Otsu-Shiga Fireworks 2025 — Part 2

およそ2週間が経過しましたが、第23回大津志賀花火大会で撮影した動画の編集が終わったので、YouTubeにアップしました。

至近距離で撮影しているので、それなりに大きな音が録音されています。

3日後に迫ったびわ湖大花火大会は現在、撮影候補地を探しているところです。比較的、人が少ない撮影地を探していますが、駐車場が近くにあるところで写真、動画撮影に適した場所はなかなか見つかりません。

上の動画は「長等山テラス」と呼ばれる、大津市街地が見渡せる絶景スポットに2023年びわ湖大花火大会当日の早朝から登って撮影されたもの。2023年は我々はマレーシア、シンガポール旅行の準備で忙しくしており、びわ湖大花火大会には行っておりません。

比叡山ドライブウェイの夢見が丘駐車場と比べると、ずっと標高が低くて打ち上げ地点からより近い展望場所のようです。穴場だそうですが、当日の午前5時半に到着して待機している先行者がすでにいたそうです。体力を考えるとこの猛暑の中をまあまあ重い機材を担いで登山する気力はありません。

過去のポストを調べた、これまでの撮影地を以下にまとめておきます。

2012年 皇子が丘公園近く
2013年 比叡山ドライブウェイ夢見が丘
2014年 大津市歴史博物館
2015年 大津京駅前パチンコ店屋上駐車場
2016年 浜大津アーカス2階バルコニー
2017年 陸上自衛隊大津駐屯地
2018年 競艇場駐車場(茶が﨑)
2019年 湖岸緑地駐車場(支那-1)
2024年 湖岸緑地駐車場(支那-1)

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Kaya (Japanese Torreya) — Part 2

昨日、東寺ガラクタ市で入手した情報を元に碁盤の枘穴を調べてみました。碁盤に使われている材が榧であれば、八角形のこの枘穴が黄色っぽいと言われていました。確かに淡黄色であると言えなくはない。

すでに4分の1ぐらいはカットして、木工に使ってしまったこの碁盤の表面をディスクグラインダーで少し削って木目が目立つようにしました。

どこにも接合部がない無垢の一枚板であることは確実。板の表面に小さな割れがいくつもあります。

年輪が見える木口以外の面は木目が波打っている。削っても榧特有の香りがしないことがちょっと気になります。

調べると碁盤や将棋盤には「本榧」以外に「新榧」、桂、イチョウが使われることがわかりました。「新榧」って何の木かさらに調べると、希少な「本榧」の代用として使われるスプルースであることがわかりました。どのホームセンターでも手に入る、あのSPFのSpruceのことです。この「新榧」に対して本物の榧を「本榧」と言っているらしい。

芯材と辺材の色の差がはっきりしている桂ではないこと、そしてスプルースでもないことは経験上、明らかです。残るはイチョウであるかもしれないという可能性がありますが、この可能性を打ち消すのはちょっと厄介。判明すればPart 3で報告します。

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Toji Garakuta Flea Market — Part 9

8月第1日曜は古道具を効率よく見て回れる東寺ガラクタ市へ。今回もminority318さん宅に車を停めさせていただきました。minority318さんと共に九条通に面したsolkatt coffee kyotoでコーヒーをいただいた後、九条通を東に進んで南大門(正門)から境内に入りました。

“solkatt”とはスウェーデン語で太陽の反射を表すそうです。堀の水面に積乱雲と青空が反射している。

南大門から入ると、品数豊富ないつものおじさんの店が近い。LED LENSERのフラッシュライトに目が留まりました。

LED LENSERはドイツの高級フラッシュライトのブランド。こういう海外ブランドの小物を見つけるのが楽しい。電池が液漏れして固着しており、電池ボックスを取り出すことが不可。おじさんに価格を尋ねると、無料で良いので持って行ってって。

同じおじさんから猫用食卓テーブルの皿として使えそうな小皿、4枚ありましたが、200円で購入。

別の店で高級そうな綺麗な将棋盤と碁盤を見つけました。価格を尋ねると、いずれも三千円。樹種は何か聞いてみると、「桂」と言われました。芯材と辺材の色がはっきりと区別できる。樹種が榧なら数十万円はするとも。将棋盤を裏返しにして脚を一つ取っ払って、その枘穴の色を見れば、榧であるかどうかがわかると言いながら枘穴を見せてくれました。榧の場合、枘穴が黄色いそうです。黄色に染めた偽物もあると、見分け方に関する貴重な情報を教えてくれました。この将棋盤と碁盤の場合は木端を見れば榧ではないことは一目瞭然ですが。

体温を超えるあまりの暑さに負けて、いつもより少し早めに東寺で別れたminority318さん宅に戻りました。昼食は一緒に丸太町七本松にある「さぬき自家製麺うどん楽洛」で。暑くても食欲はあるので、私は「えびちく温玉」ぶっかけうどんの1玉を完食。同行者は「とりちくたまご」ぶっかけの1玉に「ざるうどん」0.8玉。

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Single Dish Dining Table for Cats — Part 12

通し枘の余分は歯振ありの鋸で切断後、鑿で微調整しました。画像はヒシカ工業製のカミソリのように薄くて小さな胴付き鋸を試しているところ。この精密細工鋸は厚みが0.1ミリ。胴が少し邪魔になりますが、0.1ミリ単位で削る場合に使えなくはありません。

今回は枘の隙間がほとんどなく、ウッドパテを使用したのは一部のみ。全体に120#と240#のサンドペーパーをかけて表面を整えた後、亜麻仁油を塗布しました。

Corelle製のシンプルな小皿に穴のサイズを合わせました。

これまでで最も完成度が高い気がします。

4本の脚はほぼ垂直に立ち、丈夫そうなので、幕板や桟は不要でした。

トリマーで切り抜いた部分にお焦げが残りましたがお皿を載せると見えないので良しとしよう。

以下にこの猫用一枚皿食卓テーブルの仕様を記しておきます。数値はすべて概算値。

天板:180 x 160ミリ(傾斜なし)
天板厚み:14ミリ
天板を貫通する穴の口径:129ミリ
天板までの高さ:129ミリ(表側)裏側に縁取りあり
脚:15ミリ角
Corell製小皿:136ミリ径、深さ35ミリ
小皿を含む重量:310グラム
亜麻仁油オイルフィニッシュ
天板に使用した材:桜一枚板
脚部に使用した材:欅、ウリン(楔)

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Single Dish Dining Table for Cats — Part 11

卓上ボール盤を使って、割れ防止用の小さな穴を枘に貫通させました。弘法市で買って来たこの卓上ボール盤、この種の細かな作業には向いている。

4本の脚に穴を貫通させてから楔を準備しようと、ウリンの端材を探している時に、枘が長すぎることに気付きました。4本の脚を同時に枘の長さを調整しようとして、卓上スライド丸鋸で5ミリほど枘を切断しようとした時にキックバックが発生しました。怪我はなかったので不幸中の幸ですが、脚一本に傷がつき、作り直すことになりました。

枘穴を彫る際にもこの前と同様に、卓上ボール盤を使用しました。

天板の厚みは異なりますが、この前、製作したものと同じ高さになるように調整しました。

木工接着剤を塗布してから楔を打ち込みました。脚はほぼ垂直に立ったので幕板や桟は不要かもしれません。後は枘の余分を切断し、天板のサイズを調整して、オイルフィニッシュするのみ。

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Single Dish Dining Table for Cats — Part 10

合板で製作した円切り加工用治具の無駄な部分をカットして野球のホームベースのような形状にしました。

欅の端材を使って脚部を加工しました。天板に枘を通す位置の墨線はエアコンが効いたキッチンで。

両手が使えるとこういう時は便利。

天板の両面に墨線を入れてから気付きました。この天板、平面出しの途中でした。表側は枘を組んだ後に仕上げることが可能ですが、裏側は枘組みしてから平面出しは困難。

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Single Dish Dining Table for Cats — Part 9

自由錐を使った穴空け作業で、意図した通りの口径で精確な穴を確実且つ安全に貫通させることに不安を感じるようになったので、トリマーを使用した円切り加工用の治具を製作することにしました。

トリマー(Ryobi MTR-42)の取扱説明書によると、ストレートガイドを用いた円切り加工では半径100ミリ〜200ミリの円を切ることが可能とあります。但し、半径150ミリ〜165ミリの円切り加工は不可。今回製作する猫用一枚皿食卓テーブルに使用するCorell製小皿の場合は穴の半径が64ミリなので、ストレートガイドは使えない。

こうなれば治具を自作するしかありません。

一辺が90ミリの正方形のベースプレートを使用する簡易的な治具を製作します。砥石台を加工する場合と同様に、一辺が90ミリの正方形で深さおよそ6ミリの窪みをルーターで掘り下げました。この窪みにベースプレートを載せます。

正方形の中心にビットを通すための穴をホールソーで貫通させました。中心が少しずれてしまいましたが、円切り加工にそんなに大きなビットは使わないので、使用上、問題はありません。

正方形の右にある小さな穴に回転軸となる釘を打ち込みます。6ミリのストレートビットを使う場合、半径が64ミリになるように穴を貫通させました。

平面出しの途中ではありますが、桜の一枚板に半径64ミリの穴を簡易治具を使って貫通させます。その前にボール盤を使って、回転軸となる釘穴の位置を印しました。貫通はさせていません。

出来たばかりの簡易治具を使って、半径64ミリの穴を平面出し途中の桜一枚板に貫通させます。

およそ3ミリずつぐらい掘り下げました。この簡易治具、改良の余地がありそうです。6ミリほど掘り下げたベースプレートを載せる部分の左側に回転軸となる釘を打っていますが、その周囲に無駄な部分があります。この無駄な部分が邪魔になって、掘り下げ途中に溝に溜まる木屑を取り除くのに難儀します。強度を考慮しながら、回転軸となるラインだけ残して、後は切り落とした方が良さそうです。

回転軸に0.5ミリほどの隙間があったのか、半径64.5ミリの円切り加工となりました。直径が129ミリなので、Corell製の小皿にはぴったりです。

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Single Dish Dining Table for Cats — Part 8

桜一枚板の天板と欅の脚部で製作した猫用一枚皿食卓テーブルと同様のものをもう一台作って欲しいとの依頼がありました。見る人が見たらわかるんでしょうか?こんなに手の込んだ猫用食卓テーブルは他にないはず。

桜は板に製材して自然乾燥させると、大きく反ることが常なので、許容誤差0.5ミリのテーブルの天板を自作したトリマー用の平面出し治具を使ってほぼ平らにするだけで何時間も要します。

エアコンがないガレージ内はあまりに暑いので、作業開始初日はここまで。耳が付いたままなので、もっと削る必要があります。

翌日、さらに掘り下げましたが、天板として使えそうな平面にするにはもっと掘り下げる必要があります。今日も強力な太陽フレアの影響か、朝から体温に迫る暑さなので早々と作業を切り上げました。

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Flea Market at Adogawa Toju-No-Sato Roadside Station — Part 12

7月第4日曜は安曇川藤樹の里道の駅で開催されたがらくた市へ。先月、一千円で譲っていただいた天然砥石を持参して、こまそうさんに見せると、自作した専用の砥石台を大いに気に入っていただけました。

桂川上流の河川敷で拾ったものを加工した天然砥石は他にもあったと言われていたので、見せてもらいました。左手に持つ石がこの前のものと同じ石から加工したもので、右手に持つ石は林道脇で採取したものだそうです。

台を付けた砥石と今回、見せていただいた砥石を交換することになりました。厚みや長さは砥石台付きの方が分厚くて大きいけれど、粒度は恐らく交換してもらう石の方が細かい。

翌日、早速、交換してもらった砥石用に台を製作しました。使用する材は水に強いWRCの端材。

砥石の底面をなぞりながら墨線を入れてから、小刀で縁取りしました。その後、ストレートビットを取り付けたトリマーで3ミリほど掘り下げました。石が薄いので3ミリで十分。

砥石を台に載せながら微調整。

裏はこんな感じ。砥石台に固定すると裏を見ることはないだろう。

砥石台に足を取り付けました。

隙間にウッドパテを埋めて、面直ししてから試しに小刀を研いでみます。

この前の砥石は白っぽい泥が出ましたが、この砥石は色が少し濃くて薄茶系。この前の砥石と同様、まあまあ硬いので上級者向けと言うか、ダイヤモンド砥石で面直ししながら泥を出した方が使いやすい。

予想通りの研ぎ味でした。小刀の他、鑿や小さな鉋身を仕上げるのに向いていそうです。この天然砥石も「桂川砥」と命名しよう。

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Single Dish Dining Table for Cats — Part 7

天板から突き出た枘の余分を歯振なしの鋸で切断し、隙間を自作のウッドパテで埋めました。そして全体にサンドペーパーをかけて猫用一枚皿食卓テーブルがほぼ完成しました。

4本の脚はほぼ垂直でしっかりと固定されているようなので、幕板や桟は不要であると判断しました。

木目に直交する木口を上下でおよそ3ミリずつカットして天板のサイズを調整しました。天板のサイズ微調整は脚を取り付けてから行った方が割れが発生しにくい。最後に脚の長さを微調整し、ぐらつかないようにしました。

桜の天板と欅の脚を組み合わせたのは初めてですが、適材適所であると思います。

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Single Dish Dining Table for Cats — Part 6

欅の脚4本の枘部分に裂け防止用の穴を貫通させてから、楔を打ち込む切り込みを鋸で加工。ウリンの端材を枘の寸法に合わせて鋸と鑿で加工して楔を作りました。その後、木工接着剤を塗布してから楔を枘の切り欠き部分に打ち込み、垂直を確認して固定中。

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Otsu-Shiga Fireworks 2025 — Part 1

第23回大津志賀花火大会は平日の7月24日(木)に開催されました。5時半頃に夏祭り開催中のThe Park 956に立ち寄り、焼きそばを調達しました。

駅前の月極駐車場に車を停めて、徒歩で去年の撮影地に近い場所にやって来ました。去年はもう少し南側の砂浜に陣取りましたが、今年は折り畳み椅子持参で、石垣の護岸上に陣取ることにしました。

花火が打ち上げられる台船はほぼ中央にありますが、ここからは少し斜めからの撮影になります。松の木が視界に入りそうですが、三脚を低めに設定すれば問題ないでしょう。

956の焼きそば、これぞ屋台の焼きそばって感じでボリュームもあります。経営者は静かに拘る方なので、普通の焼きそばではなく、「屋台の焼きそぼ」に拘っておられるのでしょう。別途用意したおにぎりも二個、食べたのでお腹いっぱい。

7時過ぎの時点ではまだ人出はそれほど多くはなかったのですが、打ち上げ花火開始の直前に急に多くなりました。少子化はどこに行ったのかと思うほど、幼い子供が多く、外国人も目立って増えているように感じました。

NIKON D7000 Tokina AT-X 116 PRO DX (AF 11-16mm ƒ2.8)
ISO 200, 24mm, f7.1, 8.0 s

持参したカメラはNikon D7000、レンズは超広角のTokina AT-X 116。流星や天の川などの星空撮影に使う組み合わせです。

NIKON D7000 Tokina AT-X 116 PRO DX (AF 11-16mm ƒ2.8)
ISO 200, 24mm, f7.1, 8.0 s

北の高島方面と対岸の東近江、彦根辺りの空がどんよりしていて時々、稲妻が見えていました。もくもくと立ち昇る積乱雲を背景に。

NIKON D7000 Tokina AT-X 116 PRO DX (AF 11-16mm ƒ2.8)
ISO 200, 24mm, f7.1, 8.0 s

珍しい写真が撮れました。稲妻と打ち上げ花火。流れ星の写真と同様、狙って撮れるものではありませんが、露出8.0秒で何枚も連続して撮っていたので偶然に視野に入りました。

NIKON D7000 Tokina AT-X 116 PRO DX (AF 11-16mm ƒ2.8)
ISO 200, 19mm, f7.1, 8.0 s

今にも雨が降り出しそうでしたが、なんとか最後まで雨は降らずに花火を楽しむことができました。

NIKON D7000 Tokina AT-X 116 PRO DX (AF 11-16mm ƒ2.8)
ISO 200, 19mm, f7.1, 8.0 s

これも稲妻と花火。

NIKON D7000 Tokina AT-X 116 PRO DX (AF 11-16mm ƒ2.8)
ISO 200, 24mm, f7.1, 8.0 s

最後に斜めから撮影している様子がよくわかる写真を一枚。Part 2では動画をアップする予定です。

Otsu-Shiga Fireworks 2025 — Part 2へと続く。

iOS 26.0 Public Beta 1 (23A5297m)

本日、容量9.01GBのiOS 26.0 Public Beta 1 (23A5297m)がApple Beta Software Program参加者に公開されたので、iPhone 12 miniにインストールしました。

iOS 26.0 Public Beta 1 (23A5297m) にアップデートしたiPhoneをmacOS Sequoia 15.6 (24G84) をインストールしたMac mini (2018) に接続すると、”A software update is required to connect to iPhone 12 mini.” の警告が現れました。インストールしようとしてもアップデートに失敗します。iPhone mirroringに問題があるのではないかと思います。

2025年8月5日追記:
iPhone mirroringが原因ではなかったようです。

Single Dish Dining Table for Cats — Part 5

猫用一枚皿食卓テーブルは飽きて来たので、しばらくは作る予定がなかったのですが、インスタを見た人から依頼があったようなので、桜と欅の端材を使って製作します。

欅の端材を猫用食卓テーブルの脚部に使用するのは初めてですが、硬い材なので細かな加工には適しているはず。

桜の一枚板はすでに平面出しをしたものが残っていたので、それを使います。穴を貫通させるのにちょっと苦労しました。

加工済みの4本の脚は天板裏に載せてあるだけ。これから通し枘用の四角い穴を貫通させます。桜も硬い材なので、鑿だけで穴を貫通させようとすると非効率的です。

いつもはドリルで小さな穴を空けていますが、今回は弘法市で買って来た小型の卓上ボール盤を使って穴を貫通させてみよう。

精度が要求されるこのような加工にはボール盤が向いているのかもしれない。

ドリルならこの大きさで6個も穴を空けるのはほぼ不可能に近い。滑ることなく真っ直ぐに穴が貫通している。

鑿を使って枘穴を貫通させました。

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Grok

昨日、minority318さんがXでGrokに質問された回答に私のXアカウントが含まれていました。ちょっと気になってGrok appをiPhoneにインストールして私も試してみました。

試しにインストールしたGrokに”What’s Monomaniac Garage?”と聞いてみると、以下の回答が瞬時に得られました。

“Monomaniac Garage” is a blog site focusing on a variety of niche interests, including Apple products, digital cameras and photography, Formula 1 and automobiles, stargazing, fly fishing, and DIY projects. The term “monomaniac” in the name likely reflects an intense, singular passion for these specific topics, aligning with the definition of monomania as an excessive preoccupation with one subject or idea. The blog appears to document personal experiences and projects related to these hobbies, such as posts about porting mobile services, attending flea markets, or collecting firewood. It’s a personal platform for sharing detailed insights into these specialized interests, often with a focus on “garage life” activities. For more details, you can visit the site at www.monomaniacgarage.com.

回答を見て驚愕しました。これが最新のAI (Artificial Intelligence) か!回答内容に誤りがないばかりでなく、極めて上手く且つ手短にまとめてある。当ブログサイトの表題はすべて英語に統一してありますが、各ポストの内容は日本語です。そんな偏執狂的なブログサイトを英語に訳しながら端的に解説している。

携帯電話MNPの話題やフリーマーケットに出かけていること、それに薪集めのことなど、個人的な体験について書いてあるとあります。特に「ガレージライフ」のカテゴリーに属する活動が目立って多いとも。おまけに、詳しくはwww.monomaniacgarage.comを訪問するよう、リンクまで張ってある。

AIと言えば、思い出すのが機械翻訳 (machine translation) です。前世紀末頃に取引先で短期間に大量の翻訳業務があれば、下請け企業に機械翻訳を依頼していました。当時の機械翻訳は著しく精度が劣り、結局は人間が大幅に手直しする必要があり、それなら最初から人間が訳した方が効率的と思ったものです。あまりにひどい場合は、原文の文法のまま単語レベルで訳してあり、内容が全く伝わらないものもありました。

さらに、現在、私の頭の中にあってなかなか離れようとしない、「御山杉」について、”What’s 御山杉?”のキーワードでGrokに聞いてみました。日本語が理解できない人がGrokを頼りに「御山杉」について調べると、次のような回答になります。

御山杉 (Miyamasugi) refers to sacred Japanese cedar trees (Cryptomeria japonica) grown within the sacred precincts of Ise Jingu, a major Shinto shrine in Japan. These trees, over 300 years old, are called 神宮杉 (Jingu Sugi) while standing in the shrine’s sacred domain. When they fall due to natural events like typhoons, they are renamed 御山杉 (Miyamasugi). The term reflects their spiritual significance and origin in the sacred forests of Ise Jingu.

The wood from these trees is highly valued for its unique grain and is used in crafting items like the “Tokowaka” series, which emphasizes natural beauty and durability through special coatings that preserve the wood’s aroma and texture. It’s also the namesake of a Japanese sake brand from Mie Prefecture, symbolizing the sacred connection to Ise Jingu.

御山杉に関する回答は二つのパラグラフになっていて、一つ目はmiyamasugi.jpの内容を英訳して短くまとめている。二つ目のパラグラフに記載のある”Tokowaka”シリーズについてはどこから引用しているのかよくわかりません。

私が驚いたのはGrokが、関連すると思われる複数のサイトやオンライン辞書を調べ、文単位ではなく、パラグラフ単位で意訳してまとめているということです。ここまで来たら、人間が手作業で行う翻訳と同程度と言っても過言ではない気がします。