Firewood Collection 2024 — Part 29

河川敷での伐倒伐採作業は今季が最後だという伐倒師匠は、現場での作業手順を色々と詳しく教えてくれるようになりました。細めの幹の先端を鉈で削って楔を加工しています。ソーチェンの刃が当たっても刃が傷つかないプラスチック製の楔が手元になくてもその場で楔を加工すれば良いという考えです。

倒した木を玉切りする際にソーチェンが挟まれそうになったら、現場で加工した天然木の楔を切れ目に打ち込むと挟まれずに済みます。ハンマーがなければその辺に転がっている石をハンマー代わりにして。

河川敷での玉切り作業の後、土手上から河原に向かって斜めに生えている立木数本を倒しました。その様子を私が動画撮影しました。私が倒した分は撮影していませんが、そのうちの一本は想定外の方向に倒れてしまい、背中と右肘辺りを強打しました。幸いにも骨に恐らく異常はなく、打撲で済みました。立木伐倒中の怪我は初めてですが、大事に至らなくてよかった。ちょっと恐怖心が残りましたが、怯えるぐらいがちょうど良いのかもしれない。

なぜ思わぬ方向に木が倒れたのか?言い訳があります。上の動画で字幕を挿入した部分で、右利きの伐倒師匠が左手でスロットル、右手でフロントハンドルの側面を押しながらバンパースパイクを幹に当てて、ガイドバーを回転させるようにして切る場面があります。立木を水平に切る場合は必要に応じてチェンソーを左右の手で持ち変えた方がより安全に切れるということを教えてもらい、その慣れない方法を試そうとした結果、失敗したということです。

それともう一つ、こちらの方が主な原因かもしれない。倒そうとした木は上の方で蔓が絡まっていて、意図した方向に倒れなかったということです。

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Firewood Collection 2024 — Part 28

今日は去年、残しておいたこの太いヤシャブシを伐倒します。枝にロープをかけて土手上に生えている木の幹に回して引っ張りながら。ちょっと難しそうな立木なので、伐倒作業は私のチェンソー(Husqvarna 236e)を使って伐倒師匠が実施。二台ある伐倒師匠所有のチェンソーは二台とも故障中だそうです。

思惑通りの方向にヤシャブシは倒れました。

伐倒師匠と木工師匠の二人は午後も倒したヤシャブシの玉切りと枝の処理。私は伐倒作業中に外れたチェーンを元に戻してから作業現場に向かう予定でしたが、チェンソーがちょっと深刻な状態になっていたことが判明し、午後は修理作業に追われて山に戻ることができなくなりました。

裏から見て左下の方にチェンキャッチャー(白っぽいアルミ製のパーツ)がありますが、チェーンが外れた際にキャッチャーを破損させて、ソーチェンの下の刃(溝に入る部分)が一部、湾曲したようです。機械修理に長けたBBさんにガレージに来てもらい、やすりを使って刃を元通りに修復していただきました。

新品時のHusqvarna 236e

過去のポストを調べると、ソーチェンを交換したのは5年前であり、刃が減って来ているので新調することにしました。

私のチェンソーに対応するOREGON製ソーチェンの品番は91PX052E

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Portable Gas Tank

お隣さんが所有する軽トラの荷台に赤くて大きな年代物の工具箱のようなものが載せられているのが見えました。近付いてよく見ると、ガソリンの携行缶であることがわかりました。

丸みを帯びたデザインにビンテージ感があって良いなあと思い、しげしげと見ていると、お隣さんがやって来ました。

このタンクは貰い物だそうで、これから農機具用のガソリンを買いに行くとか。

MERCURYの刻印があるのでボート用の燃料タンクだと思われます。容量は6ガロン、およそ23L。

キャップを含めて全体的に錆があり、決して気に入って使っているようではなかったので、私が所有する20Lの新しいガソリン携行缶と交換しないかと提案すると、喜んで交換して欲しいとのことになりました。

調べるとこのガソリンタンク、製造は1960年代前半だそうです。

Firewood Collection 2024 — Part 27

昨日、木曜日は木工師匠が木工教室に通われているので、伐倒師匠も木工師匠に合わせて作業は休むことになりました。今日は二日ぶりに山に入りました。一昨日と同じ堰堤区間での作業が続きます。

伐倒師匠所有のプロ用チェンソーが二台(共立とゼノア製)とも故障したとかで、今日は剪定鋏と剪定用手鋸のみ。土手からほとんど水平に伸びるヤシャブシを私が土手上から伐倒しました。伐倒というより元々倒れているような木を根本から玉切りしたような感じです。

一昨日、見つけたものとは少し離れた所に生えていた太めのクロモジを持ち帰りました。作業中の現場は土手から3メートルぐらいは下にある河川敷であり、梯子がないと容易に降りれないので、人が入ることはまずない。こういう場所だから珍しいクロモジがひっそりと自生しているのだろう。

太いところで直径10センチぐらいはあるこのクロモジの幹を自作のテーブルソーで角材に製材して、お箸に加工するつもりです。少しずつ平面を出すようにして縦挽きを繰り返すとガレージ内がクロモジの上品な香りで満たされました。私の身体もぷんぷん柑橘系の上品な香りが…

長さおよそ260ミリ、35ミリ角の角材に仕上がりました。樹皮は黒っぽいけれど、中は白っぽい。お箸に加工できるようになるまでこの状態で寝かせて乾燥させます。

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Making Chopsticks — Part 16

天然木を使って製作した四角いお箸が軽く、100膳(200本)を超え、オリジナル治具のストッパーが削れて来たので、ストッパーを作り直しました。

ストッパーにはウリンの端材を使いました。

箸に加工できそうなウリンの端材は残りわずかになりましたが、桜は在庫が増えています。

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