Firewood Collection 2025 — Part 15

土曜の夜から日曜の朝にかけて、まとまった積雪となり、自宅前の道路に除雪車が来てくれました。

少なくとも300坪はあるだろう、隣地に自生する樫が道路を覆い被さるようになっている。積雪が30センチぐらいになると、人の背丈に届くほど垂れ下がって、通行の妨げになるので、切ってしまおうかとお隣さんと相談中。雪の重みで垂れ下がるこの木が白樫であることに気付き、玄能や金槌、斧の柄に加工するには適材なので、私は以前からこの木を狙っていました。

直径の半分ほど、チェンソーで切り込みを入れた時点で木が縦に裂けました。白樫は裂けやすい木なのです。

道路上に倒した木の枝を払いました。

縦に裂けたのでちょっと厄介ですが、チェンソーを使うこういう作業にも慣れました。

雪の上なので、砂利を気にすることなく玉切り。

おかしなプライドを持つようになり、裂けた痕を見せるのはみっともないので、その痕跡を切り取りました。

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Snow Splitter — Part 2

一昨年の春に自作した雪割り、現在の積雪はおよそ30センチですが、薪ストーブの煙突を屋根上の雪から保護するプロテクターとして機能しています。山のえんとつ屋さんから入手した振れ防止ブラケットも雪止めとして同時に機能している。

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Making A Hammer Handle — Part 1

皮付きの樫の原木から金槌の柄を製作します。金槌の柄を製作するのは多分、初めてですが、構造が斧の柄と同じであり、大きさが違うだけなので作り方はわかっています。

今回は楔打ち込み時の裂け防止用の切り込みは、二度に分けて鋸で入れました。貫通させた穴の大きさも少し大きめ。

微調整を繰り返しながらヘッド部を入れましたが、どうやら削りすぎたようです。

削りすぎて隙間ができた原因は、ヘッド開口部の上の方に内側に向けてバリがあることに気づかずに、叩き入れようとしたことです。バリが邪魔になっていくら叩いても入らないので、木を必要以上に削ってしまったことが失敗した主たる原因です。紙のテープを巻けば隙間は埋まるかと思い、やってみましたが、開口幅が広い下の方に隙間ができました。

ヘッド下の方にできた隙間が原因で、グラグラしています。木工接着剤で固める木粉で隙間を埋めるか、一から作り直すか思案中。柄が下の方で少し反っていて使いにくいかもしれないので、作り直した方が良さそうです。

使用した道具:二種の反り台鉋、鋸、ディスクグラインダー、ヤスリ、木工用スクレーパー、サンドペーパー

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Firewood Collection 2025 — Part 14

道を挟んだお向かいさん別荘宅敷地内に置かせていただいたコナラを玉切りしながら少しずつ木製カーポートに移動させました。根元近くの太いのがまだ数本は残っています。

ヤシャブシと比べてコナラは割れやすい。このぐらいの太さで枝分かれしていないものなら斧を2、3回、振り落とせば容易に割れます。

ちょっと厄介な太い幹は、チェンソーでガイドバー一枚分ほどの深さの切り込みを縦に入れてから、楔を打ち込んだら割れます。チェンソーで縦に切り込みを入れるこの方法、最近、覚えました。

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Chipped Santoku Knife

義母が愛用している堺健忠の銘入りステンレス製両刃の三徳包丁に大きな刃こぼれができたので、研いで欲しいとの依頼を受けました。

深さ3ミリほどの大きな刃こぼれ。蟹でも切ったのだろうか?先ずは80ºぐらいの角度で包丁を立てた状態で大村砥を使い、刃を削り落としました。鉋や鑿と比べると鋼が柔らかいので、荒砥のみで30分ほど研げば、欠けた部分がほぼわからないほどになりました。

その後、角度を10ºぐらいにして大村砥と伊予砥で研いで刃を付けました。さらに人造砥石の中砥で研いで、天然の仕上げ砥で仕上げました。

切れ味が復活しましたが、柄に近い部分は刃の先端を削り落としていないので、緩やかなカーブを描くような形になりました。

刃を付け直すのに合計1時間以上は要しました。手元の方の刃が真っ直ぐではないので、使い勝手が悪いというクレームがあれば、また削り直します。

Firewood Collection 2025 — Part 13

二日遅れでポストを投稿します。日曜は出かけていて河川敷での作業は休みました。私が前日に伐倒したヤマザクラは80〜120センチの長さで玉切りした状態で河川敷に置いたままになっていました。

朝一に伐倒師匠から連絡があり、「あんたの分は残してあるから、すぐに土手上に引き揚げられるよう、土手下の石垣のところまで移動させておけ」との指示がありました。

根元近くの太い幹は40センチの長さになるよう、さらに玉切りしてロープを使って引っ張りました。

土手上から見るとこんな感じ。土手に向かって縦方向に置いたのが私の分。引き揚げ作業は今月下旬に実施する予定です。チェーンブロックは使わずに滑車と運搬車を使って引き揚げるそうです。そんな楽な方法があるのなら、もっと前に言ってくれよと思いました。

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Spats (Footwear)?

伐倒師匠がチェンソー使用時に足元に着用するスパッツを真似することにしました。チェンソー使用時に木屑が長靴の中に入るのを防ぐもので、どこで売っているのか尋ねると、「働く人の店」との情報を得ました。

WORKMAN Plusに売ってました。商品名は「足カバー」でした。お揃いのオレンジは避けて、迷彩色のものにしました。熊や鹿が生息する山の中でも着用するので、獲物に間違えられないよう、本来は目立つオレンジが適しているのですが。

ここまでカバーが長いと、木屑が靴の中に入ることはないので快適。

靴下に木屑が付着すると、家中、木屑だらけになるので、チェンソー使用時は必須アイテムになりそうです。

Firewood Collection 2025 — Part 12

今日は河川敷での作業を休んで、木工師匠が借りておられる畑の近くで去年の夏に伐倒された大きなコナラ数本を引き取りに行きました。木工師匠が土地の所有者に尋ねたところ、道路沿いに並べられたコナラは不要なので、持って行って良いとのことだそうです。

いつものメンバー、私を入れて3名が太いコナラを移動可能な長さで玉切りしました。最も太い根元の幹で40センチ、それ以外は80センチぐらいで切断。硬くて太いコナラを2、3回、玉切りするとチェンソーの刃が滑って使いものにならない。現場で目立てする必要があったので、ヤスリを取りに帰る必要がありました。

この量で軽トラ一台分。道を挟んだお向かいさん別荘宅の駐車場に仮置きさせていただきました。これだけ貰えば十分と思っていたのですが、

もう一往復して合計、軽トラ二台分の太いコナラをいただくことになりました。長さが80センチのものや枝分かれしたものは、薪割りが可能な大きさになるまで、さらに短く切断します。これだけ上質なコナラの原木があれば、もう山で伐倒伐採したヤマザクラとヤシャブシは要らないなと思うほどの量です。

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Firewood Collection 2025 — Part 11

昨日、倒したヤマザクラとヤシャブシを河川敷で玉切り。

ヤシャブシと比べると、ヤマザクラは柔らかいので目立てしなくても何度も切れる。

私は午前中のみ、河川敷での作業を実施しました。

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Firewood Collection 2025 — Part 10

河川敷で作業をする木工師匠を土手上から仁王立ちになって見る伐倒師匠。午前中は小枝と蔓を土手上に引き揚げました。

午後から時間があったので、一つ上の堰堤区間に残っていたヤマザクラ3本とヤシャブシを伐倒。できるだけ高い位置にロープをかけて、土手の方に立木を倒します。

川の方に倒れたヤマザクラは土手の方に引っ張り上げる必要があります。

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Broken Hatchet Handle — Part 3

斧のヘッドが柄に収まるよう、少しずつ削って行きます。鋸で下の方に切り込みを入れてから、ディスクグラインダーで削りました。

木が硬いのか、この形状にするのに半日以上費やしました。ディスクグラインダーで荒削りした後、鑿や反り台鉋、ヤスリ、サンディングペーパー、木工用スクレーパーなど、手元にある道具を総動員して。カヤはかなり硬い木なので、加工が容易ではありません。

ヘッドが収まることを確認してから、

余分を切断。

楔を打ち込む部分に裂け防止用の穴を空けました。画像の穴より少し、大きい目の穴を貫通させました。その後、鋸で切り込みを入れてから、

楔を打ち込みました。

離れたところから見ると、うまく成功したように見えますが。

近づくと、割れが発生しているのがわかります。

割れが入った隙間に木工接着剤を入れて、クランプで柄を挟んで接着するのを待ちましたが、接着できているか不明。

ビスを打って補強しておきました。

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Broken Hatchet Handle — Part 2

折れた斧(柄)の修復に使用する材は樫の原木を予定していましたが、丸い原木から加工するのは困難なので、代わりに年末に入手した碁盤を加工することにしました。

Kelly Axe & Tool Co.製の柄を参考にして切り出します。

分厚い碁盤から切り出すのに一苦労。上下から丸鋸で切り込みを入れてから、届かなかった30ミリほどを手鋸で縦挽きしました。碁盤の材は硬いカヤであると思われますが、ヒシカ工業(別所次郎作)の鋸、良く切れます。

曲線はジグソーで。

ここまで半日は要しました。

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