続撮影になります。

全天で雲がほとんどない快晴でしたが、例年の極大一日前でZHR 5~10個ぐらいだったように思います。突発出現予想時刻よりも6時間以上前なので、例年よりも多い印象はありませんでした。IMOが集計したデータによると突発出現が確認されているようです。

P8120381

目視でも確認したイリジウムフレア(太陽の光を反射する人工衛星)。

StarStaX_P8120274-P8120372_lighten

StarStax比較明合成を用いて星の軌跡を記録するグルグルも作成しました。97枚の画像をスタックしてあります。合成する元画像にDxO OpticsPro for Photosで補正した画像が含まれていると、円弧を描く光跡からずれるので、スタックする前にチェックを外してあります。

P8120329

今夜0時頃から明日の天文薄明までの極大時間帯も月齢と天候条件が3年ぶりに良さそうで、期待できます。今夜はポータブル赤道儀を用いた追尾撮影を予定しています。

Part 2へと続く。

Perseids 2015 — Part 3

DSC_1230

極大時刻から36時間ほど経過すると、晴れていても確認できる流星の数は大幅に減ります。8月15日の丑三つ時に1時間半ほど軒下でペルセウス座流星群の観察と撮影を行いました。東の空を見ていて、眼視で確認できたのは1個か2個程度。

上の画像右上に明るい軌跡が写っていますが、これは流星ではなく、イリジウムフレアであると思われます。露光20秒、シャッター間隔22秒でインターバル連続撮影している時に写りました。この画像の一つ前のコマにも同じ軌跡が写っていたので、流星ではあり得ません。

Perseids 2015 — Part 1

夏の風物詩、ペルセウス座流星群の活動が始まりました。見頃は8月12日〜8月14日頃の午前0時頃から日の出の影響が始まる薄明前です。極大日時はJSTで8月13日15時頃と昼間になっていますが、放射点が見える真夜中から薄明にかけての丑三つ時であれば、極大日の前後数日間は数多くの流星が見られます。15分ごとに更新されるIMOの活動グラフによると、すでにZHRが20近くになっています。今年は月明かりの影響をほとんど受けないので期待できる年です。天候条件さえ整えば。

猛暑が続いていましたが、今日(8月11日)は比較的、涼しくなりました。WEATHER UNDERGROUNDの10日間天気予報によると、極大の13日は雷を伴う雨になっています。予報精度が高いだけに残念なことになりそうです。晴れるかもしれない今夜から明日の早朝にかけての丑三つ時、そして8月15日早朝が狙い目かもしれません。

lightpollution

IMOのサイトに光害マップへのリンクがあったので、こちらにも張っておきます。黒い所が最も光害の影響が少なく、緑、黄、橙、赤の順に光害の影響が大きくなります。びわ湖周辺では湖南と湖東が明るく、湖西と湖北が暗くなっています。湖西を拡大して詳しく見ると、びわ湖バレイの辺りに強烈な光源がありますが何だろう。

Part 2へと続く。

Perseids 2014 — Part 1

今年もペルセウス座流星群の季節が到来。熟練者の観測ではすでにZHR 20ぐらい、流れているようです。極大時刻は8月13日午前9時から正午頃(JST)と予想されますが、今年は、13日未明であれば、満月に近い輝度94.69%の月がほぼ一晩中、見えているので、暗い流星は捉えるのが困難。月が視界に入らない方角を観察せざるを得ません。

8月13日追記:昨晩は空の8割ほどが雲で、明るい月しか見えず、撮影は断念しました。今夜も曇りのようです。IMOの観測データを見ると、ZHRは例年の半分ぐらいでしょうか。やはり、明るい月が一晩中見えているので、暗い流星が目視では確認できずにカウントされていないのが原因と思われます。

Perseids 2013 — Part 5

Perseids 2013

昨夜も晴れていたので月が沈んでからペルセウス座流星群の観察と撮影に出かけました。この数日では最も薄雲が多く、午前1時頃から次第に雲の量が増えてきました。極大から45時間ほど経過しましたが、それでも一時間に数個はペルセウス座流星群に属する流星が流れていました。

Satellite Flare?

インターバル27秒で25秒露光の画像3枚をStarStaXを用いてスタックした上の画像に写っているのは流星ではなく、人工衛星です。光跡は北西から南東方向に進んでいます。当初、イリジウムフレアかと思い、iOS用SkySafari+で調べてみると、撮影した時刻にこの進路で移動するイリジウム社の人工衛星はなく、時刻と軌道から推測すると、GLOBALSTAR M062の可能性が高いことがわかりました。衛星のアンテナやソーラーパネルに反射した太陽光が数秒間、光る現象を衛星フレアと言います。画像一枚のみに写っていたら、流星と勘違いしそうですが、27×3秒間に渡って記録されているのだから、明らかに流星ではありません。

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Tracked for 06’45” on Vixen POLARIE

この日もポーラーメーターを用いて極軸を合わせたVixen POLARIEにカメラを載せて追尾撮影しています。広角レンズ(換算18mm)使用の場合、何分ぐらいの追尾撮影が許容範囲なのかを調べるためにスタックしてみました。上の画像は27秒間隔で撮影した15枚の画像をスタックしてありますから合計6分45秒の追尾。

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Tracked for 09’00” on Vixen POLARIE

さらに5枚を重ね合わせた合計9分00秒の追尾。周辺部が少々流れていますが、これは広角レンズの収差による影響もあります。結論ははっきりとしませんが、換算18mmであれば10分ぐらいは私の許容範囲であると言えそうです。主な被写体を視野の中央に持ってくれば、もっと長時間の追尾撮影ができると思います。

極軸はポーラーメーターを用いて合わせていますが、磁気偏角を考慮して7°ほど東に向けると真北を指すはずです。しかし、7°もずらすと北極星は明らかに少し西に見えます。ポラリエ本体かカメラ用雲台と干渉している可能性もあるので、7°ではなく、5°ぐらいの補正に留めると、追尾精度はより高くなる気がします。

Perseids 2013 — Part 4

Perseids 2013

極大からおよそ24時間後の8月14日午前2時半頃にペルセウス座流星群放射点からカシオペア座方向に飛ぶ明るい流星を捉えました。帰宅する前に最後に三脚固定で何枚か撮影した一枚に写りました。ISO2500、露光20秒、絞りf/2.8開放。

樹木のすぐ上に光り輝く明るい星はカペラ。おうし座プレアデス星団とアルデバランも携帯電話基地局の横に見えています。