C/2023 A3 (Tsuchinshan–ATLAS) — Part 12

10月17日(木)、近日点通過4日後で急速に減光しているであろう、彗星C/2023 A3 (Tsuchinshan-ATLAS) の姿を琵琶湖を前景に撮ろうと湖の東側にやって来ました。すでに天文愛好家ではない人にも広く知れ渡るようになり、彗星を捉えた素晴らしい画像が多数公開されています。

機材の設定をしていると、同好者?が5名、やって来られて、私のすぐ隣で機材を準備されました。聞くところによると、さっきまで栗東でドクターイエローの写真を撮っていて、そこで出会った青年カップルを拉致して湖岸に連れて来たとのこと。これまでに彗星の写真撮影に成功したのは年配者三人のうち一人だけ。自分自身も含まれますが、Nikonのカメラをぶら下げて風景写真などに出かける老人をニコ爺と私は呼んでいます。青年カップルの一人は鉄っちゃんかもしれません。

翌日の金曜と土曜は天候条件が悪そうで、少しでも彗星が明るいうちに撮影するのであれば、おそらく今日17日(木)か20日(日)が最後のチャンスです。機材を準備している時はまだ青空が見えていましたが、暗くなるに従い、スーパームーンすら見えないほど、空全体が雲に覆われて、結局一枚も撮れない残念な結果となりました。

C/2023 A3 (Tsuchinshan–ATLAS) — Part 13へと続く。
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