Good Bye, Pan-STARRS (C/2011 L4)!

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3月10日に近日点を通過し、0〜1等の極めて明るい彗星になったパンスターズ彗星(C/2011 L4)は、周極星となり、一晩中観察可能になりました。しかし、どんどん暗くなっているので私が現在所有する機材で観察+撮影できるのは最後かと思い、琵琶湖岸に撮影に行って来ました。換算150mmぐらいの焦点距離で撮影した画像で確認することができましたが、残念なことにピントが少しずれていて公開できません。

パンスターズ彗星は肉眼でも見えるだろうと予想されていましたが、結局、私は肉眼では観察できずじまいでした。彗星が最も明るかった3月中旬は、日没後の薄明の空だったので、確認するのが困難であったことがその主な理由です。上空の黄砂が毎日のように日本列島を覆っていたことも、さらに条件を厳しくしていたと思います。

それでも双眼鏡で容易に確認できる日が何日かありました。4月4日と5日早朝にはアンドロメダ銀河との感動的なランデブーを撮影することができました。一つ、心残りがあるとすれば、観察可能であった短い時間は写真撮影にほぼ専念していたので、脳裏にはっきりと残るほど、双眼鏡での眼視観察ができなかったことです。

次にやって来る明るい彗星、ISON(C/2012 S1)は黄砂の影響がない、空が澄んだ季節なので思う存分、双眼鏡で観察してやろうと考えています。写真撮影は換算50mm〜75mmぐらいの標準レンズで十分と思わせるほど明るくて長い尻尾を見せてくれることを願っています。

星の観察と撮影は年末まで暫くお休み?ではなく、次は来週5月5日と6日の丑三つ時から明け方にかけて、観察できるみずかめ座η流星群です。午前3時過ぎに昇る光度11.27%(5月6日)の三日月はそれほど大きく影響しないと思われます。極大は6日午前10時頃(JST)です。輻射点が東の地平線に昇る午前1時半頃から夜明け前までが観察に適しています。

Suzuki Jimny Engine Oil & Filter Replaced

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抹茶色の部分化学合成油、elf ALLEZ ECO 5W30に交換しました。ほぼ半年ぶりにQuaker Plus 5W-30からの交換になります。今回は4L缶を買って来ました。オイルフィルターと同時に交換するのでちょうど1L余ります。

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ジムニーのエンジンオイル、オイルフィルター交換時はジャッキアップしなくても良いのですが、自作の寝板が高めなので、前輪のみラダーレールに載せています。AP製のこのラダーレールではおよそ65mm、タイヤ設置面を高くすることができます。

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この前の車検でオイルパンも綺麗に塗装していただきました。ドレンボルトは外した状態です。

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今回はこの組み合わせ(17mm標準ソケット、エクステンションバー、スピンナーハンドル)でドレンプラグを取り外しました。ディープソケットを使用する場合はエクステンションバーは不要です。

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オイルフィルターを取り外すと、床に置いた廃油受けに廃油が到達する前にすぐ下のパーツが汚れます。新聞紙をパーツの上に敷いておくとパーツは汚れずに済みます。

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オイルフィルターの着脱はやはりカップ型のフィルターレンチが便利。ジムニー(JB23W-6)の場合は64mmのカップ型オイルフィルターレンチ。

elf ALLEZ ECO 5W30はQuaker Plus 5W-30と比較して全体的にジムニーとの相性がより合っているように思います。特に坂道と高速走行時でのトルク感が向上したように感じます。耐久性もこちらの方が良いように思います。

総走行距離:58,884km

Suzuka 2&4 Races — Super Formula Round 1 Race (Part 2)

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ホームストレートに面したグランドスタンド上段からマシン数台のピット作業を見てから、トンネルを潜り、逆バンクからS字コーナーが見渡せるE席、D席方面へと移動しました。撮影を主な目的にサーキットにやって来る人の多くが大砲のような高級レンズを装着したフルサイズのカメラを一脚に載せて、高速シャッターで撮影されています。APS-Cサイズ(Nikonの場合はDXフォーマット)のカメラに比較的小さなズームレンズを装着している私の場合、機動性を生かした流し撮りに専念しています。流し撮りは歩留まりは悪いけれどもスピード感が表現しやすく、意図した通りに撮れると大きな満足感が得られます。しかし、上の画像はSS: 1/400秒、ピントが合っていて被写体ブレや手ブレはないけれども、十分にスピード感が表現できているとは言えません。

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被写体の車速にもよりますが、シャッタースピードは速くても1/250秒ぐらいを目安にすれば、背景が意図した通りに流れます。

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レンズをAF-S DX VR Zoom-Nikkor 18-105mm f/3.5-5.6G EDに交換して換算78mmで流し撮り。SSは1/125秒。広角にすればシャッタースピードを落としても歩留まりは下がりません。立体的に見えるのでズームアウトしても面白い。

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ジャンプスタートでドライブスルーペナルティーを受けた佐藤琢磨選手は終盤でマシンに排気系のトラブルが発生しました。

Sony DSC-RX100を小形三脚に載せて撮影した動画の編集が終わり、YouTubeにアップロードしたので下にリンクを張っておきます。佐藤琢磨選手のジャンプスタート、証拠映像が撮れました。ピット作業の様子もF1のそれとは随分と異なるのがわかります。Super FormulaのエンジンはToyotaとHondaが供給していますが、スペックは同じ。排気容量3,400cc、V型8気筒で最高回転数は10,300rpm、最高出力は600PS以上。(オーバーテイクボタンを押すと20秒間、回転数は10,700rpmに引き上げられる。)

エンジン回転数のわりに特にストレートは19,000rpmのF1マシンのような甲高い音がします。ロータリーエンジンの9,000rpmと大して変わらないのになぜこんな甲高い音が出せるのかと不思議に思い、調べてみるとどうやらその原因は一本出しのマフラーにあるようです。エンジン回転数を10,000rpmとした場合、周波数は8÷2×10,000÷60=667Hzとなるそうで、この周波数は、マフラー二本出しのF1マシンの周波数(エンジン回転数を19,000rpmとした場合)、4÷2×19,000÷60=633Hzとほぼ同じになります。これで謎が解けました。

Ferrari Challenge Trofeo Pirelli Asia Pacific

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Taken on September 26, 2012 at Marina Bay Street Circuit in Singapore

もしやと思い、去年のF1シンガポールGPの画像ファイルを調べたら、サポートレースとして開催されたFerrari Challenge Trofeo Pirelliに日本から参戦するShigeru Terashima氏の458 Challengeが写っていました。CORNESのデキャルが車体に貼ってある黄色いマシン、カーナンバーは31番なので間違いないと思います。シンガポールまで車を搬送しておられたようです。

寺島氏は4月21日(日)、鈴鹿サーキットで開催されたFerrari Racing DaysのChallenge第2戦終了直後のホームストレートでスピンし、制御不能となったマシンが1コーナー寄りのピットレーンとトラック合流付近のガードレールに激突してマシンが大破する大クラッシュを起こし、近くの病院に運ばれたものの意識不明の重体。ボランティアのオフィシャルの方、一名が骨折を負い、同じ病院に運ばれたそうです。表彰式と予定されていた以後のプログラムは中止。

マシンがなぜレース終了直後のホームストレートでスピンしたのか、原因は発表されていないようですが、このレースをサーキットで観戦していた方のブログを読むと、寺島選手がチェッカーフラッグを見過ごした可能性が大きいとのことです。このジェントルマンレースにゲストとして参加した元F1ドライバーの小林可夢偉選手を含む先行車数台が、チェッカーフラッグを受けて急?減速。追突を避ける為に急ブレーキと急ハンドルで回避しようとしたらスピンしたのではないかと言う推測です。

最後尾からスタートした小林可夢偉選手は28台も458 Challengeをオーバーテイクし、4位でフィニッシュしたそうです。クラッシュした寺島選手は7位なので、どこかで追い抜かれていることになります。元F1ドライバーをジェントルマンレースに参加させ、最後尾からのオーバーテイクショーを期待させた主催者に問題があるのではないかと思います。また、そうした期待に応えて手加減しない小林可夢偉選手もどうなのかと思います。

元F1ドライバーに追い回されれば、ベテランのジェントルマンドライバーもチェッカーフラッグを見過ごしてしまう基本的なミスを犯したとしても不思議ではありません。寺島選手とオフィシャルの方の早期回復を願います。

携帯電話で撮影されたという動画はこちら

Suzuka 2&4 Races — Super Formula Round 1 Race (Part 1)

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Super Formula 第1戦決勝レースの開始を前にスターティンググリッドに整列するマシンと各チームの関係者。今年の鈴鹿でのレースは51ラップの長丁場。写真撮影にはこの場所は最適とは言えないので、ピット作業を見てからE席かD席の辺りに移動しようと考えています。

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レース前の緊張感が漂うグリッドは滅多に見れません。インディーに参戦する佐藤琢磨はアメリカ各地と日本を忙しく行き来しながら日本のファンのために鈴鹿で開催される大きなイベントに参加してくれます。この人の観客動員力には凄いものがあると思います。新生スーパーフォーミュラ第1戦で6番グリッドから追い上げるはずの佐藤琢磨には、この後、不運なことが起こります。

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5列目まで赤いランプが順に点灯した後、すべてのランプが消えた時点でレースは始まります。

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緩い下り坂になっているスターティンググリッドはジャンプスタート(フライング)に要注意という話が「ドライバートークショー」でありました。

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注意していたはずの佐藤琢磨はジャンプスタートでドライブスルーペナルティーを受けました。連写撮影していて私も気付いたのですが、フライングしたと言うより、ランプが消える少し前に下りになっているグリッドでタイヤ半分ほど意図せず前に進んでしまった感じだと思います。本人は無線でペナルティーを知らされるまで、気付いていなかったそうです。

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いつもテレビ中継で見ているF1のピット作業とは随分と異なります。ジャッキアップとタイヤ交換、給油をする人、ロリポップを持っている人など、合計5名と少ない。一人で二役以上をこなしている。

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消火器のようなものを持って待機している人を入れるとピットスタッフは合計6名。前輪の交換をする人はマシンのノーズの部分に手を置いて右から左へと飛び跳ねるようにして移動しています。ジャッキアップも同じ人がするようです。

Suzuka 2&4 Races — JSB 1000 Race

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日曜午後のスケジュールはJSB 1000決勝とスーパーフォーミュラの決勝ということで、ホームストレートに面するV席グランドスタンドの1コーナー寄りで観戦+撮影することにしました。写真はJSB 1000決勝前に行われた「Honda Racingドライバートークショー」に現れた佐藤琢磨選手。小暮卓史選手、武藤英紀選手に続き、最後方は先月の感謝デーの時にパドックで遭遇したHP REAL RACINGの塚越広大選手。

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4輪レースとは異なり、2輪レースは出場車両の台数が多く、スターティンググリッドの間隔が狭い。上の方の席なら比較的、金網が邪魔にならないので撮影も可能。ピットの様子が良く見えます。そして何より、大きなスクリーンがグランドスタンドの観客に向けて設置してあるので、レースの進行状況が映像で確認できます。

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画質の設定をJPEG Fineに変更して高速連写で流し撮り。高速連写モードに設定していると、意図したコマ数以上にシャッターを切ってしまう傾向があります。Nikon D7000はメモりカード挿入口がダブルスロットになっており、私は16GBのSDカードを2枚挿しにしています。画質をRAW(ロスレス圧縮14ビット記録)に設定していると、1コマあたりのファイルサイズは約19.4MB、16GBのSDHCカードには446コマしか記録できません。画質をFINE、サイズをLにすれば、1コマあたりのファイルサイズは約7.8MBとなり、16GBのSDHCカードには約1626コマを記録することができます。スロット2の機能は「順次記録」に設定しています。これはスロット1に挿したSDカードがいっぱいになれば、順次スロット2のSDカードに記録されるという設定です。

金網が少し写っている方がスピード感があります。風の抵抗を考えてライダーは前屈みですが、この体勢で前方が見えるのでしょうか。

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ライダーはグランドスタンドに近いラインを選んでいるようで、上の方の席でも金網が邪魔になりますが、写真としては面白い。こういう場面でオートフォーカスのモードをAF-Sに設定していると、意図しない所にピントが合ってしまうことが良くあります。

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超高速で右から左に駆け抜けるホームストレートではシャッタースピードが落とせません。上の画像で1/400秒。

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開幕2連勝の秋吉耕佑選手が華麗なウィーリーを見せてくれました。

Suzuka 2&4 Races — F3 Round 2 Race

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日曜午前に開催されたF3 Round 2決勝はB2席の最も1コーナーに近い所から観戦+撮影することにしました。ホームストレートからS字カーブまで見渡せるB2、B1席は人気があります。特に1コーナー寄りのB2席は大勢の観客が集まっていました。

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1コーナーは減速するけれどもほぼノーブレーキで飛び込むものなのかと言うことに、初めてこの席から観戦して気付きました。

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ここは2コーナーへと斜め方向に向かうマシンを撮影するのが面白い。レンズ(AF-S NIKKOR 70-300 f/4.5-5.6 G ED)の手ブレ補正はオンにしています。カメラが流し撮りを感知して、横方向の振れに対する補正はキャンセルし、縦方向の手ブレ補正だけ機能します。

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オートフォーカスのモードはAF-Cに設定していますが、このモードではファインダー内のピント表示が点灯してもフォーカスロックされず、シャッターを切るまでカメラがピントを合わせ続けます。さらに被写体までの距離が変化し続ける(被写体が撮影者の方に向かって来る、あるいは撮影者から遠ざかる)場合に効果的なのが予測駆動フォーカス。予測駆動フォーカスが作動すると、シャッターリリース時での被写体の到達位置を予測しながらカメラがピントを合わせ続けてくれます。

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AF-Cに設定しておけば、高速で動く被写体をファインダー内に捉えた時点でシャッターを半押ししてもフォーカスロックされません。被写体がずっと遠く(この席なら1コーナーに差し掛かる前)にある時点で半押ししておいて、カメラを左方向に振り、あらかじめ決めておいたシャッターリリース位置にマシンが到達した時点でシャッターを切り、そのままマシンの進行方向にカメラを振り続けることが大事。

Suzuka 2&4 Races — F3 Round 1 Race

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ヘアピンに向かう日本のF3マシン。クラシックなフォルムのF3マシンを見るのも撮るのも初めての体験です。F1を頂点とするピラミッドの3段目に位置するF3カテゴリーは若手ドライバーの育成カテゴリーだそうです。元F1ドライバーの片山右京、鈴木亜久里、佐藤琢磨、中嶋一貴もかつてはこのカテゴリーでモータースポーツを学んでいます。

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ヘアピン手前の観客席がないこんな場所からも撮影できます。ワックスを塗布したDOMKE F-6は無造作に地面に置いても汚れません。Manfrottoの小型三脚は動画撮影用に持参しました。

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130Rに移動しました。アクセルほぼ全開のマシンを被写体ブレなしに撮るのは至難の業。SS:1/320秒でもフレームの中心にマシンを捉えるのは困難です。

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若手ドライバー育成カテゴリーのF3には年配者も参戦しておられるようです。Car #30を操るのは46歳のDRAGON選手。#13 TODA RACINGの吉田基良選手は56歳。最年少のドライバーは18歳なので、親子ほどの年齢差がある。

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鈴鹿サーキットのランドマークとなっている観覧車はサーキットホイールと言います。少しだけ残っていた桜の花を前景にSony DSC-RX100で一枚。

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この後、観戦券所持者に無料開放されていたレーシングシアターを体験。目眩持ちの私は最初、危うい状態になりましたが、すぐに身体が慣れ、ドライバー視点でサーキット走行を楽しむことができました。

Suzuka 2&4 Races — Super Formula Round 1 Qualifying

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午後1時50分開始のSuper Formula第1戦の予選はヘアピンで観戦+撮影することにしました。

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気になるドライバーはやはりこの人、佐藤琢磨選手。オートフォーカスのモードはAF-Cに設定しています。被写体が静止しているときはAF-S、動いているときはAF-Cに自動的に切り替わる、AF-Aも試してみましたが、流し撮りにはAF-Cの方が慣れているためか、ピントが合いやすいと思います。

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いつも同じような角度からマシンを流し撮りしていると飽きてくるので、たまには変わった角度から1/1000秒高速シャッター。

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2番グリッドを確保したNAKAJIMA RACINGの小暮卓史選手。

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せっかく持ってきた重い超広角ズームレンズに交換してヘアピンの全景を一枚。

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13mm(換算19mm)の広角で流し撮りすると、被写体ブレしていないマシンだけが浮き上がったように立体的に見えます。

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TEAM無限の佐藤琢磨は6番グリッドに落ち着きました。

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ポールポジションを勝ち取ったのはDOCOMO TEAM DANDELION RACINGの伊沢拓也選手。

Suzuka 2&4 Races — JSB 1000 Qualifying

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鈴鹿サーキットに到着すると、JSB 1000 Aグループの予選が始まっていました。シケインから最終コーナーへと向かう久保山正朗選手。マシンはHonda CBR1000RR。カメラの画質は、ファイルサイズが大きくなるRAWに設定していました。SSは控えめな1/400秒で、カメラを左方向に振っています。

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今日は朝からモータースポーツ観戦日和の快晴。

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SSを1/250秒に落とすと難易度は上がります。BMW S1000RRの乗るライダーはTEAM VITAL SPIRIT、滋賀県所属の辻本範行選手。

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最終コーナー寄りのシケインQ席に移動しました。高台にある鈴鹿サーキットは見晴らしが良く、遠くに太平洋が見えています。

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Q席上方なら傾かせたマシンとライダーをほぼ真上から捉えることになります。二輪の撮影にはこの場所は適していないように思いました。

EXOMOUNT Universal Car Mount — Part 2

EXOMOUNT Universal Car Mount

3月21日のポストで紹介しましたEXOMOUNT Universal Car Mountのブラックが欲しいなあと思い、Amazonで調べてみました。販売会社は異なり、海外版の正規品ということですが、再び安く販売しているようです。ポスト投稿時はセール品価格¥1,090でした。

Mazda RX-8のダッシュボードの斜めになっている部分に購入直後に取り付けて以来、ゲル素材を用いた吸盤は一度も外れることがなく、しっかりとダッシュボード上に鎮座しています。走行時もクリップが緩んでiPhoneがずれ落ちるようなこともありません。バンパーを装着したままiPhoneを左右からしっかりと挟むことができ、また車から降りる時に素早くiPhoneを取り外すことができます。

Suzuki Jimny Spark Plugs Replaced

NGK Premium RX Spark Plugs

先月の車検時に交換を勧められていたSuzuki Jimnyの点火プラグを自分で交換することにしました。今回はNGKの比較的、新しいイリジウムプラグ、プレミアムRXを使用することにしました。黒いパッケージが特別な点火プラグであることを主張しています。

NGK Premium RX Spark Plug

このプラグはNGK史上最強プラグだそうで、中心電極に世界初の新素材「ルテニウム」を配合し、白金突き出しオーバル形状の外側電極を採用しているそうです。抜群の着火性、低燃費、耐汚染性、長寿命などの効果があるとか。エンジンの始動性に問題を抱えているので「抜群の着火性」の部分に特に惹かれました。

NGK Premium RX Spark Plug

この車は一年ほど前から、新車時に比べてエンジン始動に要する時間がプラス1、2秒、長くかかるようになっています。原因は古くなったバッテリーかと思い、去年の秋にPanasonic Blue Battery CAOS 75B24Rに交換しましたが、エンジン始動性に関しては改善が見られなかったという経緯があります。Suzuki Jimny JB23W-6型に適合するNGK Premium RXの品番はDCPR7ERX-P 97620です。

Suzuki Jimny JB23W — Replacing Spark Plugs

エンジンの中にある点火プラグはインタークーラーの真下!過給器(ターボ)を搭載したジムニーの場合、点火プラグにアクセスするには先ず、このインタークーラーをユニットごと取り外す必要があります。当然ながら、ダクト2本も取り外さなければなりません。この写真を撮影した時は気付いていないのですが、画像右側のエンジンルーム内に謎の青い物体が写っています。何でしょう?

Suzuki Jimny JB23W — Replacing Spark Plugs

インタークーラーの樹脂製カバーを#3のプラスネジ4本を緩めて取り外しました。滅多に使わないPB製#3プラスドライバーが活躍しています。

Suzuki Jimny JB23W — Replacing Spark Plugs

インタークーラーのカバーを取り外した状態。次はダクト2本をマイナスドライバーで緩めて取り外します。謎の青い物体が何なのか、まだ気付いていません。この青いパーツは前からあった自動車部品としか思っていない。

Suzuki Jimny JB23W — Replacing Spark Plugs

ダクトを縛る金属製のバンドを緩めてから、インタークーラー前方下部にあるボルト1本を10mmのソケットを装着したシールドラチェット(Snap-on F936)を用いて取り外しました。

Suzuki Jimny JB23W — Replacing Spark Plugs

取り出したインタークーラーユニット本体。

Suzuki Jimny JB23W — Replacing Spark Plugs

排気容量660CCのエンジンヘッド部が見えてきました。8mmのソケットに付け替えて、エクステンションバーを装着したシールドラチェットを用いて4本のボルトを緩め、ダイレクトイグニションコイルの樹脂製カバーを取り外しました。

Suzuki Jimny JB23W — Replacing Spark Plugs

3気筒のエンジンですからイグニションコイルも3本あります。10mmのソケットを装着したラチェットでイグニションコイルを固定しているボルト3本を取り外しました。これで簡単にイグニションコイルを取り外すことができると思っていたのですが…

Suzuki Jimny JB23W — Replacing Spark Plugs

手前2本は容易に取り外すことができましたが、最も奥にある1本は、インタークーラーを固定するステー(画像上方に写っている金属板)のボルト3本を緩めて浮かした状態にする必要がありました。ボルトは前方に1本、後方と言うかステーの裏側に2本あります。作業スペースがほとんどないので、この裏側2本を緩めるのに少々手間取りました。

Suzuki Jimny JB23W — Replacing Spark Plugs

16mmの点火プラグ専用ソケットを装着したAP製T型ハンドルを用いて、手前のプラグから順に取り外しました。手前の1本だけ、締め付けが妙に緩い。2回目の車検時に整備士の方がプラグを外して状態をチェックしたのだと思います。

Suzuki Jimny JB23W — Replacing Spark Plugs

点火プラグ専用ソケットを用いて取り外した古い点火プラグ。

DENSO IRIDIUM IXU22C Spark Plug

純正品はDENSOイリジウムIXU22Cでした。まだそれほど劣化しているようには見えません。2009年3月の初回車検時に交換したものです。このプラグで31,959km、走行したことになります。ロータリーエンジンの使用済み点火プラグとは異なり、乾いています。エンジンオイルが付着していないので至近距離で見ると新品のように綺麗に見えます。

Suzuki Jimny JB23W — Replacing Spark Plugs

しかし、少し距離をあけて見ると、ご覧の通り、カーボンが付着して汚れており、やはり使用済みのプラグです。

Suzuki Jimny JB23W — Replacing Spark Plugs

NGK製の新しい点火プラグ(ネジ径12mm)はメーカーが指定する締付トルクが15N•m〜20N•mだったので、プリセット型トルクレンチは18N•mに設定しました。

Suzuki Jimny JB23W — Replacing Spark Plugs

エンジンルームの隅っこにあった謎の青い物体の正体はこれでした。幼児用のスリッパ???何であんなところに置いてあったのか?いつからあったのか?ますます謎は深まるばかり。

このジムニーを購入した2006年まではEunos Roadster (NA6CE)を所有していました。10年以上も前のことですが、冬になると、暖かいエンジンルームを子猫が勝手に住処にしていました。エンジンの上で子猫はフライドチキンを食べていたようで、その痕跡である手羽先の骨の部分がシリンダーヘッドの上に置いてありました。

屋外駐車のジムニーのエンジンルームで、猫が冬の間、暖を取っていることは十分に考えられますが、幼児用のスリッパを猫が持ち込むことはないと思うのですが。先月の車検時に整備士は気付くはずなので、それ以降に誰かがエンジンフードを開けて、車の形をしたこの幼児用スリッパをエンジンルームの隅っこに置いた?何のため?整備した人がいたずらをしたとは考えられないし…

話題がそれました。新しい点火プラグを取り付けたエンジンは着火性が改善されました。エンジンはセルを回してすぐに気持ちよく始動するようになりました。加速性能や燃費も改善しているかもしれませんが、その辺りに関しては後日、レポートします。

使用した主な工具類

  • 10mmのコンビネーションレンチ
  • 差込角3/8″の10mm標準ソケット
  • 差込角3/8″の8mm標準ソケット
  • #3プラスドライバー
  • 差込角3/8″シールドラチェット
  • 差込角3/8″の16mmマグネット式点火プラグ専用ソケット
  • 全長265mmのT型ハンドル
  • モータースポーツ用プレセット型トルクレンチ

作業の難易度:5段階で3

総走行距離:58,659km

"There was a problem connecting to Flickr. The operation couldn't be completed (OSStatus error-1)."

減量してコンパクトになったApertureのライブラリーをiMac内蔵ディスクに戻してから、久しぶりに表題のエラーメッセージが頻繁に出るようになりました。コンピューターをスリープ状態から起こした時にこのメッセージは現れます。スリープ時間に応じて多い時は、数十回、連続で現れます。OKを数十回、クリックすれば何事もなかったかのようにApertureは普通に使用できます。

どのくらい、久しぶりにこの不具合が現れたかと言えば、おそらく外付けディスクにライブラリーを移動させた頃以来でしょうか。内蔵ディスクにライブラリーが存在し、Apertureを立ち上げた状態でコンピューターをスリープさせると、このFlickrがらみのエラーが発生すると思われます。System Preferences… > Energy Saverで”Wake for network access”をチェックしている場合という条件も関係しているかもしれません。

このエラーメッセージをキーワードにネットで原因を調べてみると、Flickrユーザー向けのディスカッションボードにこのエラーメッセージを回避する解決法が投稿されていました。その解決策とは、Apperture > Preferences… > Webで”Automatically check for newly published albums”のチェックを外すという方法です。この方法を実行すると、スリープからの復帰後にエラーメッセージは現れなくなりました。原因は、スリープ中にFlickrにアクセスしようとしたら、ネットワークに繋がっていないので自動チェックできなかったということだと思います。Apertureのバグだと思われますが、一向に修正される様子はありません。「自動チェック」しない設定にしておくと、煩わしいエラーメッセージを回避することができます。

Comet Pan-STARRS — Rendez-Vous Avec La Galaxie d'Andromède (M31) —Part Two

At the Mouth of A Stream Flowing Into Lake Biwa

“The early bird catches the worm.”という英語の諺がありますが、二日連続で早起きした鳥は虫を捕らえることができたのでしょうか。少なくともこんな幻想的な景色は早起きしない限り、見ることができないのは事実です。ひねくれ者の私は、この諺を初めて聞いたとき、早起きした鳥ではなく、朝早くから辺りを徘徊した虫はどうなのかと思い、遅くまで寝ている自分を正当化しようとしたものです。

連日のように彗星撮影を繰り返していると、一連の手順に体が慣れ、撮影地に到着してから機材を設定して一枚目のシャッターが切れる状態になるまでの時間が大幅に短縮されました。慣れない頃は30分近く要していたのが、今では5分〜10分ほど。

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最も効率的と思われる手順を下にまとめておきます。

  1. 足場が安定していて視界を遮るものがないところに自由雲台を取り付けた三脚を設置する。
  2. ポーラーメーターの角度を観察地の緯度に合わせ、Vixen POLARIEのアクセサリーシューに取り付ける。
  3. カメラ用自由雲台を取り付けたVixen POLARIEを三脚に固定する。
  4. 磁気偏角を考慮に入れ、方位磁石の目盛と水準器を参考にしながら極軸を合わせる。(撮影地が琵琶湖周辺であれば方位角はプラス7°に合わせる。)
  5. 極軸がずれないように注意しながら、ポーラーメーターをポラリエから取り外し、被写体である彗星のおよそ2分後の高度になるよう、ポーラーメーターの角度計を設定し、一旦、ポケットにしまっておく。
  6. カメラをポラリエに載せて、星が点像に写るよう、明るい星、月、あるいは遠くに見える街灯の光を用いてマニュアルでピントを合わせる。(レンズは望遠端に設定し、液晶モニターを拡大しながら慎重にピントを合わせる。)
  7. ポケットからポーラーメーターを取り出して、カメラのアクセサリーシューに取り付ける。
  8. 磁気偏角を考慮に入れ、方位磁石の目盛と水準器を参考にしながら被写体の高度、方位角にカメラが向くようにする。
  9. ポラリエの電源を入れて、追尾を開始する。
  10. レンズを広角端にズームアウトし、その時の空の暗さを考慮に入れてISO、F値、露光時間を設定する。
  11. シャッターを切り、試し撮りをする。
  12. フレーム内に被写体である彗星が入っていること、点像に写っていることを確認し、同時に適正露出になるよう、必要に応じてカメラの設定を修正する。(星が流れて写っている場合は、極軸がずれているので、手順3に戻る。)
  13. 必要に応じて焦点距離を調節して撮影を続ける。
Comet Pan-STARRS and M31 (3226-3229 stacked)

広角端の70mm(換算105mm)でフレームのほぼ中央に彗星を捉えることができたので、数枚、露出を確認しながら撮影した後、思い切って望遠端の300mm(換算450mm)にレンズを合わせて30秒露光で連続撮影しました。4枚の画像ファイルをStarStaxでスタックしたのが上の画像。パンスターズ彗星とアンドロメダ銀河(M31)のランデブーを引き裂くように流星が流れています。人工衛星かと思い、SkySafariで調べてみましたが、この時刻(午前4時28分頃)に彗星とアンドロメダ銀河を引き裂くような軌道で通過する人工衛星は存在しないようです。

上の画像は換算450mmの望遠レンズを使い、30秒x4枚(合計2分)の露光であることを考えると、この簡易赤道儀の追尾精度の限界に限りなく近付いていると思われます。アンドロメダ銀河をもっと明るく写すには露光時間が足りません。

Comet Pan-STARRS (C/2011 L4) and M31 Over Lake Biwa

前日に失敗したので、この日は35mm単焦点(AF Nikkor 35mm f/2D)でもパンスターズ彗星がM31に急接近する様子を撮影しようと再挑戦してみました。何とか湖面と同じフレーム内に収まるよう、カメラを縦置きにしてみましたが、夜明け前の空が次第に明るくなり、長時間の露光ができないのでこの程度が限界でした。

The Jazz Groove

Just Mobile Upstand and iPad Wi-Fi 32GB

もうすぐ発売後3年になる初代iPad Wi-Fiモデル。埃まみれの状態では可哀想なので、用途を考えました。iPhone 5で時々使っているStormy ProductionsのTunemark Radioを初代iPadにもインストールし、ラジオ局のThe Jazz Grooveにチューンイン。BGMとして聴くことにしました。Tunemark Radioは有償Appですが、その代わり、広告バナーがなく、オンエア中のアルバムアートワークやアーティスト情報をリアルタイムで取得することができます。気に入った楽曲はマークしておいて後からiTunesで探すことも可能。さらにラジオ局のカスタムURLを登録することもできます。

非常に使い易いこのAppを使えば、世界のラジオ局数万局?からお気に入りのラジオ局が検索できるそうですが、そんな中でも選曲が素晴らしいThe Jazz Grooveが私のお気に入りになりました。Mac用iTunesでもこのラジオ局を聴くことができますが、Tunemark Radioで聴いた方が音質が良いです。AirPlayでAirport Expressを選び、真空管アンプ(Tri VP-MINI 88 Mark II)+ バックロードホーン型のスピーカーで聴いています。同じラジオ局なのにTunemark Radioは128k、iTunesは64kですから、そのビットレートの違いが如実に出ている気がします。

話題から少し脱線しますが、これから夏にかけての季節、熱を発する真空管アンプは見ているだけでも暑苦しくなるので、流行の小型で安価なデジタルアンプを入手して夏の間だけ使おうかと考えています。現在の候補はToppingデジタルアンプ [TP30] Tripath TA2024。入力がUSBとAUXの2系統あり、ヘッドフォン端子も付いている。綺麗な基板の画像を掲載しているということは、定評あるオーディオ用電子部品を採用していることと、造りに自信があることを知ってもらいたいためでしょうか。Amazonで買おうかどうか迷っているうちに、「現在在庫切れ」で「この商品の再入荷予定は立っておりません」になってしまいました。他にも多種多様なモデルがあるので、夏までじっくりと検討してみます。TOPPINGの日本語サイトはこちら