Let's go back to Singapore again in 2011!

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来年のF1シンガポールGPは2011年9月23日(金)〜9月25日(日)に開催されます。金曜が「秋分の日」で祝日なので、週末と祝日が休みの人は3連休になります。初開催の2008年から3年連続で毎年、この時期にシンガポールを訪問していると、「恒例」となり、来年も行くのが当然のような空気が年末になると漂い始めます。

BOOKING.COMに暫定的な旅程(9月22日チェックイン、9月26日チェックアウト)を入力すると、予約が可能なホテルがすでに68件もヒットします。今年、宿泊したホテルは1月末頃から予約を始めました。予約をするタイミングによって希望するホテルの空室がなかったり、宿泊料金が変わることがよくありますから、そろそろ相場の確認を始めた方が賢明です。

BOOKING.COMはiPhone/iPad用のFree Appがあるので、相場のチェックや変動する宿泊料金を監視するには便利です。もちろん、このアプリケーションから予約もできます。iPad用の方は特に地図が見易いし、表示言語や通貨を変更するのも一瞬。去年、booking.comで予約を済ませたら、いつの間にか、iCalに宿泊予定が反映されていて驚いたのを覚えています。

The Final Round in Abu Dhabi

2010年度F1カレンダーの最終戦はAbu DhabiのYas Marina Circuit、夕暮れ時のレースで年間チャンピオンが決定します。シミュレーターで案内するSebastian Vettelにも可能性は残っています。

観客収容人数が5万人と少ないサーキットですが、2年連続でチケットが完売したそうです。韓国GPは近くて遠い気がしますが、このYas Marina Circuitはいつか訪れてみたいサーキットの一つです。

Formula Nippon 2010 Round 7

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先週末、2010年度Formula Nippon最終戦が鈴鹿サーキットで開催。2010年F1日本グランプリのチケットを所有している人は「特別優待特典」でチケットが二千円で入手できることを知り、流し撮りの練習を兼ねて日曜日に鈴鹿サーキットへ。

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お昼前に到着。昼食を済ませてすぐ、グランドスタンドV席に入ると、佐藤琢磨がデモ走行するHonda製ターボエンジン搭載のLotus 100Tがホームストレートに停車中。ピットウォークも同時に開催されているようでした。

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この時代のマシンはコンピューターに依存することなく、人間が手作りしたフォルム。ある意味、わかり易い形状です。1988年に中嶋悟がF1で使用したマシンだそうです。前年度チャンピオンのネルソン・ピケがNo. 1のマシン。

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エンジン点火。少し走り出したところ。

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Formula Nippon決勝(28周)はS字よりの逆バンクで観戦しながら写真撮影。低速コーナーなので、シャッタースピード 1/160秒での流れ方はこんな感じ。

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1/100秒まで落とすと、さらに被写体のスピード感を表現することができますが、難易度は高くなります。赤白の縁石のボケ具合を見ると、シャッタースピードによって流れ方が変わるのがよくわかります。手ブレ防止機構付きのレンズ(ボディー)なら縦方向のブレを抑えながら撮影可能。

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優勝したMobil 1 Team IMPULのブラジル人ドライバーJ.P・デ・オリベイラ選手。

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同じ逆バンクのダンロップコーナーよりに移動。F1日本グランプリの時にカメラマンシートになっていたところ。前から横から後ろから、いろんな角度で撮影できます。

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シャッタースピードは1/125秒ですが、手ブレ補整機構がなく、オートフォーカスが遅いレンズに交換したので、縦方向のブレを止めながらピントを合わせるのは容易ではありません。

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1/160秒なら安心してカメラを振れます。

Thousands of tickets were given away.

F1韓国グランプリ主催者の対応に腹を立てて、看板を空中蹴りするこの釜山からやって来た観戦客の気持ち、富士スピードウェイで開催された2007年日本グランプリで酷い目に合った私にはよくわかります。

5〜10分間隔で運行するはずのシャトルバスに駅から乗車するのに1時間半も待たされ、レース開始10分前にサーキットに到着したら、今度はゲートでなぜか入場を拒否されたとか。KAVO(主催者)の説明はなく、誰に聞いても適切な情報が得られなかったそうです。それで苛立ちを解消しようと看板を蹴ったとか。地元の英字新聞(Korea Joongand Daily)に取り上げられて少しは怒りが収まったでしょうか。

チーム関係者や報道関係者がMokpo(木浦)のラブホテルに宿泊させられたことについては以前のポストで触れましたが、Mercedes-Benzの従業員が一泊$310も請求されたとの報道には驚きました。通常の宿泊料金は$26.80〜$44.70だそうです。

F1 Fanaticによれば、3日間の入場者数は合計168,000人(金曜25,000人、土曜63,000人、日曜80,000人)、そのうちの相当数のチケットがスタンド席を埋めるために、地元の大学生に無料でばらまかれたとか。地元の公務員がチケットの販売を強要されたことについては以前に触れた通りですが、大量の無料チケットが配布されていたということは、今回、新たに知りました。インフラが整備されていなくても、あるいは前日に指定席を変更されても、無料のチケットなら文句は言えないはずです。写真の人は、一枚30万ウォン(¥21,000)を超える金額のチケットを2枚買ったそうです。

来年は行ってみようかとふと思ったりしましたが、この状況ではしばらくテレビ観戦にしておいた方が良さそうです。

Sources: Korea Joongang Daily, F1 Fanatic

About 70,000 people attended the inaugural Korean Grand Prix

Jarno in race action

Photo by Lotus Racing on Flickr

Korea Joongang Dailyの記事によれば、雨の中、行われた昨日のF1韓国グランプリの観客数はおよそ7万人。練習走行の金曜が25,000人、予選の土曜が63,000人とのことで、私が思っていたよりずっと多い観客数ですが、決勝日の7万人はKAVOのCEOであるChung Yung-choが約束した収容可能人数の90%には遥かに及ばない58%であったとか。

土曜になって突然、安全確保を理由にC、D、H、I、Jの各グランドスタンドが閉鎖になり、観客を怒らせたそうです。これで収容可能人数は当初の12万人ではなく、102,700人に減少。

観戦チケットの販売方法にも問題があり、公務員がチケットの販売を強要されたとか、無理矢理チケットを買わされた人もいるとの報告があったそうです。

宿泊施設の確保にも大きな問題があったようです。レポーターやチームスタッフ、観客の中には宿泊費が一時間単位で請求されるラブホテルに仕方なく宿泊した人も多くいたようです。Mokpo(木浦)は二度と訪問したくないというフランス人レポーターも。

決勝当日の雨の影響で、建設が完了していないサーキットは泥沼状態、長蛇の列の中で待っている人の写真を見ると、2007年の日本グランプリの再現ではないかとも思います。

回収されたMark Webberのマシンは、まるでレースを終えたラリー車のよう。

The Korean GP Track Revealed

Yeongamで今年、初開催となる韓国グランプリのサーキットトラックがFIAにより、正式に承認され、来週末に予定通り、韓国GPが開催されることになりました。

反時計回りの最後のセクションは将来、市街地コースになるそうです。今年は田んぼの中の畦道コースのようですが、Red BullのCGは素晴らしい。今年は一般観戦客用の宿泊施設が近くにないそうです。施設が整えば、訪問してみたいと思わせるCGです。

Japanese GP 2010 (Sunday)

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F1日本グランプリ予選と決勝の日、朝から晴れています。雲が次第に上空に消えて行く様子を新名神高速道路走行中に助手席の窓から撮影。前日の大雨で予選が決勝当日午前10時に延期になり、この日も午前6時過ぎに自宅を出発しました。

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土曜、日曜は渋滞を予想していたので、脚の疲労を軽減しようと、オートマチック車であるSubaru R1で鈴鹿サーキットに来場。正面ゲートに近い駐車場の予約駐車券をF1フリークの友人に譲っていただきました。

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「ハレタ!」のテントの人はすでに会場に行かれているのか、お留守のようです。

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予選開始前のD席の様子。(逆バンク方向)去年はがらがらだったそうですが、今年は空席がありません。

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日曜は流し撮りをしないつもりでしたが、目の前を右から左にマシンが通過すると、いつの間にかカメラを振っています。

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予選開始時の路面は半乾きの状態でしたが、Q2の頃にはほぼ乾いています。

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フレームの中を斜め方向に移動する被写体の流し撮りは、ほぼ不可能かと思っていましたが、やってみるとそうではないことがわかりました。

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S字コーナーから逆バンクへと向かう通路の坂の途中にトラックが見える場所があります。樹木が前景にあるので、置きピンで流し撮り。F1走行中の撮影は不可かもしれません。

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F1決勝を前に佐藤琢磨とBruno SennaがレジェンドF1デモ走行。上の写真は1977年のLotus 78に乗る佐藤琢磨。車とドライバーは同い年だそうです。

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そしてこちらがアイルトン・セナ初優勝マシンであるLotus 97Tを操る甥の、ブルーノ・セナ。スポンサーロゴも当時のまま。OLYMPUSのロゴが見えます。

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デジカメか何かを準備しているSebastian Vettel。

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三輪車?に乗るLewis Hamilton。

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シンガポールでは声援するのに忙しくて、シャッターチャンスを逃してしまった小林可夢偉。

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金曜の練習走行では最もラップ回数が多いのではないかと思われる、山本左近。

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レース直前のD席の様子。(S字方向)

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上空にはテレビ中継撮影用のヘリコプターが。

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フォーメーションラップ。

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どうせ観客が写るのなら、観客席からでないと撮れない写真を。トラック周辺でカメラを構えるプロのカメラマンには真似ができないはず。

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レース終盤になる頃には、夕日に向かうマシンの後方に長い陰が落ちています。

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McLarenのシルバーのマシンが夕日を受けて輝いています。

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“pole to finish”で優勝したSebastian Vettel。鈴鹿は二年連続の優勝。

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母国グランプリで何度もオーバーテイクシーンを見せてくれた小林可夢偉に大きな声援。F1 Fanaticの投票結果によると、小林可夢偉は62%の断トツの得票率で、読者が選ぶ日本GPベストドライバーです。私もKamuiに一票、投じました。

2010年日本グランプリまとめ
シンガポールGPから帰国後、10日もしないうちに鈴鹿サーキットに4日連続で通うという過酷なスケジュールでした。この期間に仕事の調整もしているので、今日になって漸く通常の生活に戻りました。 普段はどこに行くにも車で移動していることもあり、体力的に限界を感じました。F1サーキットは一周が5キロほどあり、サーキット内を移動する際も坂もあるのでたいへん疲れます。

写真撮影はやはり、金曜が最も自由度が高いと実感しました。特に鈴鹿ではホームストレート前のグランドスタンド以外はすべてのエリアが自由席になっていて、どこからでも撮影できます。しかも、1時間半の練習走行が二回もあります。後から知ったのですが、金曜だけのチケットも販売されていたそうです。来年もシンガポールに行くとすれば、鈴鹿は金曜だけにしておいて、土日はテレビ観戦という手もあるなあと、既に来年のことを考えています。

4日間、大きな渋滞もなく、往復4時間ほどで自宅から車で通うことができました。行きは鈴鹿インターではなく、亀山インターを利用し、帰りは土山から新名神を利用するという渋滞回避計画が成功しました。

レースの内容については、優勝したSebastian Vettel、2位、3位のMark Webber、Fernando AlonsoよりもKamui Kobayashiのパフォーマンスが際立っていたの一言に尽きるかと思います。今回、カメラはNikon D90、レンズは主にNikkor AF-S 18-105mmを使用しました。時々、Tamron AF18-250mm (Model A18N)に交換しましたが、オートフォーカスが遅く、迷うこともあり、モータースポーツには不向きであることがわかりました。このレンズの代わりにタムロン60周年記念モデルである超音波モーターと手ブレ補整機構付きのTamron SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USDが欲しいとも思ったり。

Japanese GP 2010 (Saturday)

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乱暴な運転をする人だなあと思っていたら、我々の後方に駐車したホンダ車を運転していたのは、McLarenのユニフォームを着用したスタッフでした。

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予選の日、鈴鹿は大雨。サーキット正面駐車場に行く前に、防水ブーツを買いに近くのイオンモール鈴鹿ベルシティに寄ると、Lotus、Red Bull、McLaren各チームのスタッフが買い出しに来たところに遭遇。Lotusのスタッフはシンガポールで記念撮影していただいた方でした。

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ギブスを付けたカメラマンたち。

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トラックを走るのはToro Rossoのアルグエルスアリ。P3練習走行でタイムを記録したのは、アルグエルスアリとティモ・グロックのみ。この時点で、私は予選は中止になると思いました。

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サーキットトラックが川のようになっています。これでは危険。

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雨の日は荷物が重く感じるので、カメラ機材一式を車に置いて来ることに。駐車場に戻ると、雨脚がさらに強くなったようで、この日は我々も退散することにしました。予選は、日曜の午前10時開始になりました。天気予報によれば、ドライコンディションになりそうです。

Japanese GP 2010 (Friday)

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日本グランプリでのSebastian Vettelのヘルメット、いつものものとは違い、日の丸をあしらった日本仕様になっています。小林可夢偉のヘルメットを借りているのかと思いました。写真はS字よりの逆バンクD席から撮影。

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小林可夢偉のヘルメットも日本グランプリ仕様になっています。側面に日の丸カラーが見えます。朝日をイメージしているのでしょうか。白いマシンは設定がたいへん。

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自分で撮影した写真をよく観察してみると、フェラーリのマシンはノーズの部分が細く尖っていて特徴的であることに気付きました。

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シューマッハはヘルメットとグローブの色を合わせている。

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可夢偉が左近をオーバーテイクしそうな様子。練習走行だから、道を譲る必要はありません。しかし、この後、追い越して行く様子が確認できました。

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Tamron AF18-250mm F/3.5-6.3 (Model A18N)にレンズを交換して望遠端で撮影。Nikon D90に装着した場合、このレンズ、オートフォーカスが遅いというか迷いがちな気がします。クロップしていませんが、ここまで大きく写した写真は私の好みではありません。

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金曜日はメインストレート前のV1、V2席以外は、自由席だったので、午後のセッションはシケインQ2席に移動。流し撮りは困難かと思い、諦めつつ、何枚か撮影。Nico Rosbergのこの写真、きれいに流れています。

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もう一枚、シケインで流した写真を。ドライバーはイタリア人のJarno Trulli。

Japanese GP 2010 (Thursday)

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木曜日、ピットウォーク1回目のセッションに少し遅れて参加しました。Toro Rossoのノーズ。予備は十分に用意されているみたいです。

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なぜ、キミ・ライコネンの横断幕がこんなところに?

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今年は新たにカメラマンシートが設けられました。専用ビブスを着用すればプロカメラマンのようです。

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自分たちの指定席(D2)からサーキットトラックを見たところ。高い金網が右手の方にはないので、視界良好です。トラック後方にはパドックが見えます。

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トラックの状況を確認するチームスタッフとドライバーが次々とやって来ます。手を振れば、応えてくれました。

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トラックをジョギングするLotusのJarno Trulli。

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セーフティーカーの練習走行は木曜日。流し撮りの設定を確認中。

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Sebastian Vettelも。シンガポールで見た時は髪の毛が伸びていましたが、散髪したようです。ヘルメットも日本仕様だし、気合いが入っています。

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声をかければこちらを見て手を振ってくれました。

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Nico Rosbergはトラックをジョギング。

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Massaはフェラーリの自転車で周回中。

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そしてこの方は?どこから見ても福井県出身には見えません。このとき、逆バンクのスタンド席にいたのは我々だけでしたが、手を振ってくれました。

Singapore GP 2010—Day 6 (The Day After)

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OrchardのGoodwood Park Hotelからチャイナタウンの外れにある、ヨーロッパの雰囲気が漂う小さなホテル、Berjaya Singapore Hotelにタクシーで移動。ホテルロビーや客室にある家具はすべてアンティーク。サービスも行き届いています。

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建物は古そうだけれど、落ち着いた雰囲気の内装で、デザインセンスが素晴らしい。

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3階建てに見えますが、我々が宿泊したのは4階の屋根裏部屋でした。裏側の部屋だからたいへん静か。宿泊客はほとんどがヨーロッパからやって来たF1観戦客だったように思います。

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ランチは徒歩数分の所にあるホーカー、Maxwell。F1観戦旅行にやって来るような人には嗜好が合っていないかもしれません。

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シンガポールでの最後の夕食に、Raffles City地下のDin Tai Fungを再訪問しましたが、こちらの方がずっとお勧めです。もらって来たビジネスカードに”Ranked by The New York Times as one of the World’s Top Ten Best Restaurants.”と書いてあります。特に酸辣湯と小龍包は絶品。

オペレーションがきびきびとしていて待たされることがありません。席に案内されるとすでにジャスミンティーが用意されています。すぐに荷物を置くバスケットを持って来てくれます。ガラス張りオープンキッチンのスタッフは全員マスクをしていて衛生面にも配慮していることが伺えます。

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今年もやって来たSim Lim Square!レンズは一切見ないことを心に決め、iPhone、Macを扱う店でウィンドーショッピング。去年は1階のカメラ店でZuiko 35mmのマクロレンズを仕入れました。今年はちょっとマニアックなOrient Photoで、Manfrottoのアルミ製小型三脚を入手。iPad 3Gを使ってその場で日本での販売価格を調査。いつものお店で購入するより、二千円ほど安いことがわかり、迷わず入手しました。使用感は後日、レポートします。

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一年前と比べると、iPhoneを扱う店が増えています。MRTに乗車すれば、乗客の二人に一人はiPhoneを持っていると言っても過言ではないほどの市場浸透率。ブギス界隈ではiPhone用ケースを専門とする露店も。去年はこんな店はなかったと記憶しています。

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果物屋さん。他の店でもバナナは吊るして売っていました。最終日はRicoh GR Digital IIIだけをぶら下げて出かけました。

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日が変わって火曜日の夜明け前、Berjaya Singapore Hotelをチェックアウト。タクシーを待っている時に空を見上げると、天頂付近にオリオン座が。なんか変な感じ。こんな体験も初めてです。我々が利用した全日空成田行きは2番ターミナルですが、チャンギ空港のApple Premium Resellerであるistudioを訪問するために、出国後、3番ターミナルに移動。契約なしに購入できるiPhone 4は在庫切れでしたが、在庫さえあれば予約なしで購入できるそうです。

2010年シンガポールGP観戦旅行まとめ

今年で3年目となる市街地ナイトレースのF1シンガポールGPに毎年、訪問していることになりますが、主催者は今年も大きな成功を収めたように思います。初年度はオーバーテイクが困難で、予選の結果で決勝の順位が決まるとも言われていましたが、特に今年はオーバーテイクのシーンもいくつかあり、接触事故によるリタイヤやマシンが炎に包まれるといった波乱もあり、観戦していてわくわくする楽しいグランプリだったと思います。

会場の管理はどうだったかと言えば、年々、厳しくなっていると思います。初年度は、こんな所に入っても良いの?と思うような危険な場所で写真撮影することができました。また、観戦チケットを持っていない人が、ただで見れる場所も去年は何カ所かありましたが、今年は黒い幕が張られ、徹底して「ただ見」はできないようになっていた気がします。同時にwalkaboutチケットの価値が下がり、価格相応になったようにも思います。レース後のサーキットトラックへの「なだれ込み」もゾーン別に規制がありました。去年はゾーン3のチケットで、ピット前まで押し寄せることができましたが、今年は不可でした。今年、新たに販売された、ゾーンによる縛りがないpremier walkaboutはどうだったのか、その辺りの情報がないのでよくわかりません。

私たちのように日本からやって来る観戦旅行客は、今年は大幅に数が減ったと思います。会場ではほとんど見かけなかったような気がします。飛行機にも空席がかなりありました。Red BullのMark Webberを応援するオーストラリアからの観戦客が逆に増えていたように感じました。

毎年、F1レースに加えて、世界的に著名なアーティストによるコンサートを開催するなど、お祭りの要素も多く、そのプラスアルファの部分も、十分に期待に応えてくれました。サーキットパークは商業施設が建ち並ぶマリーナ地区にあり、宿泊先となるホテルやショッピングモール、世界各国の料理を提供するレストランなどの飲食店が近くに数多くあり、サーキットへのアクセスが容易であることも特徴です。最寄りのMRTの駅が二つも増えて、さらに便利になりました。そして、何より、ボランティアの案内係を含め、現地の人がたいへんフレンドリーで親切です。我々にとってはテレビ中継に映るという一大事件もあり、今年も大いに楽しませていただきました。また、来年も行きたくなる、そんな観戦旅行でした。

A Lap of Suzuka with Sebastian Vettel

シンガポールGP観戦記を書き終える間もなく、今週末は日本グランプリ。木曜のピットウォークから決勝日まで4日連続で鈴鹿に通うことになりそうです。新名神が開通してから、渋滞がなければ自宅から車で2時間と少し。ほとんど地元と言っても良いぐらいの距離です。シンガポールでは流し撮りをほぼ断念していたので、鈴鹿ではS字コーナーから逆バンク辺りで流し撮りに専念しようかと計画中。春のFポンで十分に練習しているつもりですが、数少ないレンズでも選択に迷います。

Singapore GP 2010—Day 5 (Race Day)

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ホテルを出発する時にはすでにその日のチケットを首にぶら下げています。すぐ近くのショッピングモールにiPhone用のケースを販売する小さな店がありました。記念にバッタもんを入手。このケースなら遠くから見るとiPhone 4を裸で持っているように見えます。プリントが若干、右上がりになっています。側面は滑り止めの加工を施した半透明のプラスチック。ケースのためのケースも付属します。

コピー商品ではないけれど、商標を無断で使っていると思われます。日本では手に入らないので、そうした意味では貴重。

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MRT Orchard近くのWheelock Place内に店舗があるcumulusに立ち寄りました。Apple製品用の高級バッグやケースを扱う専門店です。COTEetCIELのバッグが目に留まり、前日、iPad用のバッグを購入したお店です。シンガポールではここでしか扱っていないような珍しい商品が小さな店舗にたくさん陳列してありました。チェーン店ではないそうで、入荷する商品も数量限定だそうです。購入したiPad用のバッグについては後日、使用感をレポートします。

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決勝の日は夕立もなく、晴れ渡っています。MRT Raffles Placeで下車し、Fullerton Hotel周辺を散策。

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広角レンズで歴史的建造物の撮影、なかなか楽しいです。シンガポールの町中は電線が見えません。電柱もないようなので、地下に敷設しているのでしょう。日本のように空中配線だと、景観が悪くなる代わりに、電力会社が容易に光ファイバーケーブルを敷設できるというメリットがあります。電線や電話線を地下に埋設している地域では容易に光ファイバー網を拡張することができないのではないかと思います。

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Fullerton Hotelロビーで一際目立つ郵便ポスト。このポスト、投函しても良いのでしょうか。このホテルはもともと郵便局だった建物を改築したそうです。

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Starbucksに立ち寄り、先ほど購入したバッタもんケースをiPhone 4に装着。実物以上に高級感が漂っていますから注意してください。

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左に見えるのが恐ろしく不格好で見るからに危険そうなMarina Bay Sands。屋上のスカイパークには宿泊客が利用できるプールがあるそうです。大きな地震が来れば、建物を連結するスカイパークに亀裂が入りそう。

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東西二つの建物が23階で繋がっているそうです。東側の建物は最大52度の傾斜があるそうで、傾斜角5.5度のピサの斜塔どころではありません。建設を請け負ったのは韓国の双竜(サンヨン)建設。螺旋橋は通ってみたいけれど、スカイパークは遠慮することにします。

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決勝当日はGate 5から入場。Anderson BridgeもF1マシンが通過します。

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Turn 10の近くでドライバーズパレードを待つ人。この辺りはグランドスタンドがありません。すでに場所取りが始まっています。私は適当な場所を探しながらサーキットパーク内をうろうろしている間にドライバーズパレードを見過ごしてしまいました。

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同行者が自分の席でしっかりと撮影しています。柵と金網が見えないので、他人の視界を遮りながら撮影しているはず。他の人もみんな立って声援を送っていたそうですが。

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観客の中にはオーストラリアからやって来たサポーターもたくさんおられました。

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レース終盤に炎に包まれたマシンを自ら消火器で消した人。

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久しぶりにF1ドライバーに復帰したNick Heidfeld、小林可夢偉のチームメートになります。

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存在感があるシューマッハ、クラシックカーもメルセデス。

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ドライバーに合わせて車を選んでいると思えてなりません。

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この方も女性に人気があります。

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私はと言うと、こんな写真を撮りながらドライバーズパレードはまだかまだかと待っていました。すでにパレードが終わっていることは知る由もない。時計代わりに使っていたiPhoneをスリープから復帰させると、時刻は午後7時半過ぎ。8時からレースが始まるのにドライバーズパレードがまだということはあり得ない。それでも、iPhoneは3Gパケット通信を遮断しているので、時刻の調整は自動にしてあっても、現地時刻ではなく1時間早い日本標準時のままなのかと疑っていました。(実際はWireless@SGでネットに繋がった時点で、iPhoneが表示する時刻は現地時刻に自動的に調整されていました。)

BBCのテレビ中継が場内放送で流れますが、解説者によると、レース開始まで後30分とか言っています。この時点でドライバーズパレードを見逃したことにやっと気付きました。慌てて、自席に戻り、フォーメーションラップを見ることに。この後、一生に一度あるかないかの一大事件が起こります。

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我々にとっての一大事件の立役者がこのカメラマン。Bay Grandstand Dark Greenの席前方のトラック向かい側に陣取る、Turn 18の撮影を担当していたカメラマンが、シンガポール国歌斉唱の時に、グランド席の様子を撮影。親しくなった現地のお兄さん達といっしょにカメラに気付いて手を振る我々が国際映像で全世界に放映されました。1時間遅れでフジテレビが中継した様子を観ていたF1フリークの友人からメールをいただいて、日本でも我々が映っている映像が放映されたことを確認することができました。帰国後、予約録画しておいた映像を観て笑いが止まらないほど。このカットで手を大きく振っているのは同行者のみ。開催国の国歌斉唱だというのに、私は帽子を脱ぐこともなく、軽く手を挙げただけ。隣に現地の人がいなければ、起立すらしていなかったかもしれません。レース終了後、サーキットトラックになだれ込み、機材を片付けていたこのカメラマンにお礼を言いつつ、記念撮影と握手までしてもらいました。この人、イギリス英語だったので、F1グランプリと共に世界を回るテレビカメラマンなのかもしれません。

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決勝日はセキュリティーの監視が厳しくなり、視界を遮る人はいないので柵だけが邪魔。

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シューマッハのオーバーテイクを狙っている小林可夢偉、Turn 19で金網越しに撮影。

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iPadのF1™ 2010 Timing Appで順位を確認しているところ。赤くなっているのはリタイヤしたドライバー。実は、この写真、液晶上に溜ったホコリを撮影するつもりでした。ブレーキダストのような小さなホコリがすぐに溜ります。

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金網の向こうを(たぶん)観客に手を振りながらオートバイで通過するドライバーはマクラーレンのLewis Hamilton。トラック上にはRed BullのMark Webber。この少し前にHamiltonはWebberと接触してリタイヤ、ステアリングを放り投げる様子が会場内のモニターに映っていました。

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レース終了後にトラックになだれ込む観客。私たちもトラック内に侵入し、記念撮影を繰り返した後、Padangの特設コンサート会場へ。

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Mariah Careyのコンサートが既に始まっていました。iPhoneで動画も撮影しましたが、著作権の関係で公開できないのが残念。去年と一昨年はCity Hall側に特設ステージが設けられていましたが、今年はシンガポールの夜景が背景となるように、Anderson Bridgeの方にステージが設置されていました。会場ではアルコールも販売されていたので、相当盛り上がっている人も多数見かけられました。

Singapore GP 2010—Day 4 (Qualifying Day)

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予選の日、夕食をRaffles City地下のDin Tai Fungで済ませ、Gate 7からサーキットパークに入場。金曜とは違って、土日は通路が人で渋滞します。

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自分の席に行く前に3回目の練習走行をTurn 19で撮影。

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ニコンカラーのルノーのマシンが目立っています。縁石に乗り上げ過ぎでしょうか。

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歩き回るwalkaboutチケット所持者は指定席がありませんが、休憩できるところはたくさんあります。喫煙場所も。

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この角度から柵と金網を避けて撮影しようとすれば、ここしかないという瞬間を狙ってシャッターを切っています。レンズはTamron AF18-250mm、SSは1/500でISO3200ですが、露出アンダー気味。望遠端で絞り開放でもF6.3だから、このレンズはモータースポーツ(特にナイトレース)の撮影には適していません。明るい望遠レンズが欲しくなりますが、F1の撮影以外に用途が思い付かないので、しばらくは明るい広角レンズを楽しむことにします。

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小林可夢偉はQ3まで残り、予選を10位で終えました。予選はiPadでF1 Live Timingを見ながら順位をリアルタイムで確認。iPadがきっかけとなり、隣の席に座っていた現地のお兄さん達と仲良くなりました。F1 Live Timingを見ながら、解説してくれます。

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Goodwood Park Hotelの控えめな照明を記念に撮影。このホテル、入り口までは歩道がないので車道を歩くことになります。MRT Orchardからゆっくり歩いて10分ぐらいですが、サーキットパークを一日歩き回った後に、駅からホテルまでさらに歩くのは非常に疲れます。バスタブにお湯を入れて、入浴すれば、その日に撮影した画像ファイルをiPadに取り込んで確認していると、まぶたが重く、最後の一枚まで見れないような状況でした。

Singapore GP 2010—Day 3 (Practice Day)

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金曜日はF1練習走行の日であり、写真撮影をする私にとっては最も重要な日でもあります。今年はOlympus PEN E-P1はお留守番なので、Nikon D90とNikkor AF-S 18-105mm、Tokina AT-X 116 Pro DXの組み合わせで撮影する計画です。動画撮影にはiPhone 4を活用するつもりです。上の写真は、木曜から4泊したGoodwood Park Hotelのエレベーターホールに置いてある無料のリンゴ。日によって赤いリンゴと青いリンゴ、交互に変わります。出かける前に一つ、リュックサックに入れて、サーキットパークで食べていました。(サーキットパーク内への食品の持ち込みは一応禁止になっています。)

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朝食はホテル内のベーカリーでクロワッサンを買って来て、バルコニーで食べる。このパターンを4日間、続けました。近くに24時間営業のセブンイレブンもあります。

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MRT OrchardからCity Hall経由でMRT Marina Bayへ。駅からゆっくり歩いて10分ぐらいで、昨晩来れなかったMarina Bay Sandsのショッピングモールを散策。

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iPadを携帯する元F1ドライバー、Alex YoongがHUBLOTの店頭で行われたパーティーに参加しているところでした。(写真を撮影した時は、この人がAlex Yoongであることに気付いていません。)こちらは誰だかわかっていないのに、記念撮影とサインに快く応じてくださいました。

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Marina Bay SandsにもApple Premium ResellerであるepiCenterが入居。他の店と比べると規模は小さいですが、アクセサリー類は充実しています。来店記念にjust mobile®のAluPen™を購入。

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タクシーでCity Hallまで戻り、Gate 3からサーキットパークに入場。Formula BMWのフリー走行が始まっていました。流し撮りした数少ない写真の一枚。手前の親子が良い感じに写っています。この後、スコールが降り、練習走行は暫く中断します。

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3年連続でシンガポールGP観戦旅行にやって来て、午後に雨が降るのは初めて。おかげで夜は涼しく、蒸し暑くないレースが楽しめました。

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Porsche Carrera Cupの練習走行はウェットタイヤで。

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Bay Grandstand Dark Green最前列にある自分たちの席にやって来て、カメラのセッティング中。マニュアルフォーカスに設定し、レコードライン上のアスファルトをライブビューで拡大して置きピン。シャッター速度優先でSSは1/640、ここで流し撮りするつもりは毛頭ありません。しかし、柵が邪魔。立ち上がれば柵は隠れますが、今度は自分が他人の視界を遮ります。

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他人の視界を遮らないところに移動して撮影開始。金曜日はセキュリティースタッフの監視があまいので、やりたい放題ですが。

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RICOH CX1で撮影したこの写真、コンデジにしては上出来?

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私にとっては2010年シンガポールGPでのベストショットの一枚がこの写真。夜景が写っていないのは残念ですが、照明がマシンに反射して光っているので、ナイトレースであることは伝えられるはずです。

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かなり、露出アンダーですが、完全に乾いていない路面のむらになったグレーに対してフェラーリの赤が際立っています。

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Turn 19に移動してFormula BMW Pacificの予選を金網越しに撮影。

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少し移動すると、この日はクレーン車や緊急車両がなく、絶好の視界が確保できる場所を見つけました。マーシャルも気を遣って視界をあけてくれているようにさえ思えます。しかし、F1練習走行になれば、カメラマンが集まるので、場所の確保は容易ではありません。この写真も気に入っています。冠スポンサーであるSingTelの看板と緊急時に備える地元のマーシャル達、そしてマシンが通過する度にアスファルトに舞う落ち葉がシンガポールらしい。

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Bay Grandstand薄緑最上段から見たマリーナ地区の夜景。こんな素晴らしい景色とF1レースを同時に楽しむことができるグランプリはシンガポールGP以外にありません。

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ついでにもう一枚。上の方は空席がかなりあります。金曜はこんな感じ。

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二回目のF1練習走行はTurn 18からTurn 19へと向かう爆音エリアで耳栓をして流し撮り。この場所も、土曜と日曜はなぜか黒い幕が設置されて、観戦することができなくなりました。あまりの爆音で危険と判断したのでしょうか。確かにこの場所に立てば、身体全体にエンジンの爆音が伝わります。

去年、写真撮影ができたTurn 16とTurn 17の間は、今年、立ち入り禁止になっていました。

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広角レンズで流し撮りも面白い。