Nikon D90 Sold

Nikon D90 18-105 VR Kit

3年前の12月19日に購入して以来、主にモータースポーツと星の撮影に使用していたNikon D90を家電量販店で売却しました。18-105 VR Kitが今月中旬、一気に買取上限価格が7,000円も下落し、¥28,000になりました。ボディーのみの場合は上限価格が¥25,000であり、差額は僅か¥3,000。その金額ではAF-S DX Nikkor 18-105mm f/3.5-5.6G ED VRは中古でも買えないし…

査定してくれた店員さんと相談した結果、この差額ならボディーだけをお売りになってレンズは手元においておかれた方が良いですよ、とのことで、助言に従い、ボディーのみをキット用のボックスに入れて、売却することにしました。査定の結果、ボディーの外箱が欠品しているという扱いになり、その分、マイナス¥1,000になりましたが、上限に近い¥24,000で売却することができました。

各社が歳末セールでカメラを安く販売するこの時期に私はカメラの価格が気になり、毎日のように、お目当てのカメラの価格動向をチェックしていました。そのお目当てのカメラとは、やはりモータースポーツ(F1など)と星という両極端な動体被写体の撮影を主用途として、絞り込んだのがOlympus PEN E-PL5とNikon D7000です。高感度耐性とアンプノイズ(長時間露光時の熱ノイズ)の処理に優れていて、オートフォーカスが正確且つ俊足であり、連写性能もそこそこ、そして何よりもFマウントのレンズ資産や手元にある各種アクセサリーが生かせるモデルと言えば選択肢はそれほど多くはありません。E-PL5の場合は、星撮り専用機になりそうなので、Nikon D90は手放すことができなくなります。と言うことは、自ずとこれしかないということで…

Nikon D7000 Box

某掲示板や他の方のブログで、およそ2年前に発売された防滴防塵、マグネシウムボディーのNikon D7000がAmazonで破格値になっていることを知り、注文しました。カートに入れてレジに進み、注文を確定する直前に10%引きになるというプロモーションでした。表示価格、¥65,266が10%引きになって¥58,740でした。この一週間ほどで、何度も在庫切れになったり、また在庫ありになったりを繰り返していました。多分、私と同じように、カートに入れたり出したりする人が少なからずおられるのだと思います。Nikon D90ボディーの売却で得た金額を差し引いた持ち出し価格、¥34,740で、18-105 VRが手元に残りました。D7000の18-105 VRレンズキットは現在、¥83,355なので、D90の買取上限価格は下落したけれども何か、得をした気分。

Japanese GP 2012 Friday Practice 2

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昼食はV1席後方で伊勢うどん。午後のP2はB1席S字よりに移動。左はT2からS字。

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右はメインストレートからT1まで見渡せる絶景。午後から気温がどんどん上がり、すでに長袖シャツはバックパックに片付けました。

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どちらが減速中なのか記憶が曖昧。

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去年は1コーナーでコースオフしたFelipe Massa。Ferrariのマシンは鈴鹿では苦戦しているようです。

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去年の勝者、Jenson Button。

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P2の途中でS字の方に移動しました。

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Heikki KovalainenのAngry Birds仕様の赤いヘルメットがダークグリーンのマシンに合っています。ここは1/160秒で流し撮りモード全開。背景も選んでいます。

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Michael Schumacherはこの後、スプーンでクラッシュ。

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セッティングに苦労しているMcLarenのLewis Hamilton。

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どちらが速いのか?たぶん、Nico Hulkenbergの方が減速中。

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Kimi RäikkönenのマシンはKERSにトラブルが発生し、ピットで修理作業をしていたそうです。

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T1でコースアウトしたCaterhamのVitaly Petrov。リアウィングが落下しています。

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FCJ予選でも一台のマシンがT1でクラッシュ。

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最後にダンロップコーナーよりの逆バンクでポルシェ公式予選の様子を撮影。

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駐車場に戻ったのは午後6時前。駐車場を出るのに30分近く要しました。

September ε–Perseids

ZGR-1b

先月の発売直後に購入しておいたNikon DSLR用のGPS兼リモコンユニット、ZGR-1b(製品自体はDockケーブル)を星空撮影で初めて試すことができました。パッケージがApple製品そのもの。

ZGR-1b

この特殊形状の端子をカメラ(Nikon D90)ボディー側面にあるアクセサリーターミナルに接続し、もう片方の端子をiPhone 4に接続しました。iPhoneに予めインストールしておいた専用のAppを立ち上げて露光時間(シャッタースピード)とシャッターリリースの間隔、撮影枚数を設定。iPhoneから読み取ったGPS情報が撮影したそれぞれの画像ファイルに埋め込まれます。露光時間30秒、撮影枚数120に設定し、カメラボディーにはなかったインターバル撮影の機能を試してみました。

September ε–Perseids

日周運動の撮影はすぐに飽きるかと思っていましたが、撮影時の条件を変えると多種多様な写真が撮れてなかなか楽しいものがあります。今回は、Tokina AT-X 116 PRO DXを換算16mmの広角端に設定し、西の空を撮影しました。上の画像はStarStaxを使ってコンポジットしたもの。画像の中心部を右上から左下へと向かう白っぽい帯は天の川。左の方に何か明るい光が長い軌跡を残して流れています。

September ε–Perseids

合成する前の画像がこちら。超広角レンズでこんなに明るくて長い軌跡を残しているので火球と言っても差し支えないと思います。しかし残念なことに、目視では確認していません。Vixen POLARIEに載せたSony DSC-RX100を操作中でした。天の川とほぼ平行する軌跡を考慮すると、9月9日が極大のペルセウス座エプシロン流星群(September ε–Perseids)に属するものと思われます。軌跡がこんなに長い流星を捉えたのは記憶にないほど久しぶりのことです。

ZGR-1とiPhoneを用いたインターバル撮影は、流星狙いには適していると感じました。シャッターをリリースすれば、iPhoneをケーブルから外しても設定した撮影枚数に達するまで、自動的にインターバル撮影を続けます。Notification Centerをオンにしておけば、撮影が終わるとiPhoneが撮影終了を知らせてくれるので、撮影者は目視での流星観察に専念できます。

ZGR-1b, GPSユニットとタイマーリモートコントローラー/ニコンカメラ向け/iPhone用アクセサリー/対応するカメラ:Nikon D7000, D5100, D5000, D90, D3200, D3100

Nikon MC-DC2 Remote Cord

Nikon MC-DC2 Remote Cord

Nikon D90用にバルブ撮影が可能な有線のリモートコード(MC-DC2)を入手しました。主な用途は天体撮影ですが、三脚にカメラを固定させてシャッター切るような場合に、ぶれを軽減することができます。カメラボディーのシャッターボタンと同様に、半押しによるピント合わせや最後まで押し込んでシャッターをリリースすることが可能。

Nikon MC-DC2 Remote Cord

シャッターボタンを最後まで押し込んだ状態でロックスライダーをHOLDの方向にスライドさせるとシャッターボタンを押し込んだ状態で固定させることができます。

Nikon MC-DC2 Remote Cord

カメラボディーには左側にあるアクセサリーターミナルにプラグを差し込みます。

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コードの長さは1メートル。実際に星の撮影に使用したところ、カメラ一台の場合は問題ありませんが、カメラ二台体制で、もう片方のカメラにはリモートコードを使用せずに流星を狙うような場合は、もう少し長い方が使い勝手が良いと感じました。

Annular Solar Eclipse and Baily's Beads

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6:21:59

Nikon D90 w/Nikkor 75-300mm f/4.5-5.6で撮影した記念すべき一枚目の写真。練習した成果が生かされていない露出不足の画像になってしまいました。数枚撮影してから気付きましたが、Exifデータを確認すると、ISO640、f/11、SS: 1/640秒になっています。何故にISOとSSが同じなのか?

第1接触(6:17:56)の頃は薄い雲がかかっていました。私は部分日食も見たことがなかったので、太陽が欠けるのを見るのは人生初の体験です。周囲の人はまだ撮影機材の準備をしていません。

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こちらはコリメート法採用のコンデジ(Nikon Coolpix P300)で撮影した欠け始めの太陽。上の一枚目と二枚目の画像は共にクロップ(トリミング)なしですが、これだけ大きさが違います。

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光学ズーム望遠端(焦点距離17.9mm)に設定したコンデジを双眼鏡のアイピースに押し当ててオートフォーカス。露出はマニュアル設定。双眼鏡の倍率は7倍、コンデジは4.2倍。単純に掛け合わせれば良いわけではありませんが、倍率は20倍以上にはなっていると思います。

Annular Solar Eclipse 2012

この場所での第2接触予想時刻を確認しようと、iPhoneでAnnular Solar Eclipse 2012を立ち上げてみると、何と、リアルタイムでシミュレーション実行中でした。試しにARで欠け始めた太陽にiPhoneをかざしてみたのが上のスクリーンショット。ぴったり予測位置と時刻が合っています。この画像は二度と撮影できないので、この素晴らしいiOS Appと共に永久保存しておこうかと思います。

DSCN5247

こちらもコリメート法のCoolpix P300で撮影。空はほぼ快晴ですが、この頃から気温がどんどん下がり、長袖のシャツ一枚で肌寒く感じた私は車に常備してあるブランケットを取りに行くほど。

DSC_1030
7:24:33

金環食まであと5分58秒。本当にベイリービーズは見れるのだろうか?

R0014295
7:24:48

月の陰に隠れて大部分が欠けた日食進行中の太陽は、それでも輝いているけれども、日光を反射する地表の景色は通常の晴天時とはどこか違う。曇天時とも何か違う。言葉で表現できない異様な風景でした。琵琶湖の上を欠けて行く太陽が見れるこの場所を選んで良かった。

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7:28:38

リングが繋がって本当に金環になるのだろうか。第2接触まであと1分53秒。太陽は暗くなって来たのでISOを800にまで感度を上げました。

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7:30:15

あと16秒の時点で撮影した上の画像、右下に凸凹した黒い影が見えます。ひょっとしてこれがベイリービーズ?倍率8倍の双眼鏡を使い、目視で確認するとそれは確かに数珠状の光と影。近くで「来たっー」という声が聞こえました。私は双眼鏡での目視とカメラでの撮影に忙しくて、釣り人が発した言葉なのか、日食観察している人が叫んだ言葉なのか確かめることができません。

Baily's Beads
7:30:38

ブラックバスでも釣れたのか?と一瞬、思いましたが、やって来たのはビーズの方でした。第2接触後7秒が経過しているのでこの時点でリングは繋がっている筈。

Baily's Beads

金環食真っ最中の上の画像ではリングは確実に繋がっており、ベイリービーズも見えます。双眼鏡ではもっと鮮明にビーズが見えていました。

Baily's Beads
7:31:00

たまたま捉えた第3接触。ベイリービーズはこの後、7:31:23まではカメラで記録できているので、1分8秒間以上は見えていたことになります。ちょうどベイリービーズが見えていた時の画像は、太陽の縁が月の影に吸い込まれるように直線状に見えます。金星や水星の日面通過第2、第3接触時に起こるブラックドロップ現象に似たような現象でしょうか?それとも目の錯覚か。

Baily's Beads

コリメート撮影のNikon Coolpix P300でもリング状になった太陽の縁と月の影が接触する部分が吸い込まれたように直線状に写っています。

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「来たっー」と叫んだ人がもういなくなった後、第4接触までずっと観察と撮影を続けました。月の影に隠れていた大きな黒点群が再びくっきりと見えています。

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予備のカメラ、Olympus PEN E-P1でも第4接触直前に活躍してもらいました。

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ちょっとわかり辛いですが、ピンホールを通して紙に投影した太陽が欠けて行く様子も確認しました。

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日食の開始から終了までの3時間ほど、ずっと雲に遮られることなく、琵琶湖を前景に日食とベイリービーズの観察と撮影ができたのはこの上なく幸運でした。

最後に撮影の直前に時刻合わせをしたNikon D90の内蔵時計が正確であることを示す画像(帰宅後に撮影)を掲載しておきます。ExifデータはJST午前11時26分00秒になっています。

Photography Equipment and Observation Tools for Annular Solar Eclipse and Baily's Beads

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計画通り、和邇川河口の公園に午前6時頃に到着。こんなに朝早くから行動するのは空港に向かう時ぐらい。河口には釣り人と日食の観察、撮影を目的とした人の車がすでに数台。この後、どんどん車の数は増えて行きます。今回の金環日食でほぼ完全なドーナツ状に漏れた太陽光が見えるのは、金環日食帯の中心線上に位置する九州最南端、潮岬、静岡県太平洋岸、箱根、東京、千葉県北部辺り。金環は1分も見えない、北限界線に近いこの場所を敢えて選んでやって来る他府県の人は、ベイリービーズの撮影と観察を狙っていると思われます。それとこのブログを見た人?

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観察、撮影機材を準備しているところ。太陽の進行方向には雲はほとんどありません。直前の天気予報に反してほぼ快晴。雲の合間から撮影しなければならないだろうから、ND400フィルターを入手しようと昨日、家電量販店に在庫を尋ねてみると、太陽撮影用NDフィルターはどこも完売状態でした。こんなに晴れているので結局、ND400フィルターは不要でした。

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慌てて準備した観察、撮影用機材はManfrotto 190CX3+Manfrotto 484 Mini Ball Head(脚部100%カーボンファイバー製三脚とボール雲台)、Nikon D90(迷った挙げ句、より自然な発色で写るD90をメインボディーに)、Nikkor 75-300mm f/4.5-5.6、Manfrotto 7322YB(ボール雲台付きアルミ製小型四段の三脚)とNikon製7×50 7.3° IF WP HP Tropical双眼鏡、それとコリメート法を用いた撮影で使用するNikon Coolpix P300。望遠レンズと双眼鏡に星ナビ付録の下敷きを加工した簡易減光フィルターを装着してあります。

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目視観察用としてNikon 8×40 6.3° TALONとKenkoブランドの太陽観察専用サングラス、宝島社の「超高級ガラス製金環日食グラスBOOK」に付属する日食グラスを用意。観察場所の状況を撮影するカメラとして、Ricoh GR Digital IIIと予備のコンデジRicoh PXも待機。倍率8倍のTALON双眼鏡の対物レンズにも工作した簡易減光フィルターを装着しています。

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慌てて自宅を出た私はベルトの着用を忘れました。

Edge Viewing

Eclipse 2012
Eclipse 2012

明後日、5月21日早朝の金環日食観察場所がほぼ確定しました。ベイリービーズの観察と撮影を優先するとすれば、中心線ではなく北限界線に近い場所で且つ、金環食も1分程度は観察できるところ。つまり、北限界線の少し南側。さらに車でアクセス可能な場所であり、十分な駐車スペースがあって、電線などの人工構築物を含め、東の空(高度16度から49度ぐらい)に視界を遮るものが何もない場所と言えば。

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これら条件を満たす場所は大津市和邇から堅田にかけての琵琶湖岸、中でも金環食継続時間が52秒間であると予測される和邇川河口にある公園。ブラックバスやコイ釣りをする人に人気があるところ。下見に行った時は釣り人が数名おられました。

Eclipse 2012

条件を満たすと思われるこの観察地点における金環食継続時間は52秒、ベイリービーズは第2接触と第3接触の前後に見られるそうです。

Eclipse 2012
Eclipse 2012

この52秒間プラス数秒の間、ベイリービーズが見られるのではないかと考えています。シミュレーションに使ったiOS用App、Annular Solar Eclipse 2012NASAが公表したデータをもとにしていると思われます。NASAのデータは月表面の起伏により、南北限界線の誤差が1〜2キロほどあるそうです。

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追記:試行錯誤中のカメラの設定ですが、Olympus PEN E-P1とNikkor 75-300mm f/4.5-5.6の組み合わせで撮影した場合、補正なしで金色に近い発色ができるのはISO640、f/11、SS1/200秒ぐらいではないかと考えています。上の画像は換算600mm、大きさを合わせるため、クロップのみしてあります。

DSC_0990

カメラボディーをNikon D90に変えて同様の設定(ISO640 f/13、SS1/160秒)で撮影し、ほぼ同じ大きさにクロップした上の画像の方がより自然な色に近いような気もします。Nikon D90に装着した場合は換算450mmになります。簡易減光フィルターを装着した望遠レンズは一本しかないので同時に二台のカメラで撮影することができません。どちらのカメラで撮影するのか、悩ましい問題が浮上しました。

Nanzenji and Suirokaku Aqueduct

Nanzenji
Nikon Coolpix P300

今年、最後の紅葉写真を撮ろうと南禅寺へ。日曜日ですが、ピークを過ぎているので観光客は少なめ。

Suirokaku Aqueduct
Nikon D90 w/Tokina AT-X 116 PRO DX (AF 11-16mm f/2.8)

ヨーロッパの古い街ならどこにカメラを向けても絵になると言いますが、南禅寺境内を貫通する水路閣もヨーロッパの古い町並みと何か共通点があるように思います。絵のような写真を撮ったつもりはないのになぜか絵画になっています。

Suirokaku Aqueduct
Nikon D90 w/Tokina AT-X 116 PRO DX (AF 11-16mm f/2.8)

こんな写真を見ると私のカメラが壊れたのかと錯覚します。どことなく不思議な感じがする空間であることは間違いありません。

Suirokaku Aqueduct
Nikon D90 w/Tokina AT-X 116 PRO DX (AF 11-16mm f/2.8)

観光地嫌いの私がこんなところにやって来るのは?十年ぶり。

DSCN2809
Nikon Coolpix P300

すぐ近くというか、同じ境内に禅寺。こんな場所は世界中探してもここにしかない。

Nanzenji
Nikon D90 w/AF-S DX VR Zoom-Nikkor 18-105mm f/3.5-5.6G ED

この年輪の間隔を見ると材は広葉樹だと思います。しかもケヤキか何か堅そうな木。

Barbour® Wax and Leather Tarras Bag
Nikon Coolpix P300

今日の上着はBarbour® Bedale。そして購入後、初めて持ち出した、Barbour® Wax and Leather Tarras Bag。このバッグ、斜め掛けすると腰のカーブに妙に馴染みます。バッグの中には交換レンズ一本とレンズクリーニングキット、その他小物。ジャケットもバッグもワックス掛け。

MISOKA-AN Kawamichiya
Nikon Coolpix P300

蹴上から地下鉄で市役所前へ移動。麸屋町通にある「晦庵河道屋」へ。老舗旅館、俵屋から歩いてすぐ近くの蕎麦屋さんなのでSteve Jobsも来たことがあるのではないかと私が勝手に勘ぐっているお店です。

MISOKA-AN Kawamichiya
Nikon Coolpix P300

テーブル席を希望すると、小さな中庭が見える一番奥の部屋に通されました。変な時刻(午後4時頃)なので先客が帰ると他に客はいなくなり、まるで個室をあてがわれたよう。

MISOKA-AN Kawamichiya
Nikon Coolpix P300

これが河道屋の「お志ながき」

MISOKA-AN Kawamichiya
Nikon Coolpix P300

手前が「山かけ」、向こう側が「おろしそば」、いずれも熱い蕎ですが、汁がほとんどないのでまるでざるそばのよう。京都らしい上品なお味でした。しかし、これほどまでにシンプルな料理も他にないのではないかと思います。厳格な菜食主義者のSteve Jobsは料理にもシンプルさを要求したのかもしれません。たぶん、「山かけ」の卵はご法度。

Zuishinin and Daijoin Temples

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Nikon D90 w/AF Nikkor 35mm f/2D

アストロプロダクツ京都南店に向かう途中、京都市山科区小野御霊町にある真言宗大本山随心院に立ち寄りました。滅多に持ち出すことがないNikkor 35mm f/2Dを持参しました。

大乗院
Coolpix P300

駐車場から随心院へ向かう途中にある大乗院を塀の外から中の様子を窺うように撮影。画像はApertureでSaturation、Vibrancy、Highlightsなどを補正してあります。

大乗院
Nikon D90 w/Tokina AT-X 116 PRO DX (AF 11-16mm f/2.8)

同じ場所から広角レンズで撮影した大乗院の塀。

大乗院
Nikon D90 w/Tokina AT-X 116 PRO DX (AF 11-16mm f/2.8)

庭から外の様子を。門に大きな投光器が設置されています。夜にライトアップしているのでしょうか。

随心院
Nikon D90 w/AF Nikkor 35mm f/2D

マクロレンズのように使ってみたら六角形のボケが枯れ葉の背後に現れました。開放から2段ほど絞ってあります。

随心院
Nikon Coolpix P300

塀の瓦にピントが合っています。随心院の境内には入らず外から銀杏を撮影。

大乗院
Nikon Coolpix P300

大乗院に戻り、境内から紅葉。同じNikonなのでD90とCoolpix P300は発色が似ています。こちらもApertureで補正してあります。

大乗院
Nikon D90 w/AF Nikkor 35mm f/2D

被写体との距離を自分が移動しながら調整しつつ、構図を選ぶ単焦点レンズもなかなか楽しいと感じました。

Japanese GP 2011 Practice 1

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90分のF1練習走行が2本、ホームストレート前のグランドスタンドとカメラマン専用撮影エリア以外ならすべて自由席となり、好きな場所で観戦できる金曜に鈴鹿に行ってきました。チケットは一応ホルダーに入れて持って行きましたが、金曜だけなら会場内でチケットを提示することもないので、チケットホルダーは不要。

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自宅から鈴鹿サーキットまでは渋滞がなければ車で2時間弱の距離ですが、Steve Jobs逝去の反響を伝えるBBCラジオ番組(John Sculleyのインタビューなど)を聴いていると、甲賀土山ICで新名神高速道路を下りるのを忘れ、東名阪自動車道鈴鹿ICまで行ってしまい、若干の交通渋滞に遭いながら「みそのモータープール」に到着したのは自宅を出発して2時間半後の午前8時頃。

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午後7時までの一日駐車料金は¥2,000でした。(予約はしていません。)ホンダの敷地内にあるこの駐車場に辿り着くのにあちこちでスタッフに道を尋ねましたが、どのスタッフもたいへん丁寧な言葉遣いで親切に道順を教えてくれました。今日は来年6月で国内での生産が終了となるMazda RX-8 Type Sで鈴鹿入り。

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過去に幾度となく鈴鹿サーキットに通っていますが、これまで足を踏み入れたことがないスプーンカーブを目指しました。写真右手の逆バンクゲートから入った方が近いことを知らずに、方角としては近そうに思えた左手の西ストレートゲート方面からサーキットに入場。(金曜はスプーンゲートは閉まっていました。)

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そして、急な坂道を登ったところにあるこの狭いトンネルをくぐり、ヘアピンではなくスプーンの方へ。

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午前のP1はスプーンカーブ入口付近、午後のP2はS字の辺りへ移動しようと考えていました。

DSCN1773

スプーンカーブの仮設スタンドは一つだけ。朝からよく晴れています。

DSCN1781

コンクリートブロックをベンチシート代わりに利用。金網が邪魔になることがないので写真撮影には最適かと思ったのですが…意外とこの場所での流し撮りは難易度が高いことがわかりました。左から右方向に減速しながら進む被写体の流し撮りに私が慣れていないことが原因かもしれません。

Nico Rosberg Mercedes

300km/hから180km/hへと減速しながら大きな弧を描くようにスプーンカーブへと進むF1マシンの流し撮りは容易ではありません。一定の速度で被写体が移動する場合が最も難易度が低く、次に加速しながら移動する場合。減速するF1マシンの流し撮りがこんなに難しいとは思いもしないこと。ノーズの部分が少し切れていたり、

Lewis Hamilton McLaren

コーナー手前まで減速を遅らせるLewis Hamiltonのマシンはリヤの部分だけになったり、

Heikki Kovalainen Team Lotus

逆に減速するのが早いマシンはテールの部分がなかったり。

Sebastian Vettel Red Bull Racing

この後、Sebastian Vettelはデグナーで軽いクラッシュ。壊したフロントノーズの代わりとなる新しいパーツをプライベートジェットで取り寄せ、何とか予選に間に合わせたそうです。

Vitaly Petrov Lotus Renault

難易度が高い流し撮りが成功すると、得られる満足感は非常に高い。P1セッション終了後にカメラコネクションキットを使い、iPadに画像を読み込んで、ピント位置とブレの有無を確認しています。ピントはドライバーのヘルメットに合わせるのが基本、と去年、逆バンクの常設スタンドで出会った年配のアマチュアカメラマンが言っていました。それと逆光にならない場所で撮影することも重要だそうです。

Jaime Alguerusuari Toro Rosso

P1ではToro Rossoのマシンが際立って好調だったように思います。

Fernando Alonso Ferrari

今年は3日間通しのチケットを購入するとすれば、スプーンカーブのM席が良いかなあと思っていました。しかし、実際に初めてスプーンに行ってみて、来年、チケットを購入するとしてもここはやめておこうという結果になりました。(写真撮影しない人にとっては視界が広いスプーンは面白いかもしれません。)

A walk in the evening in Hikone

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Nikon Coolpix P300

国宝彦根城に隣接する玄宮園の夜間特別公開「玄宮園で虫の音を聞く会」にNikonのカメラ二台(D90とP300)体制で撮影に行って来ました。

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Nikon Coolpix P300

24時間営業の京橋口駐車場にMazda RX-8を停めて、暗くなるまでキャッスルロード周辺を散策することに。

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Nikon Coolpix P300

電線がない町並みはすっきりとしています。台風一過の晴天で雲がほとんどありません。

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Nikon Coolpix P300

「両替商」の看板がありますが、この建物は関西アーバン銀行彦根支店。P300広角端の24mmで撮影した写真は、D90 w/Tokina AT-X 116 Pro DXで撮影した写真と区別ができないほどよく撮れています。

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Nikon D90 w/Tokina AT-X 116 PRO DX (AF 11-16mm f/2.8)

美しい白壁に夕陽を受けた信号機の陰が落ちていました。

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Nikon Coolpix P300

大きな提灯に「日本一親子丼」と書いてあります。日本で一番美味しいのか美味しくないのかわからないので、このお店には入店せずに、早目の夕食は四番町スクエアにある中国四川料理店「招禄」へ。午後5時半に開店でした。

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Nikon Coolpix P300

これまでに何度かこのお店で香辛料たっぷりの激辛麻婆豆腐を注文しましたが、今日は小籠包も試してみました。鼎泰豊(ディンタイフォン)の小籠包にも負けない美味しさでした。SCENE料理モードを使い、撮影時に色合いの調整をしています。

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Nikon Coolpix P300

古い郵便ポストが残っています。私の生家の近くにも同じタイプの郵便ポストがありましたが、いつの頃か、新しいタイプのものに変わってしまいました。この後、駐車場に戻り、三脚を二台、車のトランクから取り出して、お堀を渡り、玄宮園へと向かいました。

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Nikon D90 w/Tokina AT-X 116 PRO DX (AF 11-16mm f/2.8)

珍しい色のトラックが目の前を通過したので、カメラを横に振ってみました。シャッター速度優先1/80秒、AF-Cに設定して撮影。

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Nikon Coolpix P300

 この辺りからフォトブログになります。彦根東高校の前を通り、玄宮園へ。

Genkyuen
Nikon Coolpix P300

「玄宮園で虫の音を聞く会」の開催期間は9月1日から9月30日まで。参加料は大人¥500、18:30〜21:00まで。

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Nikon D90 w/Tokina AT-X 116 PRO DX (AF 11-16mm f/2.8)

足下を照らす光が明る過ぎますが、安全確保を考えてのことでしょう。しかし、玄宮園の照明は相当レベルが高いと感じました。f/7.1絞り優先モード。

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Nikon Coolpix P300

遠くにライトアップされた彦根城が見えます。コンデジのP300も三脚に固定して撮影。

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Nikon Coolpix P300

月も視野に入れてみると、空の色が若干青くなりました。

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Nikon D90 w/AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED

今夜は「虫の音を聞く会」でしたが、虫の音ではなく会場内ではよし笛の音が聞こえていました。望遠レンズに交換しましたが、出来映えに満足できずに広角レンズに戻しました。

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Nikon Coolpix P300

庭園内に設けられたよし笛演奏会の会場。次回は9月20日(火)です。下弦の月が晴れれば見えるでしょう。

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Nikon Coolpix P300

三脚を担いで庭園内をうろうろしていたのは我々だけでした。

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Nikon D90 w/Tokina AT-X 116 PRO DX (AF 11-16mm f/2.8)

赤い線は車のブレーキランプ。露出1.3秒でかなり移動しています。

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Nikon Coolpix P300

来た時に撮影した同じ石垣を三脚固定で撮影。

今回は同じNikon製デジカメ(一眼レフのD90とコンデジのP300)を使って撮り比べてみましたが、色調がよく似ていることに気付きました。夜景撮影では正直に言いますと、Exifデータで確認しなければ、どちらのカメラで撮ったものかわからないほど、P300は優秀です。

A Freeway Under the Milky Way

A Freeway Under the Milky Way

Tokinaの超広角レンズを装着したNikon D90をBarbour® Tarrasに入れて肩からぶら下げ、三脚を片手に持ち、LEDフラッシュライトで足下を照らしながら、夜中に誰もいない工事現場へ。道路が開通すれば、天の川の写真は撮れなくなるだろうから、星空の夜はできる限り撮影に出かけるようにしています。

A Freeway Under the Milky Way

この角度だと天の川と工事中のバイパスがほぼ平行に。夏の大三角形もフレームに収まっています。

A Freeway Under the Milky Way

肉眼では確認していませんが、流星らしき光跡も。今回はISOを高め(1600)に設定したためか、ノイズがかなり出ていました。カシオペアとアンドロメダも写っています。

Minnette Aluminum Case

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部屋の片隅にホコリまみれになって放置していた、カメラ用アルミケースをクリーニング。車載用兼保管用カメラケースとして20年ぐらい前に購入したMinnette(マイネッテ)ブランドの国産アルミケースです。ネットで調べてみると、Minnetteはすでに(2004年)倒産している「みなと商会」というカメラ用品を扱う会社が製造、販売していたそうです。今となっては純国産のアルミケースというだけで希少価値があります。

アルミケースの中にはフィルム時代の古いカメラ、アクセサリー類が入っていましたが、まだ使える物は、追加で購入したキャパティのドライボックス8Lに移し替えました。このアルミケースは星撮り時などの車載用ケースとして再び使ってみようという計画です。

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Tokina AT-X 116 Proをフード付きで装着したNikon D90に17mmパンケーキレンズとユーエヌのアルミ製フードとキャップを装着した状態のOlympus PEN E-P1、予備のバッテリーやKenkoの曇り止め、ブロアーなどを収納してもまだゆとりがあります。

Quadrantids 2011

明日の午前10時頃に極大を迎えると予測される、しぶんぎ座流星群の活動状況を示すIMOのグラフにリンクを張っておきます。極大は日本標準時1月4日午前6時から午後3時の間とされているので、明日4日の日の出前か、日没後が観測に適しています。放射点を考慮すると明日早朝の方がより多くの流星を見ることができると思います。

天気予報では、私の住む地域は3日の午後から4日の夜にかけては曇りで、残念ながら星空は期待薄となっています。

日が変わって、4日の午前1時過ぎ、薄い雲が所々にあるものの、天気予報が外れて星が見えているので、撮影機材一式をジムニーに載せてこの前行った工事現場の近くへ。

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“My Setting 3″に登録したはずのインターバル撮影が機能しなかったRicoh GR Digital IIIに一本目が写っていました。後で使用説明書を読めば、インターバル撮影の機能は電源オフで解除されることがわかりました。したがって、My Settingに登録することはできないようです。

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2本目は17mmパンケーキを装着したOlympus PEN E-P1に流れました。ISOは500に下げてJPEGで撮影。

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Olympus PEN E-P1、換算34mmのレンズで撮影した上の流星と、Nikon D90にTokina AT-X 116 Pro(換算18mm)を装着して撮影した下の流星は同じもの。放射点がある右下から左上方向に向かって流れています。かなり明るい流星でした。

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薄い雲の合間に現れた明るい流星、まさか二台のカメラに写っているとは思いませんでした。

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気温がどんどん下がり、氷点下。寒さが度を過ぎると睡魔が現れて危うく命を狙われそうになります。UNIQLO HEATTECHを上下に着て、ポケットにはハクキン懐炉、時々保温ボトルに入れたお茶を飲みに車に戻ったりして身体を温めていましたが限界寸前。ある意味、命がけのしぶんぎ座流星群の観測、撮影でした。

明けの明星(金星)が南東の地平線に現れて来る頃には雲が厚くなってきたので退散。この時期の金星はマイナス4等を超える明るさです。遠くの街灯が見えているのかと勘違いしたほど明るい。極大はこれからなのですが。次の大型流星群は8月のペルセウス座流星群です。

Geminids 2010—Shooting with 3 Cameras

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ふたご座流星群は今夜8時頃に極大を迎えますが、午後4時半頃の空はこんな感じ。北から南へかなりの速度で雲が流れています。今夜は雲の切れ目を狙うしかない状況です。現在、ZHRは80を超えていると言うのに残念です。上弦の月が沈む深夜には、雲が切れることを願うばかり。

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雲が切れて、流星群の観測、撮影条件が整ったので、カメラと三脚、三台分を載せてジムニーで近くの山へ。極大時刻は過ぎていますが、月明かりの影響が右の方に見えます。以下、すべての写真に流星が写っています。

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Ricoh GR Digital IIIは今回、初めてインターバル撮影の機能を試してみました。露出30秒にノイズ処理30秒が加わるのでシャッター間隔は01’05″に設定。

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星景写真風に、葉を落とした広葉樹と冬の大三角形、ふたご座をフレームに入れると、何個か流れてくれました。上の写真に写っている流星は、軌跡から考えるとふたご座流星群のものではないと思われます。

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E-P1で撮影したこちらの写真に写っているのは、紛れもなくふたご座流星群に属する流星。この時は、JPEGで撮影しているので、ISO640ですがノイズがそれほど気になりません。

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カメラの充電池が切れそうになったことを口実に、自宅に戻って、充電後、再びカメラ三台体制で撮影開始。上の写真、これもRicoh GR Digital IIIを使ったインターバル撮影の成果。大変便利な機能ですが、自分で流れ星を捉えたという実感がなく、「写っていた」という感じになります。

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この時間(午前2時過ぎ)になると、放射点のふたご座がある天頂付近からあらゆる方向に星が降って来るような感じになります。東の空だけで時間当たり20個ぐらいは肉眼で確認できたので、ZHRは50を軽く超えていると思います。暗くてわかりにくいですが、上の写真には2個の流星が写っています。

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17mmパンケーキを装着したOlympus PEN E-P1にも、何個か流れました。今回の撮影で気付いたこと、Olympus PEN E-P1はRAWで撮影するよりもJPEGの方がノイズが比較的うまく処理できているということ。

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偶然にも同じ流星が、Ricoh GR Digital IIIで撮影した写真にも写っていました。Exifデータを見ると、撮影時刻が異なっていましたが、Olympus PEN E-P1の時計が4分進んでいたので、実際は同時刻です。

二枚の写真で写っている星の数が異なるのは、レンズの性能とカメラの設定の違いが原因です。PEN E-P1で撮影した写真は絞り開放f/2.8、ISO640に対して、Ricoh GR Digital IIIは絞り開放f/1.9、ISO800になっています。二枚とも露出は30秒でRAWで撮影し、Apertureで現像、補正してあります。