Biwako Great Fireworks 2025 — Part 3

7:21

花火大会当日の朝、一年間で最も多くの人が集まる大津駅前は準備万端のようです。私も機材を準備中です。撮影地に持参する予定のカメラ機材は以下の通り。

  • Nikon D7000
  • NIKON DX AF-S NIKKOR 18-105 mm
  • NIKON ED AF-S NIKKOR 70-300 mm
  • Tokina AT-X PRO SD 11-16 mm
  • Manfrotto 3脚2台

重い70-300は要らないかもしれませんが、念の為。カメラ機材以外には折り畳みの椅子2脚と食料、飲料、シート、フラッシュライト、虫除けスプレーなど。

16:12

同居人同僚ご自宅で入手したスイカは車載したクーラーボックスに入れて冷蔵保管。

16:18

同居人同僚が所有するビニールハウスに隣接する駐車場に車を停めさせていただきました。ここに来る前に重くて大きな荷物だけ先に、車から下ろして置いておく場所がないか、山田漁港周辺を彷徨きましたが、漁港周辺ではパトカーが巡回していて路駐しないよう、警告していました。今日はそんなに暑くはないし、荷物を一時的に車から下ろすのは諦めました。

16:40

機材一式を複数のバッグに入れ、三脚と椅子を携えて、Apple Mapsのナビを半ば無視しながら山田漁港方面へと徒歩で向かいました。20分少しで目的地が目の前に見えて来ました。東の空は晴れていましたが、花火が打ち上げられる西の空は嫌な雲で覆われています。

16:47

湖岸緑地公園北山田2の南よりに陣取ることにしました。浜大津が正面に見えるので、この辺りが二等辺三角形の頂点かと思いましたが、少し南にずれている。

16:59

三脚二台を湖岸に設置し、少し離れた木の下で待機中。打ち上げ開始までまだ2時間以上はあります。

18:01

一時間後、湖岸緑地公園北山田2の北の方に移動しました。本来は一昨日、下見した湖岸緑地公園北山田3の方が二等辺三角形頂点に近いのですが、そこはすでに場所取りする人がいたので、この辺りで妥協。

18:25

花火打上開始一時間前ですが、対岸と比べるとこんなに人出が少ない。近くの湖岸緑地公園の駐車場を閉鎖しており、周辺の道路も路駐禁止なので、ここまでやって来ようとすると、徒歩か自転車での移動に限られるというのがその大きな原因だと思われます。来年もこの辺りに陣取るとすれば、車輪が付いたスーツケースのようなものを用意した方が良さそうです。

18:33

雲行きが怪しくなって来たので、雨が降り出す前に夕食を。

18:50

対岸の浜大津から大津京辺りはすでに雨が降っていそう。左の南の方と右の北の方は対岸が見えるけれど、正面だけ土砂降りかもしれません。誰かがピンポイントで花火の邪魔をしているとしか思えないような天候。

20:17 ISO 200, 99 mm, f7.1, 8.0 s

花火打ち上げ開始直前からこちら側も厚い雨雲に覆われ、あれよあれよという間に土砂降り。三脚雲台に載せたカメラを取り外して、DOMKEの防水カメラバッグに片付けて、その上にシートを被せました。少し雨足が弱まってから撮影した一枚目のExifを確認すると、午後8時過ぎ。

20:18 ISO 200, 67 mm, f7.1, 8.0 s

二カ所から打ち上げられる花火の全貌が写るよう、焦点距離を広角よりの67ミリに変更しました。座面が水溜まりのようになった椅子は使えず、ずっと立ったままリモコンでシャッターを切り続けました。

20:19 ISO 200, 67 mm, f7.1, 8.0 s

レンズが濡れないよう、カメラの上方に日傘をさして。

20:22 ISO 200, 67 mm, f7.1, 8.0 s

アロハシャツが濡れて体に張り付いている。下着まで濡れてお漏らししたかのような嫌な感触。露天風呂でシャワーに入りながら花火を鑑賞していると思えば良いのかと開き直る。しかし、実際はシャワーというより、服を着たまま琵琶湖で泳いだのかと思うほど、財布の中の紙幣まで浸水していました。ポケットのタバコは全滅。

20:25 ISO 200, 67 mm, f7.1, 8.0 s

青い花火は作るのが難しいとテレビで言ってました。滋賀県内の花火製作所でしか作れないそうです。

20:29 ISO 200, 67 mm, f7.1, 8.0 s

雨の中、f値とシャッタースピードは変更できなかったので、すべて同じf7.1と8.0秒。Photos appで大幅に補正しました。Light、Curves、Levelsなど、星空写真の如く、触っています。

21:05

駐車場所への帰路はApple Mapsのナビ通りに歩きました。途中で出会った警備の方が一言、「これから先、何十年も忘れない思い出になるで!」って。私は確実にこの世にいませんが、死ぬまで記憶に残るかもしれません。

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Biwako Great Fireworks 2025 — Part 2

皇子が丘公園駐車場

昨日の夕方、花火撮影場所候補を下見して来ました。先ずは、大津京駅から近い皇子が丘公園。花火当日に駐車場を閉鎖する案内板は見当たらなかったので、当日も利用可だと思われますが、琵琶湖方面は建物や樹木が邪魔になって花火は一部しか見えないでしょう。湖西側は湖岸まで行くか、高台や山に登らない限り、全体を見渡すことができないと思います。2014年の撮影場所、大津市歴史博物館は当日は敷地内立入禁止のようです。

早めの夕食の後、対岸の湖岸緑地公園を下見して来ました。北山田1と北山田3駐車場は前日である今日の午後1時から閉鎖されるようですが、幸いにもこの辺りから徒歩圏内にお住まいの方(同居人同僚)のご自宅若しくは所有される施設に車を停めさせていただけることになりました。

maps.apple.com(ベータ版)の衛星画像スクリーンキャプチャー

去年の支那1駐車場よりも北山田湖岸緑地公園の方が打ち上げ地点により近く、この辺りは二等辺三角形のほぼ頂点に近い理想的な撮影場所です。北山田-1はタイムズ有料駐車場になっていました。

北山田-3駐車場、南の方から見た打上地点

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Biwako Great Fireworks 2025 — Part 1

ガレージ内はあまりにも高温なので、エアコンが効いた母屋の屋根裏部屋でびわ湖大花火大会撮影候補地をネットでロケハンしています。条件は近くに駐車場とトイレがあり、人が比較的少なく、気兼ねすることなく複数の三脚が立てられること。また、二つの打ち上げ地点から遠すぎず、近すぎないことで、理想は二等辺三角形の頂点。

f/13, 8s, 165mm, ISO 200 2019

過去に撮影した花火の画像を見ていて、条件が良かったのはやはり去年と2019年の撮影地ではないかと思うようになりました。上の画像は2019年に支那1湖岸緑地公園から撮影したもの。湖面に反射する様子は写っていませんが、背景に夜景が見えるのが尚良い。

72 mm, f9, 5.0s, 2024

こちらはほぼ同じ撮影場所でAF-S DX VR Zoom-Nikkor 18-105mm ƒ3.5-5を装着したNikon D7000で2024年に撮影した画像。夜景はほとんど写っていませんが、2019年の教訓を生かして湖面に反射させています。

大会当日の交通規制内容が毎年のように変更になるので、調べてみました。滋賀県営都市公園湖岸緑地のサイトによると、2025年8月7日13時〜8月8日終日は、帰帆島2・3、北山田1・3、支那1南駐車場は入口にバリケードが設置され、駐車場が閉鎖されるとあります。尚、帰帆島の一部を除き、公園内は利用できるようです。(つまり、花火が見たければ、歩いて行けっていうこと?)

2019年と2024年の撮影地は支那1南ですが、去年も支那1南は閉鎖されていたので、隣の支那1中?に駐車しました。

去年と異なる点は、連休前の今年4月25日からゲート式有料駐車場が暫定的に導入されていること。これにより、北山田1と支那1南、支那1中、支那2が有料になっている。支那1中か支那2は大会当日に閉鎖されないようなので、利用できるかもしれない。最初の30分が無料で、以降60分毎に200円、平日当日最大800円、休日当日最大1,000円。

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Otsu-Shiga Fireworks 2025 — Part 2

およそ2週間が経過しましたが、第23回大津志賀花火大会で撮影した動画の編集が終わったので、YouTubeにアップしました。

至近距離で撮影しているので、それなりに大きな音が録音されています。

3日後に迫ったびわ湖大花火大会は現在、撮影候補地を探しているところです。比較的、人が少ない撮影地を探していますが、駐車場が近くにあるところで写真、動画撮影に適した場所はなかなか見つかりません。

上の動画は「長等山テラス」と呼ばれる、大津市街地が見渡せる絶景スポットに2023年びわ湖大花火大会当日の早朝から登って撮影されたもの。2023年は我々はマレーシア、シンガポール旅行の準備で忙しくしており、びわ湖大花火大会には行っておりません。

比叡山ドライブウェイの夢見が丘駐車場と比べると、ずっと標高が低くて打ち上げ地点からより近い展望場所のようです。穴場だそうですが、当日の午前5時半に到着して待機している先行者がすでにいたそうです。体力を考えるとこの猛暑の中をまあまあ重い機材を担いで登山する気力はありません。

過去のポストを調べた、これまでの撮影地を以下にまとめておきます。

2012年 皇子が丘公園近く
2013年 比叡山ドライブウェイ夢見が丘
2014年 大津市歴史博物館
2015年 大津京駅前パチンコ店屋上駐車場
2016年 浜大津アーカス2階バルコニー
2017年 陸上自衛隊大津駐屯地
2018年 競艇場駐車場(茶が﨑)
2019年 湖岸緑地駐車場(支那-1)
2024年 湖岸緑地駐車場(支那-1)

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Kaya (Japanese Torreya) — Part 2

昨日、東寺ガラクタ市で入手した情報を元に碁盤の枘穴を調べてみました。碁盤に使われている材が榧であれば、八角形のこの枘穴が黄色っぽいと言われていました。確かに淡黄色であると言えなくはない。

すでに4分の1ぐらいはカットして、木工に使ってしまったこの碁盤の表面をディスクグラインダーで少し削って木目が目立つようにしました。

どこにも接合部がない無垢の一枚板であることは確実。板の表面に小さな割れがいくつもあります。

年輪が見える木口以外の面は木目が波打っている。削っても榧特有の香りがしないことがちょっと気になります。

調べると碁盤や将棋盤には「本榧」以外に「新榧」、桂、イチョウが使われることがわかりました。「新榧」って何の木かさらに調べると、希少な「本榧」の代用として使われるスプルースであることがわかりました。どのホームセンターでも手に入る、あのSPFのSpruceのことです。この「新榧」に対して本物の榧を「本榧」と言っているらしい。

芯材と辺材の色の差がはっきりしている桂ではないこと、そしてスプルースでもないことは経験上、明らかです。残るはイチョウであるかもしれないという可能性がありますが、この可能性を打ち消すのはちょっと厄介。判明すればPart 3で報告します。

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Toji Garakuta Flea Market — Part 9

8月第1日曜は古道具を効率よく見て回れる東寺ガラクタ市へ。今回もminority318さん宅に車を停めさせていただきました。minority318さんと共に九条通に面したsolkatt coffee kyotoでコーヒーをいただいた後、九条通を東に進んで南大門(正門)から境内に入りました。

“solkatt”とはスウェーデン語で太陽の反射を表すそうです。堀の水面に積乱雲と青空が反射している。

南大門から入ると、品数豊富ないつものおじさんの店が近い。LED LENSERのフラッシュライトに目が留まりました。

LED LENSERはドイツの高級フラッシュライトのブランド。こういう海外ブランドの小物を見つけるのが楽しい。電池が液漏れして固着しており、電池ボックスを取り出すことが不可。おじさんに価格を尋ねると、無料で良いので持って行ってって。

同じおじさんから猫用食卓テーブルの皿として使えそうな小皿、4枚ありましたが、200円で購入。

別の店で高級そうな綺麗な将棋盤と碁盤を見つけました。価格を尋ねると、いずれも三千円。樹種は何か聞いてみると、「桂」と言われました。芯材と辺材の色がはっきりと区別できる。樹種が榧なら数十万円はするとも。将棋盤を裏返しにして脚を一つ取っ払って、その枘穴の色を見れば、榧であるかどうかがわかると言いながら枘穴を見せてくれました。榧の場合、枘穴が黄色いそうです。黄色に染めた偽物もあると、見分け方に関する貴重な情報を教えてくれました。この将棋盤と碁盤の場合は木端を見れば榧ではないことは一目瞭然ですが。

体温を超えるあまりの暑さに負けて、いつもより少し早めに東寺で別れたminority318さん宅に戻りました。昼食は一緒に丸太町七本松にある「さぬき自家製麺うどん楽洛」で。暑くても食欲はあるので、私は「えびちく温玉」ぶっかけうどんの1玉を完食。同行者は「とりちくたまご」ぶっかけの1玉に「ざるうどん」0.8玉。

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Single Dish Dining Table for Cats — Part 12

通し枘の余分は歯振ありの鋸で切断後、鑿で微調整しました。画像はヒシカ工業製のカミソリのように薄くて小さな胴付き鋸を試しているところ。この精密細工鋸は厚みが0.1ミリ。胴が少し邪魔になりますが、0.1ミリ単位で削る場合に使えなくはありません。

今回は枘の隙間がほとんどなく、ウッドパテを使用したのは一部のみ。全体に120#と240#のサンドペーパーをかけて表面を整えた後、亜麻仁油を塗布しました。

Corelle製のシンプルな小皿に穴のサイズを合わせました。

これまでで最も完成度が高い気がします。

4本の脚はほぼ垂直に立ち、丈夫そうなので、幕板や桟は不要でした。

トリマーで切り抜いた部分にお焦げが残りましたがお皿を載せると見えないので良しとしよう。

以下にこの猫用一枚皿食卓テーブルの仕様を記しておきます。数値はすべて概算値。

天板:180 x 160ミリ(傾斜なし)
天板厚み:14ミリ
天板を貫通する穴の口径:129ミリ
天板までの高さ:129ミリ(表側)裏側に縁取りあり
脚:15ミリ角
Corell製小皿:136ミリ径、深さ35ミリ
小皿を含む重量:310グラム
亜麻仁油オイルフィニッシュ
天板に使用した材:桜一枚板
脚部に使用した材:欅、ウリン(楔)

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Single Dish Dining Table for Cats — Part 11

卓上ボール盤を使って、割れ防止用の小さな穴を枘に貫通させました。弘法市で買って来たこの卓上ボール盤、この種の細かな作業には向いている。

4本の脚に穴を貫通させてから楔を準備しようと、ウリンの端材を探している時に、枘が長すぎることに気付きました。4本の脚を同時に枘の長さを調整しようとして、卓上スライド丸鋸で5ミリほど枘を切断しようとした時にキックバックが発生しました。怪我はなかったので不幸中の幸ですが、脚一本に傷がつき、作り直すことになりました。

枘穴を彫る際にもこの前と同様に、卓上ボール盤を使用しました。

天板の厚みは異なりますが、この前、製作したものと同じ高さになるように調整しました。

木工接着剤を塗布してから楔を打ち込みました。脚はほぼ垂直に立ったので幕板や桟は不要かもしれません。後は枘の余分を切断し、天板のサイズを調整して、オイルフィニッシュするのみ。

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Single Dish Dining Table for Cats — Part 10

合板で製作した円切り加工用治具の無駄な部分をカットして野球のホームベースのような形状にしました。

欅の端材を使って脚部を加工しました。天板に枘を通す位置の墨線はエアコンが効いたキッチンで。

両手が使えるとこういう時は便利。

天板の両面に墨線を入れてから気付きました。この天板、平面出しの途中でした。表側は枘を組んだ後に仕上げることが可能ですが、裏側は枘組みしてから平面出しは困難。

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Single Dish Dining Table for Cats — Part 9

自由錐を使った穴空け作業で、意図した通りの口径で精確な穴を確実且つ安全に貫通させることに不安を感じるようになったので、トリマーを使用した円切り加工用の治具を製作することにしました。

トリマー(Ryobi MTR-42)の取扱説明書によると、ストレートガイドを用いた円切り加工では半径100ミリ〜200ミリの円を切ることが可能とあります。但し、半径150ミリ〜165ミリの円切り加工は不可。今回製作する猫用一枚皿食卓テーブルに使用するCorell製小皿の場合は穴の半径が64ミリなので、ストレートガイドは使えない。

こうなれば治具を自作するしかありません。

一辺が90ミリの正方形のベースプレートを使用する簡易的な治具を製作します。砥石台を加工する場合と同様に、一辺が90ミリの正方形で深さおよそ6ミリの窪みをルーターで掘り下げました。この窪みにベースプレートを載せます。

正方形の中心にビットを通すための穴をホールソーで貫通させました。中心が少しずれてしまいましたが、円切り加工にそんなに大きなビットは使わないので、使用上、問題はありません。

正方形の右にある小さな穴に回転軸となる釘を打ち込みます。6ミリのストレートビットを使う場合、半径が64ミリになるように穴を貫通させました。

平面出しの途中ではありますが、桜の一枚板に半径64ミリの穴を簡易治具を使って貫通させます。その前にボール盤を使って、回転軸となる釘穴の位置を印しました。貫通はさせていません。

出来たばかりの簡易治具を使って、半径64ミリの穴を平面出し途中の桜一枚板に貫通させます。

およそ3ミリずつぐらい掘り下げました。この簡易治具、改良の余地がありそうです。6ミリほど掘り下げたベースプレートを載せる部分の左側に回転軸となる釘を打っていますが、その周囲に無駄な部分があります。この無駄な部分が邪魔になって、掘り下げ途中に溝に溜まる木屑を取り除くのに難儀します。強度を考慮しながら、回転軸となるラインだけ残して、後は切り落とした方が良さそうです。

回転軸に0.5ミリほどの隙間があったのか、半径64.5ミリの円切り加工となりました。直径が129ミリなので、Corell製の小皿にはぴったりです。

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Single Dish Dining Table for Cats — Part 8

桜一枚板の天板と欅の脚部で製作した猫用一枚皿食卓テーブルと同様のものをもう一台作って欲しいとの依頼がありました。見る人が見たらわかるんでしょうか?こんなに手の込んだ猫用食卓テーブルは他にないはず。

桜は板に製材して自然乾燥させると、大きく反ることが常なので、許容誤差0.5ミリのテーブルの天板を自作したトリマー用の平面出し治具を使ってほぼ平らにするだけで何時間も要します。

エアコンがないガレージ内はあまりに暑いので、作業開始初日はここまで。耳が付いたままなので、もっと削る必要があります。

翌日、さらに掘り下げましたが、天板として使えそうな平面にするにはもっと掘り下げる必要があります。今日も強力な太陽フレアの影響か、朝から体温に迫る暑さなので早々と作業を切り上げました。

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Flea Market at Adogawa Toju-No-Sato Roadside Station — Part 12

7月第4日曜は安曇川藤樹の里道の駅で開催されたがらくた市へ。先月、一千円で譲っていただいた天然砥石を持参して、こまそうさんに見せると、自作した専用の砥石台を大いに気に入っていただけました。

桂川上流の河川敷で拾ったものを加工した天然砥石は他にもあったと言われていたので、見せてもらいました。左手に持つ石がこの前のものと同じ石から加工したもので、右手に持つ石は林道脇で採取したものだそうです。

台を付けた砥石と今回、見せていただいた砥石を交換することになりました。厚みや長さは砥石台付きの方が分厚くて大きいけれど、粒度は恐らく交換してもらう石の方が細かい。

翌日、早速、交換してもらった砥石用に台を製作しました。使用する材は水に強いWRCの端材。

砥石の底面をなぞりながら墨線を入れてから、小刀で縁取りしました。その後、ストレートビットを取り付けたトリマーで3ミリほど掘り下げました。石が薄いので3ミリで十分。

砥石を台に載せながら微調整。

裏はこんな感じ。砥石台に固定すると裏を見ることはないだろう。

砥石台に足を取り付けました。

隙間にウッドパテを埋めて、面直ししてから試しに小刀を研いでみます。

この前の砥石は白っぽい泥が出ましたが、この砥石は色が少し濃くて薄茶系。この前の砥石と同様、まあまあ硬いので上級者向けと言うか、ダイヤモンド砥石で面直ししながら泥を出した方が使いやすい。

予想通りの研ぎ味でした。小刀の他、鑿や小さな鉋身を仕上げるのに向いていそうです。この天然砥石も「桂川砥」と命名しよう。

Flea Market at Adogawa Toju-No-Sato Roadside Station — Part 13へと続く。
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