Husqvarna 141 Guide Bar and Chain for 236e

故障したHusqvarna 141は修理を諦めて、5年ほど前からお蔵入りとなっています。下が16″の141標準ガイドバー、上が14″の236e標準ガイドバー。236eの取扱説明書を読むと、推奨バーの長さは12″~18″ということなので、141標準の16″ガイドバーを使い回しできそうです。

141のチェーンは刃が丸くなっていて目立てすることなく、勿体ないことに本体と共に小屋に放置していました。236eに装着して使用可能であることがわかったので、ニシガキ工業の刃研ぎ名人(プロ林業家仕様)で目立てしました。プロ林業家仕様の場合は付属するビットが超硬ビットであり、火花が出る状態で刃に長く押し当てると、研ぎ過ぎて刃こぼれの原因となるので要注意。

刃研ぎ名人で丸みをなくした後、棒ヤスリでさらに目立てして、デプスゲージも平ヤスリで調整しました。結果、切れ味が復活しました。

Weimall AA07C Chainsaw

お隣さんの仕事仲間が所有するチェンソーを預かりました。この中華ブランド、中国製の安価な小型チェンソー、エンジンは始動するけれど、チェーンが回転しないので使えないそうです。ブレーキがロックした状態で、何らかの原因でブレーキが解除できないのだろうと予想しました。

排気量25CCの小型チェンソーなので、そもそもブレーキは不要だろうと思い、ロックしているであろう、ブレーキを撤去することにしました。

クラッチカバーを取り外し、ブレーキ構成部品であるスプリングとブレーキバンドを撤去しました。ブレーキが完全にロック解除していない状態で、スロットル全開で強引に使用していたのか、クラッチ周囲の樹脂製カバーが摩擦熱で溶けている。溶けて変形した樹脂を取り除き、クラッチ周辺を綺麗にしました。

クラッチに問題はなさそう。チェーンをガイドバーのレールに入れて、回転させようとすると、引っ掛かりがあって、スプロケットがあるガイドバーの先端部で一部のチェーンが浮き上がる。レールが変形しているのか、チェーンに問題があるのか?

原因はチェーンの方にありました。粗悪品なのか、チェーンの一部にバリがあったので、DREMEL MultiProでバリを削り落としました。これで、チェーンがスムーズに回転するようになりました。

エンジンを始動させ、試し切りしたら、全然切れなかったので、ニシガキ工業の刃研ぎ名人で目立てをして切れる状態にしました。

この小型チェンソー、Amazonで1万円未満で販売されています。「軽量でお年寄りや初心者にも扱いやすく安心です」とありますが、決して初心者には勧められるものではありません。自分で改造できるレベルの人でないと、使い物にならない代物です。