Category: Singapore GP 2012

  • Ferrari Challenge Trofeo Pirelli Asia Pacific

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    Taken on September 26, 2012 at Marina Bay Street Circuit in Singapore

    もしやと思い、去年のF1シンガポールGPの画像ファイルを調べたら、サポートレースとして開催されたFerrari Challenge Trofeo Pirelliに日本から参戦するShigeru Terashima氏の458 Challengeが写っていました。CORNESのデキャルが車体に貼ってある黄色いマシン、カーナンバーは31番なので間違いないと思います。シンガポールまで車を搬送しておられたようです。

    寺島氏は4月21日(日)、鈴鹿サーキットで開催されたFerrari Racing DaysのChallenge第2戦終了直後のホームストレートでスピンし、制御不能となったマシンが1コーナー寄りのピットレーンとトラック合流付近のガードレールに激突してマシンが大破する大クラッシュを起こし、近くの病院に運ばれたものの意識不明の重体。ボランティアのオフィシャルの方、一名が骨折を負い、同じ病院に運ばれたそうです。表彰式と予定されていた以後のプログラムは中止。

    マシンがなぜレース終了直後のホームストレートでスピンしたのか、原因は発表されていないようですが、このレースをサーキットで観戦していた方のブログを読むと、寺島選手がチェッカーフラッグを見過ごした可能性が大きいとのことです。このジェントルマンレースにゲストとして参加した元F1ドライバーの小林可夢偉選手を含む先行車数台が、チェッカーフラッグを受けて急?減速。追突を避ける為に急ブレーキと急ハンドルで回避しようとしたらスピンしたのではないかと言う推測です。

    最後尾からスタートした小林可夢偉選手は28台も458 Challengeをオーバーテイクし、4位でフィニッシュしたそうです。クラッシュした寺島選手は7位なので、どこかで追い抜かれていることになります。元F1ドライバーをジェントルマンレースに参加させ、最後尾からのオーバーテイクショーを期待させた主催者に問題があるのではないかと思います。また、そうした期待に応えて手加減しない小林可夢偉選手もどうなのかと思います。

    元F1ドライバーに追い回されれば、ベテランのジェントルマンドライバーもチェッカーフラッグを見過ごしてしまう基本的なミスを犯したとしても不思議ではありません。寺島選手とオフィシャルの方の早期回復を願います。

    携帯電話で撮影されたという動画はこちら

  • GP2 Races Are Coming Back To Singapore

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    F1ドライバーへの登竜門となっているGP2シリーズ第10戦が今年もF1シンガポールGPサポートレースとしてマリーナベイ・ストリートサーキットで開催されるようです。シンガポールGP公式サイトでは今年のスケジュール詳細は未発表ですが、GP2 Seriesの公式サイトカレンダーを見ていて気付きました。去年はシンガポールが最終戦でしたが、今年はアブダビYas Marinaが最終戦になるようです。

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    去年、シンガポールで間近で見たこのメキシコ人ドライバー(Esteban Guitiérrez)は、今年はF1ドライバーに昇格し、SauberからNico Hulkenbergのパートナーとして出場。どこから見ても育ちが良さそうな風貌。去年のポストでは「未来のF1ドライバーでしょうか」と書きましたが、こんなに早く、昇格するとは思いもしないことでした。

  • EDIFICE Red Bull Racing Limited Edition Chronograph

    EDIFICE Red Bull Racing Limited Edition Chronograph

    9月にシンガポールのMarina Bay Sands、THE SHOPPESで買ってきた腕時計の写真を撮ろうと、パッケージを開けると、こんなものが入っていました。

    EDIFICE Red Bull Racing Limited Edition Chronograph

    お店でバンドのサイズと時刻合わせをしてもらった時に、秒針が動いていないのでおかしいなあと思い、尋ねてみると秒針のように見える赤い針は実は時計の秒針ではなく、ストップウォッチの秒針だということでした。時計の秒針は左の丸い窓。

    EDIFICE Red Bull Racing Limited Edition Chronograph

    Red Bull Racingとタイアップしたこの限定版モデルは前から手に入れたいと思っていました。ストップウォッチの精度は1/20秒、100m防水、ケースとバンドはステンレス。ソーラー電波時計ではない方の海外モデルになります。型番はEFR-520RB—1ADR。国内でも販売されているようで、しかも現地で買った価格(現地通貨額S$368.00で税引きで¥23,000ぐらい)よりも随分と安くなっています。2012年モデルなので在庫一掃価格になっているのかもしれません。

  • Katy Perry on Sunday

    日曜は問題なくFAN ZONEに入れたので、最前列の横方向から撮影しています。観戦チケットさえあれば無料でレース後にコンサートが楽しめる、シンガポールGP。おまけで付いて来るコンサートなのにステージは本格的で、パフォーマンスも熱が入っています。Katy Perryはパドックで決勝レースを観戦する姿が放映されました。コンサートが開催されたパダンまでパドックからどうやって移動したのでしょう。

  • Maroon 5 on Saturday

    FAN ZONEに入れなかったのでステージから大分離れたところから撮影しています。土曜は日曜の倍ほど人が多いような気がします。現地の人は翌日も休みなので、夜更かししても平気なのでしょう。日曜の決勝後コンサートは翌日のことを考えて早めに帰宅する人が多いのか、比較的空いています。

  • Singapore GP 2012 — Day 7 (Monday)

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    RCをチェックアウト後、荷物を預けてから、サーキットパークを経由して螺旋橋を渡り、Marina Bay Sands ShoppesのDin Tai Fungで昼食。RC3階のGREENHOUSE受付でMark Webberを目撃しました。

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    出発は21:45発のNH152便。午後7時頃にホテルに戻れば十分に間に合うので、MBSのすぐ近くにあるGardens By The Bayに行ってみました。今年はずっとマリーナ地区で過ごしたことになります。

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    一週間分の疲労が蓄積しているので、広大な庭園を散策する体力も気力もなく、ベンチで仮眠。温室(本当はエアコンで気温調整された冷蔵室)には入っていません。

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    それでもこのスーパーツリーを繋ぐOCBC Skywayには登ってみました。と言ってもエレベーターを利用しましたが。

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    吊り橋構造なので揺れます。Skywayは有料。(S$5.00)

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    メルセデスのミニバンで チャンギ空港へ。ホテルから空港までの料金はS$45.00でした。(普通のタクシーならS$20ぐらい。)タクシーを待っている時に、今度はRomain Grosjeanがチームスタッフと共にすぐ私の前を通り過ぎました。フランス語で何やら話していましたが、何度もホテルでドライバーを目撃すると、何とも思わなくなります。我々とは別世界で暮らすパドックに出入りするセレブな方々はきっとこんな風にドライバーやF1関係者を見ているのだろうと思いました。

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    GST(税金)還付手続きは出国前にできるようになっていました。eTRS(旅行者用電子免税チケット)のバーコードを読み取らせる方式。どうやって使うのか、モニターの画面を見ていると、係の人がやって来てほんの一、二分で手続きを終えました。プリントアウトされたスリップを出国後、Central Refund Counterに持って行けば現金で払い戻しされます。払い戻しの最低購入金額はS$100以上で、最高で購入金額の6%まで払い戻しされます。私の場合は購入金額の5%の還付でした。

    税金還付手続きに要する時間が大幅に短縮されたので、出発までの時間を利用して2番ターミナルにあるApple Premium Reseller、iStudioに立ち寄りました。iPhone 5は9月21日の発売日には相当数の入荷があったそうですが、それ以降は入荷待ちの状態とのことでした。テザリングが解禁となったので、日本国内で主に使用するのであれば、敢えてSIMアンロックのiPhoneを購入するメリットはないかと思い、現地での購入は予定しませんでした。(このポストを書いている10月10日時点でもauショップで3週間以上も前に予約したiPhone 5が未入荷です。こんなに時間を要するのであれば、シンガポールで発売日に並べば良かったと後悔しています。)

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    羽田行きの深夜便には夕食のサービスがないので搭乗口の近くにあるセルフサービスの店で夕食を済ませ、座席が前後にスライドするけれども背もたれが傾かない全日空152便に搭乗。羽田から関空までは141便を利用する予定でしたが、滑走路に出てから、右側エンジンの整備不良が発覚し、搭乗ゲートに引き返すというちょっと怖い思いをしました。結局、141便は欠航となり、伊丹行きの17便に振り替え。お詫び(交通費、食事代)として一人、3,000円を現金で貰ったのですが、もともと伊丹空港から出発した我々は伊丹に戻る方が都合が良かったので何か得をした気分。

    帰国後すぐに超早割価格で売り出された来年の観戦チケットを購入したので、来年も6年連続でシンガポールGPを観戦することが確定しました。

  • Singapore GP 2012 — Day 6 (Sunday) Part 2

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    ドライバーズパレードは予定通り午後6時半から開始。我々の観客席の近くまでやって来るのは最後。

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    Sebastian Vettelは今年もApple純正ヘッドセット?

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    ドライバーズパレードの撮影場所としては決して最適とは言えません。ドライバー全員の写真を撮ろうと思っていましたが、半分ぐらいしか撮れていません。

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    クラシックカーから降りるとドライバーは歩いてそれぞれのピットへと戻ります。

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    二人まとめて一枚に。

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    意図的に金網にピントを合わせています。

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    間もなくフォーメーションラップ。

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    メカニックが走ってピットに戻るこの情景を撮影したいと思っていました。しかし、最後尾のHRTのグリッドも遠いので、望遠レンズでズームインしてもこの程度。

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    カラフルな集団が前の方に陣取っています。

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    既にレースは始まっています。

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    四角いスピーカーが邪魔ですが、音質が良いし、マシン通過時以外ならBBCの解説はよく聞こえます。

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    ピットインするマシンはオートフォーカス、金網越しで流し撮りする時はマニュアルフォーカス。シャッタースピードも変更しているので、カメラマンは忙しい。

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    シンガポールGPでは毎年、セーフティーカーが先導する場面があります。今年は終盤に二度、ありました。一度、入るとなかなかランプが消えない。この角度からの撮影で測光を中央重点にしておくと、セーフティーカーのヘッドライトで測光してしまうので、実際よりも暗く写ってしまいます。

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    イエローのライトを消したセーフティーカーがピットに戻ると、レース再開。

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    マシントラブル(ギアボックス不良)でLewis Hamiltonがリタイアしたので先頭はSebastian Vettel。

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    先頭を行くVettelの後方にJenson ButtonとFernando Alonso。

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    さらにForce IndiaのPaul di Restaが続きます。

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    Lotusの二台は順番が入れ替わりそう。獲得ポイント数がより少ない後輩のRomain Grosjeanが前を走っている。

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    左フロントが浮いているように見えます。

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    Massaのマシンも。

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    2ラップを残して2時間のレースが終了しました。

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    レースの結果はご覧の通り。この後、トラックになだれ込んだので、シャンペーンの写真は撮れていません。

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    同行者はかなり前の方まで行っています。

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    私はこういう写真を撮っていました。タイヤカスはトラックになだれ込んだ観客全員分あるのではないかと思うほど、レコードラインの周囲に飛び散っています。

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    今夜も少し遅れてパダンに到着しましたが、問題なくFAN ZONEに入ることができました。

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    マンガっぽい演出のKaty Perry。

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    赤道直下の半月はこんな風に見えます。シャッタースピード優先、手持ちでもぶれない限界の1/200秒、換算450mm。手持ちで月の撮影は初めてでしたが、意外とシャープに撮れるものです。

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    チェッカーフラッグをあしらった衣装が印象的。

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    今年もシンガポールGPを水曜から日曜まで満喫しました。最後まで観戦記をお読みくださり、ありがとうございます。すでに来年のチケットは購入済みで、カウントダウンが始まっています。

  • Singapore GP 2012 — Day 6 (Sunday) Part 1

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    2番ゲートに並ぶマーシャル達。日曜の昼過ぎにホテルの部屋から撮影。

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    この先を進み、右に曲がると8番ゲートがあります。確か、金曜日は私が立っている辺りに木製のベンチがいくつか置いてありました。ファンが殺到した時に「この先8番ゲート」を表示する立て看板の一つが倒れるなどしたので、ベンチは撤去されたのかもしれません。開場時刻まで時間があるので、この先を左に曲がり、昼食を兼ねてミレニアウォーク、Conradホテルの方に散策することにしました。

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    新たに見つけたApple Premium ResellerのInfinite。iPhone 5は金曜の発売日に売り切れてから、入荷はないそうです。シンガポールで販売されるiPhoneはすべてSIMアンロック版ですが、日本でもテザリングが解禁となった今では、頻繁に海外に行く人以外はアンロック版を購入するメリットはほとんどなくなったように感じます。

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    McLarenの定宿になっているConrad。このホテルに宿泊するチームスタッフやドライバーも8番ゲートを利用するそうです。

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    シンガポールGP冠スポンサー、SingTelの公衆電話。

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    午後3時前に入場。Ferrari Challengeのレース観戦だけが目的なので、カメラバッグなしで身軽な出で立ちでサーキットパークに入りました。

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    East Coast Parkway高架下で流し撮り。日陰の部分と日光の当たる部分両方がフレーム内に入るように意図しています。フェラーリ独特の甲高いエンジン音を響かせていますが、GP2やF1と比べると低速なので流し撮りはそれほど難しくありません。

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    乗り放題のシンガポールフライヤーから同行者が撮影したFan Standの全景。我々の席は最も最終コーナーに近い右端の中段。後方にあるテントはスタッフ休憩所。ここで金曜に雨宿りさせていただき、手厚いもてなしを受けました。

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    セーフティーカーが先導していたので渋滞しています。

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    5時過ぎから始まる2回目のレースを前に待機中のGP2のマシン。

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    未来のF1ドライバーでしょうか。リアタイアに座ってレースを待つLotus GPのメキシコ人ドライバー、Esteban Guitiérrez。シンガポールが最終戦となった2012年度GP2シリーズでは年間第3位でした。

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    動画も撮影しましたので編集でき次第、アップロードします。

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    一旦、ホテルに戻ってドライバーズパレードまで昼寝しようと思っていたら、F1ドライバー達の出勤時刻と重なりました。ファンにサインしているのはToro Rossoのオーストラリア人ドライバー、Daniel Ricciardo。

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    MarussiaのTimo Glockは手ぶらです。

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    この後ろ姿はF1界のSteve Jobsとも言われるRed Bull Racingのチーフ・テクニカル・オフィサー、Adrian Newey。同行者はサインをしてもらいました。

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    ファンにサインをする小林可夢偉。可夢偉の横にいるのはFuji Nextで主にP2で現地解説している船田力氏。

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    WilliamsのBruno Senna。

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    Pastor Maldonadoのガールフレンド。

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    Marussiaのフランス人ドライバー、Charles Pic。

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    唯一のインド人ドライバー、HRTのNarain Karthikeyan。

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    グリッドガールも列をなして移動中。

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    ホテルの部屋からT5がよく見えています。

  • Singapore GP 2012 — Day 5 (Saturday) Part 2

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    今年は例年よりも少し早い午後6時からP3が始まりました。

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    P3と予選の間にSingapore Flyerに搭乗。動いている観覧車では三脚でカメラを固定してもほとんど意味がないので、Sony DSC-RX100で手持ち夜景。これだけ鮮明に手持ちで夜景が撮れると、重い一眼レフの出番がありません。

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    夜景が最も綺麗に見える観客席はBay Grandstandでしょうか。

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    シンガポールフライヤーから降りたところで一服していると、Nikonの高級機(D4)を足下に置いて観覧車を撮影している人を見かけました。声をかけてみると、魚眼レンズを装着してインターバル撮影をしているということでした。三脚は小型のGitzo、雲台はManfrotto、無造作に地面に置かれたケースの中には高級Nikkorレンズがぎっしり詰まっています。プロのカメラマンかと尋ねるとYesとのこと。インドネシアのジャカルタからやって来たそうです。Zone 1、2にいるカメラマンは持って来る機材が別次元。

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    ポールポジションを勝ち取ったMcLarenのLewis Hamilton。シンガポールGP用にデザインしたヘルメットは、Jenson Buttonのものと似ているのでやはりわかり辛い。

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    こちらがJenson Button、ヘルメットが似ている。

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    2番グリッドに付いたWilliamsのPastor Maldonado。

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    ランキングで首位を独走するFerrariのFernando Alonsoは5番目から決勝はスタート。

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    Sebastian Vettelは3番目からスタート。

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    予選終了後、Maroon 5のコンサートを観ようとパダンへと向かいました。予想した通り、Bay Grandstand後方の通路が渋滞して前へ進むことができず、逆戻りして8番ゲートから一旦、外に出てから7番ゲートから再びサーキットパーク内に入り、地下通路を経由してコンサート会場のパダンに到着。Maroon 5のコンサートは既に開始後30分ぐらいは経っていたと思います。ステージのすぐ近くに設けられたFan Zoneに入ることができるリストバンドがあるので、専用の入り口に進もうとしたところ、なぜか入れません。

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    リストバンド所持者は遅れて来てもFan Zoneに入れるはずですが、どうなっているのでしょう。警備スタッフは入ろうとする人を力づくで制止、リストバンドを腕に通している人は、なぜ入ることができないのか理解できず。我々もしばらく閉ざされたドアの後方で立ちすくんでいましたが埒が明かないので、Fan Zoneは諦めて、一般向けの入り口からコンサート会場に入りました。土曜の予選終了後コンサートは、ついていないのかもしれません。去年もShakiraのコンサートを見逃しました。

    Maroon 5のコンサートが終わると、エスプラナードシアターの方から8番ゲートへと進み、ホテル1階の入り口へと繋がる通路まで戻って来たのは午前2時頃。出待ちの人が10人ぐらい、ドライバーを待ち構えていました。客室に戻ると禁煙なので、建物に入らず外で一服していると、左手に持った携帯電話を耳に当てながら、記念撮影やサインに一切応じることなく、小走りにこちらの方にやって来るLotusのドライバーが…

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    Kimi Räikkönenです。出待ちの人はホテルには入れないのでサインを諦めましたが、我々は宿泊客なので後を追いかけても構わないはず。意を決して、Räikkönenとお付きの人達の後を付いて行くと、エレベーターホールで立ち止まっていました。同行者がカメラを向けると、何とあのRäikkönenが記念撮影に応じてくれました。我々も客室に戻るので、この際、同じエレベーターに乗ることにしました。お付きの人に一発、冗談まじりの皮肉を言われました。”Hope you’re not coming to the room.”それでも同じエレベーターにいた別の宿泊客らしき人のために記念撮影を一枚。Räikkönen御一行様は14階でエレベーターを降りました。我々は23階まで。緊張のあまり、強張った私の表情が醜いので写真はちょん切ってありますが、この写真は思い出の一枚になることでしょう。

    この夜、関西弁でしゃべりまくるRäikkönenが夢に登場しました。フィンランド語と関西弁のアクセントは似ていなくもありませんが。

  • Singapore GP 2012 — Day 5 (Saturday) Part 1

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    RC 3階のGREENHOUSEでビュッフェ式の遅めの昼食からこの日は始まりました。午後1時に予約していたので、ホテルに宿泊しているドライバーと一緒になるのではないかと期待しましたが、チームスタッフは何人か見たけれど、大半は宿泊客ではない地元の客だったように思います。刺身が特に美味でした。

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    魚介類が充実している印象があります。しかし、期待したシンガポール名物のチリクラブは残念ながらなかったです。

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    そしてこのデザートは絶品。

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    客室に戻り、iPhoneを充電。

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    出待ちの人にサインをするRed Bull RacingのMark Webber。オーストラリアからやって来る観戦客が多いシンガポールでは特に人気があります。Webberはサインを求める人ほぼ全員に丁寧にサインをしています。Kimi Räikkönenとは対照的。

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    決勝後のインタビューを担当したEddie Jordan。

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    Red Bull RacingのSebastian Vettelも立ち止まってサインしているのでファンに囲まれています。

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    8番ゲートからパドック方面に向かうSebastian Vettel。

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    GP2の一回目のレース。

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    Fan Standすぐ下のコンクリートウォールに突っ込んだマシン。衝撃でウォールが動いている。

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    マシンの前方が大破し、パーツがトラック内に飛散。

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    サイドミラーもこんなことに。ウォールに激突した瞬間、すぐ近くの観客席にいた我々も身の危険を感じたほどです。

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    ドライバー(Scuderia ColoniのLuca Filippi)は無事のようですが、意識がはっきりしていない様子。

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    しばらく地面に座っていたイタリア人ドライバーは大丈夫であることを示すように片手を上げて、立ち去りました。

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    GP2レース1の表彰式でのシャンペーン。F1の表彰式もこんな風に撮れると良いのですが。

  • Singapore GP 2012 — Day 4 (Friday) Part 2

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    今にも雨が降りそうな厚い雲。嵐になりそうな予感。

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    最初、自席とは違う誤った席に案内されました。ここは最終コーナーが金網越しになる。直後に嵐がやって来たのですぐにスタンド席から離れて案内係の休憩所で雨宿りさせてもらうことになりました。私が率先して案内係にお願いしました。

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    こちらが案内係の休憩所となっている仮設テントの中。椅子に座っている人は我々の後に続いた人。立っているのはボランティアの案内係と警備スタッフ。

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    雨で濡れた身体をコーヒーで温めてくださいと言われ、コーヒーを取りに行ったら、今度は菓子パンとお菓子の配給がありました。ミネラルウォーターが入ったペットボトルも観戦客に配られました。本来は案内係の休憩所なのに、自分たちは休まずに働きながら、外国からやって来た我々観戦客に手厚いもてなしをしてくれます。Fan Standの客だけ特に優遇されているような気がします。こんな心温まるもてなしを受けると、契約が更新になれば来年も他のグランプリに浮気することなく、またシンガポールに来ようとなります。前日の木曜日、すでに来年のチケットの一部が超早割で発売されました。(5年間の契約更新に至らない場合は、契約が2年間、自動的に延長になります。)最大33%割引となる超早割チケットの販売期限は9月30日。

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    雷雨が通り過ぎ、スタンド席に戻るとGP2の練習走行が始まっていました。Ferrari Challengeの練習走行は赤旗で中止。スタンド席はほとんど人がいなかったので最上段に移動し、最終コーナーからピットストレートへと加速するGP2のマシンを捉えました。(GP2の写真撮影は人生初の体験)

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    この辺りは水はけが良いのか、路面はドライ。

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    マシンの一部がぼかした金網にかかる瞬間がシャッターチャンス。Lotusのマシンは段差ノーズではないGP2のマシンの方が格好良い。

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    Fan Stand最終コーナー側最上段は、ピットレーン入り口も金網の上から撮影できる数少ない撮影場所だと思います。白線からピット側が時速60km制限となるので、マシンは一旦停止するかのように減速します。シャッタースピードを落とせるので暗くなってもISOを上げる必要がありません。

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    しばらく高速シャッターで撮影していると、成功率が高過ぎて飽きてくるので、今度は同じ位置からカメラを正面に向けて流し撮り。金網越しの撮影になるのでマニュアルフォーカスで置きピン。

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    ズームインすれば難易度が高くなりますが綺麗にマシンが流れると達成感があります。シャッタースピードは1/160秒。マシンはフルスロットルで加速中。

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    チェッカーフラッグがよく見えます。ピットはRed Bull Racingが最も最終コーナーに近い位置。

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    表彰台も見える。こんなに素晴らしい席にアップグレードされた我々は本当に幸運でした。

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    午後6時から予定通り、F1の練習走行P1が始まりました。シンガポールでKimi Räikkönenを見るのは3年ぶり。

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    ズームインすればこんなに大きく撮影できます。

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    会場では多くの観戦客に出会い、会話しました。初年度の2008年以来、日本から毎年やって来るクレージーなファンだと言うと、必ずKobayashiを応援しているのかと尋ねられます。”No, We don’t like him. He’s a terrible driver.”と返すと妙に受けが良いことに気付きました。技術的、精神的には素晴らしい才能を持っているドライバーだと思いますが、去年、Raffles CityのDin Tai Fungで会って以来、”I don’t like him.”になりました。佐藤琢磨のようにF1ドライバーとしての品格を持ち合わせていないのではないかと思います。

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    ナイトレース仕様のヘルメットにはLEDが埋め込んであるそうですが、この時間帯はまだ明るいので光っていません。

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    McLarenからMercedesへの移籍が発表されたLewis Hamilton。ヘルメットのデザインが変わり、Jenson Buttonとの区別がし辛くなりました。

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    トラックの向こう側にスーパースクリーンが見えています。予約していたFan Vision(カンガルーTV)はP2だけ借りることにしました。

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    日が完全に落ちてナイトレースの雰囲気になってきました。マシンが照明を反射して光り輝いています。

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    P1が終了すると1番ゲートの近くにあるVillage Stageの辺りでFan Visionを借りて、その後に夕食。Sony DSC-RX100で撮影した上の画像、HDRの恩恵を受けています。ステージにはイギリスのバンド、The Proclaimers。

    Pit Grandstand後方で煙草を吸っている時、東京から来られた日本人観戦客に出会いました。チケットは宿泊先ホテルのコンシエルジュから前日に買ったばかりとか。モナコでサーキットが見えるホテルに泊まったら一泊80万円 x 4泊分の320万円だったそうで、それと比べると宿泊されていたConradは一泊8万円で安いとのことです。今年、5年目にして初めてZone 1で観戦できることになった我々は、客層の大きな違いに驚愕。夕食時に相席させていただいた地元の観戦客らしきカップルもたいへんお上品なお坊ちゃん、お嬢様でした。

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    無料で借りて来たFan Vision。好みのドライバーを選んでオンボーボカメラの画像を観るのが楽しい。

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    元はと言えば、我々のBay Grandstandのチケットよりも高価なPremier Walkaboutのチケット所持者向けのブリーチャー。

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    この方もRCにチェックインしてすぐ、1階で見かけました。首の後方にある入れ墨が目立っていました。開催初年度のインチキ優勝の記憶を払拭する活躍を期待します。

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    こちらがMcLarenのJenson Button。ガールフレンドと共にConradに宿泊されているそうです。ConradはMcLarenの定宿なのでしょうか。

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    Sony DSC-RX100でオートフォーカスに設定していると、金網にピントが合ってしまいます。

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    長身のMark Webberは着座位置を変更したのか、いつもより頭の位置が下の方にあるように見えます。

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    フォーカスは確かC-AF(Continuous Auto Focus)にしていたと思いますが、金網ではなく追尾したマシンにピントが合っています。

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    ホテルに戻るとチョコレートがソファー前のテーブルの上に置いてありました。

  • Singapore GP 2012 — Day 4 (Friday) Part 1

    Singapore Recreation ClubからRitz-Carlton Millenia Singaporeへ移動しました。SRC(Singapore Recreation Club)とRC(Ritz-Carlton)は共にサーキットトラック内側にあるので、サーキットパーク内を移動。開場前にサーキットパーク内を散策できる貴重な体験となりました。RCへは8番ゲートを通過することができました。

    金曜から大量の画像ファイルをFlickrにアップロードしています。全部のファイルがアップロードされる前にリンクを張っていますので、適切にファイルが表示されないかもしれません。現在、合計258枚の画像ファイルを金曜のセットにアップロード中です。

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    金曜の午前、サーキットパークが開場になる前にすでにパーク内にいるSRC宿泊客の特権を利用しようと、パーク内を散策。会場内に立てられたマップに我々の席があるFan Standが書かれていることに気付きました。Pit Straightの入り口付近、最終コーナーが見渡せる位置に独立した仮設スタンドが設けられているようです。表彰台も近いので望遠レンズを使えば、表彰式の様子も撮影できるかもしれません。

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    何の実でしょう。こんなのがトラック内に落下すれば大事故になるかもしれません。今日から始まるレースに備えて、トラック上方に伸びる枝の伐採作業中でした。

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    SRCのロビーはF1一色。飾り付けのセンスが素人っぽくて家庭的。マネキンが着ているシャツはお土産として販売されています。スタッフは全員、F1開催期間専用のスタッフ用のシャツを着用していました。客室部門責任者のロバーツは他のスタッフとは異なるグリーンのシャツを着ていた(昨日はブルーのシャツ)ので、そのシャツについて触れると、「これは去年のシャツだから色が違うだけ」とのことでした。お土産用のシャツを何枚か購入したことを伝えると、「欲しかったら余っている去年のスタッフ用のものをあげる」と言うので遠慮なく頂くことに。側で我々の会話を聞いていたF1嫌いのおばちゃんがすかさず、「あのグリーンのは酷い色やしいっぱい余ってるんやで。」

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    頂いたグリーンのシャツはサイズがXLでした。おばちゃんは「どうせ洗えば縮むで」と言うし、ロバーツは「大きければ適当に切れば良い」とも。フロントの若いスタッフも大笑い。

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    「来年はうちに泊まってや」と何度も念を押すように言われたので、来年のことを考えながらSRCをチェックアウトし、RCに通じる8番ゲートを目指しました。金曜からの3泊はZone 4 Walkaboutチケットとパッケージで販売されていて今年は3月の時点でS$2,350(およそ¥155,000)でした。二人分であることと、T9の間近で観戦できること、そして3番のスタッフゲートが利用できることなどを考慮するとそんなに高くはないのかもしれませんが、金額が高いので即断はできません。今年のように木曜だけSRCに泊まるのが最もお得なような気がします。但し、SRCに宿泊するにはある程度の英語運用能力が必須になると思います。英会話を試したい人にはうってつけかもしれません。

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    オレンジのシャツを着ているのはボランティアで案内係を務める地元の学生。カメラを向けると笑顔で応えてくれます。

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    サーキットパーク内はほぼバリアフリーなので、重い荷物を転がして移動するのも容易。この部分は段差があると言うより、下に仮設のケーブルが通っているのかもしれません。去年はサーキットパーク外側をトラック沿いにFairmontホテルからRCまで荷物を転がしました。今回はパーク内をより短時間で移動することができました。

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    8番ゲートを通過し、RC1階の入り口へ。F1開催期間中、この通路はRCのゲストのみが利用できるそうです。そのゲストの中にはF1ドライバー、チームスタッフ、メカニック、パドックパス所持者などが含まれます。我々のような一般客は少数派です。

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    今年は定刻前だったにもかかわらず素早くチェックインできました。通された部屋は2323号室。奇数の部屋はT3からT5が見える側、偶数の部屋はBay Grandstand側。チェックイン後、3階のエレベーターホールでいきなり、F1界の大御所、バーニー・エクレストン氏を見ました。記念撮影に応じてくださいました。この後、何度かエクレストン氏を3階のエントランスで目撃しました。パドックへの移動はRCのリムジンを利用されているようです。

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    部屋に荷物を置き、しばし休憩してからサーキットパークへ。8番ゲートから出るのは予想通り問題なかったのですが、ここからパーク内に入ることができるのかどうか。8番ゲートはスタッフ優先エントランスになっています。我々のチケットにはすべてのゲートが利用できると書いてあったので、問題はないはずですが、少々心配。

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    ゲートは問題なく通過できましたが、その後、前を歩く人に続いてパドック方面に行こうとしたら、制止されました。シンガポールフライヤーの前を通り、トラック上の橋を渡って河口沿いを最終コーナーに沿って仮設スタンド、Fan Standへ。

  • Singapore GP 2012 — Day 3 (Thursday)

    Marina Bay SandsからPadangメインステージ後方(T9の内側)にあるSingapore Recreation Clubに移動しました。明日から始まるコンサートのリハーサル中で建物全体が反響で揺れています。(昼寝しようと思っていたけれど爆音で眠れません。)

    木曜は通常ならサーキットパークに入ることはできませんが、サーキットトラック内側にあるホテルの宿泊客である我々は、今夜もうろうろ徘徊できそうです。これから各チームがサーキットトラックの下見を始めます。

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    エレベーター(シンガポールではリフト)から降りてチェックアウトしようと、重い荷物を転がしながらカウンターの方へ向かう途中、ホテルスタッフが声をかけてきました。重い荷物を預けてから、カウンターでチェックアウト。今日は、T9内側にあるSingapore Recreation Clubに移動します。この重い荷物をどのようにしてサーキットパーク内に持ち運ぶか、ずっと考えていました。

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    昨日、Marina Bay Sands Shoppesで見つけたCasio Edifice専門店でレッドブルレーシングとタイアップした限定モデルを取り扱っていることを知り、昨夜に入荷するとのことだったので、現品を確認しにお店に立ち寄りました。F1観戦客を目当てにこの時期に仕入れていたのでしょう。昨日の店員さんが覚えてくれていて、入荷していますとのことだったので、ソーラーではない方(EFR-520RB)を記念に購入しました。

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    時刻合わせとバンドの長さ調節をその場でしていただき、早速着用してみました。分厚くて重いけれど、腕に通せばそれほど重さは気になりません。腕時計の詳細と使用感は後日、報告します。

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    昼食は同じ建物にあるピザ専門店”mozza”。パスタ料理がないピザ専門店だからピザに期待しましたが、普通に美味しい程度でした。

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    MBS(Marina Bay Sands)に戻り、預けておいた重い荷物を受け取って、タクシーでSRC(Singapore Recreation Club)へ。昼間なら混雑しないMRTでの移動も検討しましたが、タクシーならSRCまでは行けなくても確実にサーキットトラック向かい側にあるスイソテルまでは行けるはず。実は、出発前にSRC客室部門の責任者からメールがあり、タクシーで来る場合は空港から電話して欲しいとの依頼がありました。F1開催期間中は道路が閉鎖されて、車で施設内に入ることはできないので、スイソテルまで向かいに行くとのことでした。MRTを利用する人はCity Hall駅で下車してRaffles CityのマクドナルドかStarbucksで待機して欲しいとのことでした。我々はMBSに前泊しているので電話するのはタクシーからと考えていました。

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    運転手に事情を話し、スイソテルまで行ってもらうことにしました。そして、SRCに携帯電話から連絡してもらおうとしましたが、私が伝えた番号が間違っているのか、電話はフラトンホテルにかかってしまったようです。後から知ったことですが、私は運転手にシンガポールの国番号65から始まる番号を伝えていました。恐らく、SRCに宿泊する外国人観戦客向けにご丁寧にも国番号を付けていたのだと思います。SRC客室部門責任者と連絡が取れない状態で、タクシーを降りた我々は、サーキットトラックの向かい側に見えているSRCにどのようにして荷物を移動させれば良いのか、サーキットトラックのコンクリートウォール外側でしばし休憩しながら作戦を練ることにしました。

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    先ずはすぐ前に見えている3番ゲートからサーキットパーク内に入れるかどうか試してみることにしました。暇をもてあそんでいる警備スタッフが向こうの方から近付いてきました。同行者はその様子を撮影しようと、私から距離を置いています。木曜はボランティアの案内係はいません。茶色いシャツの警備スタッフ二名と拳銃を持っている青シャツの人(警察官?)に、あそこのSRCに行きたいと伝えました。予約確認メールをプリントアウトしたものを私はスタッフに見せています。

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    この一般パトロン(観戦客)用のゲートではなく、あっちのスタッフゲートで聞いてくれとのことで、そちらで同じことを伝えると、警備スタッフがSRCのスタッフをゲートに呼んでくれました。このスタッフゲートにはホテル滞在予定者の名簿があり、我々の名前もリストに載っていました。

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    無事にスタッフ専用ゲートを通過し、オレンジのシャツを着たスタッフの後を付いて行くと、途中でSRCのスタッフに合流。

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    木曜にサーキットパーク内を歩けるということは… 下見をするF1ドライバーやチームの関係者に出会えるかもしれません。こんな風になるかもしれないことを想定して、SRCを予約したわけですが、こんなに特別扱いしてもらえるとは思いもしないことでした。

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    SRCに到着し、通用口から建物に入ると、この人達は暑い中を重い荷物を転がしてやって来たから先ずは冷たい水をあげなさいと、途中で合流した管理職らしき女性スタッフがフロントのスタッフに指示。この女性スタッフは通路を案内している時に”I hate F1!”とか言ってました。「騒音がうるさいし、この期間は仕事が忙しくなるのでF1なんかもうやめて欲しいと思っていたら、契約が更新になりそうやで。」関西弁が似合いそうな恰幅のいいおばちゃん。

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    フロントでチェックインしていると、携帯電話で連絡しようとした相手の客室部門責任者、ロバーツが現れました。日本からF1を観戦するためにやって来たことを伝えると、チェックインの手続きが終わり次第、こっちに来いと言うので散らかった通路を付いて行くとバーがありました。シンガポールスリングか地元のビール?何でも良いからおごってあげるとのことです。ロバーツもさっきのおばちゃんと同じように早口でしゃべりまくる人懐っこい人。

    SRCは「ホテル」の表記が一切なく、”Residence”と書いてある意味がわかった気がしました。そこは気さくなスタッフが自分の家に客を招くような感じの施設なのです。

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    サーキットトラックT9に隣接するSRCは、金曜から日曜までは共用バルコニーを含む施設内及びZone 4で観戦できるチケットと宿泊料金をセットにした特別料金になります。SRCスタッフは明日から始まるF1のために、いろいろと準備中でした。私がブログを書いていること、そして金曜からRC(Ritz-Carlton)に移動することを責任者に伝えると、T9が窓から見える部屋を案内するので、是非、ブログで宣伝して欲しいと頼まれました。今年は予約でいっぱいだけれど、来年の分を宣伝してくれとのことです。来年は宿泊料金が値上げになるけれど、お前には旧料金で泊めてあげるというのです。

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    そして、半分、冗談で明日から泊まるRCはキャンセルしてここに居ろとも。こんなに近くから見える場所はパドックでもないで。コーヒーはうちならただみたいに安いけれど、RCは一杯千円ぐらいする。サーロインステーキもうちなら500円であるとか。

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    準備中の共用バルコニーのテーブルに置いてあったメニューを見ると、確かにただみたいに安い。このメニュー自体も安っぽい。ロバーツによれば、SRCの敷地は国からリースしていて、施設は会員が運営しているとのこと。宿泊部門の利益は運営費にしているようで、営利目的ではないそうです。

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    寝不足の私は客室で昼寝しようとしたけれど、パダンで行われるコンサートのリハーサル(Jay Chou)で老朽化した建物が振動で揺れるほどうるさいので昼寝できず。その間に同行者はサーキットパークから外に出てショッピング。

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    スタッフゲートの警備担当者には既に顔を覚えられたそうで、ノーチェックで出入りできたとか。

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    共用バルコニーで待ち構えていると、ドライバーとチームスタッフの下見が始まりました。

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    シンガポールGPから復帰するLotusのRomain Grosjean。手前に小松さん。

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    こちらはMarussiaのチームスタッフ。

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    そしてRed Bull RacingのSebastian Vettel。ドライバーは下半身が私服姿なのでわかりやすい。この方は去年もジーンズの半パンでした。

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    手前がMarussiaのTimo Glock。

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    同行者はもっと近くでドライバーを見たいといつの間にか移動しています。写真に写っている人はすべてSRCの宿泊客。

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    私も下に降りるとコンクリートウォールの設置をやり直していました。さっきの管理職らしきおばちゃんが、サーキットに入れ、入れと我々に合図しています。工事している作業員は警備の仕事はしないので、我々がサーキットに入ったとしても制止されることはないでしょうけれど、ドライバーが下見しているサーキットトラックに本当に入っても良いのかどうか…

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    F1嫌いのおばちゃんが執拗に入れ、入れの合図を送るので、思い切って入ってみました。

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    こんな写真は二度と撮れないだろうと思い、T9の写真を連写。レコードラインは内側のようです。

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    次にやって来たのがMercedesのNico Rosberg。カメラのファインダーから覗くとNicoは何やら不機嫌そうだったので、サインを貰おうとした同行者を私が制止しました。

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    後ろ姿も格好良い。

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    自転車で周回を重ねていたのはNico Rosbergのチームメートでもあり、ドイツ人ドライバーの先輩、Michael Schumacher。

    しばらく待ちましたがLotusのKimi Räikkönenは現れず。金曜から同じホテルになるかもしれません。

  • Singapore GP 2012 — Day 2 (Wednesday)

    午前6時頃にANA便でシンガポール、チャンギ空港2番ターミナルに到着。M1のカウンターでiPad用のMicro SIMとPocket WiFi用の標準SIMを購入し、午後3時頃にMarina Bay Sandsにチェックイン。データ専用プリペイドSIMはいずれもS$18.00。

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    両替手数料0%と書いてあるチャンギ空港の両替屋さんでシンガポールドルを買いました。レートはS$1.00 = ¥65.57。

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    両替を済ませた後、同じ2番ターミナルにあるM1のカウンターに目をやると、開店前なのか看板の電気は点いているけれど人がいない。難なく税関を通過した機内持込のバックパックからタバコを取り出して、ターミナルビル外の両端に設けられた喫煙所で一服してから戻って来ると、カウンターにお姉さんがいました。去年と同じ人。

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    先日、譲り受けたPocket WiFi GP02用として標準SIM(M1 Prepaid Broadband Card)を1枚、S$18で購入。その場でSIMを交換しました。すでにプロファイルを出発前に作成しておいたので、APNの設定は簡単。(APNを”prepaidbb”にすれば良いだけ)パスポートの提示が必要です。続けて、iPad用にMicro SIM(M1 Prepaid Data)も購入し、これもその場で交換しました。去年、購入したものと同じMicro SIMですが、額面価格は同じS$18なのにデータ容量は30日間有効1GBまでとなっていました。(去年、買ったものは30日間有効の2GBでした。)

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    各ターミナルにある空港シャトルバス乗り場へ。30分毎に出発するMarina Bay Sands宿泊客用の無料シャトルバスに乗車しました。乗客は我々と後からやって来た中国語を話すカップル二人のみ。運転手に尋ねると、ホテルの予約確認メールの提示は不要とのことでした。

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    初日のみ宿泊するMarina Bay Sands。大きな地震が来ないことを祈ります。

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    チェックインの時刻は午後3時とのことだったので、荷物を預けてからホテルに隣接するMarina Bay Sands Shoppesへ向かいました。去年はこの施設にあるのが気付かなかったDin Tai Fungが午前11時より営業していたので早目の昼食。Raffles Cityにあるお店よりも、こちらのDin Tai Fungの方が上品な味付けでした。開店と同時に入店したので空いていますが、この後すぐにほぼ満席状態になりました。

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    MBS地下にあるBayfront駅からMRTに乗り、City Hall駅で下車。スイソテルの4階、Raffles City Convention Centerへ。目的は観戦チケットの受け取りと交換。

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    こちらが去年の年末に購入したBay Grandstandのチケット。Fan Zoneに入場できるリストバンドが同梱されているのを確認。

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    写真を撮ってからすぐにチケット回収センターに戻り、今度は別の部屋でアップグレードされたチケットに交換。我々の席はFan StandのA1ブロック6列目の端っこ。最終コーナーに最も近い中段の席。

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    ホテルに戻ってチェックイン。シャワーのみの部屋(Delux Room)よりも若干、宿泊料金が高いバスタブ付きの部屋(Premier Room)を予約しておいたのですが、なぜバスタブ付きの部屋が割高なのか、その理由がわかりました。この豪華なバスタブ。水が浴槽の外に飛び散っても下の階に水漏れしない構造になっています。

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    部屋で水着に着替えてから屋上のプールに行ってみました。観光客なら誰もが訪れたいと思う名所旧跡に興味がない私は写真撮影に意欲がありません。防水カメラのRicoh PXならではの一枚。わざと水が溢れていない方にカメラを向けています。(Flickrの方には普通の写真があります。)

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    種明かしをするとつまらない写真になります。

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    ビーチタオルはプールサイドで無料で配布されています。香り付きの水も無料。

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    螺旋橋を渡って徒歩でサーキットパークへと向かいました。アップグレードされた自分たちの席を確認。右が最終コーナー、左にピットストレート。ピットは見えないかもしれないけれど、最終コーナーとピットレーンはよく見えそう。最上段に行けば、金網が邪魔にならないかもしれません。

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    睡眠不足の私はホテルに戻るとすぐに寝てしまいましたが、同行者は一人でまた屋上のプールに行ったとか。その証拠写真が上の画像。夜景は去年、飽きるほど撮影したので、今年は被写体として考えていなかったのですが、この写真を見て少し後悔。

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    昼間のプールとは別の場所かと思うほど、夜の屋上プールは趣がある。水が溢れる所まで行けば、遠くにライトアップされたサーキットが見えているはずです。

  • Singapore GP 2012 — Day 1 (Tuesday)

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    今年も大きなバッグを小さな車に載せて出発。Subaru R1は小さな子どもしか座れない後部座席を倒せば完全にフラットになるので、Burton Wheelie Double Deckが2つ余裕で搭載可能。

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    伊丹空港で荷物を預け、Starbucksで時間調整。

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    Free Wi-Fi at_STARBUCKS_Wi2の設定を済ませて、初めてStarbucksでMacBook (Late 2008)を使ってみました。「ソフトバンクWi-Fiスポット」はいろいろと制約があり、回線契約をしているディバイスでしか使用できませんが、at_STARBUCKS_Wi2ならアカウントを取得すれば、IEEE802.11 a/b/g/n規格を満たした無線LANが搭載されている端末であればどんなものでも使用できるのがありがたい。先日、解約した初代iPad Wi-Fi + 3Gでもネットに繋いでみました。

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    伊丹から羽田に向かいます。

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    ANAが提携する免税店でのみ使えるクーポンで出発前の買い物。シンガポール行きの搭乗券を見せてタバコを2カートン買おうとしたら、「シンガポールではタバコは一本から税金がかかりますよ」と忠告されました。シンガポールの税関で申告すれば高額な税金を支払わなければなりませんが、知らなかったことにします。F1開催期間中は大目に見てくれることを期待して忠告を無視しました。捕まったらGive me a break!とか言ったら何とかなるでしょう。(何とかならないこともあるかもしれないので、高額の税金を支払う覚悟はしておいた方が良いです。)

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    エコノミーだけれど脚が伸ばせる、非常口に近い席から見たCAの職場。深夜便なので夕食のサービスはありません。そんなことを知らなかった我々はシンガポール到着前の午前3時半頃までずっと空腹に耐えなければなりません。空腹のあまり、眠れない深夜便。初日から体力の衰えを実感しなければならない予感がします。