Digitizing LP Records with GarageBand — Part 12

デジタル化するQueenのアルバムとしては2枚目になります。LPレコードは1976年発売の”A Day At The Races” (P-10300E) 、日本版。帯は捨ててしまったのか、手元にありません。

デジタル化の作業手順を一部、変更しました。現在は、Aluminum MacBook (Late 2008) のGarageBand v.10.2.0で録音 > GarageBandプロジェクトファイルを外付けHDDに保存 > MacBook (Early 2016) のGarageBand v.10.3.4でプロジェクトファイルを立ち上げて、編集、曲ごとに書き出し > Music Appに読み込んで、タイトル名、曲名、曲順等の楽曲データを入力 > iPhone 11と同期。

Tracklist
A1 Tie Your Mother Down
A2 You Take My Breath Away
A3 Long Away
A4 The Millionaire Waltz
A5 You And I
B1 Somebody To Love
B2 White Man
B3 Good Old-Fashioned Lover Boy
B4 Drowse
B5 Teo Torriatte (Let Us Cling Together)

2011年リリースの”Songs for Japan”に収録されていた、”Teo Torriatte (Let Us Cling Together) Remastered”のオリジナルは、1976年発売のこのアルバムに収録されていたことを今回、知りました。

Discogsでの平均相場は¥2,704。

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Digitizing LP Records with GarageBand — Part 9

ダブって買ったというLPレコードのデジタル化3枚目は、1968年発売のUS版、Bill EvansのAt The Montreux Jazz Festival。A面4曲、B面5曲が収録されていますが、曲の切れ目がわかりづらかったので、適当なところで区切りました。

Discogsでの平均相場は¥2,710。

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Digitizing LP Records with GarageBand — Part 8

デジタル録音機と化したAluminum MacBook (Late 2008) とGarageBandを使って、LPレコードのデジタル化作業を続けます。今日はDonald ByrdのLong Green, The Savoy Sessions (SJL 1101) をデジタル化。オリジナルのモノラル音源は1955年9月29日に録音。レコードは1976年、Arista Records, Inc.が制作発売。

Discogsでの平均相場は¥888。

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Digitizing LP Records with GarageBand — Part 4

Discogsによると、1973年にリリースされたPink FloydのThe Dark Side Of The Moon (DSOTM) は、スタジオ録音のLPレコードとしては7枚目のアルバムです。録音スタジオはロンドンのAbbey Road Studios。世界各国でリリースされたバージョンは900を超え、音楽レコードとしては最も人気があるアルバムの一つだそうです。

“Find Your Version”のフィルターを使ってさらに調べると、LPレードは440バージョンが存在し、日本版は16バージョン。私が所有するバージョンは1974年発売の東芝EMIのEMS-80324だろうということがわかりました。JASRACロゴの横に 〄のシンボルがない方だそうです。相場は¥3,687から¥23,550で、平均相場は¥7,373。デジタル化を終えればメルカリで売却しようと計画していましたが、私にとっては思い入れのあるLPレコードなので、手元に置いておこうかと考えを改めました。

10代半ばに入手後、20代半ば頃まで毎年、大晦日にDSOTMを聴くというのが慣例になっていました。公転周期と自転周期が同じ月は、地球から裏側が見えない。Pink Floydはその月の裏側をアルバムのタイトル名にする風変わりなイギリスのバンドです。

Aluminum MacBook (Late 2008) とGarageBandを使って録音したプロジェクトファイルと音声データを外付けHDDに保存しました。

そして、MacBook (Early 2016) のMusic Appから外付けHDDに保存した音声データファイルを読み込みました。B面1曲目のMoneyで、ファイルサイズが73.8MBになりました。曲の切れ目がはっきりしないので、正しい再生時間(6:22)よりも35秒も長い6:57になりました。再生時間についてはプロジェクトファイルを残しておけば、修正可能です。

Tracklist
A1 Speak To Me
A2 Breathe
A3 On The Run
A4 Time
A5 The Great Gig In The Sky
B1 Money
B2 Us And Them
B3 Any Colour You Like
B4 Brain Damage
B5 Eclipse

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Digitizing LP Records with GarageBand — Part 3

Aluminum MacBook (Late 2008) にインストールしたGarageBandを使い、1973年リリースのLPアルバム、Bowie Pinupsをデジタル化し、Music Appに読み込みました。自分で買ったものかどうかも忘れましたが、このUS版(APL 1-0291)のレーベルはRCA Victorではなく、RCAになっています。Discogsの平均相場は¥1,767。ジャケットの写真は私も劇場で観た1976年のSF映画、”The Man Who Fell to Earth”を連想させます。

A面4曲目の”See Emily Play”が私のお気に入りですが、ブリティッシュ訛りなので、”Play”が「プライ」のように聞こえます。

A面1曲目の”Rosalyn”の再生時間はラベルで2:27になってますが、ノイズ部分をカットしたので、2:21になりました。ファイル形式AIFFで容量は25MB。

Tracklist
A1 Rosalyn
A2 Here Comes The Night
A3 I Wish You Would
A4 See Emily Play
A5 Everything’s All Right
A6 I Can’t Explain
B1 Friday On My Mind
B2 Sorrow
B3 Don’t Bring Me Down
B4 Shapes Of Things
B5 Anyway, Anyhow, Anywhere
B6 Where Have All The Good Times Gone?

Audacityでは小さな文字が滲んで見づらい状態でしたが、Apple純正AppのGarageBandはディスプレイがRetinaでなくてもずっと鮮明に見えます。

次回は現在、私の手元にあるLPレコードで最も平均相場価格が高いと思われる、Pink Floydの”THE DARK SIDE OF THE MOON”をデジタル化する予定です。

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Digitizing LP Records with GarageBand — Part 3

Catalinaには未対応のAudacityを使って、LPレコードのデジタル化を試みました。音声入力端子を装備する、Aluminum MacBook (Late 2008) に久しぶりに活躍してもらいましょう。

アナログからデジタルに変換するGriffin iMicは不要です。ケーブルはMCヘッドアンプからMacBookの音声入力端子に直結。

デジタル化するLPレコードは1975年リリースの”Your Mama Won’t Like Me” Suzi Quatroは女性ベースプレーヤーとして初めて世界的ロックスターに君臨したアーティストです。

70年代半ばに初めて行ったロックコンサートがSuzi Quatroの大阪公演でした。どこにも立ち寄ることなく、友人と共に大津から大阪厚生年金会館に直行したのを覚えています。到着するのが早すぎて、まだ会場に入れず、コンサート会場の周囲をうろうろしていると、リハーサルの音声が屋外に漏れていました。革ジャンに革のパンツ、今尚、現役だそうです。

およそ45年後の今、聴いてみると歌詞が結構つまらない。当時、中学生だった私は辞書片手に歌詞を理解しようとした記憶があります。

オープンプラットフォームのAudacityを今回、初めて使用しましたが、使い勝手はGarageBandの方が良いと感じました。Apple純正Appに使い慣れていると、致し方ないことかもしれません。録音したファイルは非圧縮のAIFFのフォーマットで書き出し、Music Appに読み込みました。3分43秒の”I bit off more than I could chew”でサイズは39.4MBでした。Griffin iMicを経由しない方が音質が良いように思います。

Tracklist
A1 I Bit Off More Than I Could Chew
A2 Strip Me
A3 Paralysed
A4 Prisoner Of Your Imagination
A5 Your Mama Won’t Like Me
B1 Can’t Trust Love
B2 New Day Woman
B3 Fever
B4 You Can Make Me Want You
B5 Michael

Discogsサイトを見れば、LPレコードの相場が大体分かります。私が所有する日本版RAK (ERS-80193)は¥1,197からになっています。

次回はAluminum MacBook (Late 2008) にインストールしたGarageBandでアナログ音源の楽曲をデジタル化する予定です。

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Aluminum MacBook (Late 2008) As Electronic Dictionaries

3年前にバッテリーの妊娠が発覚したMacBook (Late 2008)の使い途を考えています。膨らんだバッテリーはすでに取り外してあるので、使う時は常時、電源アダプターを接続した状態になります。後継機としてMacBook (Early 2016) を入手した今、Late 2008の使い途は果たしてあるのかどうか?

Dictionary

Late 2008のシステムは、安定しているOS X El Capitan 10.11.6。スペースバー左右のコマンドキー空打ち時に「英数」、「かな」キーとして使うように設定できる、Karabinerも問題なく機能します。(KarabinerはmacOS Sierra未対応)入力ソースの切り替えや日本語入力に問題を抱えていると思われるmacOS Sierraでは、私にとって最重要Appの一つであるDictionary Appが頻繁にクラッシュします。この問題が解決されるまで、Late 2008をDictionary App専用機として使おうという案を思いつきました。

Late 2008から不要なファイルやAppを削除し、使わないアカウントも削除したら、内臓HDDの空き容量が156.83GBとなりました。辞書関連ファイルしかないので、Time Machineでバックアップする必要もなく、今の所、快適に動いています。一つ、難点があるとすれば、机上の作業スペースが狭くなることでしょうか。

追記:Dictionary App(辞書.app)が頻繁にクラッシュする問題がAppleサポートコミュニティで報告されています。 辞書.appは使い始めてすぐにクラッシュする場合もあれば、しばらくしてからクラッシュする場合があります。同様の質問がUSのサポートコミュニティでも報告されています。

MacBook (Early 2016) and Cat ISON

MacBook (Early 2016) and Cat ISON

今年の4月に発売されたRetinaディスプレイ搭載12″ MacBook (Early 2016) を親しくさせていただいているYさんが、先代のAluminum MacBook (Late 2008)の時と同じように、近くのAPRで突如、購入されました。データの移行はお店で小一時間ほどでちゃちゃっとやってもらいました。このMacBookは、有線のケーブルが接続できるのはUSB-Cポートと3.5mmヘッドフォンジャックのみ。時代は完全に無線接続(802.11 ac Wi-FiとBluetooth 4.0)です。USB-C – USBアダプタが手元になかったので、自分でデータを移行しようとすれば、Wi-Fiに依存するしかなく、MacBook (Late 2008) からデータを移行するのに一晩はかかりそうでした。

El Capitan最新バージョンに更新した後、iPhone 6のバックアップ設定をしようとしたら、設定時のみ有線のケーブルを使って物理的にiPhone 6とMacBookを接続させる必要があることに気付きました。デジカメのデータをPhotosに読み込むのにも有線接続は必要なので、翌日、USB-C – USBアダプタを購入されました。

色はスペースグレイを私が勧めました。今の所、カラーバリエーションがあるMacは12″ MacBookのみなので、シルバー以外が良いかなと思いました。

このMacBookのバッテリーは、ネット連続使用最大10時間の容量があるので、iPad mini 4と同じような使い方ができそうです。宿泊時だけ電源アダプターとケーブルを持ち出せばよく、普段は本体のみを持ち歩けると思います。

税別¥23,800のAppleCare Protection Plan for MacBookはiPhoneやiPadのように購入後1ヶ月以内ではなく、1年以内に購入すればよく、製品購入と同時に加入するメリットはあまりないので、1年後の購入を勧めました。

Pre-release: OS X Update Beta 10.10.2 (14C81h)

OS X Beta Programは、Yosemite 10.10正式版のリリース以降もプログラムに参加している、開発者ではないユーザーはベータソフトウェアを試用することができます。1週間ほど前、App StoreのSoftware Updateにプレリリース版の10.10.2(build 14C81h)がダウンロードできる状態となったので、メインマシンであるiMacにインストールしました。

iPod 5G

しばらく何の問題もなく使っていましたが、本日、古いiPod(iPod 5GとiPod nano 6G)を久しぶりにiTunesと同期させようと、USBケーブルでiMacに繋いだところ、iTunes(12.0.1.26)にデバイスが表示されないという事態が起こりました。iPod nano 6Gはデスクトップに表示されるもののiTunesには表示されないので同期や復元ができない状態であり、iPod 5Gはデスクトップに一瞬、現れた後、消えるという有様で、iTunesには表示されません。困った時はAppleのサポートページということで、こちらのページを参照しながら、問題解決を図ったものの、問題解決には至らず。

どうやらiPod自体には問題はなさそうなので、今度はiTunesをインストールし直しました。しかし、状況は同じ。次に疑うべきはOS X。幸いにもMacBook (Late 2008) にはベータ版の10.10.2はまだインストールしていなかったので、そちらに古いiPodを繋いでみたら、iTunesに問題なく表示されました。

古いiPodがiTunesに適切に表示されない問題の原因は、プレリリース版のOS X Beta 10.10.2にあることがわかりました。Command + Rを同時に押しながらRecovery ModeでiMacを再起動し、OS Xの再インストールを試みました。ベータ版の10.10.2が再インストールされると、問題解決には至りませんが、幸いにも正式版の10.10.1が再インストールされ、古いiPodがiTunesに適切に表示されるようになり、データを同期することが可能になりました。

追記:USのApple Support Communitiesで、古いiPodがOS X 10.10.2 (Beta)のiTunesで認識されない問題が報告されています。

VPN Gate

海外からは視聴できないFUJI TV NEXT smart(スカパー!オンデマンド経由)でF1中継を何とかシンガポールで観れないか、調べていると、筑波大学の学術実験プロジェクトであるVPN Gate(公開VPN中継サーバー)なるものに行き当たりました。VPNとはVirtual Private Networkの略。世界各地で公開されているボランティアのサーバーを経由すると、自分のインターネット端末のIPアドレスを変えることができるそうです。海外からネットにアクセスする時に、例えば筑波大学のサーバーを経由する設定にすれば、日本国内からサイトにアクセスしていると判断され、視聴できなかった番組や閲覧できなかったサイトが視聴できたり、開けるようになるかもしれません。(テレビ番組の場合、著作権が絡んできそうなので、合法なのか違法なのかは不明ですが、仮にこうした行為が違法であるとするのなら、海外からBack To My Macを介して自宅のMacにアクセスし、スクリーンシェアでオンデマンドの番組を視聴することも違法となるのではないかと思います。)

VPN Gateの概要を読むと、その目的は3つあるようです。筑波大学のサイトから転記すると、

  1. 政府の検閲用ファイアウォールを回避し、海外のYouTubeなどのWebサイトを自由に閲覧できます。
  2. IP アドレス が VPN サーバーのものに書き換わります。インターネットで安全に情報発信をしたり、Webコンテンツを閲覧したりできます。
  3. 暗号化により公衆無線LANを安全に利用できます。

VPN Gateに接続する方法はOSによって異なり、Mac OS XとiOSの場合は、L2TP/IPsec推奨とのことです。MacやiOS機器なら、L2TP/IPsec VPNクライアントがOSに標準で付属しているそうで、クライアントソフトウェアであるVPN Gate Ckientをインストールすることなく簡単にVPN通信の初期設定ができるとのことです。MacでのL2TP/IPsec VPN接続方法はこちらに詳しく書いてあります。iPhone / iPadの場合の接続方法はこちらに説明があります。

筑波大学のサイトを参考にしながらシンガポールに持参する予定のAluminum MacBook (Late 2008) でVPN Gate接続のための初期設定を行いました。1. 初期設定(最初の1回のみ)の最後の手順で、Connectボタンをクリックする前にApplyボタンをクリックしました。(後からApplyをクリックしても同じこと。)

速そうなサーバーを選んでServer Addressにアドレスを入力しましたが、接続エラー(”The L2TP-VPN server did not respond…”)の警告表示があり、VPNサーバーにアクセスできません。

Mavericks on Aluminum MacBook (Late 2008) with 8 GB Memory

macbookmavericks

もうすぐ、入手後5年が経過するAluminum MacBook (Late 2008)に最新のOS X (10.9) Mavericksをインストールしました。MacBookはバッテリーが膨張したので、取り外してあります。それ以外はハードウェアの不具合はありません。購入時は13″ MacBook最高級グレードの製品だったとは言え、5年も前のモデルなので、Mavericksをインストールすることは可能であったとしても、快適に動作するかどうか一抹の不安がありました。

mavericks

このポストはSafari 7.0を使って、メモリを8 GBに増設したMacBook (Late 2008)で書いていますが、これまでのところ、Mountain Lionと比べて、体感速度が特に遅いと言うことはありません。Aperture 3.5も試してみましたが、大きな違いは感じられません。内蔵ディスクをSSDにすれば、動作がさらに機敏になることでしょう。

追記:MacBook (Late 2009)にもMavericksをインストールしました。

macbook09

Aluminum MacBook (Late 2008)と比べると、若干動きが遅いと感じます。プロセッサーと搭載メモリーの違いが顕著に現れているようですが、実用上の問題を感じるほどではありません。

このMacBookではシステム言語を日本語最上位にしています。そのためか、Aluminum MacBookやiMac (Mid 2010)と同じアカウントを共有しているにもかかわらず、iLife、iWorkの無償アップデートができない状態でした。一時的にシステム言語を英語にすることで、この問題を回避することができ、iLife、iWork関連のAppを無償でアップデートすることができました。

SD Card Data Recovery

9月20日(金)と9月22日(日)にメインカメラであるNikon D7000で撮影し、SDカードに記録した1,000枚を軽く超える画像ファイルが読み込めなくなりました。その日の撮影を終えて、宿泊先のホテルに戻り、妊娠したバッテリーを取り外して使っているAluminum MacBook (Late 2008)にカードリーダーを介して画像ファイルを読み込んでいる時に、SDカードリーダーを取り外したとの警告があり、それ以降、ファイルはカメラで見ることもApertureで確認することもできなくなったのです。数種類のデータ復旧アプリケーションを用いて、現地で壊れたSDカードの復旧を試みましたが、どれも失敗。

金曜のP1、P2、日曜のドライバーズパレードと決勝、それに出待ちして撮影したF1ドライバーや関係者の画像ファイルがどこかに飛んで行ってしまったのです。決勝レース直後にMark Webberをサイドポットに乗せてやって来たFernando Alonsoのマシンを撮影した貴重な画像が見れないという不運に見舞われました。

帰国後、他の復旧ソフトを使って四苦八苦していると、一日がかりでようやく、消えてなくなったはずのRAW画像ファイルのほぼすべてをiMacの内蔵HDDに復元させることができました。壊れたSDカードの容量を調べると、満杯状態なので、ファイルが見えていないだけで実際には消えていないだろうとは思っていたのですが、それでも不安な状態が先週の金曜から続いていました。

cardrescue

消失したデータの復旧手順を備忘録として記録しておきます。使用した画像、動画ファイル専用復旧ソフトはCardRescue。MacでもWindowsでも機能します。

  1. 試用版をダウンロードしてApplicationフォルダーにインストール。
  2. CardRescueをダブルクリックしてソフトウェアを立ち上げ、Welcomの画面を確認後、Next >をクリック。
  3. iMacのSDカードスロットに壊れたSDカードを挿入。
  4. Driveプルダウンメニューから壊れたSDカードを選択。
  5. File Types to RetrieveのChangeボタンをクリックし、復元させたいファイル種別にチェック。(私の場合はNikon D7000で撮影したRAWファイルが復元対象となるので、PhotoはNEFとRAWをチェック。)Video、Audio、Otherの項目はすべてチェックを外しました。
  6. Destination Folderで復元させる場所を指定。(デフォルトのUser/Pictures/CardRescue/日時を指定)
  7. Next >をクリック。
  8. フルスキャンを実行し、見つかったファイルを選択してSaveをクリックして保存。(保存するにはCardRescueを購入して登録キー番号を入力する必要があります。)

私の場合はフルスキャンするのに45分ほど時間を要しました。修復したファイルを復元するのは一瞬で終わりました。フルスキャンをかけた時点で指定のフォルダーに復元されているものと思われます。5.で余計なファイル種別にチェックを入れると、NEF(NikonのRAWファイル)が復元されず、画像サイズが小さなTIFFファイルだけが復元されてしまうようです。

Your startup disk is almost full.

diskfull

Aluminum MacBook (Late 2008)の内蔵バッテリーが膨張し、現在はバッテリーなしの状態でデスクトップ機のように使用していますが、最近、上のような警告が頻繁に現れるようになりました。内蔵の起動ディスクがほぼ満杯状態なのでもっとスペースを確保しなさいとの警告です。

aboutthismac

そこでAbout This Mac > Storageを調べてみると画像ファイルが159.95GBも占有している。サブマシンとして使用しているAluminum MacBook (Late 2008)ではApertureもiPhotoも使用しておらず、こんなに大量の画像ファイルは存在しないはずです。

grandperspective

スキャンしたフォルダーの容量を視覚的に示してくれるGrandPerspectiveをインストールし、Macintosh HDをスキャンしてみました。右の大きなフォルダーはiTunes PodcastでダウンロードしたApple Keynote関連の動画ファイルが入っているフォルダー。メインマシンの27″ iMacにも同じファイルが存在し、重複しているので削除しました。およそ12GBのスペースを確保することができ、Macintosh HDの容量は160GBになりました。しかし、About This Mac > Storageで表示される空き容量は依然として11.7GBしかありません。しかも、空き容量は何もしていないのにどんどん減って行きます。まるで真夏の怪奇現象。Wi-Fiをオフにすると空き容量の減少は停止します。

どうやら、何か大きなファイルを自動でダウンロードしているようです。画像ファイルが怪しい。GrandPerspectiveが表示する左側の小さなフォルダーは一体なんだろうと、調べるとやはり画像ファイルのようです。iMacのAperture Libraryに最近読み込んだ画像ファイルが勝手に同期されています。その格納場所は、Users > User Name > Library > Application Support > iLife > AssetManagement > assets > subのようです。Aluminum MacBook (Late 2008)では前述のようにiPhotoやApertureは使っていないので、Photo Streamで自動ダウンロードはしないだろうと思っていました。

photostream

しかし、System Preferences… > iCloudでPhoto Streamはチェックした状態になっていました。このチェックを外すと、Wi-Fiをオンにしても自動ダウンロードはなくなりました。Library内subフォルダーの中身7,731項目(自動ダウンロードされた画像ファイル)を削除すると、Macintosh HDの空き容量は意図した通りの137.86GBになりました。GrandPerspectiveのおかげで真夏の怪奇現象を発生させていた真犯人 = iCloud Photo Streamを突き止めることができました。

複数のMacに同じiCloudアカウントを設定し、Photo Streamがオンになっていて、いずれかのMacに大量の画像ファイルを読み込んでいる人は、不要な画像ファイルが知らないうちにUsers > User Name > Library > Application Support > iLife > AssetManagement > assets > subに同期されていないか要確認です。

My Aluminum MacBook (Late 2008) Has Been Pregnant

Aluminum MacBook (Late 2008)

2008年の年末にApple Store Nagoya Sakaeで購入した13″のアルミ製MacBook (Late 2008)の底面に何やら引っかかりがあることに気付き、もしやしてと思い、調べてみるとおめでたのようです。

MacBook Rechargeable Battery Model No.: A1280

蓋を開けてリチウムイオン電池(A1280)を取り出してみると確かに膨らんでいます。このリチャージブルバッテリーには”Replace the battery if it is dropped, crushed, swollen, or leaking.”と書いてあります。おめでたの場合はswolllen(膨らんでいる)に該当します。

Aluminum MacBook (Late 2008)

はい、新しいバッテリーに交換しましたと行きたいところですが、蓋の内側はHDDのみ。随分と以前からデスクトップ機のように電源ケーブルを繋いだ状態で使っているので、バッテリーは必要ありません。バッテリーなしの軽くなった状態で表側の蓋(ディスプレイの方)を片手で開けようとすると、本体が動きます。

Proではないアルミ製MacBookというこの希少モデルは2.4 GHz Intel Core 2 DuoのプロセッサーにNVIDIA GeForce 9400M 256 MB、8 GBのメモりを搭載しています。ライブラリーが肥大化したApertureとiMovie以外は快適に使用できるので、まだ暫くは現役続行してもらいます。OS X 10.9 Mavericksにも正式対応しているそうです。

iPad As A Second Monitor (Air Display for iOS)

iPad As A Second Display

出番が少ないiPad Wi-Fiの有効利用を考えていたとき、ちょうど27″ iMacが故障し、サブマシンであるAluminum MacBook (Late 2008)をメインマシンとして使用しなければならない状況になりました。27″の大きな画面に慣れていると13″ MacBookの画面は小さくて作業効率が下がり、イライラが募るようになりました。そんな時に「Exciteアップル・Macユーザー向けホームページ」でAir DisplayというiOS用アプリケーションがタイミングよく紹介されていたので、iTunes App Store(¥850)で購入し、早速iPadにインストール。iOS機器をワイヤレスでMacまたはPCの外部モニターとして使えるようにする非常に優れたUniversal Appです。

Air Display

上はAir DisplayをiPadで立ち上げると現れる画面。Macに加えてPCを選べるのは何か変な感じ。ホストコンピューターにAir Displayサポートソフトウェアをインストールするように指示があります。

MacBookにAir DisplayサポートソフトウェアをAVATRONのサイトからダウンロードしてインストール。(上の画像は、27″ iMacにサポートソフトウェアをインストールし、System Preferences > Displays > Arrangementで配置を調整しているところ。)iPadは横置き、縦置き両対応。MacとiPadは同じWi-Fiネットワークに繋がっている必要があります。有線Ethernetに加えてad hoc接続も可。

iPad As A Second Monitor

Mac OSは10.6 (Snow Leopard)以降に対応し、Lionでも問題なく稼働します。但し、NVIDIA GeForce 9400Mと9600Mを搭載したモデル(15″ MacBook Pro, late 2008/mid 2009と17″ MacBook Pro, early and mid 2009)は互換性がないので注意が必要です。

13.3″ + 9.7″のデュアルディスプレイ環境がいとも簡単に整い、作業効率が向上しました。一般的な外部ディスプレイとは異なり、iPadはマルチタッチスクリーンとしても機能します。Mac OS用ソフトウェアをiOS機器で使うことも可能。iPadのソフトウェアキーボードを表示させて入力することもできます。

iPadでの反応は若干、遅れ気味ですが、セカンドモニターを書見台のように使う私の場合、十分に許容範囲です。以前、USBケーブルで繋ぐ外付けモニターの購入を検討したことがありますが、iPadとAir Displayがあれば、そうしたものは不要。

27″ iMacが不在の時に、BenQ G2100WをMini DisplayPort to DVI Adapterを介して接続し、外付けモニターとして久しぶりに使ってみましたが、画質に問題があり、小さな文字が滲んだように見えて使いものになりませんでした。iPadの方が小さな文字がずっと綺麗に見えます。