昨年暮れにセカンドストリートで僅か220円で入手した古い碁盤に使われていた木材の樹種がようやく判明しました。碁盤に使用される木材の樹種として一般的には本榧、新榧(スプルース)、桂、イチョウがあるそうで、これまでに新榧(スプルース)や桂ではないことがわかりました。イチョウである可能性が残っていましたが、本日、彦根の馬場銘木を訪問してイチョウの一枚板を見て、これではないと実感しました。
榧の端材も多数、販売されていました。この波打った木目が決定的な証拠であると考えて良いだろうと思います。同じような木目が手元にある古い碁盤にもあります。馬場銘木で販売されていた榧は甘い香りがありました。それに対し、手元にある古い碁盤は加工してもこの特徴的な香りが確認できないという不審な点が残りましたが、榧である可能性が限りなく高いというところで落ち着くことにしよう。
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