Nikkor Lens Photo Tour (Itami Airport)

3月26日は「世界屈指の撮影ポイントで大迫力のフライトシーンを撮る、航空機の夜景フライト撮影 伊丹空港日帰り撮影ツアー」の日でした。Nikonのサイトにある、千里川堤防から撮影したと思われる夜に着陸する飛行機の写真を見た瞬間、私も挑戦してみたいと思い、2月から千里川堤防に通うようになりました。

この撮影ツアーに参加するには対象となる高級なNikkorレンズを購入して抽選に応募するという手順が必要でした。高級なNikkorレンズを購入していない私にはツアーに参加する資格はないので、Nikonのツアー行程を参考に、同じ時間帯に伊丹スカイパークと千里川堤防を目指しました。

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その日にスカイパークで撮影した上の画像にツアー参加者が偶然にも写っています。撮影時は気づかなかったのに、なぜ今になってわかったのか?撮影ツアーの様子が4月1日付けデジカメWatchの記事、「ニコンの太っ腹キャンペーン 伊丹空港の夜景編レポート」が公開されたからです。

デジカメWatchの記事では講師としてツアーを引率した中野耕志氏撮影による画像のExifデータが公開されています。例えばこちらの画像は、F1.4、1/180秒、ISO25600になっています。ボディーはAmazonで¥675,540で販売されているNikon D5、レンズは同¥168,300のAF-S NIKKOR 58mm f/1.4Gで合計¥843,840の機材を使用されているのがわかります。

Evening Landing at Osaka (Itami) International Airport
Olympus PEN E-P5 with Olympus M. 45mm F1.8 — f/1.8, 45.0mm, 1/100s, ISO 3200

一週間前に同じ場所から私が撮影した上の画像と比べるべきではないことを承知の上で、比べてみると、およそ75万円の価格差が撮影画像に現れているかというと…?

Evening Landing at Osaka (Itami) International Airport
Olympus PEN E-P5 with Olympus M. 45mm F1.8 — f/1.8, 45.0mm, 1/100s, ISO 3200

航空機撮影の聖地でお前は舐めているのか?と叱られそうですが、ツアーの日にほぼ同じ場所、同時刻にOlympus PEN E-P5で撮影した上の画像はシャッタースピード1/100秒で片手撮影しています。この日も手がかじかむほど寒かったので、左手はポケットに入れた状態で。

Olympus PEN E-P5ボディー単品がAmazonで再び、販売されています。

Skyland Harada

Skyland Harada


伊丹スカイパークを初めて訪問後2週間が経過して、今度はスカイパーク南駐車場に隣接するスカイランド原田を訪問してみることにしました。滑走路南側になるので、駐車場からも着陸する飛行機が見れます。

Skyland Harada

こちらの駐車場は¥100/30分ですが、利用時間は8時45分から5時15分までなので、夕暮れ時の様子を撮影する場合は南駐車場を利用した方が良いかもしれません。天候が良くないので週末にもかかわらず、人はほとんどいない。

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雪が降るかもしれないこんな日に撮影にやって来る人はマニアックな人だろうと思い、Nikonのフルサイズ(D610)とシグマの望遠レンズを持った人に話しかけてみると、やはり熱心なカメラマンでした。

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話しかけた人は、iPhone 6(s) Plusもお持ちであり、嗜好が似ている。スカイランド原田駐車場に30分ほどいた後、学生の頃に行ったことがある千里川堤防に移動することにしました。ここから徒歩で行くには遠いので、車で移動することにしました。そのマニアックな方にGoogle Mapsで駐車できそうな場所も教えていただきました。

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ここにやって来たのは学生の頃以来なので?十年ぶり。マニアックな方も我々と同じように、千里川堤防に移動されました。

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千里川に架かっているのは人が通る橋ではなく、誘導灯設備の一部だそうです。この橋の延長線が長い方の滑走路の中心になるので、大型の飛行機はこの誘導灯の真上を通過するということです。

Boeing 777-300 Landing at Osaka International Airport

機体はBoeing 777-300(トリプルセブンの大きい方)だそうです。マニアックな方は分単位且つリアルタイムで飛行機の離着陸時刻がわかるiOS用のAppをお使いでした。便名に加えて機種名まで表示されるそうです。

私はこの日、Nikon D7000を持参しなかったのですが、マニアックな方はレンズを星の撮影にも使えるAF-S Nikkor 20mm f/1.8G EDに交換されていました。この地で撮影するなら望遠レンズは不要。

iPhone 6で動画も撮影しました。?十年前に見たジャンボ機ほどではありませんが、迫力満点です。

NGC 7000 — The North America Nebula

NGC 7000 The North America Nebula

昨晩も月没後に天候条件に恵まれたので、軒下から天の川デネブ周辺を単焦点レンズ(AF Nikkor 35mm f/2D)で追尾撮影してみました。iOptron SkyTracker™を使用した軒下追尾撮影でどこまで撮れるかの限界を探っています。極軸望遠鏡を標準装備しないVixen POLARIEでは35mm(換算53mm)の標準レンズで10分も追尾すれば、星が流れましたが、極軸望遠鏡が付属するiOptron SkyTrackerなら星は点像のままで流れることはありません。露出時間が伸ばせると、暗い星雲を写すことが可能になります。上の画像はISO 1600、f/2.5、30秒露光の20枚(およそ10分の露光)をStarStaXでスタック(Increase Exposure by 0.8)し、周辺部のコマ収差をカットするため、アスペクト比16:9でクロップしてあります。

NGC 7000 The North America Nebula

ISOを2000に上げて、他は同条件で30枚(およそ15分の露光)をスタックしました。スタック時にIncrease Exposure by 0.4に設定したら露出不足気味になりました。が、画像中央下の白鳥座デネブのさらに下に捉えた北アメリカ星雲(赤っぽいところ)がよりくっきりと写っています。

NGC 7000 The North America Nebula

二枚目と同じ30枚をIncrease Exposure by 0.8に増光してスタックし、その後にPhotosで、レベル補正による光量調整を実施すると、北アメリカ星雲がよりくっきりと浮かび上がりました。街灯の影響を直に受ける自宅軒下でここまでくっきりと暗い星雲が撮影可能であることに驚きました。次回は50mm(換算75mm)の中望遠で15分以上の追尾撮影にチャレンジしてみようと考えています。

Singapore GP 2014 — Practice 1

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P1はBay Grandstand深緑、シンガポールフライヤー側の端っこにある自席から観戦しようとスタンド席の下に入ると去年まではなかった大きなスクリーンが複数、設置してありました。

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金曜午後6時から始まるP1の開始前は、まだ仕事をしている人が多いのか、ベイグランドスタンドはがら空き状態。

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自席から撮影した様子。金網と柵が視界を遮らない数少ない良席です。今にも雨が降り出しそうなどんよりとした空ですが、その分、暑くはないので快適に観戦+撮影できそうです。

金網がないのでカメラはオートフォーカスに設定。ISOは上限3200のオート(シャッタースピード1/30秒)に設定しましたが、P1の前半はシャッタースピード1/320秒〜1/400秒でISOは500から1250ぐらいになります。

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この角度では流し撮りはできないので高速シャッタースピードでの撮影になります。

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去年までは金網に近い場所なら耳栓必須でしたが、今年は耳栓不要で、場内放送もよく聞き取れます。

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 置きピンではなく、オートフォーカスで撮影していると、こんな失敗もあります。

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白飛びしやすいWilliamsの白いマシンも露出がアンダー気味なので偶然にもうまく撮れています。

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ライン取りがドライバーによって微妙に異なります。

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 P1から出場できて良かった小林可夢偉選手。

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T18を曲がり切れずに真っ直ぐエスケープゾーンに進むドライバーが毎年、いますが、今年は若いドライバーも確実にトンネルを潜っています。

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P1でこの埋まり具合ということは、ベイグランドスタンドもほぼ完売でしょうか。7時50分から始まるMasters Historic Formula One Practiceとその直後に開催される予選をラリードライバーのご夫婦と共にダンカンのところで観戦+撮影するため、7時過ぎに自席を離れてパダンの方に向かいました。

Nikkor-H Auto 50mm F2 with Olympus PEN E-P1

Nikon D7000に装着することができなかったオールドニッコール(Nikkor-H Auto 50mm F2)を返品する前に、マウントアダプターを介してOlympus PEN -E-P1に装着して試写してみました。比較したレンズは、フォーサーズ用のOlympus Zuiko Digital 35mm F3.5  Macro。できるだけ条件が揃うように、クロップ(切り取り)以外の補正は行わずに、RAWファイルをApertureで現像しました。

Test Shot (Olympus Zuiko Digital 35mm F3.5 Macro)
Olympus Zuiko Digital 35mm F3.5 Macro, 1/60 sec., f/18, ISO 100

まずは比較対象のOlympus Zuiko Digital 35mm F3.5 Macroで撮影したもの。実際に見た感じに近い発色になっています。

Test Shot (Nikkor-H Auto 50mm F2)
Nikkor-H Auto 50mm F2, 1/80 sec., f/16, ISO 100

こちらはオールドニッコールで撮影したもの。同じボディーで撮影しているのにこんなにも発色が異なることに驚きました。室内で物撮りする場合は発色にこんなに大きな違いは認められません。

Test Shot (Nikkor-H Auto 50mm F2) - Adjusted
Nikkor-H Auto 50mm F2, 1/80 sec., f/16, ISO 100 — Adjusted with Aperture

Rawで撮影しているのでApertureでホワイトバランスとミッドコントラスト、露出などを補正すると、Olympus Zuiko Digital 35mm F3.5 Macroで撮影した画像の発色に近付けたり、空の色をもっと青くしたりすることも可能。メーカーは違うけれども、新しいレンズはデジタルカメラに最適化したレンズであるとはこういうことなのかと実感しました。

LAWRENCE Tender Care™ SOFT SLICKER BRUSH for Cats Small

LAWRENCE Tender Care™ CAT SLICKER BRUSH Small

子猫用のブラシをペットショップで買って来ました。外箱がレトロな感じ。

LAWRENCE Tender Care™ CAT SLICKER BRUSH Small

木製ハンドルに金属製の柔らかいブラシ。LAWRENCE MADE IN ENGLANDの刻印があります。

LAWRENCE Tender Care™ CAT SLICKER BRUSH Small

LAWRENCEと言う会社を調べてみると、ペットケア用品を扱う創業1799年の老舗。ステンレス製のピンは折れ曲がっています。

NIKKOR-H Auto 50mm F2 with Olympus PEN -E-P1

上の猫用ブラシの画像3枚はこの組み合わせ(Olympus PEN E-P1 + Voigtländer Micro Four Thirds Adapter F + Nikkor-H Auto 50mm F2)で撮影しています。

NIKKOR-H Auto 50mm F2 with Olympus PEN -E-P1

Nikon D7000に装着するよりも(そもそも装着できませんが)PEN E-P1に装着した方が格好良い。しかし、このオールドニッコールはマクロレンズではないので寄れないし、物撮り用レンズとしては極めて使い勝手が悪い。(マウントアダプターを介してMicro 4/3規格のカメラに装着すると焦点距離は35mm換算で100mmになります。)結局、このレンズはお店に返却することにしました。お店の人の話ではレンズ性能が顕著に反映される星撮り用レンズとしても向いていないとのことでした。画質を追求するのであれば、フィルム時代の古いレンズよりもデジタル用に設計された新しいレンズの方が点光源の星の撮影には適しているだろうとの考えです。私も同感しました。

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星撮り用の単焦点レンズならAF Nikkor 35mm f/2Dも手元にあります。D90との組み合わせでは周縁部の減光が目立ったレンズですが、D7000との組み合わせでは不思議と光量落ちしないので、しばらくこのレンズ(35mm f/2D)も星撮りと物撮り用に使おうと考えています。

Nikkor-H Auto 50mm F2

Nikkor-H Auto 50mm F2

“Antiques and Collectibles”のカテゴリーに入れても良いかと思うほど古いオールドニッコールのマニュアルレンズを入手しました。カメラ店が査定した状態が上から3番目の”AB”と、年代物のわりには極めて状態が良いので思わず、買って来たのですが、実はこのレンズ、Nikon D7000には装着できないことが判明しました。

Nikkor-H Auto 50mm F2

お店に自分のカメラを持参しなかったので、中古で販売されていたD7000ボディーをお借りして、マニュアルフォーカス撮影時のフォーカスリングの動きを確認しました。遊びがほとんどなく、ピント合わせにも問題ないと判断して購入したのですが、帰宅後に自分のカメラに装着しようとするとどうにもこうにも固くて装着できない。

Nikkor-H Auto 50mm F2

Nikonのサイトで調べてみると、このレンズは1964年1月発売のもので、非CPU型、非Aiのオールドニッコール。お店では装着できたのに、なぜ自分のカメラには装着できないのかと疑問に思い、ニコンカスタマーサポートセンターに問い合わせてみました。絞りリングに付いているカニ爪の形状を聞かれました。Ai改造済みなのかどうかを尋ねられたのだと思います。結果は、Ai改造済みのものではなく、したがって、D7000には装着できないので、無理に装着しないように言われました。無理矢理装着してシャッターを切ると、最悪の場合、シャッターユニットが破損する恐れがあるそうです。

12月3日追記:11月28日発売の古くて新しいNikon Dfなら、露出計連動レバーが可倒式なのでこのオールドニッコールを装着できるかもしれません。

Nikkor-H Auto 50mm F2

レンズキャップも旧式のものでなかなか格好良いのですが。使えないのは困るので、心斎橋にある購入したカメラ店に連絡して、事情を説明すると、使用可能な別の中古品と返品交換してくれるとのことでした。

Comet Lovejoy (C/2013 R1) on November 20, 2013

Comet Lovejoy (C/2013 R1) on November 20, 2013
f/2.5, ISO 800, SS:20 sec., Single Shot, Tracked with Vixen POLARIE

昨晩から今朝にかけて、久しぶりに空の透明度が高く、月明かりの影響を除けば、理想に近い空でした。夜明け前のISON彗星を撮影する前に自宅ポーチから地球に最接近中(6,140万km)のLovejoy (C/2013 R1) を彗星撮影用として入手したAF Nikkor 50mm f/1.8Dで撮影。50mm(換算75mm)のレンズでこんなに大きく且つ明るく写っている。フレームの中で最も明るいということは、3等星のおおぐま座プサイ星(Lovejoyの左上に写っている明るい星)よりも明るい2等星代?

今日は正体不明のレンズフィルターなしで撮影しました。明るい大口径単焦点レンズなら、カメラ背面の液晶モニターでピント合わせするときや、目的の星をフレーム内に入れる時に非常に見やすい。

First Shots with AF Nikkor 50mm f/1.8D

Nikon D7000 with AF Nikkor 50mm f/1.8D

Nikon D7000に装着したAF Nikkor 50mm f/1.8D。純正レンズなのでボディーとの相性は抜群。このレンズにはオートフォーカスを駆動するモーターが内蔵されていないので、ボディー側に駆動モーターが必要になります。また手ブレ補正機構も搭載されていません。私が主たる被写体とする天体撮影時はそうした付加機能はいずれも不要であり、別の高級なレンズではいつもわざわざオフにしているので、初めからない方がかえって都合が良い。レンズ自体の性能が優れていれば良いのです。

このレンズにはフードも付属しませんが、巻きポカで対応します。マニュアルでピントを合わせた後、巻きポカをレンズ鏡筒に装着すれば、フード代わりになり、けられも起こりません。さらにプラスチック製の鏡筒なので、軽量であり(ポータブル赤道儀に負荷をかけない)レンズが結露しにくいという利点もあります。

Test Shot 3

最も気になる画質はどうなのか。点光源である星を撮影すれば、レンズの性能は一目瞭然。試写した上の画像をカメラの背面モニターで見て、唖然としました。周辺部だけではなく、全体的にコマ収差のようなものが現れている。たとえNikon純正の単焦点レンズであったとしてもチープなレンズは星撮りには使えないのかとがっかりしました。Made in Chinaだから、一定して品質が維持できていないのかとも疑いました。Ken Rockwell氏は画質も含めてこのレンズを絶賛しているのにどういうことなのか。

Test Shot 2

暫し、冷静に考えると、一つ、気になることがありました。使っていないフィルム時代の古いNikkorレンズ(AF Nikkor 35 – 70mm f/3.5 – 4.5)とフィルター径が52mmでたまたま同じだったので、1980年代にシカゴ郊外で買った、素性が不明であるその怪しげなフィルター(Cam-Pro 52mm 1A)が悪さをしているのではないかという疑惑です。フィルターを取り外して、再度、試写したのが上の画像。ポータブル赤道儀の極軸が少しずれていたので、星は若干流れているものの、コマ収差のようなものはなくなりました。正体不明のフィルターが原因だったようです。周辺部の減光や歪みもないし、Ken Rockwell氏が言うように、極めてシャープな画質です。

12月2日追記:怪しげなフィルターを装着した状態で撮影した、上の全体的にコマ収差のようなものが現れている画像とフィルターを取り外して撮影した、コマ収差のようなものがなくなった画像は、f値が異なっていました。後日、絞り開放(f/1.8)とf/2.0で、フィルターなしで撮影した画像にもコマ収差のようなものが現れていました。従って、原因はフィルターではなく、レンズの性能ではないかと思うようになりました。f/2.5が私にとっては妥協点です。

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オートフォーカスも試してみました。超音波モーター非搭載なので、駆動時の騒音は比較的大きいけれど、AF Nikkor 35mm f/2Dほどでもないし、十分に快適な速さで合焦します。美味しそうな渋柿の画像はf/4.5とそれほど絞っていませんが、画像はかなりシャープ。ほぼ意図した通りのボケ効果が得られます。大彗星の撮影以外に昼間の屋外や暗い室内での撮影にも活躍してくれそうです。

AF Nikkor 50mm f/1.8D

AF Nikkor 50mm f/1.8D

Nikon Dfと同時発売されるAF-S Nikkor 50mm f/1.8G (Special Edition)を彗星撮影用に検討していましたが、発売日が11月28日とまだ少し先であり、ISON彗星(C/2012 S1)の撮影に間に合わないかもしれないということで、旧型のAF Nikkor 50mm f/1.8Dを京都駅前の量販店で購入しました。カメラボディーを持参して、展示されていたレンズを実際にカメラに装着してフォーカスリングの感触を確かめました。

AF Nikkor 50mm f/1.8D

レンズ鏡筒はプラスチック、距離計の目盛は刻印ではなく、プリント。FX用単焦点の標準レンズとしてはNikon純正品で最も安価な大口径レンズの一つですが、5群6枚のレンズ自体には手抜きはないはず。金属鏡筒の高級レンズと比べると、高級感はありませんが、デザインと質感は申し分ありません。フォーカスリングは遊びがほとんどなく、マニュアルフォーカスに適していると思います。星撮影時は無限遠を合わせるのに苦労しますが、このレンズは比較的、合わせやすいのではないかと思います。裏蓋は別売。

AF Nikkor 50mm f/1.8D

使用説明書に記載の仕様を以下に転記しておきます。

  • Type of lens: D-Type AF Nikkor lens having built-in CPU and Nikon bayonet mount
  • Focal length: 50mm
  • Maximum aperture: f/1.8
  • Lens construction: 6 elements in 5 groups
  • Picture angle: 46º [31º30′ with Nikon digital cameras (Nikon DX format); 38º with IX240 system cameras]
  • Distance information: Output to camera body
  • Focusing: Autofocus; manually via separate focus ring
  • Shooting distance scale: Graduated in meters and feet from 0.45m (1.75ft) to infinity (∞)
  • Closest focus distance: 0.45m (1.5ft) from focal plane
  • Aperture scale: f/1.8 to f/22 on both standard and aperture-direct-readout scales
  • Diaphragm: Fully automatic
  • Exposure measurement: Via full-aperture method for AI cameras or cameras with CPU interface system; via stop-down method for other cameras
  • Attachment size: 52mm (P=0.75mm)
  • Dimensions: Approx. 63.5mm dia. x 39mm (extension from the camera’s lens mount flange)
  • Weight: Approx. 155g (5.5oz)

AA To D Battery Adapter

AA to D Battery Adapter

単3のPanasonic eneloop proと同時に単3充電池を単1形に変換するスペーサーを入手しました。標準的な単3形eneloopが1900mAhであるのに対し、eneloop proは2450mAhと容量が大きくなっています。

これまで静物の写真は専らOlympus PEN E-P1に装着したZuiko Digital 35mm F3.5 Macroで撮影していました。今回、初めてNikon D7000に装着したAF Nikkor 35mm f/2Dで撮影してみました。マニュアルフォーカスで撮影する時にピントリングの動きはZuiko Digital 35mm F3.5 Macroの方がより滑らかであり、ピントの山がつかみやすい。が、D7000 + AF Nikkor 35mm f/2Dも撮れる画像は引けを取らない。PEN E-P1はぼちぼち引き際かもしれません。

flickrembed

Flickrの新しい写真ページでブログなどに埋め込む時に必要なHTMLコードを取得できるようになりました。これでやっとコードを取得するためだけに、旧ページと新ページを行き来する必要がなくなりました。

AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G (Special Edition)

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50f:1.8g

Nikonの古くて新しいカメラ、Dfと共に発売になるのが左の大口径標準単焦点レンズ、AF-S NIKKOR 50mm f/1.8 G (Special Edition)。Dfのキットレンズとしてデザインをカメラボディーに合わせたそうですが、レンズ単体でも販売されるようです。この新しいレンズのベースは右のAF-S NIKKOR f/1.8G。

スペシャルエディションはレザートーンの外観塗装、アルミ製のシルバーのリング、マニュアルフォーカスレンズのラバーローレットを再現したフォーカスリングを採用。この3点がベースのAF-S NIKKOR 50mm f/1.8 Gとは異なる部分だそうです。レンズ構成などは従来のものと同じ。ラバーローレットを再現したファーカスリングとシルバーの文字、そしてアルミ製の装飾用リングが良い感じになっています。希望小売価格は¥29,400とお手頃価格。

私が気になるのはフォーカスリング回転方向の遊びがどのくらいあるのかと言うこと。従来品を店頭で試した時、フォーカスリング回転方向の遊びがかなりあり、天体撮影時の微妙なピント合わせが困難な印象がありました。スペシャルエディションの発売はDfと同じ、11月28日。換算75mmの視野にちょうど収まるような彗星の写真を撮りたいと思っているのですが、近日点までに崩壊しなければ、ISON (C/2012 S1) にはぎりぎり間に合いそう。

Biwako Fireworks 2012

Lake Biwa and Otsu City

先日、下見をした展望駐車場からの琵琶湖南湖の絶景に感動し、花火の撮影をするならここしかないと思い、勤務時間を調整して午後6時半頃に料金所ゲートに到着しましたが、残念なことにすでに通行止め。急いで山を下りてずっと北の方にある別の有料道路料金所へもぐるっと回ってみましたが、こちらも通行止め。熱心な人はお昼頃から場所取りをするらしい。下見をした時にドライブウェイの管理をしている人に有料道路の片側車線が路上駐車可能になるので、花火開始一時間前なら通行止めにはならないだろうと聞いていましたが、今年は例年よりも人出が多かったのかもしれません。

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再びバイパスを南へ20キロほど走り、浜大津に最も近いランプで降りてすぐの公園で花火観覧。開始時刻直前に車を停めたので、撮影に適した場所はすでに大勢の人が打ち上げを待ち構えていました。私は高く打ち上げられる花火しか見れないところでカメラを三脚に載せましたが、ある程度、満足できる写真は数枚のみ。

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山の上から撮影しようと持参した望遠ズームレンズを使用するには近過ぎるので70mmの広角端にズームアウトしていますが、それでも近い。カレンダーを見ると来年は「熱心な人」になれそうなので、お昼頃から出かけようかと遠く先のことを考えています。

Neesima's Old Residence

Neesima's Residence

来年のNHK大河ドラマ「八重の桜」の主人公の旧邸、「新島旧邸」を訪問しました。2012年9月から2013年12月までは見学対象が母屋一階と附属家のみとなり、見学は個人、団体ともインターネットまたはFAXによる予約申込制になるそうです。現在は、予約しなくても母屋の二階を含めて無料で見学できます。

Neesima's Residence

ちょうど、紫陽花が満開。背景は母屋の特徴的なバルコニー。今日は珍しく、AF Nikkor 35mm f/2Dを持参しました。暗い屋内をフラッシュなしで撮影できるよう、明るいレンズを選びました。

Neesima's Residence

超広角のTokina AT-X 116 PRO DXも持参しました。いつもは暗部がもっと明るくなるように補正しますが、敢えて触らないという選択肢もあることに最近、気付きました。書斎の真ん中に置かれたデスクは、実際に同志社の創設者、新島襄が使用したものだそうです。

Neesima's Residence

逆側から見た書斎。奥の方に見える二階に繋がるダクトはセントラルヒーティングの設備。

Neesima's Residence

この洋風のランプも特徴的。新島旧邸にある調度、家具類は京都市有形文化財に指定されているそうです。

Neesima's Residence

二階が見学できるのは今のうち。

Neesima's Residence

こんなベッドは初めて見ました。

Neesima's Residence

この茶室は元は洋間だった部屋を新島襄の死後に八重が改造したそうです。

Neesima's Residence

土間ではなく、板敷きになっている台所。

Photography Equipment and Observation Tools for Annular Solar Eclipse and Baily's Beads

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計画通り、和邇川河口の公園に午前6時頃に到着。こんなに朝早くから行動するのは空港に向かう時ぐらい。河口には釣り人と日食の観察、撮影を目的とした人の車がすでに数台。この後、どんどん車の数は増えて行きます。今回の金環日食でほぼ完全なドーナツ状に漏れた太陽光が見えるのは、金環日食帯の中心線上に位置する九州最南端、潮岬、静岡県太平洋岸、箱根、東京、千葉県北部辺り。金環は1分も見えない、北限界線に近いこの場所を敢えて選んでやって来る他府県の人は、ベイリービーズの撮影と観察を狙っていると思われます。それとこのブログを見た人?

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観察、撮影機材を準備しているところ。太陽の進行方向には雲はほとんどありません。直前の天気予報に反してほぼ快晴。雲の合間から撮影しなければならないだろうから、ND400フィルターを入手しようと昨日、家電量販店に在庫を尋ねてみると、太陽撮影用NDフィルターはどこも完売状態でした。こんなに晴れているので結局、ND400フィルターは不要でした。

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慌てて準備した観察、撮影用機材はManfrotto 190CX3+Manfrotto 484 Mini Ball Head(脚部100%カーボンファイバー製三脚とボール雲台)、Nikon D90(迷った挙げ句、より自然な発色で写るD90をメインボディーに)、Nikkor 75-300mm f/4.5-5.6、Manfrotto 7322YB(ボール雲台付きアルミ製小型四段の三脚)とNikon製7×50 7.3° IF WP HP Tropical双眼鏡、それとコリメート法を用いた撮影で使用するNikon Coolpix P300。望遠レンズと双眼鏡に星ナビ付録の下敷きを加工した簡易減光フィルターを装着してあります。

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目視観察用としてNikon 8×40 6.3° TALONとKenkoブランドの太陽観察専用サングラス、宝島社の「超高級ガラス製金環日食グラスBOOK」に付属する日食グラスを用意。観察場所の状況を撮影するカメラとして、Ricoh GR Digital IIIと予備のコンデジRicoh PXも待機。倍率8倍のTALON双眼鏡の対物レンズにも工作した簡易減光フィルターを装着しています。

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慌てて自宅を出た私はベルトの着用を忘れました。