One-Stop MNP From Rakuten Mobile To povo 2.0

今回、初めて転出元にMNP予約番号発行の申請をすることなく、「ワンストップ」で携帯会社を乗り換えました。具体的には先月の海外旅行出発前に契約した楽天モバイルから0円運用可能なpovo 2.0への乗り換えです。この間に楽天モバイルで発生したプラン料金は、1,078円 x 2ヶ月分の2,156円。Rakuten Hand 5Gを一括1円で購入し、メルカリで売却したので、海外でのローミング費用を含めて実質無料で使用したことになります。

自宅が圏外になるという、致命的な問題がなければ、もう少し様子を見ながら使っていたかもしれません。8月に楽天モバイルを契約した主な目的は、2GB分の海外でのローミングを無償で利用することだったので、計画通りではあります。

eSIMでのMNPだったので、eKYC(オンライン本人確認)による本人確認と審査に2時間ほど要したものの、即日開通となりました。手続きはiPhoneにインストール済みのpovo Appから実行しました。屋内のどこにいてもアンテナが常時2本以上立つのはやはり安心できます。圏外の場合、バッテリーの消費が激しいですが、povoならそうしたこともありません。

MNP (Mobile Number Portability) Switching Tactics — Current Status

現況をまとめておきます。


iPhone 12 mini (MG)
主回線SIM:BIC SIM (IIJmio) 2GB/mo. ¥850
副回線eSIM:Rakuten(解約予定)¥1,078~

iPhone 12 mini (CI)
主回線eSIM:povo 2.0
副回線SIM:Rakuten ¥1,078~

iPad mini 4 (CI)
BIC SIM (IIJmio) 利用者登録 5GB/mo. ¥990

iPhone SE 3(スタンバイ)

*BIC SIM (IIJmio) 2回線でデータシェア合計7GB/mo.


iPhone 12 mini (MG) の副回線eSIMとして、まだRakutenを継続して使用中ですが、自宅屋内の一部で圏外になる状況は依然として変わらないので、ほぼ0円運用が可能なpovo 2.0へMNPを計画中です。

my Rakuten Mobile — Preferred Language

iOSの言語設定を英語に設定していると、my Rakuten Mobile appも不自然な直訳英語で表示されるという困った問題を解決する方法を見つけました。一般的にはapp内で言語設定を変更することができますが、このappはそれができない。

iOSのSettings(設定)からmy Rakuten Mobileを選択し、PREFERRED LANGUAGEをJapaneseに変更したら日本語表示になります。

MNP (Mobile Number Portability) Switching Tactics — Part 7

今月上旬に通信事業者の見直しを始めてから2週間以上が経過し、ようやく4台の端末で使用するキャリアがほぼ確定したのでまとめておきます。


iPhone 12 mini (MG)
主回線SIM:BIC SIM (IIJmio) 2GB/mo.
副回線eSIM:Rakuten(解約予定)

iPhone 12 mini (CI)
主回線eSIM:povo 2.0
副回線SIM:Rakuten(BIC SIMは解約予定)

iPad mini 4 (CI)
BIC SIM (IIJmio) 利用者登録 5GB/mo.

iPhone SE 3(スタンバイ)
主回線eSIM:povo 2.0

*IIJmio 2回線でデータシェア合計7GB/mo.


BIC SIM (IIJmio) へのMNP転入で28,000ビックポイントを貰ったので、毎月の通信費(850 + 990 = ¥1,840) をビックポイントで支払えば、1年と3ヶ月間は実質無料で維持できます。必要な月額は二人分5回線で10GB(BIC 7GB + 楽天3GB)のデータを消費したとしても、楽天モバイルの税込1,078円で済みます。

通話が多いiPhone 12 mini (CI) の楽天モバイルLinkで発信すれば、国内通話24時間カケホーダイですが、注意すべき点は、「モバイルデータ通信」と「デフォルトの音声回線」を共に楽天モバイルの回線に設定しておかないと非通知になること。

私(MG)は以前から実質0円運用ですが、同居人(CI)は今回の見直しでiPad mini 4で使っていたmineo回線を解約し、povo 2.0とBIC SIM (IIJmio)の通話オプションを解約した結果、大幅に節約することができそうです。

携帯古事記にとってはこれが現時点の最安最善策だと思いますが、光固定回線で毎月、eo光に5,314円以上も支払い続けている状況を何とかしたい。これが今後の課題です。

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Rakuten Hand 5G Sold

楽天モバイル回線契約と同時に一括1円で購入したRakuten Hand 5Gは、JB + SG旅行に持って行く予定で、慣れないAndroid OSのこの細長い端末を少しでも使い勝手が良くなるように設定しました。文字の大きさを拡大したり、ロック解除に使う4桁のパスコードを設定したりしました。

iOSにはない機能で、これは便利かなと思った機能が一つあります。ロック解除のパスコード入力頻度に関する機能です。自宅や職場など、指定した場所ではロックしないという設定項目があること。Google MapsやYou Tubeにログインする際に使っているID(メールアドレス)をGoogleのアカウントとして設定したら、自宅にいることを知っている。自宅周辺にいる時はロックされないので、パスコードを入力する必要がないという機能です。

この便利な機能以外で気に入った特徴はなく、半日も触っていれば飽きたというか、ちょっとイライラ。横幅が狭すぎて、キーボード入力し辛く、画面のスクロールもなんとなくもたつく感じ。最もがっかりしたのは優れていると宣伝していたカメラ機能。HDRをオンにしてもシャッターを切る気がしない画像が液晶画面に現れる。それと、内蔵スピーカーがステレオではなく、モノラルであること。Rakuten Linkで通話したら、その音質の酷さで長電話したくはないと思うほど。

楽天モバイルのオリジナル端末だから楽天電波の受信には問題ないだろうと高を括っていました。同じ楽天モバイルのSIMを挿したiPhoneでは圏外にならない場所でもRakuten Hand 5Gでは圏外表示になる。直径20センチの丸太が積まれたログウォールが電波を遮断するのではないかという仮説が思い浮かびました。ログハウスが建ち並ぶような別荘地は概して樹木が多い。生木の樹木は含水率が高く、調湿効果がある、乾燥させた丸太も同様に水分を溜めたり逃したりしている。極端な例で例えれば、ログウォールに囲まれた1階部分は、電波を吸収する水槽の中にいるようなもの。

プラチナ電波であれば、水の壁を貫通するかもしれませんが、楽天モバイルの電波はプラチナ周波数帯ではない。これが原因で、電波が繋がりにくい状態になるのではないかという仮説です。我々が暮らすログハウスは2階部分に相当する屋根裏は丸太が使われずに2×4工法による、中が空洞構造の壁になっています。ログウォールに囲まれた1階は圏外であっても、2階に移動するとアンテナが2、3本立ちます。

楽天モバイルの店員さんにはしばらくは転売することなく、使用する予定だと言ってましたが、端末自体に馴染むことがなさそうで、自宅圏外だとやはり使い勝手が悪いので、メルカリで売却することにしました。

初期化して工場出荷状態に戻したRakuten Hand 5Gをメルカリで出品したら、10分も経たずに売れました。iOS16以降をインストールし、同じiCloudアカウントにログインした2台のiPhone間であれば、eSIMクイック転送の機能が使えますが、Android端末からiPhoneに転送することはできないので、Rakuten Hand 5Gにインストール済みのMy Rakuten Mobile appからeSIMを再発行して、iPhone 12 miniにインストールしました。

MNP (Mobile Number Portability) Switching Tactics — Part 6

去年の6月に契約したBIC SIM(IIJmio)の回線でMNP予約番号を発行し、楽天モバイルに転入してRakuten Hand 5Gを1円で入手することにしました。初めはiPhone 12 miniにインストールしたMy Rakuten Mobile appを使って、MNP転入を試みたものの、転入手続きの途中で先に進まなくなりました。

楽天モバイル ピエリ守山店

そこで楽天モバイルの店舗を都道府県から探すと、滋賀県内には店舗が9件、見つかりました。この前は家電量販店内の楽天モバイルカウンターで新規契約しましたが、今回は大型商業施設内の独立店舗で手続きすることに。滋賀県内には大型商業施設内に出店する楽天モバイル独立店舗は3店あるようです。Webで来店予約も可能。

開店と同時に来店し、MNP転入手続きを始めました。Rakuten Hand 5Gは黒か赤なら在庫はあるとのこと。重要事項説明書を視聴する頃までは一般的な客を装っていましたが、Rakuten Turboの営業が始まりそうだったので、自宅が圏外になることやこれまでに回線を解約したことが複数回あることなどを伝えました。

Rakuten Casa(フェムトセル)はeo光では使えないこと、自宅周辺の光固定回線はeo光が唯一の選択肢であり、今後もNTTが参入する予定がないこと、一昨年の秋にパートナー回線であるauのローミングを打ち切ったことなど、プラチナ回線ではない、楽天モバイル独自の回線は屋内に電波が届きにくいことなど、ちょっと専門的なことを話しました。

店員さん(多分、店長)の対応が変わり、話題は来週の海外旅行や利用する航空会社、現地でSIMをどうするのか、関空への道のりなど、一体私は何をしにこのお店に来たのかを忘れるほど、楽天モバイルへのMNP転入とは関係のない話題になりました。

そのくらい、お店では閑古鳥が鳴いている。3年以上も続いた愚かな新コロ騒動感染対策の影響を受けて、どの携帯ショップに行くにもいちいち、予約しなければならなくなり、そんな手間をかけるより、多くの人がネットで完結する方法で乗り換えようとするようになったのではないかと推測します。

楽天モバイルMNP転入とは関係のない話題でおしゃべりしたためか、1時間半ほどお店に滞在しました。難なく審査に通り、Rakuten Hand 5Gを一括1円で購入することができました。支払いには楽天ポイントを利用したので、現金での支払額は0円。この端末はeSIMのみ対応で、物理SIMを挿入することがないのが特徴です。

デュアルeSIM対応端末ですが、Rakuten Link Appを使って発信する場合は「モバイルデータ通信」と「デフォルトの音声回線」の両方を楽天モバイルのeSIMに指定しておかないと、非通知で発信する、そんなおかしな仕様になっています。(「音声発信専用端末として使わないで!パケットを3GB以上消費して楽天の売り上げ増に貢献してください」という目論見に違いない。)

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Rakuten Link for macOS (beta)

Rakuten Linkデスクトップ版(ベータ版)がダウンロード可となったので、試してみました。このAppはAppleが承認していないのか、楽天モバイルのサイトからのみダウンロード可能です。デスクトップ版を試用するにはRakuten Linkスマートフォン版が必要であり、楽天モバイルの回線を契約したSIMがスマートフォンに入っていることが前提で、しかも同じアカウントでログインしたスマートフォンとMacまたはPCが同じネットワークに繋がっていなければなりません。

さらに面倒なことに、デスクトップ版から発信した直後にiPhoneに通知が届き、タップしないと通話を開始することができないという仕様。(スマートフォン版Rakuten LinkがAndroid端末にインストールしてあり、同期してある場合は、通知は届かないようです。)結局、iPhoneに届く通知をタップしなければならないのであれば、始めからiPhoneのLink Appで発信すれば良いと言うことになります。詐欺電話や迷惑電話防止対策のためと思われますが、ちょっとやり過ぎのような気がします。

SIMがオンになっていても楽天モバイルの電波が届かないような場所ではMacから発信することは不可能でした。

Rakuten Mobile — No Caller ID

デュアルSIM対応のiPhone 12 miniにインストールしたRakuten Linkから通話発信したら、No Caller ID(非通知)になりました。

調べると、通話の相手がRakuten Linkを利用していない場合で、且つ、「デュアルSIM対応製品にて、モバイルデータ通信、通話/音声回線に利用するSIMを楽天モバイル以外のSIMに設定している場合」に非通知で発信するとあります。

上の画像で示した設定のように、非通知を避けるには「モバイルデータ通信」と「デフォルトの音声回線」を共に”Rakuten”に指定する必要があると言うことです。これではデュアルSIM対応製品を有効利用できません。

MNP (Mobile Number Portability) Switching Tactics — Part 3

iPhone 12 mini (CI) iPad mini 4 (CI) で戦略を一部、変更しました。

iPhone 12 mini (CI)
Rakuten(紹介キャンペーンeSIM新規)
BIC(物理SIMデータ主回線)>>> 解約
povo 2.0(eSIM音声主回線)>>> BIC(店頭キャンペーン物理SIMデータ主回線)

iPad mini 4 (CI)
mineo(物理SIMデータ専用)>>> BIC(店頭キャンペーン物理SIMデータ専用)

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MNP (Mobile Number Portability) Switching Tactics — Part 2

計画を立てても計画通りには進まないものです。楽天モバイル紹介キャンペーン(第2弾)を利用して、iPhone 12 mini (CI)で、BIC(物理SIMデータ主回線)>>> Rakuten(eSIM音声主回線)にMNPしようとしました。紹介してくれた本人の前で、開通させようと言うことになり、MNP予約番号の発行が遅いBIC SIM (IIJmio) からのMNPは諦めました。BIC SIMの回線は主にデータ通信用、通話発信用として使っており、通話の受信には使っていなかったので、MNPすることによる利点は何もない。なので、新規で回線を契約することにしました。

AIによる本人確認(eKYC)を利用しようとしましたが、撮影方法に不手際があるのか、書類不備で契約できない。

紹介キャンペーンが適用されなくなると困るので、eKYCによる本人確認は諦めて、申し込み自体を一旦キャンセルしようとしました。が、申し込みの手順が中断された状態なので、キャンセルすることができない。楽天モバイルのカウンターがあるジョーシンで再申し込みすることにしました。

R CREWと書かれたTシャツ着用の店員さんに状況を説明し、最初から新規で紹介キャンペーンを利用しながら申し込むことにしました。中断した状態の申し込みは、本部と連絡しながらキャンセル処理できたようです。2時間近くを要しましたが、新規で回線契約が完了し、その場で開通。

楽天モバイル紹介キャンペーン(第2弾)は、「被紹介者が過去に回線契約を解約し、本キャンペーン適用がなく今回新たに回線を申し込みする人も本キャンペーンの対象になる」とのことですが、「本キャンペーン」に(第1弾)が含まれるのであれば、我々は恐らく、「本キャンペーン」の対象外になります。この辺りの詳細については、実際に申し込んでみて、ポイントが付与されるまでわからないそうです。キャンペーン対象外であることがわかっているのであれば、Rakuten Hand 5Gを1円で入手するのですが。

楽天モバイルは店頭で申し込んだ場合も初期手数料が無料ですが、その代わりなのか、「楽天ひかり」やRakuten Turboの案内を聞いてあげる必要があります。我々の自宅周辺ではNTTの光回線がないので、「楽天ひかり」の選択肢はなく、楽天の電波受信状態が良くないので、Rakuten Turboも即解約になる可能性大なのでどちらもお断りしました。

楽天モバイル最強プランを契約し、一時的にeSIMを入れたiPhone SE 3を自宅に持ち帰りました。屋外ではアンテナ3本立ってましたが、屋内に入るや否や、アンテナが1本になり、やがて圏外に!

auローミング電波が切られた2年前と状況が変わっていないことがわかりました。当時は通話主回線として楽天モバイルの回線を契約しており、受発信ができない楽天モバイルはどうしようもないので、解約したと言う経緯があります。

楽天モバイル最強プランはサービスエリアが「業界最高水準の人口カバー率99.9%」を謳っていますが、我々の自宅屋内は0.1%に該当するのだろうか?楽天が言う、サービスエリアは「2023年6月時点。人口カバー率は、国勢調査に用いられる約500m区画において、50%以上の場所で通信可能なエリアを基に算出」だそうです。何をもって最強プランなのか?「国勢調査500m区画において、50%以上の場所で通信可能」って、算出方法によっては人口カバー率は50%であるかもしれない。

MNP (Mobile Number Portability) Switching Tactics — Part 3へと続く。
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MNP (Mobile Number Portability) Switching Tactics — Part 1

契約する複数の通信事業者を定期的に変更しながら毎月の通信費を極力節約する、我々にとってそんな季節が到来しており、あれこれ模索中です。現在、考えている戦略は、

iPhone 12 mini (MG)
povo 2.0(eSIM音声主回線)>>> BIC(物理SIMデータ主回線)
BIC(物理SIMデータ主回線)>>> povo 2.0(eSIM音声主回線)

iPhone SE 3 (MG)
OCN(物理SIM スタンバイ)>>> povo 2.0 (eSIM スタンバイ)


iPhone 12 mini (CI)
BIC(物理SIMデータ主回線)>>> Rakuten(eSIM音声主回線)
povo 2.0(eSIM音声主回線)>>> BIC(物理SIMデータ主回線)

iPad mini 4 (CI)
mineo(物理SIMデータ専用)>>> NO SIM(テザリング運用)


私(MG)はiPhone 12 miniでpovo 2.0とBICを入れ換え(店頭でBIC 14,000ポイント入手)、iPhone SE 3はOCNから2回線目となるpovo 2.0に乗り換えし、2台のiPhoneを実質0円運用。

同居人(CI)はBICからRakutenに乗り換えて、Rakuten eSIMをRakuten Linkで音声発信専用として使用し、povo 2.0からBICに乗り換えた(店頭でBIC 14,000ポイント入手)物理SIMはデータ主回線として使用。iPad mini 4はmineoを解約してテザリング運用。

2023年8月5日追記:

楽天モバイルのサイトを見ていて気になったキャンペーンがあります。「楽天モバイル紹介キャンペーン第2弾」では「被紹介者が過去に回線契約を解約し、本キャンペーン適用がなく今回新たに回線を申し込みする人も本キャンペーンの対象になる」とのことです。楽天最強プランを契約している紹介者が身近におられるので、紹介をお願いしよう。

MNP (Mobile Number Portability) Switching Tactics — Part 2へと続く。

A Trip To JB + SG — Part 3 (SIM/eSIM)

3週間後の出発となるJB + SG旅行を前に現地で使用するSIM/eSIMについて調査中です。同時進行で2台のiPhone 12 miniと1台のiPad mini 4で契約するキャリアの見直しも実施中であり、混沌とした状況になっているので整理しておきます。

海外旅行時は、義父から毎晩同じ時刻にかかる電話をどの端末でどのようにして受信するかという課題もあります。現状のiPhone 12 miniを持って国外に出かけると、音声主回線としている同居人のpovo 2.0 eSIMで着信することになります。タイミングよく、povo 2.0では海外ローミングサービスが今年の夏に始まりました。音声通信・SMSは7月20日にすでに開始されており、データ通信は8月1日から順次開始されているようです。

着信料金について調べると、povo 2.0の場合、マレーシアでは¥80/分、シンガポールでは¥155/分の料金が発生します。発信者は相手がどこにいようが、発信者が契約する料金プランが適用されるので、発信先相手が国内にいる場合と料金は同じ。ついでに楽天モバイル最強プランの場合を調べると、着信料金はマレーシアで¥95/分、シンガポールで¥180/分となっており、いずれのキャリアもシンガポールで着信するとマレーシア着信時の2倍ほど高くなる。

データ通信で気になるのが、楽天最強プランの利点の一つ、「海外でも2GBまで無料」が使えるということ。誤解を招くかもしれないこの表現、調べるとこの2GBには国内で消費するデータ利用量に加算されるということ。そして海外での高速データ容量2GBを超過した場合は最大128kbpsで使い放題。また、高速データ容量を1GB当たり500円でチャージ可能だそうです。ホテル4泊機内1泊6日の旅行なら3GBあれば十分な気がします。

楽天モバイル最強プランではRakuten Linkを使用すれば、「日本の電話番号との国際通話が無料」になるという利点もあります。このRakuten Linkでの通話はデータ利用量にカウントされないので、長電話してもパケットが消費されることはない。そして、「日本の電話番号との国際通話が無料」ということは、海外旅行同行者が日本の電話番号で受信できる端末を持っていたら、Rakuten Linkで無料通話での発信ができることになります。但し、「Rakuten LinkアプリiOS版をご利用のお客様は、相手がRakuten Linkを利用していない場合、iOS標準の電話アプリに着信いたします。海外にいるときは着信料が発生いたしますのでご注意ください」を見落とさないように!

2008年のF1シンガポールGP初開催から2019年まで連続観戦12回の記録が途絶えましたが、セルラー版iPadを持参するようになった2010年頃からSIMは毎年現地で調達していました。過去の記事を読み返すと、1GBのM1 SIMをS$20.00で購入しています。インド人両替商から買ったシンガポールドルの当時の為替レートはS$1.00 = ¥64って!13年後の今日のレートはS$1.00 = ¥106。色んな意味で日本は、とっくに追い越されて先を進むシンガポールの周回遅れになっていることを実感せざるを得ません。

今年も現地で旅行者用プリペイドSIMを購入しようと調査中ですが、旅程を考慮すると、1時間半しかないKLIA2(クアラルンプール)でのストップオーバーの間にAirAsia系列のTune Talkなどの安い現地SIMを手配するのは困難。JB(ジョホールバル)到着時に入手することも可能かと思い、調べてみると現在は空港でのピックアップは利用できないようです。

Amazonで入手できる物理SIMカードか、KLOOKのeSIMを候補として挙げています。eSIMの方は、シンガポールとマレーシア両方の国で使用でき、5日間有効、500MB/dayで¥1,176。いずれもデータ専用のSIM。

A Trip To JB + SG — Part 4 (AirAsia Check In) へと続く。
A Trip To JB + SG — Part 2 (Mr. D.I.Y.)に戻る。

Rakuten Mobile Again

昨年暮れに義母がdocomoのガラケー(3G FOMA)からauに乗り換えた際にただ同然で入手したiPhone SE 2nd 64GB Whiteは、私の手元で冬眠状態でした。義母は同じiPhone SE 64GBのProduct Redを使用しており、AppleCare+に加入しておらず、故障や紛失時に備えて予備端末として置いていたものです。義母は初めてのスマホであるiPhoneを使い始めてから、およそ3ヶ月が経過し、ようやく慣れて来ました。

このまま寝かせておくのも勿体無いので、この端末に新しい電話番号で再契約したRakuten MobileのeSIMを入れて、自宅で無料固定電話のように使おうという企みです。去年の12月の時点では自宅周辺が圏外でしたが、現在は自宅屋内でもアンテナ2〜4本立っており、安定しています。

9年前に入手したPanasonicのデジタルコードレス電話機、VE-GDW03DLを今も固定電話機として使っています。Smartphone Connect for GDW03をインストールし、iPhoneを親機であるVE-GDW03DLに登録すると、iPhoneが固定電話機の子機として使えるので、既に登録済みの古いiPhoneを減設してから、iPhone SE 2ndを子機として登録しました。

Rakuten Mobile UN-LIMIT VI with Huawei P9 lite

自宅周辺が圏外となり、堪忍袋の緒が切れて先月、解約したばかりの楽天モバイルですが、Rakuten Link Appを用いた無料通話は使いたいので、新しい電話番号で再契約しました。解約月と再契約月が同じ10月なら複数回線を使用したと見做されて、2回線目の利用料金1,081円が課金されます。これは避けたいので、月が変わった本日、再契約した回線を開通しました。

去年、兄から譲り受けた2016年発売のAndroid端末、Huawei P9 liteは物理SIMのデュアル仕様ですが、eSIM不可なので、今回は物理SIMを申し込みました。楽天モバイル公式サイトではP9 liteは非対応機種であり、楽天回線のSMSのみ利用可能と記載されていました。(確認済みOS: Android 7.0、ビルド番号:VNS-L22C635B401)

しかしながら、こちらのサイトでは、ビルド番号を更新し、APNを手動入力することにより、楽天圏内ではすべての機能が利用できるという記載があります。これは試す価値ありということで、ビルド番号を確認すると、すでに最新のVNS-L22C635B401にアップデートしてありました。

APN設定は楽天モバイルSTART GUIDE p.30に記載の通りに実施しました。具体的には、APN名:rakuten.jp、APN: rakuten.jp、MCC: 440、MNC: 11、APNタイプ:default,supl、APNプロトコル:IPv4/IPv6、APNローミングプロトコル:IPv4/IPv6。PDPタイプは設定項目なしでした。

自宅周辺が楽天圏外であれば、開通時に必要な認証SMSを受信することができないので、楽天圏内である近くのコンビニに行き、開通手続きを実施しました。ブラウザーを立ち上げて、データ通信が可能であることを確認後、Link Appを使って発信テストを行いました。受信相手の兄によると、非通知にはならないとのことでした。

楽天圏外の自宅に戻り、再度、自分のiPhoneに発信してみると、今度は番号非通知でした。さらにAndroidのLink Appを使っている兄に発信すると、非通知ではないという。???どうやら、Link Appで受信できるAndroid端末の場合は、圏外の自宅から発信しても非通知にならないということでしょうか。

この端末は車載器として利用するのが最適かもしれないという結論になりました。端末が古いので、動きが遅いというマイナス面はありますが、FaceTime、Line以外の発信専用端末として使えば、大きな問題はなさそうです。

Porting From Rakuten Mobile To povo 2.0 via au — Part 4

自宅周辺が圏外になった楽天モバイルからpovo 2.0へのMNPの際に、auで途中下車したことで、破格値で入手したiPhone 12 mini 64GB Blackは同居人が使用することになりました。今年の1月に購入したiPhone SE 2nd 64GB Product RedからiPhone 12 mini 64GB Blackにデータを移行しました。データ移行の前にiOSのアップデートが必要でした。

BIGLOBEの物理SIMを入れ替えて、構成プロファイルをインストールしました。楽天モバイルのeSIMはMy Rakuten Mobile Appから再発行して有効化する必要がありました。

Apple Watch SEとのペアリングは引き継がれないので、その分、データ移行に時間を要しました。

iPhone 12 mini 64GB BlackにはブラックのMUJJO製本革ケースを装着します。

ケース内張は日本製マイクロファイバーのサテン仕上げ。

外側はフルグレインの植物タンニン。

ベゼルの部分は液晶画面の高さ+1ミリなので、画面を下にして置いても画面に傷がつきにくい。Apple純正レザーケース同等以上の高品質だと思います。

左のiPhone 12 mini 64GB Product RedはBIGLOBE (au)の物理SIMとpovo 2.0のeSIMの組み合わせ、右のiPhone 12 mini 64GB BlackはBIGLOBE (docomo)の物理SIMと楽天モバイルのeSIMの組み合わせとなりました。楽天モバイルとpovo 2.0は0円運用のため、2台のiPhoneの月間利用金額は、それぞれ3GBのデータ通信で合計1,328円です。

Porting From Rakuten Mobile To povo 2.0 via au — Part 5へと続く。
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