Knipex 86 03 180 Pliers Wrench

Knipex 86 03 180 Pliers Wrench

私の工具コレクションの中で一際目立っているけれども滅多に出番がないのがこのKnipexのプライヤーレンチ。先日、Subaru R1のエアクリーナー・エレメントを交換した際に、やっと出番が回ってきました。

Knipex 86 03 180 Pliers Wrench

ボタンを押してジョーの幅を素早く調整することができます。開口幅が最大で35mmなので、ブローバイホースの留め具を緩める時にプライヤーとして役に立ちました。

Knipex 86 03 180 Pliers Wrench

プライヤーとレンチを合体させたハンドツールなので、様々な状況で出番がありそうなのですが、レンチは専用のものを使うし、プライヤーはほとんど使わない。やはりこのハンドツールは私にとって主な用途は観賞なのでしょうか。ドイツのデザインですが、”Form follows function”(形は機能に従う)そのものではないかと思います。

ヘッド部はニッケル鍍金、ハンドル部はプラスチックコーティング。全長180mmで重量254g。

Subaru R1 Changing Engine Oil and Oil Filter

Quaker State Quest Eco 0W-20

エンジンオイルとオイルフィルターを同時交換した前回、フィルター着脱時に外す必要がない運転席側フロントタイヤのサイドカバーを外してしまい、えらいことになったので今回はオイルフィルター交換時の新たな方法を模索しました。自作の寝板の上に置いてあるのは、今回、Subaru R1で初めて使用するQuaker Stateの部分合成油、Quest Eco 0W-20と日東のスバル用オイルフィルターS-14。

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模索した新たな方法とはこれ。アルミの遮熱シート?を固定するボルト(下側のみ)をSnap-on製10mmのコンビネーションレンチで取り外して、カップ型フィルターレンチが入るスペースを確保する方法です。車はジャッキアップせずに前輪をラダーレールに載せてあるだけ。

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このエンジンオイルは着色していないのか、無色に近い薄茶色。粘度が低いのでエンジンが良く回りそう。

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無色に近いのでレベルゲージが読み取り辛い。フィルターとエンジンオイル同時交換時の規定量、2.6Lを注油すれば、二つ目の穴の少し下ぐらい。所要時間は約1時間。

使用した工具類

  • プラスチックラダーレール
  • 10mmのコンビネーションレンチ
  • 差込角3/8″の14mm標準ソケット(ドレンボルトを緩める時に使用)
  • 差込角3/8″のスピンナーハンドル(ドレンボルトを緩める時に使用)
  • 差込角3/8″の66.5mmカップ型フィルターレンチ(エンジンオイルフィルター着脱時に使用)
  • 差込角3/8″シールドラチェット
  • モータースポーツ用プリセット型トルクレンチ
  • オイルジョッキ
  • 2イン1オイルファンネル
  • ポイパック(廃油処理用)

前回使用したSUNOCOのエステル配合100%化学合成油、Svelt 0W-20と比較しても、Quaker State Quest Eco 0W-20は同程度以上の滑らかさでエンジンが良く回ります。タイヤも同時にインチダウンのスタッドレスに交換したので、タイヤノイズが小さく、その相乗効果なのか、乗り心地がさらに改善されたような印象を受けました。

作業の難易度:5段階で3

総走行距離:32,865km

Subaru R1R Battery Replaced

Subaru R1R Battery 26B17L (Panasonic)

2回目の車検を目前に控えているSubaru R1Rのバッテリーを交換しました。以下、画像と共に私がバッテリーを交換した手順を記録しておきます。(適切な手順ではないかもしれませんからご注意ください。その分、整備に関する基本的な知識や技量がない単なる工具マニアが陥りやすいミスが明らかになるかもしれません。)

先ず、古いバッテリーのマイナス側の端子に繋がるケーブルを取り外しました。使用した工具は10mmのソケットとエクステンションバー、3/8″シールドラチェット。いずれもSnap-on製。最初の手順ですでに間違っている気がします。プラス端子のカバーが外してありますが、この作業を実施する時はカバーはまだ外すべきではないと思います。クロスなどの絶縁体を周囲にあてがって、金属部分に工具が触れないようにすべきです。ナットを緩めようとしている時に、ラチェットがボディーの金属部分に誤って触れてしまい、火花が飛びました。

BAHCO 9071C 8" Adjustable Wrench

次にプラス側の端子に繋がるケーブルを取り外しました。上の画像ではBAHCOのモンキーレンチをナットの大きさを測定するためのノギス代わりに使用しています。水平方向のボルトを留めるナットのサイズは10mm。

BAHCO 9071C 8" Adjustable Wrench

垂直方向のボルトを留めるナットのサイズは12mm。しかし、プラス側のこのボルトは本来、取り外す必要はありません。私はこのナットを取り外してしまいました。

Subaru R1R Battery 26B17L (Panasonic)

次に古いバッテリーを車体に固定しているステーを2個のナットを緩めて取り外しました。このナットもサイズは10mm。使用している工具は、Snap-on 10mmのコンビネーションレンチ。ステーのナットを先に緩めてしまうと、バッテリー端子を緩めようとする時にバッテリー本体がぐらぐらと揺れて作業性が悪くなります。

Subaru R1R Batteries

プラス側垂直方向のボルトを緩めてケーブルを取り外したのは訳があります。水平方向のボルトが固着していて端子から外れなかったからです。新しいバッテリーと大きさを比べながら、古い方に付いたままの金具が外れないのでどうしたものかと思案中。

Subaru R1R Battery 26B17L (Panasonic)

固着していたのは四角いワッシャーでした。KNIPEXのプライヤーで金具を触っていると難なく外れました。

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バッテリーを取り外した状態。助手席側(画像右側)のステーの穴の位置が少しわかり辛い。

Panasonic® Blue Battery caos 55B19L

新しいバッテリー(Panasonic Blue Battery caos 55B19L)をトレーの上に載せて(前後にまだ若干のゆとりがあります)ステーのボルトにナットを取り付けてバッテリーを上から押さえるようにして固定しました。

Panasonic® Blue Battery caos 55B19L

端子を保護する赤いキャップを外し、古いバッテリーを取り外した時とは逆にプラス側からケーブルを取り付けました。

Panasonic® Blue Battery caos 55B19L


マイナス側にもケーブルを接続し、交換作業完了。

Panasonic® Blue Battery caos 55B19L

エンジンルームの中で一際目立つ青いバッテリー。無事、エンジンが始動しました。リセットしたのは時計のみ。時計以外の電気部品は自動的にリセットされたようです。

この青いバッテリーを取り付けると音質が変わるということでした。そんなことはあり得ないと思い、何も期待せずに早速、カーステのスイッチを入れてみると…

工作の時間で組み立てるトランジスターラジオのような貧弱な音がちょっと高級なラジカセの音に変わっていました。ミニコンポ並みとは行かなくても、低音が全く出ていなかったのが、これならCDも聴けるかなと思わせるほどの音質の変化に大いに驚かされました。もともと音質が良い車なら逆にこのような音質の変化には気付かないかもしれません。元が貧弱だからこそ、音質の改善に気付いたとのではないかと思います。

少し、車を走らせてみました。どうやら改善したのは音質だけではないようです。

総走行距離:29,750km

BAHCO 9071C 8" Adjustable Wrench

BAHCO 9071C 8" Adjustable Wrench

現在のモンキーレンチ(英語ではAdjustable Wrench)はJ.P.ヨハンソンが1891年に発明したものであり、当時からスウェーデン製BAHCOブランドで世界中で販売されいるそうです。画像のモンキーレンチ(BAHCO 9071C 8″)は2007年の秋にFACTORY GEAR豊橋店で購入したもの。富士スピードウェイで開催されたF1日本グランプリ観戦旅行の途中で立ち寄ったのを覚えています。あのバス待ち地獄を体験し、翌年からシンガポールへF1観戦旅行するようになりました。

BAHCO 9071C 8" Adjustable Wrench

入手当時は緊急時に使用する車載工具として利用することを念頭に置いていました。しかし、実際に緊急時に使用したのは一度だけ。(バッテリーのボルトが緩んでいたのを締めた時に使用。)開口幅は27mmあるので、車に使われているほとんどのボルトに対応します。ジョーの部分が薄く、完全に開いた状態でもジョーのシャフトがハンドルの中に隠れるので狭い空間での作業性が良好です。

BAHCO 9071C 8" Adjustable Wrench

回転方向に関わらずISO、US規格よりも強力なので、いずれの方向にもドライブ可能。スウェーデン鋼を使用していることの証なのか、MADE IN SWEDENの刻印があります。

BAHCO 9071C 8" Adjustable Wrench

エルゴデザインのグリップ部分は滑り止め機能がある加熱プラスチックエストラマー。シルバーに黒の組み合わせは最近のApple製品を連想します。現在は、緊急時に使用する車載工具ではなく、ガレージで時々活躍します。

下のリンク先商品は私が入手したものとは異なる商品かもしれません。現在はスペイン製のものが販売されているようです。そのためか、以前と比べると価格が随分とお安くなっています。

trad® Home Vise THV-90

trad® Home Vise THV-90

いずれ必要になるだろうと思いつつもこれまで買うことがなかったワークベンチ固定タイプのバイスが、半期に一度の工具市で安く売られていたので入手しました。固定に必要なボルトは別売なので、取付位置とバイスのボルト用穴のサイズを測ってから、六角ボルトを買って来て、自作ワークベンチに固定しました。

trad® Home Vise THV-90

ホームセンターで買って来た六角ボルトは呼び径M10、長さ60ミリのもの。気が変わって取付位置を変更したいと思うかもしれないし、もっと高級なタイプのものが必要になるかもしれないので、固定には木ネジではなく六角ボルトを使用しました。自作したワークベンチの天板(ラワン無垢材)の厚みは35mm。天板の4カ所に10.5ミリの穴を貫通させて4本のボルトを通し、17mmのスパナでボルトを締めました。

trad® Home Vise THV-90

ジョーの部分の開口幅は3½”(90mm)なので作業台固定型のバイスとしてはどちらかと言えば小型の万力。錆びにくい電着塗装仕上げの鋼鉄製。バイスペース部は280度回転します。小さなアンビルが付いているので曲がった釘を真っ直ぐにすると言った作業も可能。ジョーの部分のすぐ下にギザギザの部分がありますが、これは円筒状のパイプなどを挟んで固定するためのもの。

trad® Home Vise THV-90

これまではクランプを使用することが多く、バイスの必要性はあまりなかったのですが、ワークベンチの一等地にバイスを固定したので活躍してもらう機会を考えてみます。

"Garage Life"

Garage Wall Storage

ちょっと気を抜くといつの間にか物置と化するガレージ内を整理しました。壁面に設けた工具収納場所のレイアウトを一部、変更。

Garage Wall Storage

上の画像は2007年秋の様子。スタッド(間柱)の間に床用の硬いパーティクルボードをはめ込んであります。ドリルで空けた穴に挿した木製ダボをフックにしています。最初はこんな風に等間隔で穴を空けて行きましたが、実際に使用する穴はごく僅かなので、途中から必要なところのみに穴を空けてダボを挿すようにしました。

Garage Wall Storage

5年も経てば収納する工具も徐々に増え、現在はパーティクルボード4枚分に工具が吊るしてあります。ツールチェストに収納した場合よりも壁面収納の方が、必要とする工具を素早く取り出すことができます。マグネット式のホルダーも便利なので3カ所に使用しています。

KNIPEX High Leverage Combination Pliers (02 01 200)

KNIPEX 02 01 200 High Leverage Combination Pliers

日本語では「ペンチ」、英語では”pliers”、何でも掴める便利な万能工具というイメージがありますが、物を掴むことよりもKNIPEXのペンチはピアノ線などの硬線を切断する能力が特に優れています。私の用途は針金を曲げたり切断したりですが、万能工具は意外と出番が多くはありません。

KNIPEX 02 01 200 High Leverage Combination Pliers

ピアノ線なら2.2mmまで切断可能であるとプラスチックコーティングのハンドルに印字してあります。

KNIPEX 02 01 200 High Leverage Combination Pliers

全長が200mmで私の手には少し大きく感じます。2.0mmのピアノ線切断能力がある全長180mmのモデルもありますが、私の手にはそちらのサイズの方が馴染むかもしれません。材質はオイル焼き入れ焼き戻し処理済みの高級特殊工具鋼。

AP Slip Lube and KNIPEX Pliers

錆はなかったのですが、先日、入手したアストロプロダクツの防錆潤滑浸透剤、「スリップルブ」をスプレーで塗布しておきました。潤滑油としても機能するので、ペンチの動きがより滑らかになりました。

AP Tape Measure 5m x 19mm

AP Tape Measure 5Mx19mm
AP Tape Measure 5m x 19mm

久しぶりに訪れたアストロプロダクツ京都南店で見つけた5m x 19mmのスケール。センチとインチ両方の表示があります。こういうのを探していました。バンブーロッド製作時に役に立つはずです。この製品にはJISマークなどありませんが、精度は問題ないと思います。JISマーク付きのスケールを横に並べてみたところ、目盛のずれはなかったです。

AP Tape Measure 5M x 19mm
AP Tape Measure 5m x 19mm

正面にフルロックボタン、横面と底面に簡易ロックボタン付き。テープの材質はスチール、ケース本体はプラスチック、外側カバーはTPR樹脂。価格は何と¥248。

上の写真二枚はOlympus PEN E-P1にマウントアダプター経由でAF Nikkor 35mm f/2Dを装着して撮影しました。 いつものZuiko Digital 35mm F3.5 Macroとは違い、黒つぶれがないように思います。

Subaru R1 — Replacing Tires

Subaru R1 Replacing Tires

昨日、Subaru R1のタイヤをスタッドレスに交換しました。15″から14″へとインチダウンしています。先日、購入したフロアジャッキアダプターが役に立ちました。車載のパンタグラフジャッキを使わなくて済むので、作業に要する労力を大幅に軽減することができます。R1のサイドシル、ジャッキアップポイントは錆びやすいという欠点がありますが、ゴム製のアダプターなら塗装を傷めることもないかと思います。

Mazda RX-8 Changing Engine Oil and Oil Filter — Part 3

停電復旧後にメインマシンであるiMac 27″ (Mid 2010) の電源が入らないという緊急事態が発生しましたが、気にせずにオイル交換の作業を続行。

Mazda RX-8 Replacing Engine Oil

最初は「手ルクレンチ」、次にSnap-onの19mmコンビネーションレンチ、最後に40.0N•mに設定したTOHNICHIのモータースポーツ用プリセット型トルクレンチを用いて、ドレンボルトを締め付けました。アルミ製ワッシャーは潰れていなかったので再利用。寝板は自作の木製のものではなく、より低い位置で作業ができるAP製プラスチッククリーパーを使用。

Mazda RX-8 Replacing Engine Oil

容量3Lのオイルジョッキにエンジンオイルを準備。Mazda RX-8初期型の場合、オイルフィルターと同時交換する際に必要なオイルは3.5L。オイルのみ交換するのであれば、3.2L。

メーカー推奨オイルは純正モーターオイルゴールデンSLであれば、API SL/IL SAC GF-3, SAE 0W-20か5W-30、10W-30ですが、今回のオイル交換で使用するエンジンオイルはSPEED HEART Formula Stoic 0W-30 SN GF-5。上の画像、赤が強調されるように補正してありますが、実際はもっと赤い。エステル基油の100%化学合成油はこんなに赤いのか?

Winter時(低温側)粘度指数はゼロなので、低温時の流動性が高く、エンジン始動時に抵抗が少なくなり、エンジンの始動性が改善されるそうです。また、燃費の向上にも貢献するとか。粘度指数0W-30を使用するのは私にとって初めての体験です。

Mazda RX-8 Replacing Engine Oil Filter

オイルに触れてみると粘度が低いことがわかります。オイルフィルターは純正ではなく、¥450のAP製(C-901)を使用します。いつも、JimnyでC-932を使用しているので安くても性能上、問題はないと思います。

Mazda RX-8 Replacing Engine Oil Filter

オイルフィルターは回らなくなるまで手で回し、カップ型フィルターレンチを用いてもう一回転させようとしたところ、回りません。

Mazda RX-8 Replacing Engine Oil Filter

フィルターレンチでは半回転にとどめておきました。

Mazda RX-8 Replacing Engine Oil

いよいよ最後の作業工程に入ります。RX-8のエンジンオイル注入口はエンジンルーム後方のほぼ中央にあり、フロントからアクセスできないので左右のフェンダー部分からのアクセスになります。

Mazda RX-8 Replacing Engine Oil

AP製2イン1オイルファンネル、セールで¥150でした。異物の混入を防ぐメッシュまで付いています。

Mazda RX-8 Replacing Engine Oil

3Lのオイルを一気に流し込めば、オイルゲージでオイルレベルを確認しながら、残りの0.5Lは少しずつ注入。規定の3.5Lをすべて注入した時点でオイルレベルはこの程度。車体を水平にしなくても古いエンジンオイルはほぼすべて抜けていたことになります。

Mazda RX-8 Replacing Engine Oil

ジャッキアップして馬を外した後、エンジンカバーを元に戻して作業終了。SPEED HEART Formula Stoic 0W-30の驚くべき印象については後日、レポートします。iMac 27″は無事、復旧しました。

総走行距離:30,391km

Mazda RX-8 Changing Engine Oil and Oil Filter — Part 2に戻る。

Mazda RX-8 Changing Engine Oil and Oil Filter — Part 2

BAL Floor Jack Adapter

チープなフロアジャッキを車載パンタグラフジャッキ用ジャッキアップポイントに当てて、フロント側のみを左右、一カ所ずつジャッキアップして、耐荷重2トンの馬二頭をジャッキアップポイントに入れました。フロアジャッキにはBALのジャッキアダプターを装着してあります。

Mazda RX-8 Front Jack Stand Point

折り畳み式の馬は3つある穴の二段目にロックピンを挿入して高さを固定。(二段目で固定した馬の高さは実測で323mm)オイルパン運転席側にドレンボルトが見えています。このチープなフロアジャッキと馬二頭はEunos Roadsterのオイル交換で使用していたものなので、10年以上の年季が入っています。

ジャッキアップして馬に車を載せ、車の下に潜ることができれば、後に続く作業はそれほど難易度が高くはないと思います。

Mazda RX-8 Replacing Engine Oil

運転席側のフロントタイヤを外して横からアクセスすることも考えましたが、開口部がより大きいフロント側から車の下に潜りました。容量4.5Lのポイパックを運転席側を支える馬のすぐ横に置き、19mmのSnap-onコンビネーションレンチを用いてドレンボルトを緩めました。最後はドレンプラグをゆっくりと手で回し、一旦、回転を止めてからプラグを外すと、真っ黒な廃油が滝のように一気に流れ出しました。オイルが高温の場合は火傷に注意。初めて車の下に潜る人、勇気と自信が必要。

Mazda RX-8 Engine Oil Filter

次はこの純正フィルターを取り外します。2003年式初期型RX-8の場合、オイルフィルターはエンジンフード側からアクセスできます。フィルターは斜め上向きに取り付けてあります。

Mazda RX-8 Replacing Engine Oil Filter

オイルフィルターは奥まった所にあるので手が届いたとしても、かなりのトルク値で締めてあるので手で緩めることはできません。フィルターは66.5mmのカップ型フィルターレンチを使用して緩めますが、ハンドルをどこに伸ばせば良いのか、暫し考えました。

Mazda RX-8 Replacing Engine Oil Filter

横ではなく上に伸ばせば良い。先日、点火プラグ交換作業を実施した時に入手したT型ハンドルが役に立ちそうです。

Mazda RX-8 Replacing Engine Oil Filter

オイルフィルター脱着作業に使用した工具はこの4点セット。KTC 66.5mmのカップ型フィルターレンチ、KTCユニバーサルジョイント、Snap-on製短めのエクステンションバー、それとAP製T型ハンドル。

Mazda RX-8 Replacing Engine Oil Filter

4点セットを繋ぐとこんな感じ。オイルフィルターは横から覗くと見えます。

Mazda RX-8 Replacing Engine Oil Filter

オイルフィルターを取り外したところ。フィルターの回りにウエスを敷いた方が良いです。フィルター真下のコンクリート床にも新聞紙を敷いておいた方が賢明。私はいずれも実行しなかったので、廃油がコンクリート床に漏れてしまいました。たぶん、アンダーカバーの内側にも。(もうすぐ停電?)

この段階でオイルキャップを外せば、古いオイルが抜けやすくなります。この後、休憩中に近所で原因不明の停電が起こります。もし、エンジンオイル交換作業中に停電が起こっていれば、パニックになっていたかもしれません。長い休憩中(3時間ほど)に、古いエンジンオイルはほぼ完全に抜けていました。

Mazda RX-8 Changing Engine Oil and Oil Filter — Part 3へと続く。
Mazda RX-8 Changing Engine Oil and Oil Filter — Part 1に戻る。

BAL Floor Jack Adapter No.1350

BAL Floor Jack Adapter

Mazda RX-8のタイヤ交換、エンジンオイル交換時に便利に使えるかもしれないと思い、近くのホームセンターでBAL(大橋産業株式会社)のジャッキアップ用アダプターを入手。10年以上も前に買い求めたアムスコーポレーションのチープな油圧ジャッキ(MS-230)のサドルを取り外して、アダプターを取り付けました。

BAL Floor Jack Adapter

サイズが適合したのは偶然。本来はこのアダプター、大橋産業株式会社のフロアージャッキ専用です。

AUTOBACS PRO Hydraulic Floor Jack 2T

試しに未使用だったオートバックスブランドのフロアジャッキにも取り付けようとしましたが、こちらはサイズが合わないことが判明しました。Subaru R1とSuzuki Jimnyのジャッキアップに使えるかもしれません。

BAL Floor Jack Adapter

このアダプターをフロアジャッキに取り付けると、パンタグラフジャッキ用のジャッキポイントでジャッキアップできます。フロアジャッキの高低範囲は135mm~355mmですが、ジャッキポイントまで高さにゆとりがあります。

BAL Floor Jack Adapter

タイヤ交換ならこの程度、持ち上げれば十分。パンタグラフジャッキよりも小さな力で迅速にジャッキの上げ下げができます。特に下げる時は一瞬。

Zuishinin and Daijoin Temples

DSC_0541
Nikon D90 w/AF Nikkor 35mm f/2D

アストロプロダクツ京都南店に向かう途中、京都市山科区小野御霊町にある真言宗大本山随心院に立ち寄りました。滅多に持ち出すことがないNikkor 35mm f/2Dを持参しました。

大乗院
Coolpix P300

駐車場から随心院へ向かう途中にある大乗院を塀の外から中の様子を窺うように撮影。画像はApertureでSaturation、Vibrancy、Highlightsなどを補正してあります。

大乗院
Nikon D90 w/Tokina AT-X 116 PRO DX (AF 11-16mm f/2.8)

同じ場所から広角レンズで撮影した大乗院の塀。

大乗院
Nikon D90 w/Tokina AT-X 116 PRO DX (AF 11-16mm f/2.8)

庭から外の様子を。門に大きな投光器が設置されています。夜にライトアップしているのでしょうか。

随心院
Nikon D90 w/AF Nikkor 35mm f/2D

マクロレンズのように使ってみたら六角形のボケが枯れ葉の背後に現れました。開放から2段ほど絞ってあります。

随心院
Nikon Coolpix P300

塀の瓦にピントが合っています。随心院の境内には入らず外から銀杏を撮影。

大乗院
Nikon Coolpix P300

大乗院に戻り、境内から紅葉。同じNikonなのでD90とCoolpix P300は発色が似ています。こちらもApertureで補正してあります。

大乗院
Nikon D90 w/AF Nikkor 35mm f/2D

被写体との距離を自分が移動しながら調整しつつ、構図を選ぶ単焦点レンズもなかなか楽しいと感じました。

Replacing Fostex Speaker Units

Back Loaded Horn Speaker Unit (Fostex BK10)

Fostexのバックロードホーン・エンクロージャー(Fostex BK10)に取り付けていたスピーカーユニットを交換しました。FE107EからFE108EΣへの変更です。先ずは7年近く前に組み立てたエンクロージャーのバッフル板を4本の6角ボルトを緩めて取り外し、裏返しにしてエンクロージャー内スピーカーケーブルを半田ごてを用いてスピーカー本体から取り外しました。エンクロージャーを組み立てた時に極性の区別が容易にできるよう、スピーカーケーブルに印を付けてあります。

注意:FE108EΣ取扱説明書に記載の推奨バックロードホーン・エンクロージャーは幅200 x 高さ900 x 奥行445mmの大型バックロードホーンです。私が再利用しようとしているFostex BK10は、幅196 x 高さ450 x 奥行295mmと高さが半分の小さな箱です。特に低音の出方が推奨サイズのエンクロージャーの場合と比べて弱くなると思われます。

Replacing Fostex Speaker Units

バッフル板を元通りに戻し(表を上にして)4本の木ネジをプラスドライバーで緩めてスピーカーユニットを取り外しました。かなりのトルクで木ネジを締め付けてありました。取り外す古いスピーカーを別のエンクロージャーで再利用する場合は、ネジ頭がなめないように注意が必要。ハンドツールマニアの私は、スイス製PBのプラスドライバー(PH2 x 100)を使用しています。

Replacing Fostex Speaker Units

古いスピーカーを再利用するかもしれないので、バッフル板にくっ付いていたこのスポンジ状のパッキンも破らないように慎重に取り外しました。

Replacing Fostex Speaker Units

新しいスピーカーユニット(FE108EΣ)にも専用のパッキンとワッシャー付き木ネジ8本が付属していました。パッキンはネジ穴を確認しながらスピーカーのフレームに重ねるようにした方が、バッフル板に置いた時に位置がずれにくい。

Replacing Fostex Speaker Units

新しいスピーカーユニットに付属の木ネジ8本を使ってフレームを固定。木ネジが4本増えたので、4本分の下穴は新たに空けました。

PB SWISS TOOLSのロゴが隠れないようにしてドライバーを握る必要は全くありません。ドライバーは2007年ジャパンリミテッド。(そこまで自慢ではなく宣伝する必要もありません。)

Replacing Fostex Speaker Units

バッフル板に取り付けたスピーカーユニットを裏返してスピーカーケーブルを半田付け。久しぶりに嗅ぐ半田が溶けた臭い、嫌いではありません。FE108EΣは左右の離れた位置に端子が出ています。

Replacing Fostex Speaker Units

六角ボルトをラチェットで締めてバッフル板を元通りに戻せば、スピーカーユニット交換作業の完成です。実質の作業時間は小一時間ほど。写真撮影と画像の補正、ブログのポスト編集の方が長く時間を要しました。

Back Loaded Horn Speaker Enclosure (Fostex BK10)

スピーカーユニットを交換したら、箱は同じなのに音は全く別もの。現在、エージング中です。音質に関する印象はエージングがほぼ終了した時点で後日、報告します。

Replacing Spark Plugs

PB080917

左(助手席側)フロントタイヤを外し、さらにこのゴム製ガードを取り除きました。この時、すでに問題発生。プラスチック製のネジ(クリップ)が破損しました。8年も経過しているのでプラスチックが劣化していたのでしょう。この奥に点火プラグがあるはずです。

PB080938

プラグコードが見えています。上がトレーリング、下がリーディング。画像では近くに見えますが、手を思いっきり伸ばさないと届かない位置にあります。プラグコードは手前に引けば簡単に外れました。

PB080930

ここで先日、購入したエクステンションバーとT型ハンドルが役に立ちました。錆び付いているかもしれないので、容易に点火プラグが外せるのかどうか、少々不安でしたが、問題なく外れました。マグネット式点火プラグ専用ソケットも機能しています。リーディング側とトレーリング側を間違わないように、一本ずつ作業した方が確実です。

DSCN2411

ゴム製ガードが邪魔なのでガムテープで仮止めしています。

PB080922

リーディング側プラグコードを抜いた状態。エンジンにLeadingのLとTrailingを表すTの刻印があります。東日製作所モータースポーツ用プリセット形トルクレンチを25N•mに設定してプラグを締め付けました。プラグメーカーの締付トルク推奨値はネジ径14mmで20N•m~30N•mです。新品の場合は30N•mかもしれません。(2014年3月27日追記:純正プラグの場合は整備マニュアルによると、締付トルク値は12.8〜17.7 N•m)

NGK RE7C-L

リーディング側の使用済み純正点火プラグ。NGKのイリジウムプラグですが、カーボンと錆が酷いことになっています。しかし、被っているようには見えません。4カ所に切り欠きがあります。このプラグは2006年9月にエンジン始動不良サービスキャンペーンで交換してもらったものです。リーディングの方が先に点火するのでトレーリング側のプラグよりも熱価が低いそうです。リーディング側熱価はNGK7番。

NGK RE9B-T

こちらは2003年12月以来、一度も交換していなかったトレーリング側の点火プラグ。ガソリンで濡れています。これが被っている状態?トレーリング側熱価はNGK9番。

DSCN2417

点火プラグを抜いたトレーリング側の穴からガソリンかエンジンオイルか何かが漏れているように見えます。濡れたプラグを抜いた時に付着したのかどうか、よくわかりません。

DSCN2414

プロの整備士はエンジンルームから手探りで点火プラグの交換をするそうですが、どこから手を入れるのだろう。作業が難なく終了し、タイヤを元に戻して、エンジンスタート!エンジンオイルの交換作業よりも簡単でした。ここで本当に終われば…

どうしたことかエンジンが始動しません。セルは回っているのに。リーディング側とトレーリング側の点火プラグを誤って逆に付けてしまったのか?あるいはプラグコードが正常に繋がっていないのか?しばし、休憩した後、またタイヤを外して一からやり直しました。取り付け方に間違いはなく、プラグコードもカチッと鳴るまで差し込んであります。再度、エンジンを始動させようとしたところ、バッテリーが上がりそうになりました。(バッテリーは去年の車検時に交換したばかりだから劣化しているとは考えられません。)

Denso Iridium Racing Spark Plug

暫くして、Subaru R1が帰宅したので、RX-8を手で押しながらガレージの外に出し、ブースターケーブルで二台の車のバッテリーを繋いでエンジン始動!かかりません。なぜ?作業を一からやり直した時に、新品の点火プラグ(トレーリング側の一本)がすでに被っていたことを思い出し、デチョーク!

やっとエンジンが始動しました。エンジンが始動しなかった原因は二つあったようです。点火プラグが完全に濡れていたことと、何度もエンジン始動を試みてバッテリーが上がりそうになっていたこと。電圧が弱いとセルは回っても点火しないということでしょうか。

試運転を兼ねて、バイパス経由でコンビニへ。濡れたプラグを乾かそうとエンジン回転数を7,000から8,000近くまで回してみました。久しぶりに甲高いロータリーエンジンの音を聞かせてくれました。

作業の難易度:5段階で3