Apr 122016
 

Nikon "Look" 8x24 Binoculars

対物レンズ前面の保護ガラス内側に汚れが見つかったNikon “Look” 8×24、リバースポロプリズム式双眼鏡を一部、分解してクリーニングしました。

Nikon "Look" 8x24 Binoculars

対物レンズカバーと一体となった保護ガラスは2本のマイナスネジで固定してあります。以前にもこのマイナスネジを緩めようとしたことがあります。別の用途で入手した精密ドライバーもサイズが合わず、半ば分解を諦めていました。

Nikon "Look" 8x24 Binoculars

ドライバーは幅と厚みがネジに合わないと、ネジ頭をなめたり、周囲のパーツを傷つけることがあります。固着しているような場合はほぼ確実にネジ頭がなめてしまって、緩めるにはネジを破壊しなければならなくなります。そこで、前から持っていた精密ドライバーの先端をネジのサイズに合うように加工することにしました。ヤスリで少しずつ削ってサイズを調整すると、不要な力を入れなくても簡単にネジを緩めることができました。

Nikon "Look" 8x24 Binoculars

保護ガラス内側の汚れを無水エタノールで綺麗にしました。ついでに対物レンズ側から双眼鏡内部を観察してみると、ポロプリズムが対物レンズの中心よりも外側にあるのがよくわかります。一般的なポロプリズム式双眼鏡はプリズムが対物レンズ中心よりも内側にあります。この双眼鏡は製造後、およそ半世紀が経過していますが、対物レンズ自体にはカビや汚れはなく綺麗な状態でした。ついでに接眼鏡も取り外してみましたが、汚れていなかったのでそのまま元に戻しました。

作業の難易度: 5段階で1

  2 Responses to “Nikon “Look” 8×24 Binoculars — Part 2”

  1. 筆者 様

     私も、随分昔に分解した覚えがありますが、子供乍らに(大人だったかな?<笑>)、こんな板スプリングで、良くプリズムが動かずに固定されているモノだと感心した事を覚えています。作りが頑丈も手伝っていますが、予想での物言いで大変恐縮ですが、プリズム「ガイド」の精度が凄いのだと、今でも思っています。光の線を真っ直ぐに通す技術は、平面度に換算しても、万分の某の精度になります。この精度を利用して、実は、オートコリメータ(今は、レーザーが主流です。ま、平面の歪みを「測量」する光学機器です)のレンズと、光の反射というよりは、聴講制度の鏡にgaugeが刻まれている鏡の反射光をレンズで受け、その反射光はプリズムを通って、接眼レンズに目盛りを示すのですが、この光学精度は半端ではありません。

     灘レーザー測定の無い時代、如何にこの光学精度を使用して機械精度を確認するか・・、完全なメカと工学の世界でした、私の若い頃は・・。反対に言いますと、板ガラス上の目盛りが、SONYのマグネスケールや、エンコーダーに変わり始めた時期です。多分あの頃が、光学とメカニカルの最高峰の時代だったのでしょうね。

    Jim,

    • プリズムは双眼鏡の要のようですね。今回はプリズムに汚れはなかったので触っていません。左右の鏡筒にプリズムは2個ずつあり、上下左右を正立像に戻す役割を担っていますが、光軸がずれないように接着剤でプリズムを固定している双眼鏡もあります。

      カメラの光学ファインダーにも同様の役割を担うペンタプリズムがあり、この部分にホコリやカビが付着すると、取り除くのが厄介です。(単焦点)レンズの方が簡単にクリーニングできそうな気がします。

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