C/2023 A3 (Tsuchinshan–ATLAS) — Part 6

珍しく予報通りに今朝も晴れたので、東の地平線が見渡せる、昨日と同じ場所に彗星撮影に出かけました。昨日と比べて低空に居座る雲が少なく、絶好の撮影日和です。明日からしばらく天候条件が悪くなり、また近日点を通過した彗星(C/2023 A3)がまるで直線上を地球に向かって真っ直ぐに進むような軌道なので、地上から彗星を見ると背後に太陽があって眩しくてどこからも見えない状態になります。地球に最も近づく近地点の10月12日を過ぎる頃から今度は日没時に西の空で見えるようになります。早朝の東の空で彗星観察ができるのは恐らく、今朝が最後の機会。

ISO 1600, 60mm, f2.8, 15.0s Shot at 04:19:44 on Oct. 2, 2024.

今朝の撮影機材はOLYMPUS M.60mm F2.8 Macroを装着したOlympus PEN E-P5のみ。(サブ機としてNikon D7000が車内で待機)昨日はOLYMPUS M.45mm F1.8をE-P5に装着していましたが、もう少し望遠寄りの方が良いだろうと判断しました。今朝は北極星がずっと見えていたので、ポータブル赤道儀(iOptron SkyTracker)の極軸合わせは素早く済ませることができました。

カメラを赤道儀に載せた状態でピント合わせをするのはちょっと無理があるので、三脚固定でシリウスを標的にピントを合わせました。拡大すると星が流れているのがわかります。

ISO 1600, 60mm, f2.8, 20.0s. Shot at 04:22:01 on Oct. 2, 2024.

極軸を合わせた赤道儀にカメラを載せて、ちょっと長めの露光で試写。拡大しても星が点像になっている。雲や霧がないくっきりした画像が撮れたので、今日は期待できそうと感じました。この時点では彗星の高度は-4ºぐらいで、まだ地平線の下。ひょっとしたら先に尻尾が見えているかもしれない。(明け方に見える彗星は尻尾から先に昇る。)

ISO 800, 60mm, f2.8, 15.0s. Shot at 04:56:02 on Oct. 2, 2024.

彗星を捉えた感動の一枚目が上の画像。この時の彗星の高度は+3.10º。今朝もNikonの双眼鏡(7×50 7.3º IF WP Tropical)を三脚に固定して地平線近くを探しましたが、目視確認はできず。

ISO 500, 60mm, f2.8, 15.0s. Shot at 04:59:07 on Oct. 2, 2024.

彗星は何処?という方のためにクロップして少し拡大したのが上の画像。長い尻尾をなびかせています。太陽は地平線の左下にあります。

ISO 500, 60mm, f2.8, 15.0s. Shot at 04:59:25 on Oct. 2, 2024.

この後、彗星は雲の中に隠れて、雲から出てくる頃には日の出が迫って夜明けとなりました。

今、見えているC/2023 A3 (Tsuchinshan–ATLAS)が人生最後の肉眼彗星かと思い、今回はC/2012 S1 (ISON) 接近時以来の気合を入れて準備を進めて来ました。嬉しいことに先週、ハワイのATLAS (Asteroid Terrestrial-impact Last Alert System) により発見されたサングレーザー、A11bP7I(仮称)が今月末にも金星の明るさを超える肉眼彗星になるかもしれないというニュースが流れました。追記:彗星としての正式名がC/2024 S1 (ATLAS)になったそうです。

クロイツ群に属する、太陽を掠めるサングレーザーと言えば、2011年のLovejoyや1965年の池谷・関彗星が思い起こされます。C/2012 S1 (ISON) のように太陽接近時に消滅せずに生き残れば、物凄く明るい彗星になる可能性が大きいのでこちらも期待できます。

C/2023 A3 (Tsuchinshan–ATLAS) — Part 7へと続く。
C/2023 A3 (Tsuchinshan–ATLAS) — Part 5に戻る。

C/2023 A3 (Tsuchinshan–ATLAS) — Part 5

今朝は午前3時半頃に起床、3日前の土曜に行った場所より少し南に行った別の水泳場の駐車場に車を停めました。今朝は予報通りに晴れている。北極星が見えていたのでポータブル赤道儀(iOptron SkyTracker)の極軸合わせをしようと機材を準備している間に北の空が厚い雲に覆われました。これでは極軸合わせができないので、雲が切れるのを待ちながら、Nikon D7000で三脚固定撮影を始めました。

上の画像が今朝の一枚目。時刻は午前4時37分。輝度3.45%の薄い三日月が雲の上に昇ってきました。この時の月の高度は+4º31’。彗星(C/2023 A3 Tsuchinshan–ATLAS)の高度は+0º38’。琵琶湖西岸のこの地は東の空の地平線がほぼ見えているということになります。

Stellarium

同時刻のStellariumスクリーンショット。

東の低空にずっと雲が居座っていたので、結局、カメラ撮影は出来ずじまいでした。雲の上に昇ってきた頃には月も見えない明るさ。残念ながら双眼鏡での目視確認もできていません。

本日のカメラ機材:OLYMPUS E-P5、OLYMPUS M.45mm F1.8
NIKON D7000、AF Nikkor 50mm ƒ1.8D

明朝も晴れる予報なので、日の出前の東の空でもう一度、カメラ撮影に挑戦する予定です。明後日以降の数日は天候条件が悪くなりそうなので、早朝の前半戦は明日が最後になりそうです。この場所、気に入りました。

10月2日追記:

昨日は暗闇の中で機材を準備していたら、私がいる方に向かって水辺から何か大きなものが近づく気配を感じ、心臓が飛び出そうなほど驚くことがありました。私が陣取っていたところは水辺から駐車場へと通じる階段を登ってすぐの場所。暗闇の中、初めて来た場所なので、周囲の状況がまるでわからない。そんなところに階段があることなど、思いもしないことでした。1メートルぐらいの至近距離に闇の中をやって来たのはウェイダーを着用した釣り人でした。午前4時過ぎの暗闇の中で釣りをするのか?まだ天文薄明が始まったばかりの暗闇の中で、まさか釣りをする人などいないだろうと思っていました。

話しかけるとこれから朝ごはんをどこかに食べに行って、また戻りますと言われていました。30年前の私に似たイケメンのお兄さん。思い起こせば当時の私も琵琶湖で夜釣りをすることがたまにありました。

私は星を見るために夜中に一人で山に出かけることがあります。熊や猪、鹿などの動物やお化けが怖くはないのかと聞かれることがありますが、私の返事はいつも同じ。頭の中は星と宇宙のことで満たされていて、地上の出来事には関心がない。予期しない場所や時刻に人間を見ることの方がずっと怖いし、この世に生きて存在すること自体が恐怖以外の何者でもない。

当地は比良山から琵琶湖に向かって急な下り坂になっていて、水泳場は遠浅ではないので、すぐに足が届かない水深になっています。そうした状態をわからずに比良山が間近に見える湖岸の水泳場で毎年のように、不幸にも溺死する人がいます。湖西に彷徨う亡霊が接近して来たのかと無意識に感じたのかもしれません。

C/2023 A3 (Tsuchinshan–ATLAS) — Part 6へと続く。
C/2023 A3 (Tsuchinshan–ATLAS) — Part 4に戻る。

C/2023 A3 (Tsuchinshan–ATLAS) — Part 4

晴れていたら湖畔に出かけようと、iPhoneの目覚まし時計を午前4時10分に設定しました。実際に目が覚めたのは午前3時半頃、窓から外を見ると、天気予報に反して星が見えていたので出陣しました。ロケハンしておいた水泳場の駐車場に車を停めて東の空を見たら、三日月が見えるし、南の空にオリオン座も。

しかし、時が経過するにつれて薄い雲が広がり、三日月しか見えなくなった。その三日月の真下あたりから彗星(C/2023 A3)が昇ってくるはずですが。薄明が始まり、観察と撮影を断念しました。

C/2023 A3 (Tsuchinshan–ATLAS) — Part 5へと続く。
C/2023 A3 (Tsuchinshan–ATLAS) — Part 3に戻る。

C/2023 A3 (Tsuchinshan–ATLAS) — Part 3

光学機器メーカーであるVixenがApp Storeで無料配布するComet Bookによると、明朝日の出直前の05:30(JST)に当地ではC/2023 A3は東南東の低空(高度11.21º)に見える。このAppでは明るさを表す等級は特定されていませんが、世界各地で撮影された画像から判断すると2等星台まで明るくなっている模様。

先日、紹介しましたオープンソースのプラネタリウム、Stellariumのデスクトップ版は専門性が高く、それなりの知識がないと大層扱いにくいものですが、Vixen Comet Bookは特定の彗星観察に特化しており、普段は星を見ることが稀な人でも容易に使えるものです。(尚、Stellarium Web版とiOS/iPadOS/visionOS版のStellarium Mobileは初心者が易しく使えるように設計されているように思います。)

Taken by David Blanchard
 on September 26, 2024 @ Mormon Lake, Arizona

上の画像はアリゾナ州Mormon Lakeで撮影し、spaceweather.comに投稿されたもの。北緯がおよそ35ºなので大津市当地の緯度と同じぐらい。フルサイズのNikon D750に80mmの焦点距離でf/5.6、ISO 1600、露出が8秒とのことです。このデータは参考になる。APS-CサイズのNikon D7000なら彗星撮影用に購入した50mmの単焦点レンズを使えば同様の写真が撮れそうです。

Taken by Fritz Helmut Hemmerich
 on September 26, 2024 @ Tenerife-Canary Islands-Spain

上の印象的な画像は北緯28º辺りにあるカナリア諸島付近で撮影されたようです。撮影地がテネリフェ島とグランカナリア島の間となっているので、海上で撮影されたものかもしれません。使用したカメラはフルサイズのSony A7MIII、レンズはCanonのf1.8/200mm。興味深いのは赤道儀による追尾なし、三脚固定で露出0.8秒 x 60サブフレームをスタックしたとあります。インターバル撮影というよりシャッタースピード0.8秒で連写したものなのだろうか?ISOは6000だそうです。露出時間は合計で48秒になりますが、星が流れていないのはどういうことでしょうか。フレームではなく、サブフレームと記されているので、カメラにそういう設定があるのかもしれない。

C/2023 A3 (Tsuchinshan–ATLAS) — Part 4へと続く。
C/2023 A3 (Tsuchinshan–ATLAS) — Part 2に戻る。

C/2023 A3 (Tsuchinshan–ATLAS) — Part 2

Stellarium 24.2

C/2023 A3 (Tsuchinshan–ATLAS) は太陽に最も接近する近日点の2024年9月27日までは南半球からしか観察できないものだと私は勘違いしていました。実際は南の方が条件が良いというだけで、北半球からでもすでに近日点到達前から夜明け前の薄明時に南東の空低くに見えるということに気付きました。

上のStellariumスクリーンショットは当地から2024年9月25日04:50:36に東南東の低空を見た様子。3.39等星のC/2023 A3は高度(仰角)+2º48’ぐらいにあります。東の地平線が見える場所なら双眼鏡で目視確認できるはずであり、写真撮影も可能でしょう。

観察準備の一環としてデスクトップ版Stellariumの最新バージョンである24.2をダウンロードしてはいましたが、C/2023 A3のデータを読み込むことができなかったので、まだデータが未公開なのかと思っていました。実際は彗星のデータは自分で取りに行く設定をしなければならなかったのです。以下にその手順を記しておきます。

  1. カーソルをStellarium画面の左下に移動すると、ポップアップウィンドーが現れるので、スパナの形をしたアイコン(Configuration Window F2)を選ぶ。
  2. Configuration Windowの最も右にあるメニュー、Pluginsを選択。
  3. 左のメニューからSolar System Editorを選び、オプションのLoad at Startupにチェックを入れ、configureのボタンをタップする。
  4. 次に現れたウィンドーでSolar Systemを選び、続けてImport Orbital Elements in Format…をタップする。
  5. ListsでCometsにチェックし、さらにDownload a list of objects from the InternetでMPC’s list of observable cometsを選択し、Get orbital elementsをタップ。
  6. 次に開くウィンドーで、Mark All若しくは必要とする彗星(この場合はC/2023 A3 Tsuchinshan–ATLAS) をチェックし、Add objectsをタップする。
  7. 開いているウィンドーをすべて閉じて、Stellariumを終了して再起動させる。

上記は複雑な手順なので、Nevada Desert Skiesの解説動画の方がわかりやすいかもしれません。下に埋め込んでおきます。

近日点到達前でも北半球から彗星を観察できることを知った、天リフVideoさんのライブ配信動画も下に埋め込んでおきます。

近日点直前の今の時期に彗星を捉えるのはかなりの難易度であると思われます。

C/2023 A3 (Tsuchinshan–ATLAS) — Part 3へと続く。
C/2023 A3 (Tsuchinshan–ATLAS) — Part 1に戻る。

Otsu Matsuri 2024 — Part 1

今年の大津祭日程を記しておきます。山建:10月6日(日)、宵宮:10月12日(土)、本祭:10月13日(日)。C/2023 A3 (Tsuchinshan–ATLAS) の近地点が10月12日なのでちょうど、大津祭の時期と重なります。

Shot on Oct. 13, 2019

今年の特記事項はもう一つあります。11月にロンドンにあるJapan Houseで大津祭が展示披露されるそうです。

Otsu Matsuri 2024 — Part 2へと続く。

C/2023 A3 (Tsuchinshan–ATLAS) — Part 1

C/2023 A3 (Tsuchinshan–ATLAS) は久しぶりに肉眼彗星になりそうです。彗星の尾は猫の尻尾と同様、気まぐれなので過度な期待は禁物ですが、撮影地ハンティングと機材の準備はしておいた方が良いだろう。

北半球では1997年のHale-Bopp以来の肉眼彗星となったC/2020 F3 (NEOWISE)は、梅雨の影響で一度も見れなかったので、人生最後の肉眼彗星になるかもしれない今回のC/2023 A3はできれば単焦点の明るい標準レンズで撮影したいと考えています。

C/2012 S1 (ISON) のように消滅しなければ良いのですが。

C/2023 A3 (Tsuchinshan–ATLAS) — Part 2へと続く。

Perseids 2024 and C/2023 A3 — Part 2

山の稜線少し上で輝く半月でピント合わせをしたのが8月12日午後9時半頃。ペルセウス座流星群の放射点がまだ見えない頃に機材の準備が整いました。というのもウェザーニュースの天気予報で星が見える時間帯になると曇る予報が出ていたからです。実際は翌朝まで雲ひとつない快晴が続くまたとない絶好の天候条件でした。またウェザーニュースに騙された気がします。流星群などの一大イベントの時は過度な期待をさせないようにしているのでしょう。

もし、朝まで晴天が続く予報であれば、出陣するのは放射点が空高く昇る午前2時頃で夜明けまで撮影を続けてもっと多くの流星を捉えることができたはずです。

今夜は天狗杉と呼ばれる大きな杉の木の下に車を停めて、アスファルトで舗装された駐車場に機材一式を拡げました。この地点からは北極星が杉の背後になって見えないので赤道儀は持参せず。先日、製作した折畳式のローテーブルが役立ちました。虫除けの蚊取り線香に水筒やレンズキャップなどを置いておくのにちょうど良い。

三脚固定で22秒間隔のインターバル撮影を繰り返しました。シャッタースピードは20秒。カメラボディーはNikon D7000、レンズはTokina AT-X 116 PRO DX (AF 11-16mm ƒ2.8) のみ。肉眼でも微かに天の川が見えました。加齢とともに暗い場所で瞳孔が若い頃のようには開かなくなり、結果として私の目はどんどん暗いレンズになっていますが、それでも天の川がまだ目視で確認できるのはありがたい。

前半は焦点距離16mmで撮影しましたが、流星がなかなかフレーム内に入らないので、後半は焦点距離を12mmに変更。カメラを天頂付近に向けると、夜露でレンズが濡れて結露する可能性があるので、自作のレンズヒーターをフードに装着。

結局、3時間と少しの間に合計471枚の写真を撮影し、そのうちで流星を捉えたのは4枚ほど。明るいのは上の一枚のみ。「へっ、これのどこが明るいの?」と言われそうです。天体写真はこんなものというお話をします。上の画像はRAWで撮影し、未修正の撮って出し。この画像に大幅な手を加えると、際立たせたいものが際立つようになります。大事なのはRAWで撮影するということです。

この同じ画像は光害が比較的ひどい、南の空を撮影したものです。真夏の南の空は天の川が濃い部分ですが、光害の影響で適切に補正というか大胆に加工しない限り、天の川を際立たせるのは困難。以前はMac専用のApertureを使っていましたが、今はMacOSに標準で付いてくるPhotos Appで編集しています。どのあたりを触れば天の川が際立つのか。カメラの設定や光の加減で変わりますが、ADJUSTのCurvesとLevelsは特に重要。

Curvesは反転させたS字のように。撮影したそれぞれの画像でどのくらい触ると意図した画像に近づくかは実際にやってみないとわからない。

地上の景色は残しながらクロップして流星が目立つようにしました。CurvesとLevelsの他にLight、Color、White Balance、Noise Reductionなどほぼすべての項目を触っています。

地上の景色をカットして流星が中心になるようにクロップして拡大すると、途中で色が変わっている様子も確認できます。

流星が写ってない上の画像は天の川が際立つように加工したものです。PhotosにはImageプルダウン > Copy Editsの機能がいつの頃からか備わったようです。この機能を使って、別の画像にペーストした結果が下の画像。

Apertureには編集内容をコピーペーストする機能があり重宝していたのを覚えています。久しぶりにPhotosでこの機能を使ってみるとやはり便利。編集時間を大幅に短縮できます。

C/2023 A3の状況は変わらず、増光が鈍っているので、残念ながら核が崩壊したものと思われます。

Perseids 2024 and C/2023 A3 — Part 1に戻る。

Perseids 2024 and C/2023 A3 — Part 1

Perseids 2013
Shot at 1:20 on August 13, 2013

ペルセウス座流星群、今年の極大はJST 8月12日23時頃と予測されています。12日から13日にかけての深夜の時間帯では月明かりの影響がなく、天候次第ではありますが、絶好の観察条件となります。(月の輝度は49.47%の半月ですが、22時半頃には沈んで視界から消えます。)眼視観測で数多くの流星が見れるのは、ペルセウス座にある放射点が空の高い位置に昇る13日夜明け前。天候条件にも恵まれれば、久しぶりに早起きして撮影に出かけようか検討中。

表題のもう一つ、北半球ではC/1995 O1 (Hale-Bopp) 以来の肉眼彗星になることが期待されていた、C/2023 A3 (Tsuchinshan-ATLAS) は2024年9月27日の近日点までにすでに分裂しているかもしれない兆しがあるとの論文が公開されましたがどうなんだろう。

吉田誠一氏は、5月以降は増光が鈍っているものの、2等まで明るくなると予測されています。日本では9月の近日点通過後に条件よく観測できるそうです。しかし、最近の光度グラフを見ると絶望的。2等どころか8等ぐらいでしょうか。

Perseids 2024 and C/2023 A3 — Part 2へと続く。