Ise Jingu Miyama Cedar — Part 6

馬場銘木御山杉1

ネット検索してヒットした御山杉の画像が非常に気になっていました。この画像は彦根にある馬場銘木(有限会社馬場木材)で撮影されたもの。長さ4メートルの一枚板が1,000,000円で販売されていました。

馬場銘木御山杉2

直径は軽く1メートルを超えていそうです。御神木の上に乗ってチェンソーで縦挽きされている貴重な画像。

馬場銘木御山杉3

こちらで製材されたようです。上の画像3点は馬場銘木のサイトからダウンロードしました。製材時期は10年ぐらい前で、一枚板が7、8枚は取れたそうです。伊賀の大西製材所で製材した御山杉はもっと前と言われていたので、別の御山杉かもしれません。

同じ県内にある銘木販売店(兼製材所)なので、これは実際に出かけてみて御山杉のことについて情報収集せねばということで、馬場銘木を初訪問しました。創業時から建材よりも銘木を中心に取り扱われていたそうで、亡父の取引先ではなかったようです。

ランチを済ませた後で良かった。馬場銘木で2時間半ほど大きな倉庫を見て回ることになります。

正にここで製材したようです。

榧の端材が多数あります。古い碁盤が榧であることに確証を得ました。

端材の箱売りコーナー。

高級な玄能や、鑿、鉋台などに使われる赤樫。大津祭の車輪も赤樫。

実家にあった衝立の樹種が判明しました。全く同じような杢で強烈な香りも同じ。楠で間違いありません。多分、瘤の部分を切り取ったものです。

当時は何の木か分からず、単にバール(瘤)材であると記しました。このコーヒーテーブル、不評だったので、屋根裏部屋でナイトテーブルとして使っています。

8月9日と8月30日、31日は銘木の端材が30%オフのスーパーサマーセール中。

長さ4メートル、153ミリ角の御山杉を同行者が見つけました。一枚板が先に売れて、同じ原木から取れたこの角材が売れ残っていたそうです。

購入した人はどうやら業者の方で、切り刻んで小物に加工して販売するようです。

価格は42万円!

二代目と思われる方と御山杉のことについて色々とお話しさせていただきました。

この辺りの端材はすべて御山杉。同じ原木から取れたものだと思われます。

記念に赤樫と紫檀、パオロサの端材を入手しました。気になる気乾比重を調べると赤樫が0.87、紫檀0.82〜1.09、パオロサ0.82。堅木は黒檀よりも紫檀が好みです。赤樫は虫食いの跡があります。

事務所で支払いを済ませました。そこに御山杉を球状に加工したものが飾ってありました。

Ise Jingu Miyama Cedar — Part 7へと続く。
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