Singapore GP 2010—Day 6 (The Day After)

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OrchardのGoodwood Park Hotelからチャイナタウンの外れにある、ヨーロッパの雰囲気が漂う小さなホテル、Berjaya Singapore Hotelにタクシーで移動。ホテルロビーや客室にある家具はすべてアンティーク。サービスも行き届いています。

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建物は古そうだけれど、落ち着いた雰囲気の内装で、デザインセンスが素晴らしい。

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3階建てに見えますが、我々が宿泊したのは4階の屋根裏部屋でした。裏側の部屋だからたいへん静か。宿泊客はほとんどがヨーロッパからやって来たF1観戦客だったように思います。

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ランチは徒歩数分の所にあるホーカー、Maxwell。F1観戦旅行にやって来るような人には嗜好が合っていないかもしれません。

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シンガポールでの最後の夕食に、Raffles City地下のDin Tai Fungを再訪問しましたが、こちらの方がずっとお勧めです。もらって来たビジネスカードに”Ranked by The New York Times as one of the World’s Top Ten Best Restaurants.”と書いてあります。特に酸辣湯と小龍包は絶品。

オペレーションがきびきびとしていて待たされることがありません。席に案内されるとすでにジャスミンティーが用意されています。すぐに荷物を置くバスケットを持って来てくれます。ガラス張りオープンキッチンのスタッフは全員マスクをしていて衛生面にも配慮していることが伺えます。

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今年もやって来たSim Lim Square!レンズは一切見ないことを心に決め、iPhone、Macを扱う店でウィンドーショッピング。去年は1階のカメラ店でZuiko 35mmのマクロレンズを仕入れました。今年はちょっとマニアックなOrient Photoで、Manfrottoのアルミ製小型三脚を入手。iPad 3Gを使ってその場で日本での販売価格を調査。いつものお店で購入するより、二千円ほど安いことがわかり、迷わず入手しました。使用感は後日、レポートします。

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一年前と比べると、iPhoneを扱う店が増えています。MRTに乗車すれば、乗客の二人に一人はiPhoneを持っていると言っても過言ではないほどの市場浸透率。ブギス界隈ではiPhone用ケースを専門とする露店も。去年はこんな店はなかったと記憶しています。

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果物屋さん。他の店でもバナナは吊るして売っていました。最終日はRicoh GR Digital IIIだけをぶら下げて出かけました。

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日が変わって火曜日の夜明け前、Berjaya Singapore Hotelをチェックアウト。タクシーを待っている時に空を見上げると、天頂付近にオリオン座が。なんか変な感じ。こんな体験も初めてです。我々が利用した全日空成田行きは2番ターミナルですが、チャンギ空港のApple Premium Resellerであるistudioを訪問するために、出国後、3番ターミナルに移動。契約なしに購入できるiPhone 4は在庫切れでしたが、在庫さえあれば予約なしで購入できるそうです。

2010年シンガポールGP観戦旅行まとめ

今年で3年目となる市街地ナイトレースのF1シンガポールGPに毎年、訪問していることになりますが、主催者は今年も大きな成功を収めたように思います。初年度はオーバーテイクが困難で、予選の結果で決勝の順位が決まるとも言われていましたが、特に今年はオーバーテイクのシーンもいくつかあり、接触事故によるリタイヤやマシンが炎に包まれるといった波乱もあり、観戦していてわくわくする楽しいグランプリだったと思います。

会場の管理はどうだったかと言えば、年々、厳しくなっていると思います。初年度は、こんな所に入っても良いの?と思うような危険な場所で写真撮影することができました。また、観戦チケットを持っていない人が、ただで見れる場所も去年は何カ所かありましたが、今年は黒い幕が張られ、徹底して「ただ見」はできないようになっていた気がします。同時にwalkaboutチケットの価値が下がり、価格相応になったようにも思います。レース後のサーキットトラックへの「なだれ込み」もゾーン別に規制がありました。去年はゾーン3のチケットで、ピット前まで押し寄せることができましたが、今年は不可でした。今年、新たに販売された、ゾーンによる縛りがないpremier walkaboutはどうだったのか、その辺りの情報がないのでよくわかりません。

私たちのように日本からやって来る観戦旅行客は、今年は大幅に数が減ったと思います。会場ではほとんど見かけなかったような気がします。飛行機にも空席がかなりありました。Red BullのMark Webberを応援するオーストラリアからの観戦客が逆に増えていたように感じました。

毎年、F1レースに加えて、世界的に著名なアーティストによるコンサートを開催するなど、お祭りの要素も多く、そのプラスアルファの部分も、十分に期待に応えてくれました。サーキットパークは商業施設が建ち並ぶマリーナ地区にあり、宿泊先となるホテルやショッピングモール、世界各国の料理を提供するレストランなどの飲食店が近くに数多くあり、サーキットへのアクセスが容易であることも特徴です。最寄りのMRTの駅が二つも増えて、さらに便利になりました。そして、何より、ボランティアの案内係を含め、現地の人がたいへんフレンドリーで親切です。我々にとってはテレビ中継に映るという一大事件もあり、今年も大いに楽しませていただきました。また、来年も行きたくなる、そんな観戦旅行でした。

3 thoughts on “Singapore GP 2010—Day 6 (The Day After)

  1. 筆者 様

     町中の風景写真を拝見しますと、漢字とアルファベットの入り交じりのサインボードが目立ちますが、ふと、香港の風景を思い出します。写真から見る限りでは、香港より遙かに清潔感がある様な気がします。18年前の香港は、世界都市とは言え一歩裏通りに入ると「綺麗」とは言えない状況で、マカオの方が綺麗に感じていましたが、最近は、香港も非常に綺麗になりました。確か、この国は街を汚すと(ゴミをポイ捨てすると)直ぐに罰金が課せられると聞いた事があります。だから綺麗なのでしょうか?

     何時か機会があれば行って見たい国の一つです。

    Jim,

    1. 私が初めてシンガポールを訪れたのは1980年代後半です。当時は英語が通じないという印象を受けました。今では逆に英語しか通じないという状況でしょうか。若い人はお互い、英語で会話しているようです。昔は中国系の人たちは中国語で会話していたように記憶しています。お店で”aluminum”が通じなかったので、ジョナサン・アイブのようにイギリス英語で”aluminium”と発音し直すと通じました。アメリカ文化の影響が日本ほど大きくはないようです。
      街がきれいという印象はどこに行ってもありますが、それはシンガポールが”fine country”であり、現地の人がマナーが良いというよりも、ゴミ箱や清掃スタッフの数が非常に多く、常時、街を掃除しているからだと思います。マクドやスターバックスでは、トレーを自分の席に持って行く時はセルフサービスですが、食べ終わった後は、清掃スタッフがテーブルをきれいにしていました。清潔であることは国の政策のようです。

      1. 筆者 様

         テーブルを片付けてくれるのは、香港も中国も一緒ですね。私、初めて香港や中国のマクドナルドに行った時、フロアーの従業員の方が、片付けてくれたので「びっくり」しました。日本とは違うのですね。筆者様の説明では、町中至る所に清掃員が配備されている様子、なんだか町中が東京ディズニーランドみたいな感じですね(笑)。

         笑い話の一つですが、昔、中国に来た当初(広東省です。今でも広東省に居ますが)、朝の通勤路上にゴミが散乱しているのは毎日の事(歩きながら、ナイロン袋に入れた、又は、お持ち帰り用のパックに入れた朝食を食べ、食べ終わったら「ポイ捨て」が常識)で、ある日「何故、ゴミ箱に捨てないのか?」と尋ねたら「ゴミがなくなったら、そのゴミを掃除している人の仕事がなくなる」と言われて「あっけ」に取られた事があります(笑)。物事、見方が変わると高も変わるのか?と変な感心をしてしまいました(笑)。

         その広東省の大きな都市は、近年そのゴミも減り、私が中国で仕事をする様になった頃から比べると、各段に綺麗になって来たと思います。

        Jim,

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