GP2 Races Are Coming Back To Singapore

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F1ドライバーへの登竜門となっているGP2シリーズ第10戦が今年もF1シンガポールGPサポートレースとしてマリーナベイ・ストリートサーキットで開催されるようです。シンガポールGP公式サイトでは今年のスケジュール詳細は未発表ですが、GP2 Seriesの公式サイトカレンダーを見ていて気付きました。去年はシンガポールが最終戦でしたが、今年はアブダビYas Marinaが最終戦になるようです。

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去年、シンガポールで間近で見たこのメキシコ人ドライバー(Esteban Guitiérrez)は、今年はF1ドライバーに昇格し、SauberからNico Hulkenbergのパートナーとして出場。どこから見ても育ちが良さそうな風貌。去年のポストでは「未来のF1ドライバーでしょうか」と書きましたが、こんなに早く、昇格するとは思いもしないことでした。

Singapore GP 2012 — Day 6 (Sunday) Part 1

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2番ゲートに並ぶマーシャル達。日曜の昼過ぎにホテルの部屋から撮影。

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この先を進み、右に曲がると8番ゲートがあります。確か、金曜日は私が立っている辺りに木製のベンチがいくつか置いてありました。ファンが殺到した時に「この先8番ゲート」を表示する立て看板の一つが倒れるなどしたので、ベンチは撤去されたのかもしれません。開場時刻まで時間があるので、この先を左に曲がり、昼食を兼ねてミレニアウォーク、Conradホテルの方に散策することにしました。

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新たに見つけたApple Premium ResellerのInfinite。iPhone 5は金曜の発売日に売り切れてから、入荷はないそうです。シンガポールで販売されるiPhoneはすべてSIMアンロック版ですが、日本でもテザリングが解禁となった今では、頻繁に海外に行く人以外はアンロック版を購入するメリットはほとんどなくなったように感じます。

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McLarenの定宿になっているConrad。このホテルに宿泊するチームスタッフやドライバーも8番ゲートを利用するそうです。

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シンガポールGP冠スポンサー、SingTelの公衆電話。

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午後3時前に入場。Ferrari Challengeのレース観戦だけが目的なので、カメラバッグなしで身軽な出で立ちでサーキットパークに入りました。

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East Coast Parkway高架下で流し撮り。日陰の部分と日光の当たる部分両方がフレーム内に入るように意図しています。フェラーリ独特の甲高いエンジン音を響かせていますが、GP2やF1と比べると低速なので流し撮りはそれほど難しくありません。

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乗り放題のシンガポールフライヤーから同行者が撮影したFan Standの全景。我々の席は最も最終コーナーに近い右端の中段。後方にあるテントはスタッフ休憩所。ここで金曜に雨宿りさせていただき、手厚いもてなしを受けました。

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セーフティーカーが先導していたので渋滞しています。

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5時過ぎから始まる2回目のレースを前に待機中のGP2のマシン。

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未来のF1ドライバーでしょうか。リアタイアに座ってレースを待つLotus GPのメキシコ人ドライバー、Esteban Guitiérrez。シンガポールが最終戦となった2012年度GP2シリーズでは年間第3位でした。

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動画も撮影しましたので編集でき次第、アップロードします。

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一旦、ホテルに戻ってドライバーズパレードまで昼寝しようと思っていたら、F1ドライバー達の出勤時刻と重なりました。ファンにサインしているのはToro Rossoのオーストラリア人ドライバー、Daniel Ricciardo。

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MarussiaのTimo Glockは手ぶらです。

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この後ろ姿はF1界のSteve Jobsとも言われるRed Bull Racingのチーフ・テクニカル・オフィサー、Adrian Newey。同行者はサインをしてもらいました。

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ファンにサインをする小林可夢偉。可夢偉の横にいるのはFuji Nextで主にP2で現地解説している船田力氏。

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WilliamsのBruno Senna。

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Pastor Maldonadoのガールフレンド。

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Marussiaのフランス人ドライバー、Charles Pic。

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唯一のインド人ドライバー、HRTのNarain Karthikeyan。

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グリッドガールも列をなして移動中。

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ホテルの部屋からT5がよく見えています。

Singapore GP 2012 — Day 5 (Saturday) Part 1

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RC 3階のGREENHOUSEでビュッフェ式の遅めの昼食からこの日は始まりました。午後1時に予約していたので、ホテルに宿泊しているドライバーと一緒になるのではないかと期待しましたが、チームスタッフは何人か見たけれど、大半は宿泊客ではない地元の客だったように思います。刺身が特に美味でした。

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魚介類が充実している印象があります。しかし、期待したシンガポール名物のチリクラブは残念ながらなかったです。

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そしてこのデザートは絶品。

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客室に戻り、iPhoneを充電。

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出待ちの人にサインをするRed Bull RacingのMark Webber。オーストラリアからやって来る観戦客が多いシンガポールでは特に人気があります。Webberはサインを求める人ほぼ全員に丁寧にサインをしています。Kimi Räikkönenとは対照的。

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決勝後のインタビューを担当したEddie Jordan。

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Red Bull RacingのSebastian Vettelも立ち止まってサインしているのでファンに囲まれています。

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8番ゲートからパドック方面に向かうSebastian Vettel。

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GP2の一回目のレース。

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Fan Standすぐ下のコンクリートウォールに突っ込んだマシン。衝撃でウォールが動いている。

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マシンの前方が大破し、パーツがトラック内に飛散。

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サイドミラーもこんなことに。ウォールに激突した瞬間、すぐ近くの観客席にいた我々も身の危険を感じたほどです。

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ドライバー(Scuderia ColoniのLuca Filippi)は無事のようですが、意識がはっきりしていない様子。

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しばらく地面に座っていたイタリア人ドライバーは大丈夫であることを示すように片手を上げて、立ち去りました。

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GP2レース1の表彰式でのシャンペーン。F1の表彰式もこんな風に撮れると良いのですが。

Singapore GP 2012 — Day 4 (Friday) Part 2

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今にも雨が降りそうな厚い雲。嵐になりそうな予感。

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最初、自席とは違う誤った席に案内されました。ここは最終コーナーが金網越しになる。直後に嵐がやって来たのですぐにスタンド席から離れて案内係の休憩所で雨宿りさせてもらうことになりました。私が率先して案内係にお願いしました。

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こちらが案内係の休憩所となっている仮設テントの中。椅子に座っている人は我々の後に続いた人。立っているのはボランティアの案内係と警備スタッフ。

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雨で濡れた身体をコーヒーで温めてくださいと言われ、コーヒーを取りに行ったら、今度は菓子パンとお菓子の配給がありました。ミネラルウォーターが入ったペットボトルも観戦客に配られました。本来は案内係の休憩所なのに、自分たちは休まずに働きながら、外国からやって来た我々観戦客に手厚いもてなしをしてくれます。Fan Standの客だけ特に優遇されているような気がします。こんな心温まるもてなしを受けると、契約が更新になれば来年も他のグランプリに浮気することなく、またシンガポールに来ようとなります。前日の木曜日、すでに来年のチケットの一部が超早割で発売されました。(5年間の契約更新に至らない場合は、契約が2年間、自動的に延長になります。)最大33%割引となる超早割チケットの販売期限は9月30日。

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雷雨が通り過ぎ、スタンド席に戻るとGP2の練習走行が始まっていました。Ferrari Challengeの練習走行は赤旗で中止。スタンド席はほとんど人がいなかったので最上段に移動し、最終コーナーからピットストレートへと加速するGP2のマシンを捉えました。(GP2の写真撮影は人生初の体験)

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この辺りは水はけが良いのか、路面はドライ。

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マシンの一部がぼかした金網にかかる瞬間がシャッターチャンス。Lotusのマシンは段差ノーズではないGP2のマシンの方が格好良い。

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Fan Stand最終コーナー側最上段は、ピットレーン入り口も金網の上から撮影できる数少ない撮影場所だと思います。白線からピット側が時速60km制限となるので、マシンは一旦停止するかのように減速します。シャッタースピードを落とせるので暗くなってもISOを上げる必要がありません。

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しばらく高速シャッターで撮影していると、成功率が高過ぎて飽きてくるので、今度は同じ位置からカメラを正面に向けて流し撮り。金網越しの撮影になるのでマニュアルフォーカスで置きピン。

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ズームインすれば難易度が高くなりますが綺麗にマシンが流れると達成感があります。シャッタースピードは1/160秒。マシンはフルスロットルで加速中。

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チェッカーフラッグがよく見えます。ピットはRed Bull Racingが最も最終コーナーに近い位置。

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表彰台も見える。こんなに素晴らしい席にアップグレードされた我々は本当に幸運でした。

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午後6時から予定通り、F1の練習走行P1が始まりました。シンガポールでKimi Räikkönenを見るのは3年ぶり。

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ズームインすればこんなに大きく撮影できます。

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会場では多くの観戦客に出会い、会話しました。初年度の2008年以来、日本から毎年やって来るクレージーなファンだと言うと、必ずKobayashiを応援しているのかと尋ねられます。”No, We don’t like him. He’s a terrible driver.”と返すと妙に受けが良いことに気付きました。技術的、精神的には素晴らしい才能を持っているドライバーだと思いますが、去年、Raffles CityのDin Tai Fungで会って以来、”I don’t like him.”になりました。佐藤琢磨のようにF1ドライバーとしての品格を持ち合わせていないのではないかと思います。

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ナイトレース仕様のヘルメットにはLEDが埋め込んであるそうですが、この時間帯はまだ明るいので光っていません。

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McLarenからMercedesへの移籍が発表されたLewis Hamilton。ヘルメットのデザインが変わり、Jenson Buttonとの区別がし辛くなりました。

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トラックの向こう側にスーパースクリーンが見えています。予約していたFan Vision(カンガルーTV)はP2だけ借りることにしました。

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日が完全に落ちてナイトレースの雰囲気になってきました。マシンが照明を反射して光り輝いています。

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P1が終了すると1番ゲートの近くにあるVillage Stageの辺りでFan Visionを借りて、その後に夕食。Sony DSC-RX100で撮影した上の画像、HDRの恩恵を受けています。ステージにはイギリスのバンド、The Proclaimers。

Pit Grandstand後方で煙草を吸っている時、東京から来られた日本人観戦客に出会いました。チケットは宿泊先ホテルのコンシエルジュから前日に買ったばかりとか。モナコでサーキットが見えるホテルに泊まったら一泊80万円 x 4泊分の320万円だったそうで、それと比べると宿泊されていたConradは一泊8万円で安いとのことです。今年、5年目にして初めてZone 1で観戦できることになった我々は、客層の大きな違いに驚愕。夕食時に相席させていただいた地元の観戦客らしきカップルもたいへんお上品なお坊ちゃん、お嬢様でした。

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無料で借りて来たFan Vision。好みのドライバーを選んでオンボーボカメラの画像を観るのが楽しい。

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元はと言えば、我々のBay Grandstandのチケットよりも高価なPremier Walkaboutのチケット所持者向けのブリーチャー。

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この方もRCにチェックインしてすぐ、1階で見かけました。首の後方にある入れ墨が目立っていました。開催初年度のインチキ優勝の記憶を払拭する活躍を期待します。

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こちらがMcLarenのJenson Button。ガールフレンドと共にConradに宿泊されているそうです。ConradはMcLarenの定宿なのでしょうか。

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Sony DSC-RX100でオートフォーカスに設定していると、金網にピントが合ってしまいます。

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長身のMark Webberは着座位置を変更したのか、いつもより頭の位置が下の方にあるように見えます。

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フォーカスは確かC-AF(Continuous Auto Focus)にしていたと思いますが、金網ではなく追尾したマシンにピントが合っています。

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ホテルに戻るとチョコレートがソファー前のテーブルの上に置いてありました。

Countdown To The Night Race

シンガポールGPサーキットトラックのFIA公式スケジュールが公開されています。F1の土曜のスケジュールが去年とは異なり、P3が18:00~19:00(去年は19:00~20:00)、予選が21:00~22:00(去年は22:00~23:00)となっています。金曜のP1とP2はこれまでと同じ時刻に開始。去年まではカメラマンにとっては、P1だけがISO感度を大幅に上げなくても撮影可能でしたが、今年はP3も条件が悪くありません。

サポートレースのGP2とFerrari Challengeが今年から登場。そのためか、金曜から日曜の3日間でサーキットトラックが動き出す時刻が去年よりも早くなり14:45です。3日間ともに官能的なフェラーリサウンドで始まるようです。

毎年、今頃になると木曜に搭乗するシンガポールフライヤーの予約をオンラインで済ませるのですが、今年はありがたくもシンガポールフライヤーが金曜から日曜まで乗り放題の観戦チケットにアップグレードされたので、代わりに早めに予約してお得なものは…と探していたらありました。それが表題の”Countdown To The Night Race” 9月17日(月)〜9月22日(土)までThe Ritz-Carlton, Millenia Singapore内にあるGREENHOUSEのビュッフェ式のランチ、”Decadent Buffet”を5日以上前に予約したら50%OFFになるそうです。ディナーは17日(月)から23日(日)まで。ランチS$65.00がS$32.50になります。予約はホテルのサイトで可能。金曜か土曜のランチを予約しておこうかと考えていますが、世界から集まるセレブなお方とご一緒することになるかもしれないと思うと、緊張のあまり、美味しく食べられないかもしれません。

プールサイドで開催されるPodium Loungeも早めに予約すれば少しお得になるようですが、私には勇気がありません。

9月8日追記)GREENHOUSEでのランチ、”Formula One Lunch Buffet”の予約が取れたことを確認するメールが、およそ一日が経過してからRitz-Carltonから届きました。50%割引がビュッフェ式ランチにのみ適用されることが書いてあります。予約した時刻に15分以上遅刻すると、確保したテーブルは無効になること、服装規定があることも注記として書いてあります。

Ferrari Challenge Trofeo Pirelli Asia Pacific 2012

去年からシリーズに追加されたFerrari Challenge Trofeo Pirelli Asia Pacificの第5戦(最終ラウンド)がF1シンガポールGPサポートレースとして9月22日(土)と23日(日)にマリーナベイ・ストリートサーキットで開催されるそうです。開始時刻などスケジュールの詳細は未発表ですが、練習走行60分、予選1と予選2が各30分、決勝レース1とレース2が各30分となっています。

すでに発表されていたGP2と毎年、開催されているPorsche Carrera Cup Asiaに加えて3つ目のサポートレース。第1戦は3月に鈴鹿で初めて開催されました。

今年のマシンは4.5リッター、570ブレーキ馬力、車重1,220kgのFerrari 458 Challenge。あの官能的なエンジンサウンドが無料で聴けます。

GP2 Race in Singapore!

2012年度GP2 Seriesのカレンダーを見ると、Round 12(最終ラウンド)が9月21日〜と9月23日にMarina Bay Street Circuit, Singaporeとなっています。F1への登竜門となっているGP2がF1シンガポールGPのサポートレースとして開催されるようです。

今年はマレーシアとバーレーンでも新たにF1サポートレースとして加わるとか。今年のシンガポールGP観戦チケットはさらに価値が高まりそうです。

現在、航空券と宿泊先ホテルを検討中です。サーキット周辺の高級ホテルのほとんどはまだ客室を売り出していないようです。(GP2 Series参戦チームが大挙してヨーロッパからやって来ることと何か関係があるのでしょうか。)サーキットに隣接するPan Pacific Singaporeは既に客室の予約が可能ですが、金曜から日曜までの3泊で20万円近くもします。シンガポールGP以外、海外のグランプリには行ったことがないけれど、モナコと同じような状況になりつつあるのではないかと危惧します。

取り敢えず、サーキットから離れた、無料でキャンセル可能なホテルをキープしておいて、さらに条件が良いホテルが見つかれば、変更するのが得策かもしれません。しかしながら、キャンセル可の場合は宿泊料金を上乗せしているホテルが多くなっています。去年のようにホテル側の手違いで、F1グランプリ開催期間に世界の大富豪が集う超高級ホテルの予約が取れるとは考えられません。(あれは一生に一度あるかないかの幸運でした。)

今年は航空券もまだ運賃が発表されていません。燃油サーチャージが往復で2万6千円(ANA)は高い。観戦チケットはシンガポールGP公式サイトで1ヶ月前の12月12日から販売中。