Firewood Collection 2025 — Part 18

およそ40センチの長さで玉切りした硬い丸太の薪割り方法を紹介します。道を挟んだお向かいさん別荘宅敷地内に保管させていただいていた、最後の玉切りしたコナラ一本を木製カーポートへと緩やかな坂道を転がして移動させました。

先ずは斧で一撃して割ろうとしましたが、金属音と共に跳ね返されるだけ。

そそくさと斧は諦めて、チェンソーで十時の切り込みを入れます。

切り込みの深さはガイドバーの幅ぐらい。

短い長靴用にレギュラーサイズの足カバーを追加で入手しました。カバーは膝下ぐらいまでありますが、チェンソー使用時に長靴の中に木粉が入るのを防ぐことができます。

3.6kgの大型両口ハンマーを使って、この辺りに鉄製の楔を打ち込みます。

力を入れずにハンマーを振り落とすだけで楔が丸太を裂いてくれます。

ここから先は斧で割れます。

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Firewood Collection 2025 — Part 15

土曜の夜から日曜の朝にかけて、まとまった積雪となり、自宅前の道路に除雪車が来てくれました。

少なくとも300坪はあるだろう、隣地に自生する樫が道路を覆い被さるようになっている。積雪が30センチぐらいになると、人の背丈に届くほど垂れ下がって、通行の妨げになるので、切ってしまおうかとお隣さんと相談中。雪の重みで垂れ下がるこの木が白樫であることに気付き、玄能や金槌、斧の柄に加工するには適材なので、私は以前からこの木を狙っていました。

直径の半分ほど、チェンソーで切り込みを入れた時点で木が縦に裂けました。白樫は裂けやすい木なのです。

道路上に倒した木の枝を払いました。

縦に裂けたのでちょっと厄介ですが、チェンソーを使うこういう作業にも慣れました。

雪の上なので、砂利を気にすることなく玉切り。

おかしなプライドを持つようになり、裂けた痕を見せるのはみっともないので、その痕跡を切り取りました。

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Spats (Footwear)?

伐倒師匠がチェンソー使用時に足元に着用するスパッツを真似することにしました。チェンソー使用時に木屑が長靴の中に入るのを防ぐもので、どこで売っているのか尋ねると、「働く人の店」との情報を得ました。

WORKMAN Plusに売ってました。商品名は「足カバー」でした。お揃いのオレンジは避けて、迷彩色のものにしました。熊や鹿が生息する山の中でも着用するので、獲物に間違えられないよう、本来は目立つオレンジが適しているのですが。

ここまでカバーが長いと、木屑が靴の中に入ることはないので快適。

靴下に木屑が付着すると、家中、木屑だらけになるので、チェンソー使用時は必須アイテムになりそうです。

Firewood Collection 2025 — Part 8

根元付近で45センチぐらいはある大きなヤシャブシをZENOAHとHusqvarnaのチェンソーを使い、伐倒師匠が伐倒しました。スロットルコントロールを操作する手を左右に切り換えながら、両腕が交差しないようにしている点に注目。最近まで私は、立ち木伐倒時にスロットルは右手のみで操作していました。それが原因で両腕が交差しそうになり、フロントハンドルに力が入りにくくなることがありました。この点を伐倒師匠に注意されてから、師匠がチェンソーをどのように操作しているか、注目するようになりました。

河川敷に落とした後、玉切りしたら、家具製作師匠が所有するSTIHLも含め、チェンソー合計3台分のソーチェーンの刃を摩耗させるほど木が硬い。伐倒したヤシャブシの樹齢は恐らく50〜60年ぐらいだと思います。この木一本でワンシーズン分の薪になりそうです。

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Firewood Collection 2024 — Part 28

今日は去年、残しておいたこの太いヤシャブシを伐倒します。枝にロープをかけて土手上に生えている木の幹に回して引っ張りながら。ちょっと難しそうな立木なので、伐倒作業は私のチェンソー(Husqvarna 236e)を使って伐倒師匠が実施。二台ある伐倒師匠所有のチェンソーは二台とも故障中だそうです。

思惑通りの方向にヤシャブシは倒れました。

伐倒師匠と家具製作師匠の二人は午後も倒したヤシャブシの玉切りと枝の処理。私は伐倒作業中に外れたチェーンを元に戻してから作業現場に向かう予定でしたが、チェンソーがちょっと深刻な状態になっていたことが判明し、午後は修理作業に追われて山に戻ることができなくなりました。

裏から見て左下の方にチェンキャッチャー(白っぽいアルミ製のパーツ)がありますが、チェーンが外れた際にキャッチャーを破損させて、ソーチェンの下の刃(溝に入る部分)が一部、湾曲したようです。機械修理に長けたBBさんにガレージに来てもらい、やすりを使って刃を元通りに修復していただきました。

新品時のHusqvarna 236e

過去のポストを調べると、ソーチェンを交換したのは5年前であり、刃が減って来ているので新調することにしました。

私のチェンソーに対応するOREGON製ソーチェンの品番は91PX052E

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Sawing A Log Into Lumber — Part 2

製材作業にチェンソーを酷使したら、エンジンのかかりが悪くなりました。原因は2018年春以来、一度も交換していないスパークプラグが怪しいと思い、ゲージで電極ギャップを調べると、0.6〜0.7ミリもある。しかも全体的に汚れていてカーボンが付着している。

Husqvarna 236eの取扱説明書にはスパークプラグのメンテナンスのページに以下のようなことが書いてあります。

「エンジンのパワーが出ない、なかなか始動しない、アイドリングが安定しないなどの場合は、何よりもまずスパークプラグを点検してください。スパークプラグが汚れていたら、きれいにしてから電極ギャップが0.5 mmかどうか確認します。スパークプラグは、必ず約1ヶ月使用した後、または必要に応じてそれよりも早く交換してください。

取扱説明書に「約1ヶ月使用した後に交換」と書いてあるのに6年間も交換していなかったことになります。

Husqvarna 236eの取扱説明書に書いてある指定のスパークプラグは、”Champion RCJ 7Y”ですが、ホームセンターにはRが付かない”Champion CJ 7Y”しか売っていない。店員さんに調べてもらったらRは抵抗(Resistance)を表すようで、周囲の機器にノイズを出さないようにするタイプだとのこと。Rが付かない抵抗なしのものを試すことにしました。

左がRが付く古い点火プラグ、右がRが付かない新しい点火プラグ。

プラグを交換したら一発でエンジン点火しました。Rが付かないタイプでも問題はなさそう。

自作のテーブルソーでどこまで綺麗な角材が製材できるか試しました。

およそ30ミリ角の角材がコナラの大きな丸太から製材できました。

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Sawing A Log Into Lumber — Part 1

コナラの根元に近い巨大な丸太をチェンソーで製材可能かどうか試してみました。直径が太いところで60〜70センチ近くあり、高さも70センチほどあるこの切り株は、物凄く重くてちょっと移動させるにも容易ではない。ご近所のMさんに手伝ってもらいながら、皮を剥いてから先ずは丸みを帯びた辺材の部分をチェンソーで落としました。

チェンソーで縦挽きしたのは初めてでしたが、思っていたよりも簡単に切れました。但し、大きな丸太なので時間がかかり、エンジンがオーバーヒートします。

芯材部分はなかなか良い感じの木目。

ディスクグラインダーにサンダーを装着して、できる限り平面になるように表面を削って均しました。

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Firewood Collection 2023 — Part 27

今朝、伐採現場に師匠の車はない。どうやら午前中はお休みのようです。昨日、師匠が現場で作った梯子の拡大写真を撮っておこう。縄の結び方を記録しておきます。じっくり観察しても立体把握が苦手な私には理解できません。こういうの、教えてもらってもすぐに忘れる。

昨日、枝打ちした部分に水滴が付いていました。周囲に誰もいない状況で伐倒しても危険ではなさそうなので、この楓、単独で伐倒します。

河川敷のほとんどの立木は上流から下流方向に斜めになっているので、自然と下流方向に倒れます。

根元に近い最も太い部分でも直径は20センチあるかないかの太さ。

今季は楓一本だけ切らせていただく予定ですが、後方に数本見えるヤマザクラも一本、欲しいかなと欲が出てきました。欲を出すと、土手上に伐倒した重い幹や枝を引き揚げる重労働が待っていることを思うと…

伐倒した楓の幹や枝を処理していると、雨が降り出したので、昼前に撤収することにしました。山の天気に詳しい師匠は、雨が降るのを予知していたのかもしれない。

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Firewood Collection 2023 — Part 25

今季も樹木伐倒の師匠より声をかけていただき、本日が河川敷での樹木伐倒、伐採作業の初日でした。去年よりも下流にある堰堤区間2段分での河床内立木伐採の届出を大津市土木事務所にしていただきました。

初日の作業は伐採した樹木を運ぶ運搬車が通れる通路を整備すること。私は朽ちた木、1本と細い立木1本を伐採、伐倒しました。

薪ストーブに入る長さ40センチの倍数になるように玉切りして土手の端の方に置きました。今季は贅沢にも燃やすべき廃材や薪が潤沢にあり、自宅敷地内に置けないほどあるので、師匠には一本だけ切らしてもらいますと伝えました。

本日の伐採作業は午前中に終了したので、午後からチェンソーのメンテナンスと燃料の調合作業を実施。先ずは、カフェ板の端材を使って天板を製作しました。木ダボは使わずに木工接着剤で4枚の板を接合し、面取りしました。天板は必要に応じて馬2脚の上に載せるだけ。これで簡易的なワークベンチとして使えます。

レギュラーガソリン50に対し、2ストロークエンジン用オイル1の割合で燃料を調合し、1Lの携行ボトルに移しました。

続いてチェンソーのクリーニングと目立てを実施。

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Husqvarna 141 Guide Bar and Chain for 236e

故障したHusqvarna 141は修理を諦めて、5年ほど前からお蔵入りとなっています。下が16″の141標準ガイドバー、上が14″の236e標準ガイドバー。236eの取扱説明書を読むと、推奨バーの長さは12″~18″ということなので、141標準の16″ガイドバーを使い回しできそうです。

141のチェーンは刃が丸くなっていて目立てすることなく、勿体ないことに本体と共に小屋に放置していました。236eに装着して使用可能であることがわかったので、ニシガキ工業の刃研ぎ名人(プロ林業家仕様)で目立てしました。プロ林業家仕様の場合は付属するビットが超硬ビットであり、火花が出る状態で刃に長く押し当てると、研ぎ過ぎて刃こぼれの原因となるので要注意。

刃研ぎ名人で丸みをなくした後、棒ヤスリでさらに目立てして、デプスゲージも平ヤスリで調整しました。結果、切れ味が復活しました。

Firewood Collection 2023 — Part 12

3回目

朝から雪がちらついていましたが、積もるほどでもないので、小枝を回収に山へ。小枝はこれで3回目となり、Suzuki HUSTLERで運搬するのはこれが最後。

小枝の長さを揃えて切断し、薪小屋に積み上げました。小枝だけで薪小屋収納量の1/6ぐらいは埋まりました。

家具製作の師匠に貰った謎の針葉樹を玉切りしました。

杉でも桧でもない良い香りがします。

家具製作の師匠はヒバかもしれないと言われていましたが、芯材がこんなに赤いのかな?いずれにしてもこんな樹木を切断したのは初めてだと思います。

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Firewood Collection 2023 — Part 10

土手上の道に引き揚げたヤシャブシの太い幹を運びやすい重さになるように玉切りしました。この幹だけで薪小屋の1/3ぐらいは占有しそうな量です。これだけの量の幹と枝を一日半で高低差3メートルの土手上まで引き揚げれば筋肉疲労になるのも頷けます。

玉切りの作業ばかりを連続して行うと疲労する原因となるので、小枝の処理と並行して実施しました。単独での作業なので、10分動いたら5分休憩します。広葉樹の薪集めを伐倒から伐採、玉切り、運搬、薪割りまですべて自分で行うということは莫大な時間と労力を要します。商品として売られているものを買えば高いはずです。玉切りした上の落葉広葉樹なら少なくとも2〜3万円の価値はあるはずです。

持ち運びやすいように小さく玉切りした薪を林道近くに置いておくと、たまに持ち去る人がいると師匠が言っていました。安易に持ち去ることができないよう、師匠はできるだけ重くしておき、林道から離れた場所に置いておくそうです。

Firewood Collection 2023 — Part 11へと続く。
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Firewood Collection 2023 — Part 9

年季が入ったチェーンブロック

今日は家具製作の師匠も下の堰堤区間で、チェーンブロックを使った重労働に従事されていました。「代わりますか?」と言われましたが、遠慮しておきました。伐採師匠が決めたルールによると、河川敷で樹木を伐倒した人は責任を持って、土手の上まで倒した樹木を引き揚げなければなりません。

私が今、従事する作業は河川敷から引き揚げた樹木の細めの幹を120センチの長さに切断すること。今季の引き揚げ作業は終了しました。

エンジン式運搬機が通れるよう、切断した樹木は道の両側に。細くて短い幹や小枝は薪運搬用バッグを使って、車まで運ぶ予定です。

チェンソーの取扱説明書には使用後は毎回、メンテナンスすべき項目が列記してあります。プロではない素人は使用時間も限られているし、使用後の毎回メンテナンスは不要と考えていました。しかし、現在の使用状況を考慮すると、一般的な素人の作業とは言えないほど、チェンソーや鉈、ノコギリを酷使しています。そんな使い方ならやはり、使用後の毎回メンテナンスは必要。

チェンソーのメンテナンスで最も重要なのが、チェーン刃の目立てです。ガイドバーをバイスに挟んで棒ヤスリで目立てする作業にも慣れました。バイスに挟むこの方法が最も安定します。回数を数えながら内側から外側に一方向で研ぐと、均一に目立てができて切れ味も良くなります。

プロ用仕様ではないHusqvarna 236eは出力が1.4kWであり、特に太い幹を切断する際に馬力不足と考えていましたが、チェーン刃の目立てを適切にすれば、そんなに馬力不足を感じることもありません。

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Firewood Collection 2023 — Part 4

伐倒した数本の枝を落とし、太い幹は短めに切断して、石垣の近くに運びました。

ヤシャブシの実

これがヤシャブシの実。熱帯魚の水槽に入れた水をブラックウォーター(実際は茶褐色)にする際に使用できるそうです。

根元に近い太い幹には師匠に借りたロープを巻いて、引きずるようにして引っ張ると楽に石垣近くまで運べます。

水辺に細いヤシャブシがまだ数本残っていますが、すっきりしました。

今日、最後に根元近くで切断したヤシャブシは根元付近で直径25センチぐらいはありました。樹齢は30年ぐらいでしょうか。使用後は毎回、目立てするチェンソーは良く切れます。

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