漸く国内でもE-P1の上位機種、Olympus PEN E-P2が正式に発表されました。海外では発表されなかった茶色グリップのシルバーモデルも、ブラックモデルに加えて発表、発売は12月上旬とか。欧米市場では外付けEVFはオプションではなく、キット販売でしたが、国内ではオプションとして別売で販売されるようです。
そのEVFは「ライブファインダー」という名称で別売されるようですが、日本ではE-P2シルバーモデルに合わせて、シルバー塗装の「ライブファインダー」も同時に発売されるとか。デザイン的にはシルバーモデルがやはり格好良いと思います。
国内ではどういうパッケージングで販売するか、迷われていたのではないでしょうか。E-P1を4ヶ月以上、使ってみて、当初はEVFはあった方が良いのにと思っていましたが、今ではすっかり、私は「なくても大丈夫派」になりました。E-P1パンケーキキットに付属していた光学ビューファインダーは使ったことがありません。それだけ、背面液晶を見ながらのコンデジスタイルの撮影に慣れてしまったということです。
E-P2専用として新たに発売される、この「ライブファインダー」ですが、欧米での発表時に公開されたブラックのEVFの画像を見て、性能は素晴らしいけれど、「特大ちょんまげ」とか酷評しました。しかし、シルバーの「ライブファインダー」、色が異なると「ちょんまげ」ではなくなり、存在感をアピールしても良いぐらい、クールな感じに一変した印象を受けます。
C-AF+TR(動体追尾式AF)はC-AFに代わるものではなく、新たに付加された機能のようです。画像処理エンジンはE-P1と同じなので、ファームウェア更新で新しい二種類のアートフィルター(ジオラマとクロスプロセス)と共に、E-P1でも使えるようにしていただけると、E-P1ユーザーは嬉しさのあまり、追加で色違いのE-P2と別売の「ライブファインダー」を10% Offのクーポン(誤ってポイントが発行されたお詫びのクーポン)を利用して購入する人がいるかもしれません。
メーカーのマーケティング担当者としてはE-P1との差別化が図れないと思われるかもしれませんが、「ライブファインダー」(Ultimicron)は自信作のはずですから、それが装着できるアクセサリーポートがあるだけで、上位機種として差別化になると私は思います。EVFに加えて外部接続マイクも装着できるポートがあれば、動画撮影時のレンズからのノイズが録音されなくて済むというメリットもあります。カメラ性能の根幹部分とも言えるオートフォーカスや特徴的な機能であるアートフィルターでE-P1と差別化する必要性は、そもそもないような気もします。以下にカメラのキタムラネット会員価格が公表されていますので、主なものをまとめておきます。早くも予約ができるようです。
- Olympus E-P2 Pancake Kit (Black/Silver):ネット会員価格¥112,300(12月上旬発売予定)
- Olympus E-P2 Lens Kit (Black/Silver):ネット会員価格¥103,300(12月上旬発売予定)
- Olympus E-P2 Body (Black/Silver):ネット会員価格¥94,300(受注生産、納期約1ヶ月)
- Olympus VF-2 Electronic View Finder (Black/Silver):ネット会員価格¥22,600(12月上旬発売予定)
オリンパスZuikoクラブのポイントをたくさんお持ちの方、10% OFFクーポンをお持ちの方は、3年保証が付いて、さらにオリンパスPEN50周年キャンペーンのプレゼントも貰えるので、オリンパスOnline Shopで購入した方がお得かもしれません。各セット先着20名で販売終了とのことです。