光学機器メーカーとして名が知られているブランドで、軽い双眼鏡を探していたところ、いつも立ち寄るカメラ専門店にバーゲン品が置いてありました。Kenkoブランドのコンパクトな双眼鏡です。倍率10倍、対物レンズ有効径25mm、実視界5.8º、明るさ6.25、重量は200gと軽くて、ケースとレンズを拭くクロスまで付いています。価格は信じられないくらいに安いです。
Zuiko Digital 35mm F3.5 Macro
シンガポールのSim Lim Squareで買ってきたZuiko Digital 35mm F3.5マクロレンズをE-P1とE-520に装着してみました。「等倍撮影が可能な重さ165gの世界最軽量(2005年9月現在)マクロレンズ」ということで、フォーサーズアダプターMMF-1を利用すれば、E-P1でもバランスは悪くないと思って入手したのですが、E-520に装着した方が見栄えが良さそう。最大径が71mmで、標準ズームレンズED 14-42mm F3.5-5.6の65.5mmと比べると大きいことがその原因です。
フィルター径52mmのUVプロテクターも同時に購入しました。EMOLUXという、初めて聞くブランドです。調べると、シンガポールブランドです。たぶん、中国製。マクロレンズは、クレジットカード支払いでS$362.00(現金の場合はS$355.00)でした。何軒か尋ねた結果、最初に立ち寄った、1FのAlan Photo Tradingが最も安かったので、そちらで購入。空港のGlobal Refundで税金のS$18.00が現金で返金されたので実質、S$344.00です。カード会社の為替レートは1ドル@¥64だったので、¥22,000ぐらい。国内最安値よりも安く買えたかもしれません。
オリンパスのマクロレンズでは、明るくて優秀な防滴防塵の50mm F2.0がありますが、重量は300gと倍ほど重く(価格も倍ほど高く)、レンズの最大径は同じ71mmですが、長さはF3.5マクロの53mmに対して61.5mmあります。50mm F2.0の方は等倍ではなく、0.52倍です。E-P1に装着して使用するのなら、今月下旬発売予定、マイクロフォーサーズ規格のLeica DG Macro-Elmarit 45mm F2.8の方が良いかもしれません。実売価格は35mm F3.5の3倍近くになりそうですが。
適当に手持ちで撮影した、この季節に適した作例を何枚か掲載します。
逆光気味で丸ボケが現れています。動体の場合は手持ちでオートフォーカスが便利ですが、ハイスピードイメージャAF非対応なので合焦速度は、液晶ライブビューのE-P1では速くはありません。E-520のOVF使用時は速いです。しかし、E-520でライブビューに切り替えるとE-P1よりもさらに遅くなります。
被写体が植物の場合でも、風で揺れて動くのでピント合わせは容易ではありません。
F3.5ですが、Ricohのコンデジ(例えばR8)でマクロ撮影した場合と比べて、絞り開放であれば、被写界深度は浅いのでピントをどこに合わせるか十分に練ってから撮影しなければなりません。このどんぐりの場合は先端部分に合焦しています。本格的に撮影する場合は、三脚を使用してマニュアルフォーカスで撮影した方が良さそうです。
Singapore GP 2009—Day 6 (Sep 29)
関空到着ロビーのスターバックスでコーヒーを買うSébastien BuemiとJaime Alguersuari、二人とも長袖の白いスウェットシャツを着ています。
コーヒー片手に記念撮影に応じてくれました。私はE-P1片手に… 去年の秋頃からSTRの今季ドライバーが誰になるのか、佐藤琢磨が選ばれるのかどうか、そんな記事を書いている時にスペルを確認しながらSébastien Buemiのことも調べました。その本人がすぐ隣にいます。世界にたった20名しかいない現役F1ドライバーの一人です。
Jaime Alguersuariにも記念撮影を依頼したところ、快諾していただきました。ラストネームが発音しにくくて、「名前がわからない、トロロッソのもう一人の若いドライバー」でした。今は覚えたそうですが…. そんな名前も知らない人といっしょに写真撮影、よく頼んだものです。
この後、アルグエルスアリ選手とブエミ選手はSTRのチームクルーと共に、3年ぶりに日本グランプリが開催される鈴鹿方面へ向けて出発。
翌日、ブエミ選手は鈴鹿で開かれたRed Bullのデモ走行にドライバーとして登場します。そして、日本グランプリでは二人ともリタイアという残念な結果になりました。アルグエルスアリ選手は大クラッシュとなり、心配しましたが、大きな怪我はなくて本当に良かった。二人とも、今後の活躍が楽しみです。
Singapore GP 2009—Day 5 (Sep 28)
今回のシンガポールGP観戦旅行で利用したホテルは金融街の外れ、MRT Tanjong Pagar駅から徒歩3分のAmara Hotelです。F1開催期間中は宿泊料金が高騰していたとはいえ、サーキット間近の高級ホテルと比べると、宿泊料金は控えめでした。Booking.comのアンケート依頼に応じたら、我々のレビューがサイトに掲載されています。無記名で評価7.5になっているものです。
去年は国境を越えたジョホールバルのホテル宿泊でした。荷物を置きに一旦ホテルに戻ることはできず、帰りが遅くなるのでレース終了後に開放されたトラック内に侵入するということもできませんでした。今年はサーキットパークの出口、たとえばGate 3なら宿泊先ホテルまで、15分もあれば着いてしまうという距離です。去年はできなかった別の楽しみ方を体験しました。
スタンダードな部屋でしたが、十分に広くて、清潔感がありました。頼んでもいないのに喫煙部屋でした。どういう訳か、私はシャワールームとバスタブが別になった広大な換気扇付きのバスルームに追いやられて喫煙。
朝食が付いていないプランでしたが、一日だけ朝食バイキングを試してみたところ、今一つ。S$25の価値はないかと思います。
月曜日は正午にホテルをチェックアウトしてから、荷物をフロントに預け、ホテル内にあるシンガポールでは有名なタイ料理の一流レストラン、Thanying Restaurantで最後の贅沢なランチ。トムヤムクンと大きなエビのチリソースなど、辛いけれど上品な味でした。覚悟はしていましたが、前日に両替しておいたシンガポールドルがほとんどなくなりました。ここはクレジットカードで支払うお店?到着した日は同じホテル内にある韓国料理のお店に入りましたが、夜にここに来なくて良かった。
シンガポール最終日はショッピングと夜景撮影の日ということで、MRT Bugisで下車し、シンガポールの秋葉とも称されるSim Lim Squareにやって来ました。前回来たのは6年近く前?よくおぼえていません。1F、2Fは主にカメラと携帯電話販売店、3Fから上はパソコンを販売する店がたくさんありました。家電品やブランド品の物価は日本と大して変わらないように思いますが、観光客の場合は免税になり、円高で為替差益を享受できるという利点もあります。不要なものを買わなければ良いのですが。
シンガポール川を行き来する水上バス。
月曜日、夕方のサーキットの様子。人がいません。仮設スタンドのシートを載せたトラックが通過。Sim Lim Squareで不要かもしれないもの買いました。単焦点の中望遠レンズとしても使えるマクロレンズ一本と怪しげなブランドのレンズフィルター。マクロ撮影専用として使っていたRicoh R8の出番が完全になくなりそう。
この後、夜景を撮影するため、三脚を肩からぶら下げてフラトンホテル周辺に向かいます。
背景は金融街の高層ビル群。マーライオンは写らないようにしています。絵葉書のような写真は撮りたくない訳です。Maybank Towerのストライプ、去年はもっと派手だったような気がします。
Esplanade Theaterが重なったように見えますが、実際にドリアンは二つあります。F1開催期間中、空は靄がかかったようですっきりしません。(インドネシアの火事が原因とする記事を出発前に読みました。)
右手のガラス張りのお店、マーライオンのつまらないお土産を売っていました。
Anderson Bridgeの控えめな照明が素晴らしい。去年は対岸から何枚か撮影しました。
サーキットを照らすライトは点灯していません。
The Fullerton Waterboat House、レストランになっています。この日は閉店。
この辺からカメラの設定、間違いました。ISOが1600になっています。これでは三脚を持参した意味がありません。
9時過ぎには空港に到着しておきたいので時間があまりありません。
この日のベストショット?但し、ISO1000になっています。
と言うことで夜景撮影は失敗しました。金曜に撮影したものを一枚、載せておきます。
ホテルに預けておいた荷物を受け取り、タクシーでチャンギ国際空港へ。JALのカウンターには長蛇の列が。同じ時間帯に出発する成田行きのJL710と我々が搭乗する関空行きのJL722のチェックイン中。Toro Rossoチームクルーはエコノミークラスでチェックインしています。我々と同じ便になりそう。
シンガポールGPで優勝したLewis Hamiltonのパパ兼パーソナルマネジャーのAnthony Hamilton、横にいるのは義母のLinda?ハミルトン御一行様は成田行きのJL710に搭乗。
エグゼクティブクラス最後尾に並んでいるのは、Sébastien Buemi、我々と同じ関空行きのJL722便に搭乗。ブエミに気付いている人は少ないようです。
空港ロビー内をうろうろするセバスチャン・ブエミ。関空到着後に記念撮影に応じていただきました。母国語はフランス語のようです。オフィシャルサイトを見て気付きました。白いスウェットシャツを腰に巻いているのは、チームメートの最年少F1ドライバー、Jaime Alguersuari
搭乗口待合室の外で、出発が遅れたJL710便を待っていたのは何と、Jenson ButtonとJessica Michibata
ストロボ非発光、シャッター速度1/15、背景の動く歩道がボケているのは被写体ブレ。
そしてこの写真(写真は削除しました)、プリントしてリビングに飾ってあります。撮影時に握手までしてもらったそうです。右後方に写っているのはジェンソン・バトンとバトンパパ。ジェシカ・ブログは定期的に見ています。MacBookからMacBook Airに変更したMacユーザー、iPhoneユーザーでもあり、デジカメはRicoh GR Digital IIとOlympus PEN E-P1でF1好き、趣向が似ているのでそれだけで親近感を感じます。福井県出身だそうです。
Singapore GP 2009—Day 4 (Sep 27)
決勝の日、時間調整で前日に引き続き、オーチャードへ。この日はSomersetで下車して徒歩でオーチャード駅に向かいました。途中、立ち寄ったカメラショップで怪しげなブランドの不要なコンバーターを押し売りされそうになりました。
この日はGate 4から入場し、すぐに地下道からPadang広場へ。
シンガポール政府観光局のアンケート調査に応じたところ、景品をもらいました。マーライオンのぬいぐるみキーホルダーと革製名札ケース。
これがその頂いた景品。Uniquely Singaporeの刻印があります。BREEのバッグに付ける訳ではありません。
Brawn GPのブースは美人ぞろい。
サポートレースの決勝が始まっています。カメラを構える人は外国人かもしれませんが、現地では圧倒的にキャノンユーザーが多い印象を受けました。この写真、なぜかISOが1600になっています。
数少ない女性マーシャル。
私も高速ストレートで一枚、流し撮り。
ドライバーズパレードの時は観客総立ち、マーシャルも記念撮影。私はE-P1で動画撮影。
アロンソは助手席に座ったまま
Bay Grandstand下、トンネル部分に移動してE-P1で流し撮り。今季限りBMW SauberのNick Heidfeld、ズームレンズに交換して撮影。
レース終了後、この日もトラック内に侵入しました。写真はピットレーンの入り口付近。タイヤカスが残っています。
ピット前も含めてトラックが観客に開放されていました。
こんなに近くからマシーンを見ることができました。
ホワイトバランスが変。イタリアンレッドはもっと明るい赤のはずです。
FIAの検査を受けるルノーのマシーン。マーシャルの背中には「常時ピットレーン」と書かれています。
Toro Rossoのガレージ。忙しく後片付けをするチームクルー。関空に向かう帰りの便でこの人たちといっしょになります。
Gate 2から出てSuntec Towerに向かって歩いていると、小走りのビジネスマン風の日本人が二人、我々のすぐ横を追い越して行きました。暗くてよくわからなかったけれど、会話の内容からフジテレビの関係者らしい。追いかけてみると、なんと片山右京氏でした。車を待たせているにも関わらず、記念撮影に快く応じてくださいました。
迷いながらもRaffles Hotelまでやって来たので、夜景モードで一枚。その後、City Hall駅近くのSapore Italianoというカフェバーで、スパゲティーとピザで夜食。店員はフェラーリのTシャツを来ていました。トマトソースのバジルのスパゲティーとピザ共にたいへん美味でした。
Singapore GP 2009—Day 3 (Sep 26)
土曜日は予選の日、この日も快晴。カーテンを開けると近くのマンションでは洗濯物を干しています。ベランダがないのか、あっても狭いからでしょうか、こんな風に斜めに立てたポールに洗濯物を干しています。
今日はオーチャードまで出かけました。写真はMRTオーチャード駅に隣接する新しいショッピングモールION、変わった建物です。
Canonの街頭写真展。去年のシンガポールGPを撮影した写真が展示してありました。
E-P1で流し撮りの練習。赤い車を狙い撮りしました。
シンガポールのアップル・プレミアム・リセラー、epiCenter@Orchardでショッピング。日本国内では売っていないシンガポールブランドのアクセサリーもありました。これは買っておかないと…IONにもepiCenterはありました。調べるとシンガポールには現在、4店舗あります。Suntecの方も行ったので、Bugis Junction店以外は訪問したことになります。
この日はGate 3から入場し、Zone 3へ。
T17から夕焼けモードで撮影。正面はEsplanade Waterfrontグランド席。左上の方の席は見晴らしが良さそう。
17mmパンケーキ装着のE-P1で流し撮り。高さ1メートルぐらいのコンクリートの土台に乗っかって撮影しています。FerrariのKimi Räikkönen、来季はどこに移籍するのでしょう。性格は日本のチーム(Toyota)に向いてそうですが。
去年はBay Grandstand下がサポートレース用のパドックになっていましたが、今年はホーカー状態。
Bay Grandstandを貫通するトンネル部分。エンジン音が反響します。鼓膜が破れそうになるのでこのエリアは耳栓必須。
予選終了後、T19からトラック内に侵入し、ピット方面へ。
ピット手前で警備スタッフに制止され、仕方なく逆方向に戻るところ。
Singapore GP 2009—Day 2 (Sep 25)
2日目の金曜日、フリー走行の日、つまり私にとっては写真撮影の日です。宿泊先ホテルは最寄駅から見えています。金融街に近いので、Tanjong Pagar駅は通勤する人が多く利用するようです。
時間調整を兼ねて、MRTはRaffles Placeで下車、The Fullerton HotelとMerlion周辺を散策。
赤道直下のシンガポールは気温が高くて湿気も多いので、多量の水分が必要です。一日に3回はStarbucksに立ち寄っています。屋外の席にいるのは観光客、冷房中の店内には学生がパソコン持参で長居しています。MacBookも何台か見つけました。以前からシンガポールはマックユーザーが多いことで知られています。
どの角度から撮ってもまともな写真が撮れないマーライオンは諦めて、こちらの子どもの方を記念に一枚。
この橋の上もサーキットコースの一部です。テレビ中継でもこの角度から撮影した映像がありました。
ゲートはまだ開いていないので、MRTで隣のCity Hall駅へ移動。
Marina Squareに展示してあったフェラーリのマシーン。この後、Gate 7からサーキットパーク内に入場。
木曜の夜は、入場する人がほとんどいなくて係員が暇をもてあそんでいたのか、厳重なセキュリティーチェックがありました。バッグからカメラ用のブロアーを取り出して、何これ?と尋ねられたりしました。手榴弾のように見えなくもありません。去年はチケットに穴を空けられましたが、今年はバーコードを活用しています。退場時もバーコードで記録していました。
Bay Grandstandの指定席を確認する前に、T16でAston Martinフリー走行を数枚、置きピンで撮影。去年は金網にピントが合ってしまっていたことを考えると、少しは腕が上がっているかもしれません。
指定の席は薄緑、前から4列目の端っこ。撮影した写真がどんな感じになるのかチェックしているところ。ここでは写真撮影は無理とシンガポールに来る前から諦めていますが。
17mmパンケーキでこんな感じに見えます。レースが始まると絶えず、人が前を通るので、視界が遮られます。
Bay Grandstand最上段のT19側に柵が設けられています。去年はこんなのはなかったのですが。
T16側には柵はなかったので、斜め方向に進行するマシーンの流し撮りが可能でした。しかし、暫くすると警備のおじさんがやって来て自分の席で観戦するように指示されました。確かにカメラを落とせば、下にいる人を直撃して大きな事故に繋がる危険性があります。
夕方の5時前ですからまだまだ十分な光量があり、シャッター速度を上げても大丈夫です。この写真で1/800、ISOは800、背景は流れませんが、被写体ブレは抑えることができます。
正面から撮影すると、ステアリングを切っている様子がよくわかります。
F1マシーンもここで撮影できれば良いのですが…
カメラマンが場所取りしていますが、そのうちに係員がやって来て追い払われます。残念!
T18、トンネル手前でクラッシュ。
T16とT17の間に降りてきました。17mmパンケーキを装着したE-P1で流し撮りに挑戦。この場所は、去年は人が多くて近寄れなかったのですが、今年はZone 3のチケットを持っている人専用のエリアにほぼなっていたので、ここで陣取ることができました。
金曜日のフリー走行P1は6時スタート。照明がなくてもまだ明るいので、ISO感度を上げることなく撮影できます。きれいに流れている数少ない写真の一枚、トヨタのJarno Trulli、日の丸カラーが際立っています。
Toro Rossoのマシーン、ドライバーは最年少のJaime Alguersuari、19才。シーズン途中で解雇されたSebastien Bourdaisのシートを埋めたスペイン人ドライバー。
同じToro Rossoの先輩、スイス人ドライバーのSebastien Buemi 、とは言っても21才。Toro Rossoは平均年齢20才。
Turn 17でルノーのフランス人ドライバー、Romain Grosjeanがクラッシュ。去年のNelson Piquet Jr.のクラッシュを再現したかのような事故。リアが滑って右手の壁に衝突してから左の方でクラッシュ。
CX1で撮影したこの写真、ベストショットの一枚です。
太陽が落ちて暗くなりました。マクラーレンのマシーンがライトに照らされて光っています。
ドイツ人ドライバーNico Rosberg、現地のテレビに出演していました。
シンガポールGPだけ、CanonがBrawn GPのスポンサーになっています。露出補正が-0.30になっていたので、白いマシーンは白飛びしています。
Esplanade Drive橋の上、Zone 4のWalkaboutエリアです。背景に見えるのは金融街の高層ビル群とフラトンホテル。
レコードラインが手前の方でほとんど見えません。ここも耳栓を着用した方が良いかもしれません。爆音です。
マーライオン近くのヘアピン、金網の外から様子をうかがう人。中にいても後ろの方なら見えません。
この日は早目にサーキットパークから外に出ました。
Singapore GP 2009—Day 1 (Sep 24)
去年は伊丹から成田経由のANAを利用しましたが、今年は午後1時過ぎに関空発チャンギ行きのJL721便でシンガポールへ。関空出発ロビーでシンガポールドルを少し購入。両替レートは¥69.99、現地でインド人両替商から両替した方がレートはずっと良いので、関空では必要最低限にしようと計画していましたが、少し買い過ぎ。窓から下を見下ろせば、淡路島が眼下に。明石海峡大橋と淡路島を縦断する神戸淡路鳴門自動車道が見えます。
関空では搭乗口にNHK大阪のスタッフが搭乗手続きをする乗客の様子を撮影していました。同じスタッフが滑走路に出て来て今度は離陸する飛行機を撮影しています。特定の個人を撮影している様子ではなかったので、何だろう?と思っていました。帰国するまで全く、わからなかったのですが、ニュース番組の映像を見てやっと気付きました。どうやら日航再建に関連したニュースの背景に使う映像を撮影していたようです。
ANAと比べると、JALの機内食は今一つ。当初はANAの便を押さえていたのですが、出国、帰国時共にJAL便の方が便利だったので、JALを利用しました。Day 5とDay 6のポストに書く予定ですが、おかげで貴重な写真撮影と共にラッキーな体験ができました。偶然がいくつも重ねっています。
6時間半後に一年ぶりにチャンギ国際空港ターミナル1に到着。関空免税店で買ったタバコ1カートン、いつの間にか税関を通過してしまいました。
チャンギから宿泊先のAmara Hotelまではタクシーで。チェックインして直ぐに、カメラ機材すべてを持って、徒歩でMRT Tanjong Pagar駅へ。東西線で東へ二つ目の駅、City Hall駅で下車。ホテルから徒歩とMRT合わせて15分位でGate 3に到着します。シンガポールフライヤーの最終便(午後9時半)を予約していたので、急ぎ足でGate 7を目指しました。ゲートで、シンガポールフライヤーの予約チケット(自分でプリントアウトしたもの)を見せれば、セキュリティーチェックの後、サーキットパーク内に入場することができました。木曜日の夜だから、マーシャルと関係者がほとんどです。一般の観戦客は入場できないのか、前日なのに人がいません。
シンガポールフライヤーから撮影したピット裏側の様子。ピット屋根の上にSINGAPOREの青いネオンが!去年は昼間だったのでわからなかったのですが、テレビ中継用だと思われます。
夜景は広角側で撮影した方が、きれいに撮れます。Ricoh CX1、見直しました。Easyモードですが、夜景もきれいに撮影できます。Olympus E-P1とE-520はISO Auto Highの設定が1600になっていました。流し撮りを考慮しての設定ですが、感度上げすぎです。
木曜日はドライバー達がサーキットの状態を確認するために、トラック内に入るそうです。入るならたぶん夜だろうと思って、注意して見ていると、ウィリアムズのシャツを着た人が4名…
最も手前のジーンズ着用の歩幅が大きい人、Nico Rosbergです。こういう写真を撮ろうと思うと望遠ズームレンズは必須です。
シンガポールフライヤーから降りて、煙草を吸っていると…
レッドブルのSebastian Vettelが通り過ぎました。(左から二人目)この人もジーンズ短パン。チームクルーは上下、ユニフォーム。
そしてルノーチームのフランス人ドライバー、Romain Grosjean。(右から三人目)8月のヨーロッパGPからNelson Piquet Jr.と交代した新人ドライバー。翌日のフリー走行で去年のクラッシュゲートを再現するかのようなクラッシュを目の前で見せてくれました。
思い切ってトラック内に入ってみました。制止されればそれまでです。カメラ2台をストラップで斜め掛けして、おまけに大きな三脚も肩からぶら下げていたので、報道関係者と間違えられたのか、マーシャルに制止されることなく、トラック内に侵入しました。同じ入り口から一台のメルセデスが入って来たかと思ったら、すぐにUターンして出て行きました。よく見ると車の中にはマクラーレンのHeikki Kovalainenが…本人が運転していたかもしれません。私は通行の邪魔になるかと思い、避けました。
FIAのスタッフもトラックを確認しています。
T18からT19はBay Grandstandを貫通するトンネルになっています。マシーンが通過すると爆音が反響します。写真右側はZone 3のチケットを持っている人は自由に入れますが、あまりの爆音で耳栓必須エリアになっています。
T18をトラック内から見たところ。右後方にシンガポールフライヤーが見えます。
T17、翌日から左金網の向こう側から写真と動画を撮影しました。Bay Grandstandの指定席よりも写真撮影には適しています。
もう少し先まで歩いて、Gate 7から外に出ました。この辺りで日付が変わっていますが現地時刻では1時間遅れですからまだ木曜の夜。ここからCity Hall駅まで戻るのに迷いました。トラック内をGate 3まで歩けば良かったのですが。現地の若い人に駅構内のプラットホームまで案内してもらいました。シンガポールも親切な人が多いです。英語は独特の訛があり、聴き取るのがたいへん。
もし、トラック内を歩いていれば、右から二人目の人(Lewis Hamilton)にも遇えていたのですが。
ホテルに戻ると午前零時過ぎ。2階にある韓国料理の店、Hyang To Golで夜食。本格的なユッケジャンスープを注文しました。レストランは午前2時まで開いています。今年は我々も含めて外国人の観戦客が少ないのか、宿泊したホテルにF1観戦の旅行者は多くはない印象を受けました。
去年は宿泊料金が高騰したシンガポール国内のホテルを避けて、隣国マレーシア、ジョホールバルのホテル滞在だったので、到着した日は移動するだけで精一杯でしたが、今年はマリーナサーキットから徒歩でも帰れなくはない距離で、初日からサーキットの下見に行くことができました。
Zone 2内にあるシンガポールフライヤーのチケットを事前に予約していたこともあり、木曜日にサーキットパーク内、しかもトラック内に侵入することができて、ドライバーを間近で見る機会に恵まれました。
Wireless@SG
“All residents and visitors to Singapore can sign up for a free account.”ということで、シンガポールに向けて出発する直前(今夜)にWireless@SGにアクセスしてアカウントを登録する予定です。
先ずはiCELL、QMax、SingTelの3社からオペレーターを選ぶ必要があります。Singapore GPのスポンサーであり、シンガポール国内でiPhoneのキャリアでもあるSingTelを選ぶ予定。
SingTelのサイトから氏名、国籍、パスポート番号、住所、携帯電話番号などを入力して登録すると、パスワードがSMSで携帯電話に送信されるそうです。(住所の入力欄は日本の住所表記に対応していないので、現地の宿泊先ホテルの所在地を適当に入力してみようと考えています。)海外からのSMSを受信できる状態の携帯が必要ですが、iPhoneならたぶん問題ないと思います。
Singapore@SGはシンガポール政府が推進するプログラムです。スターバックスなどでWiFiが無料で使えるそうです。iPhoneなら3Gでの通話も海外で使えるようですが、日本国内から着信した場合は国際通話の着信料が発生するので、注意が必要です。3Gをオフにするとか機内モードにしておけば良いのですが、私の場合はほとんど着信することがないので、かかってきても出なければ良いかと思います。3Gオフ(機内モード、WiFiのみオン)にしておくとバッテリーの消費が激しいので、3Gはオンにしておきたいという事情もあります。APN Disablerを有効にしておけば、3Gパケット通信のみを遮断することができるので、これはそのままにしておく予定です。
追記:携帯電話番号を登録することができず、結局、パスワードの入手に失敗しました。日本で発売されているiPhoneはSIMロック付きなので、現地でプリペード式のSIMを買ったとしても使用することができませんでした。
Manfrotto 484 Mini Ball Head
Manfrotto 190CX3と同時に購入したのが484ボール雲台。パン360º、ティルト-90º/+90º、高さ7.5cm、自重0.25kg、最大荷重4kgのミニボール雲台です。
ダイキャスト構造、アルミニウムハウジングで高硬度フェノール樹脂製ボールを採用。動作は滑らかです。
この種の雲台を入手したのは初めて。カメラを雲台に取り付ける際は、ロックレバーを左回転で解除させてから、円形プレートを回転させてねじ込む仕組みです。レバーを解除させると、円形プレートが自由に動くので、カメラを取り外す際は注意が必要です。カメラ本体またはレンズをしっかりと片方の手で持ってから、レバーを解除します。
三脚のトッププレートの大きさと比べると、小さな雲台ですが、特にアンバランスな感じはなさそうです。トッププレートのボルトにアダプターを付ければ、以前から所有しているVelbonの3ウェイ雲台も使用できるそうです。しかし、デザインが別物なので似合わないかもしれません。
Manfrotto 190CX3
夜景や天体の撮影には三脚は必須ということで、携帯可能なイタリアン・ブランドのちょっと本格的なトライポッドを入手しました。Manfrotto 190CXシリーズ、脚段数3、脚部100%カーボンファイバー3層構造のチューブ、全伸高146cmの三脚です。
この上に高さ7.5cmのミニボール雲台、さらにカメラを載せて、センターポールで高さを調整すると、私の身長ならちょうど目線がファインダーの位置になります。
3段なので格納高は55cmと決してコンパクトとは言えませんが、大きさの割に自重1.32kgと軽量です。センターポールを外すと最低高が6cmになるので地面すれすれの接写にも使えそうです。
イタリアンデザインが気に入りました。
Red Bull Racing Show Run in Osaka
大阪城桜門を通過するRed Bullのマシーン。デモンストレーションランに集まった観客数はおよそ2万人とか。(後でニュースサイトを見れば3万6千人になっています。)これほどまで人が集まるとは思いもしませんでした。今日は報道写真と動画に挑戦。
台車を押して天守閣前へと移動中。
1時過ぎに到着すると、特設コース沿道はすでに人でいっぱい。撮影スポットを求めて城内を歩き回り、結局、お堀の上に落ち着きました。直線距離で数百メートルはあります。
ヘリコプターも登場。F1マシーンのエンジン音の方が音量が大きい。
天守閣のすぐ下までマシーンを移動させて、フォトセッション。天守閣を背景に撮影できなくて残念。
スリックタイヤに手をかけて天守閣を背景にポーズしているのがDavid Coulthard
こちらの方がずっとわかりやすい。今日一日で、レッドブルのファンが数千人単位で増えたのではないでしょうか。
天守閣の近くも人がいっぱい。E-P1は動画の試し撮りにほぼ専念しました。遠くから望遠で撮影していることもあり、人にお見せできるようなものではありません。
The Straits Times F1 Pit Stop
シンガポールの主要日刊紙であるStraits Timesデジタル版は以前からiPhoneで読んでいましたが、いつの間にかF1関連のニュースを集めたF1 Pit Stopができています。クラッシュゲート関連の記事を読んでいる時に気付きました。現地のF1ファンも初開催のグランプリが八百長であったかもしれないことを知り、がっがりしている人も多くいるようです。道路規制やレースのスケジュールなど、タイムリーな情報を得ることができます。
OLYMPUS PEN E-P2?
GF1発売日にオリンパスが新製品の発表を10月31日に行うのではという噂が出てきました。(FT4)情報源は4/3rumors経由photorumors.com 意図して牽制しているような気がします。黒い革張りに関係しているとか…
Singapore Flyer
9月24日(木)の最終便をWEBで予約しました。WEBでチケットの予約、購入する場合は20%引きです。今年は、9月25日(金)から9月27日(日)のF1開催期間中は、シンガポールフライヤーがあるエリアはZone 2となり、通常のチケットは販売されていません。
去年は予選の日、サポートレースの予選が始まる前(昼間)に搭乗しました。シンガポールフライヤーからでなければ撮影することができない貴重な写真を撮ることができました。今年はホテルがサーキットに比較的近いので、木曜の夜にチャンギ到着後、ホテルにチェックイン、その後すぐにサーキットに向かう予定です。(去年はシンガポール到着後、すぐに国境を越えて、隣国マレーシアのホテル宿泊でした。)移動する観覧車の中からサーキットの夜景撮影になりますが、これまた難易度が高くなりそう。