Nikonルック双眼鏡には6×18、7×21、8×24の3種類があり、それぞれ1964年、1965年、1967年に発売されたそうです。画像の双眼鏡は8×24なので、1967年発売モデルとなります。私が小学生の頃から実家にありました。6×18か7×21のいずれかも父が所有していたような記憶があります。その最初に所有していた双眼鏡が盗難被害に遭い、8×24は買い直したものという微かな記憶です。
対物レンズが接眼レンズの内側に位置するリバースポロプリズム式なのでコンパクトな設計が可能。対物レンズ前面にある保護ガラスの形状がサングラスのようで、この双眼鏡の特徴となっています。
アイレリーフ(接眼部から目までの距離)が短いので眼鏡は取り外した方が見易い。右側のアイピースに視度調節リングがあり、中央のピント調節リングと同じ模様になっています。
50年近くも前の双眼鏡としては状態が良いと思います。曇りやカビはなさそうだし、今でも解像度が高く、シャープに見えます。ソフトケースにストラップを通す穴があり、双眼鏡本体が常時、このソフトケースに収納されていたこと。これが状態が良い理由だと思われます。対物レンズ前面の保護ガラスが防水機能を生んでいると言う人の発言が海外の双眼鏡サイトにあります。
Part 2へと続く。